【これだわ!】エースコック「ラーメン暖暮 辛ダレ豚骨ラーメン 濃口」食べてみた! | Raven's Articles

【これだわ!】エースコック「ラーメン暖暮 辛ダレ豚骨ラーメン 濃口」食べてみた!

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この記事の概要を簡単まとめ!

  • 今や有名カップ麺メーカーの1つ、エースコック
  • ロングセラー商品を打ち出す日清や東洋水産にも負けない企業
  • エースコックも有名ラーメン店とコラボする
  • 九州有名ラーメン店「暖暮」と組み、第3弾のカップ麺登場
  • 一体何が変わったのか、KIBEKINが実食!
  • コンセプトは「常連が好む濃口
  • その味、まさしくラーメンの「こってり」そのもの
  • 「普通・こってり・有・有・普通」を再現した完璧なカップ麺
  • This time’s KIBEKIN’s point: ??pt

最近、カップ麺を食べる機会が減っている。それは私が糖質制限ダイエットを行っていることによる、意識的に糖質を避けるように食べ物を選択しているためで、その結果としてあまり食べなくなってしまったということである。本当のところは食べたいのだが、食べるにしても野菜を入れる必要があるので、その手間などからなかなか食べなくなってしまっている。それだったらちゃんとした料理を作った方が早いというものだ。

以前私は九州ラーメン総選挙2002年において1位を獲得した、「ラーメン暖暮」の実店舗実食レビューをした。その際のきっかけとしてはエースコックから発売された、暖暮の味を再現したカップ麺を食べたのと、それに付随していた替玉無料券からである。店舗を探したら偶然にも川崎に存在したので、それで実店舗に行く機会ができ、そして今では月1で食べに行く常連の1人になったのである。

その後、約1年の時を経て、エースコックは暖暮コラボの第3弾を行った。それが今回紹介し、実食する「ラーメン暖暮 辛ダレ豚骨ラーメン 濃口」である。第3弾のコンセプトは常連客の人気の「味濃いめ」「油多め」を再現したもので、濃口の味をカップ麺で楽しめる、ということがエースコック公式から発表されている。さて、全国のコンビニを中心に展開されることになるこれ、近くのセブンイレブンにはなくて何故かローソンにはあったので、早速買ってきてレビューすることにした。

ブンブンハローエースコック×暖暮第3弾、どうもKIBEKINです。

エースコックと暖暮

エースコックはどんなカップ麺メーカーか

これまで何度かカップ麺のレビュー記事を書いてきた私である。その際開発元である日清食品、明星、サンポー食品の会社概要を商品レビューの前に書いてきた。エースコックについてはここで触れるのが初めてのため、ここでエースコックについて軽い勉強とする。もっとも、それなりに有名なメーカーなので書くことも少ないが。

エースコック株式会社(Acecook Co.,Ltd.)は大阪府吹田市江坂町に本社を置くインスタントラーメンの製造販売を行なう企業である。元々は1948年、創業者の村岡慶二が大阪市住吉区にパンの製造販売をする龍門製パン所を設立したのが始まりである。その後1954年に梅新製菓株式会社を設立しソフトビスケットを製造販売する。その傍らでインスタントラーメンも製造を開始した。そして1959年、第1号ラーメンとして『北京ラーメン』(味付けラーメン)を発売した。ここからエースコックの歴史が始まる。



このラーメンは当時の技術的な限界から、醤油味のみだった。1961年には技術が向上してスープを別添にできるようになったため、味のバリエーションが増えたという。しかしまだ独自のラーメンを生み出すことに成功していなかった梅新製菓(当時の社名)。当時の社長である村岡慶二は「めんの”つるつる”感ともやしの”シャキシャキ”感の、食感の違いがおいしさを生み出す」ということに気づいた。そこから手延べそうめん職人とスープ担当者の尽力と、社長のゲン担ぎによって命名され、1963年に完成したのが「ワンタンメン」だ。8月27日に発売され、これが多くの人に人気となった。日清食品の「チキンラーメン」と共に今もなお愛されるロングセラー商品となっている。1)参照:誕生秘話|ワンタンメン|エースコック株式会社

