この記事の概要を簡単まとめ!
- “YukariWhisper”はv0.0.5にアップデートされた
- 音声認識時の異常な結果はタイムアウト実装で暫定対応した
- 詳細な解析で原因はWhisper自体にあり、正確なタイムアウト実装は不可能と判断
- 試したいこと:YukariWhisperをサブGPUに対応させる
- x4モードでの動作は結果にどれくらい影響するかを確認
- 結果:同時処理数が多い場合明らかに影響する
- 考察:同時処理数を絞る、X299(Skylake-X)を使う
- x4接続にやらせるなら用途は限定する必要がある
私は凝り性というものであろう。ある難問にぶち当たったとき、その問題を絶対に解決したいと考え、そのためにあらゆる資料や先駆者の情報を探して参考にし、自分で試していく。それが失敗するのなら別の方法を次々に試し、最終的な答えが出ない時は一旦間をおいて解析を続ける。そのために他のことを放置することが多々あるので直さないといけない部分でもあるが。
その1つであり、現在最もやりたいことでもあるYukariWhisper。これの異常な音声認識対応は、残念ながら仕様の壁にぶち当たったので解決できそうになかった。そこで次に考えたのが、サブGPUを使用した負荷分散。しかし試していると、ここにも仕様の壁で問題が発生した。今回はそのレポートを書き、注意喚起も兼ねることにした。