この記事の概要を簡単まとめ!
- syuilo(しゅいろ)により開発された国産SNS”Misskey”
- 元々は1つのTwitterライクSNSであり、分散型SNSではなかった
- 2018年4月8日にActivityPub実装によって分散型SNSとなる
- マストドンにずっと居たリンクス岐部が使ってみる
- メールも電話もいらない「登録」
- マストドンとは別の機能が満載
- Misskey Flavored Markdownで色々装飾できる!
- オープンソースで自由に開発でき、自鯖も建てられる
- マストドン全く異なる点で面白いSNS
Parlerが未だ戻らない。折角ネタにしようと思ったタイミングでの閉鎖であり、執筆時点ではParlerへのアクセスは可能となったが復旧には至らない状態である。しかしIT関係、特にGAFAの嫌がらせを受けながらも再開を目指して動くその様子は、非常に強い志を持っていると言える。ある意味で日本人と大違いである。もっとも日本は失敗を許さず、異端者を排除する「ムラ」の思考が強いので、そうさせてもらえない環境があるためだろう。同調圧力は悪しき文化だ。
SNS最大手でありながらオワコンを加速させているTwitter、そこから離反した者たちが目指す先は、新たなSNSとして注目される分散型SNS。いつも対比の存在にいたマストドンともう1つ、元々は分散型SNSではなかったが、ActivityPub実装によってマストドンと通信可能となり、実質的に分散型SNSとなったSNSがある。それがMisskeyだ。
Misskeyという名称でありながら、SNSとしても、ましてインターネットサービス全般でも珍しい国産である。あのインターネット周回遅れ無能国家ジャップから生まれたとは信じられない完成度を誇るSNSであり、しかも遊び心も多いものとなっている。初期こそ微妙な感じでしかなかったMiskeyも技術的発展によって、マストドンと並ぶ個人でも建てられるSNSとして人気となっている。
ここ最近の流れとしてTwitterを離反した者が、マストドンではなくMisskeyに流れるようなことが多くなっているらしい。また、マストドンを見てもMisskeyユーザーが多数存在し、Misskeyの独自機能はマストドンに反映されないこともあって、どうにも気になるものである。そこで今回はマストドンにずっといたリンクス岐部が使って、Misskeyとはどんなものであるかをレポートする。