1964年、社名を現在のエースコック株式会社に変更する。その後の商品展開としては、1973年に東北限定のシュリンプヌードルシリーズからカレーヌードルを発売。これは業界初のカレー味のカップ麺となる。1983年には現在も製造されている、わかめラーメンを発売。1988年は「大盛りいか焼そば」2)2000年以降、スーパーカップシリーズに吸収された・「スーパーカップ1.5倍」を発売。スーパーカップは現在は一部に1.5倍表記がなく単純に「スーパーカップ」となっているものがあり、今も製造・新商品の開発が続けられている。こうしてみると、息の長い商品が多いことがよくわかるものである。2000年代では生活習慣病対策傾向の高まりから、2002年に「はるさめヌードル」シリーズを展開し、2005年に姉妹品の「スープはるさめ」も発売するようになり、これらも現在も売れている商品となっている。

ちなみに海外展開もわりと早い段階から行っている。1993年にベトナム現地法人(VIFON-ACECOOK CO., LTD.)を設立し、2000年にインスタントラーメン「ハオハオ」を販売した。それがベトナムで大ヒットして、2001年にはベトナムエースコックはベトナムシェアNo.1を獲得し、現在もベトナムにおけるインスタントラーメンの覇権はエースコックである。ハオハオは最近の在日ベトナム人の増加に伴い、輸入されている。そのため日本でもハオハオを食べることができるようになっている。

ベトナム商品一覧
エースコックベトナム株式会社の販売商品の一覧。これが輸入されているわけだが、日本人向けには需要が低いのだろう。それを考えたとき輸入の方が新規ラインを形成するより安くなると思われる。

エースコックと有名ラーメン店とのコラボ

エースコックも他のメーカーと同様、有名ラーメン店とのコラボを行い、その店の味を再現したカップ麺を販売している。公式サイトのニュースリリースの存在する2007年から調査しても、コラボの回数はかなり多く、それも様々なところとしている。正直、全てを把握しきれないほどである。これについては暇な時に実際にニュースリリースを読み返していくと、どことコラボを行っていたかの情報が残っているので試してみるといい。一部の例を挙げると、大勝軒、リンガーハットなどがあり、ラーメン店ではなくゲームとコラボした(龍が如くシリーズ)こともある。仕事先が意外にも幅広かった。

そのエースコックが、ある有名ラーメン店とコラボしている。それが以前実店舗レビューを行った「暖暮」である。暖暮そのものについてのレビュー記事はこの記事を参照してもらうとして、エースコックと暖暮とのコラボは過去に2回行われている。1回目が2017年10月30日発売の「全国ラーメン店マップ 福岡編 ラーメン暖暮 辛ダレ豚骨ラーメン」、2回目が2020年7月20日発売の「スーパーカップ1.5倍 ラーメン暖暮監修 辛ダレ豚骨ラーメン」だ。1回目のものは普通に味を再現した縦型カップのもので、2回目のものはスーパーカップ1.5倍として登場し、これには替玉無料券が付属するものとなった。しかし店舗展開が非常に限定的故、使用できる人はかなり少ないが。

これまでのエースコック×暖暮カップ麺
これまでのエースコック×暖暮のカップ麺。左が第1弾、右が第2弾である。いずれも期間限定だったため、入手しにくいものであった。

エースコック×暖暮、第3弾が登場する

最初のカップ麺は暖暮で食べられる「ラーメン」の、普通の味を再現したものである。つまり注文時のメニューで言えば、「普通・普通・有・有・普通」を再現したものである。2回目のものは具材にごまと木耳が追加されているので、「ネギごまラーメン」の普通の味を再現したものであり、これも「普通・普通・有・有・普通」を再現したものになる。コラボするにあたり、まずは標準の味を楽しんでもらおうというものであると思われる。

いずれも期間限定で製造販売されていたため、入手できる機会も少なかったこれであるが、第2弾のものは食べたことがある。それは確かに、実店舗で食べる「ネギごまラーメン」だった。そしてそれに付属している替玉無料券、店舗がどこにあるかと調べたら川崎に存在したので、それから実店舗に行くようになって、現在は月1回行くようになっている。客を呼び込むという意味ではカップ麺コラボは実に賢い方法と言える。



そして2021年8月9日、エースコック×暖暮は第3弾が登場した。それが「全国ラーメン店マップ 福岡編 ラーメン暖暮 辛ダレ豚骨ラーメン 濃口」である。第3弾ではスーパーカップから通常の縦型に戻し、替玉無料券はそのまま付属している。これは蓋に印刷されており、その部分をはさみなどで切り取って使用するのには変更がない。第3弾のコンセプトとしては、店舗で注文時に選択できる「味濃いめ」「油多め」の、常連に人気の濃口の味を再現したものであるという。つまりこれは、「ラーメン」の「普通・こってり・有・有・普通」を再現したものである。このメニューは私も実際に店舗で食べているメニューである。その場合、いつもは「硬・こってり・有・有・多め(烈火は中辛以上)」なので、こってり以外は標準で食べることになる。

そして、セブンイレブンには売っていなかったのにローソンには売っていたこれ、割と早い段階で買うことができた。これまで辛いものをレビューしてきた私であるが、今回は特別に辛いものではない。しかし私にとっては馴染みのある店のラーメンであり、それをカップ麺化したとなれば黙ってはいられない。以前と同様、文字と画像ベースでこれをレビューしていく。

エースコック×暖暮カップ麺第3弾
エースコック×暖暮のカップ麺の第3弾のニュースリリース。今回はこれが全国のコンビニとスーパーで展開される。

常連の味を再現、「辛ダレ豚骨ラーメン 濃口」

ここからは、実際に辛ダレ豚骨ラーメン 濃口を食べ、それをレポートしていく。以前にも暖暮のカップ麺を食べたことのある私であるが、それがかなり美味しく、今回のこれも相当いい出来になっていると思われる。なお、名前が少々長いのでここでは濃口豚骨と省略する。

濃口豚骨のパッケージ

まずは基本となるパッケージを確認する。縦型のカップ麺になるため、比較しやすいのは第1弾とであろう。

濃口豚骨パッケージ
「濃口豚骨」のパッケージ。はっきり「暖暮」と書かれており、ラーメンが描かれている。また蓋に替玉無料券が印刷されているのを確認できる。

やはりコラボ企画ということもあって、コラボ元である暖暮を前面に出したパッケージになっている。暖暮の看板は赤地に黒で「暖暮」と書いていることから、カップ麺でもそれを再現した配色にされている。また側面には暖暮の解説も書かれており、その中には今回のコンセプトである「味濃いめ」「油多め」のことも書かれている。暖暮を知らない人でもどんな店なのかわかる、エースコックの優しさが出ている。

以前のコラボ第1弾・第2弾と外見を比較する。同じ縦型となる第1弾とは蓋の絵を側面に移し、蓋には文字の説明書きと替玉無料券を印刷している。その分、側面の絵は豪華になっている。シンプルだった第1弾に対し、第3弾は背景も文字も装飾が多くなり、見た目にも楽しいものになっている。また、第2弾とはカップの形状自体違うので直接的な比較は難しいが、ラーメンの拡大画像が使われているところはほぼ同じであるようだ。

作る前の中身:粉は最初から開けられているタイプ

次は中身を見ていく。一部のインスタントラーメンメーカーは製造コストを削減するため、粉末やかやくなどの小分けの袋にしなくても大丈夫なものはあらかじめ麺の上に開けられていることが多い。この暖暮のカップ麺もその方式が採用されている。開けたときの状態が以下である。

粉と液体袋
蓋を開け、袋を取り出した状態。粉は既に開けられており、最初から開けてはまずい液体の特製ペーストのみ別添の袋にされている。

粉末は後入れの場合を除き、麺に開けてから溶かすのが基本である。それならば最初から開けてある方がメーカーもユーザーも得になるということだ。ただ、その粉末以外に別添の袋を入れないというのであれば全く気にならないが、液体などの「袋でなければ無理」なものは別添にするしかない。その状態で粉末だけ開けられていると、その袋にはどうしてもその粉末がついてしまうので、その分粉末を狭いカップ麺の箱の中で落とす作業が必要になる。この点については不便なところである。が、コストのことを考えるとそうも言っていられないのが現実だ。

さて、この粉末はかやくも含まれている。ここで暖暮のお品書きから「ラーメン」に入っているものを思い出すと、焼豚とネギが入っているのが分かる。辛味ダレは別添の特製ペーストがそれである。つまり、焼豚とネギを先にお湯で戻すようになっているのである。それが2分後には、店舗で食べる「ラーメン」と同じ状態になる。また、麺についてだが、九州系のラーメンは総じて細い麺が多いため、それをカップ麺でも再現している。エースコックの設定では、2分を普通と考えているようだ。最初はどれくらいの出来栄えかを確かめるためにもその目安に従う方がいいが、2回目以降に食べる場合には、硬さを変えるために目安より短めまたは長めにすると、注文時の麺の硬さまで再現できるようになる。

さて、お湯を入れて2分待つことで完成となるこれだが、2分なのでどこか行っている余裕はないのでそのまま待機する。3・2・1…出たー!

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2分後:蓋を開けて特製ペーストを入れる

2分とはかなり早く感じる。2分後に蓋を開ける。蓋を開けた直後の中身は次のようになっている。

2分後の状態
お湯を入れて2分後に開けた状態。ネギと木耳がかなり多めに入っている。木耳は店舗の「ラーメン」よりも多い印象だ。

これが開けてすぐの状態である。縦型に限らずカップ麺は殆どが麺の上に(先入れの)粉末とかやくを置いてからお湯を入れる関係上、開けると目の前には薬味が大量に広がっている、というのはおなじみの光景である。ところで、店舗の「ラーメン」を食べたことある人ならわかることだが、通常は「ラーメン」のみでトッピング注文をしない場合、木耳は標準では入っていない。そしてこのカップ麺には木耳が標準で入っている。したがって、これは「ラーメン」の木耳追加トッピング版3)追加トッピングはメニューに存在し、追加料金を支払うことで注文することができる。木耳の価格は、店舗毎の差異は不明だが、通常は¥100である。ということになる。ちなみに第1弾のものは入っておらず、第2弾には入っている。

次にこれを少しかき回して、ここに特製ペーストを入れて再度かき回す。これを入れることで、辛味ダレを混ぜた「ラーメン」になるのである。実際に入れて混ぜた状態が以下になる。

ペースト投入後の状態
特製ペーストの液体と、それを入れて混ぜた後の状態。これで店舗で食べる「ラーメン」そのものになった。

これも店舗の「ラーメン」を食べた人ならわかるが、この辛味ダレはある程度食べた後に混ぜると味変として、別の味を楽しむことができるものになっている。つまり1杯で二度美味しいができる。私は既に何度も食べているので最初から入れているが、まだ一度も食べたことがない人は、ある程度食べてから入れるといいだろう。ベースの味は完全再現というわけではないが、非常に近い味なのでしっかり味わっておくといい。

実食!暖暮の味はどこまで再現されているのか

ここまでの作業を終えることで、食べることができる。いただきます。ここでも順序的にスープから行うことにしている。

スープ:暖暮の「こってり」がそのまま再現されている

今回のコンセプトは、「常連が好む濃口」であることは既に何度も解説していることである。そのこってりの味を簡単に説明するのであれば、一般的に考えるこってりとは違う「こってり」である。通常豚骨でこってりというのは、油が多い状態や油を多めに入れる注文のことを考えるであろう。私も最初はそう考えていた。

しかし暖暮の考え方は違った。公式のお品書きの下の方にこってりについての説明が少しだけ載っているが、そこには『通常よりも味、油とも濃い目でお作りします。』とある。そう、暖暮は「味もこってり」なのである。これはなかなか頭になかった発想である。ちなみに、実店舗におけるこってりの味の表現としては、油多めと言っている割にはしつこくないので、豚骨の甘味がしっかりわかる味である。

それが、この濃口豚骨でも見事に再現されているのである。第2弾も相当の再現度であったが、今回のは「ラーメン」を食べたことがある人なら「この味だ!」と思うほどになっている。見た目には確かに油が濃いが、それに反して油っこい嫌な感じは全くしない。そしてこってりのもう1つの特徴である、豚骨の甘さまでもこのカップ麺で再現されており、スープに関しては完璧と言えるものになっている。

麺:店舗よりも太めの麺

さて、次に麺を見る。エースコックは麺に関しては特別、何か特化しているということはない。また、全体的な傾向として、エースコックの麺は太めに仕上げられていることが多い。しかし今回は九州ラーメンであり、しかも暖暮のネーム入りということもあって、ちゃんとそれに合わせた麺に仕上げられている。麺を持ち上げた状態が次の画像である。

麺を持ち上げたところ
麺を持ち上げたところ。エースコックの他のカップ麺では殆どが太めに仕上げられている中、コラボということもあってしっかり作り込まれている。

もはやあえて解説する必要はないかもしれないが、九州ラーメンは殆どが麺が細く仕上げられている。暖暮も例外ではない。お品書きの画像を見ると分かるが、暖暮の場合、全てのラーメンの麺は直径2~3mm程度(目測)である。したがって、麺だけで考えれば非常に短い時間で仕上がるものになっている。それも当然再現するのだが、濃口豚骨では麺の太さは推定で3~4mmと、やや太い。これに関しては設備や製造コストの関係を考えると仕方ないところである。また、替玉ということを考えたとき、カップ麺で替玉はまず不可能だ。そのため「食べた感」を出したいと考えたエースコックが、わざと太くした可能性もあるだろう。しかし麺はともかく、主題はスープの味である。スープが再現されていれば、麺の微妙な違いは気にならないことであろう。これを「きっかけ」として実店舗に呼び込みを考えるのであれば、少しのオリジナリティはあってもOKだ。

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カップ麺で食べられる、常連の味

暖暮の店舗展開は実に限定的でゆっくりである。東京・神奈川・静岡・(長崎・佐賀・熊本以外の)九州・沖縄、そして海外の一部にその店舗がある以外は、店舗が存在しない地域が殆どである。一蘭や博多一風堂のように全国展開されているようなところでは様々な地域で展開されているため食べられる機会は非常に多いが、暖暮はそうもいかない。北海道・東北・中部・関西・近畿・中国・四国には一切存在しないため、実店舗へ食べに行くには上記にあげた地域に行かなくてはならないのである。また、無能ジャップ政府の意図的な策略による、無駄に蔓延させた死のコロナウイルス情勢下の影響で殆どの店舗で時短営業、最悪の場合一部店舗は採算の問題で閉店している。これは公式ホームページの最新情報から確認できる。

元々少ない店舗数に加えてまともに外に出れないこの状況下、暖暮を味わいたいが行けそうな位置にあっても遠出するのが億劫で、あるいは距離がありすぎてまず無理という人には、これは非常に助かる商品ではないだろうか。濃口豚骨が例え完全な再現でなかったとしても、手軽に味わえる「常連の味」であることは間違いないもので、いつか実店舗が近くにできるか安心して食べに行けるその日まで(おそらく永遠に無理)、これを食べて「予習」するといい。

ちなみに希望小売価格はニュースリリースで確認すると¥220+税である。価格だけ考えればカップ麺としては高級品の分類となるであろう。コンビニだとどうしても高くなりがちなので、大量入荷しやすいスーパーで販売しているのを見つけられれば、もっと安値で入手できるものと思われる。

ここまで色々見てきたが、私としては美味しかったので満足である。ごちそうさまでした。

余談:蓋に付属する「替玉無料券」

ところで、蓋に替玉無料券がついていることを初めの方で明言した。この券は実際に店舗で使用できるものになっている。蓋に印刷されているものであるので、その券の部分だけを切り取って使用する。切り取った状態が以下である。

替玉無料券
蓋についている替玉無料券を切り取ったところ。期限は濃口豚骨の発売日から1年間までと、非常に余裕がある。

有効期限が濃口豚骨の発売日である8月9日から1年間、つまり来年の8月8日まで有効という太っ腹な有効期限である。このようなおまけは実店舗への呼び込み効果が期待できるものになるのだが、暖暮は前述の通り店舗数が非常に少ない。そのため、せっかくおまけがあっても使うことができなければただの紙切れだ。それを見越してのこの長い期限ということであろう。この濃口豚骨を食べた人が果たして実店舗に行けるかどうかは別として、これだけ長い期間であればいつでも替玉を無料にできるチャンスである。近くに店舗があるという人なら、尚更嬉しいものではないだろうか。濃口豚骨は¥220+税だが、実質¥150のキャッシュバックだからである。

This time’s KIBEKIN’s point

ドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル \デンッ/

kp(100)
This time’s KIBEKIN’s point: 100pt

はっきり言って最高得点である。正直これ以上の得点は望めないであろう。それではその理由を以下にまとめているのでご覧いただきたい。

  • まずスープ。常連の味「味濃いめ・油多め」が完璧に再現されている
  • 麺は店舗のよりも少し太いが、それは気にならない。カップ麺として1食分を食べるならちょうどいい
  • 焼豚、ネギは勿論のこと木耳も入っているサービスのいいかやく
  • 辛味ダレもちゃんと再現。先に入れて最初から辛くしても、後で入れて二度おいしいしてもOK
  • 蓋に付属する替玉無料券、店舗に行けば実質¥150バック!
  • 暖暮の味を家で手軽に楽しめて店舗でも替玉付きで楽しめる、これ1つで二度以上おいしい

これらの点を総合的に判断して、この得点とした。1人の暖暮ファンとなっている私KIBEKIN、ある意味では忖度にも近いような評価を下しているような気がすると自分でも思うことだ。それはともかく、エースコックは日清食品、東洋水産、明星食品の次くらいには有名なインスタントラーメンメーカーであり、ワンタンメンとスーパーカップ1.5倍が主力商品である。特にスーパーカップは、量を食べたい人に重宝されている。

そこが他のメーカーと同様に有名店とのコラボで差別化を図る中で手を組んだ先の1つに、2017年から暖暮が加わった。既に2回のコラボ商品を展開し、第3弾が「常連の味」という、通な暖暮ファンが選ぶ味を縦型カップ麺で見事に再現した。その技術力は、これまで紹介したインスタントラーメンメーカーに劣らないものであると言える。どうしても有名メーカーに知名度が奪われがちであるが、寧ろ有名店コラボができるくらいである、技術がなければそうそう、このようなことはできないはずだ。その意味では、エースコックはいい仕事をしたと言える。

レビュー記事第4弾、がっつりは辛くないが辛味ダレがあるので結果的には辛い物の1つに分類することができるであろう今回のカップ麺「ラーメン暖暮 辛ダレ豚骨ラーメン 濃口」。有名店コラボカップ麺は数々存在するが、中でも最も気に入っている店舗であるところとコラボしたとなれば、私KIBEKINとしては見逃せないものだ。今後、もし気になる有名店コラボがあれば、それもまたレビューすることになるだろう。或いは食べ物以外の、ちょっとした遊び道具やゲームなどもレビューしていくことになるかもしれない。というかそろそろしたい。そうすればネタの範囲も広がるからだ。

 

以上、エースコック「ラーメン暖暮 辛ダレ豚骨ラーメン 濃口」食べてみた!であった。それでは、次回の記事で会おう。ン、バァーイ!

 

KIBEKIN at 13:25 Aug. 16th, 2021


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脚注

脚注
本文へ1 参照:誕生秘話|ワンタンメン|エースコック株式会社
本文へ2 2000年以降、スーパーカップシリーズに吸収された
本文へ3 追加トッピングはメニューに存在し、追加料金を支払うことで注文することができる。木耳の価格は、店舗毎の差異は不明だが、通常は¥100である。
RA管理人
RA管理人。名前は時にない。かつてこのサイトを管理していた前任者はどこかへ消えてしまった。


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