この記事の概要を簡単まとめ!
- マスド時代から続くいちやちゃん=暁星いちや
- 広義のVTuberとしてする中で導き出した「知識共有」の考え
- 忙しい合間を縫って作ったサイト”Willadge”の試験運用を開始
- MediaWikiベースの配信関係の情報をまとめたサイトとして運用予定
- 記事作成と編集、画像挿入の仕方などは感覚的にできる
- いちやちゃんの方針に対して第三者視点で評価及び考察
- 可能性があるからこそ、使って確かめていく
人間関係とVTuberは賞味期限が短すぎるのではないか、そう思うことがある。前者は私のこれまでの経験、後者はSNS上で見る「準備中」「新人」が1年以内に残っている率の低さ、人知れず消えていくそれらの存在が妙に多く感じることからである。その逆の長続きする関係は、私には本当に少ない。
その少ない中でも長続きしている1人に、マスド時代からの友人でもあるいちやちゃんがいる。現在のネームは暁星いちやで、普段はプログラマとして仕事をしつつ、広義のVTuberとして主にTwitchで活動する。仕事が常に忙しいために不安定ではあるが、その合間で作ったサイトが、配信関係の情報を集約することが主となる”Willadge”である。これを成功させるために、様々な観点から熟考する。
ひとっ飛びできる目次
分散した情報を集約する
暁星いちやのチャレンジ
始まりのマスド時代
これは2019年の話。何の考えもなしに社畜をして失敗し、レールから脱線してブログクリエイターとして生きるしかなくなっていた頃のこと。ネームもリンクス岐部というクソダサいものであった。今でもクソの極みなTwitterがそれよりもまだマシだったクソをやらかしてTwitterから離反していた時期であり、随分とおとなしい時期のJ鯖で活動しつつもメインをのえる氏のfedibirdに変更しようと悩んでいたものである。
特に何も考えもなしにやっている時に、どういう経緯で知ったのかはわからないが、私が知る限りで当時大学生であったいちやちゃんが現れた。年齢的には私の1年後輩となる。マスドをどうやって知ったのかは明らかではないが、最もマスドで使用している垢である女装鯖ことアスタルテの登録時期は2018年12月20日となっている。マスド最初の日本鯖となるJ鯖の設立はは2017年4月11日であるので、その1年半後にマスドに参戦したことになる。マスドでは男であるにもかかわらず女の子扱いされている。
しばらくはマスドを中心に生活していたが、2019年3月からはTwitterでも活動するようになった。当時のツイートを見る限り、Twitterは元々使っていたが何らかの事情で辞めていたようだ。仕事を始めるにあたってはTwitterもあった方がいいという考えだったものと思われる。その後は伝説の男の影響もあったであろう、配信をTwitchで始めるようになる。旧ネームは高城いちやであり、その後はどういうわけかアキヒロンと呼ばれるようになり、その経緯から現在の暁星いちやとなる。
広義のVTuberとしても活動する
配信専門のVTuberはVStreamerとか言うらしいが、どうにせよVTuberであることには変わらない。そうして広義のVTuberとして活動しながら、普段の仕事はIT関係で、おそらくプログラマの類であろう。常に残業と隣り合わせな状況で戦っており、加えてバイク、キャンプ、電子工作ほか、非常に多趣味である。ある意味で時間が足りない生活をしているとも言える。
元々のプロジェクトは、PC分野におけるジャンク修理から始まっており、さらに内容をゲームや雑談方向に拡張するにあたって素体が必要になったわけである。一時期は市販品の改造物を使用していたが、私と同年代でリアルママである麺さんがいちやちゃんの基本体を作り、現在は麺さんからデータを貰い、それを元に独自に改造して運用している状態になる。麺さん制作の基本体はVRoid製のため、いちやちゃんもVRiodベースで制作しているものと思われる。
活動開始日を正確には憶えていないのだが、当時マスドでは一部の人には相当認知されていた伝説の男とコラボし始めたのが2021年10月頃のはずなので、その少し前から活動していることになるはずだ。おおよそ2年程続けていることになり、執筆時点でフォロワー500人を超えている。またいちやちゃんの活動は会社の一部の人にも認知されており、コメントこそあまりしていないが見ているという。そのため、単にいちやちゃんと言ったとき、暁星いちやを示すのはまだ狭い範囲ではあるが定着しているようである。
28の誕生日前日にいちやちゃんと会う
実はこれを書く以前、私の28の誕生日の前日、つまり7月22日に、いちやちゃんとデート1080Tiを秋葉原で受け渡し、そのまま秋葉原で1/4日遊んだ。これまでVR上では様々な人に会ってきた私でさえ、「実体」に会うのは久しぶりのことである。とはいえ、素性は互いに(殆ど)知っていて、敵ではないことは互いに分かっているわけで、その意味では安心して会うことができたものである。
いちやちゃんの現在の仕事はIT系(プログラマ)でこそあるが、過去の配信とハードオフ、神田装備、湘南通商をはじめとする無数のジャンクショップの渡り歩き、キメラ復元や旧型モデルの近代化改修案をすんなりと出してしまえるあたり、ハードウェアの知識も高い。つまり電気電子系の出身になるはずだ。それは私も同じだが、いちやちゃんの場合は装備が十分すぎるまでに揃っており、本格的なジャンク修理などはいちやちゃんに任せた方がいいと思えるほどである。私の専門は特殊改造であり、修復・レストアではないからだ。
しかし同時に、いちやちゃんは可能な限り「欲」を我慢しているところを見ることができた。これは多趣味なために金をかける方面が分散しており、その結果「いくらあっても足りない」状態になっているためであると思われる。これに関しては普段のTwitterからも推定できる。それに加えて普段の仕事がどうやっても忙しいことが多く、趣味に使える時間そのものも少ないため、衝動買いになるのを避けている可能性もある。ちなみにいちやちゃんは燻製もやっていて、当日は燻製のチップについては、私が長らく燻製経験があるのでそのアドバイスから少量のサクラと通常量のリンゴを購入していた。もっとも、これは必要な消耗品という位置づけであり衝動買いではない。
最終的には、昼に町中華、3時のおやつに台湾カステラを食べ、電気街口で別れた後に安くなっていたマウスを購入したようである。やはり欲には逆らえなかったようだ。ちなみに、実を言うといちやちゃんの実名は「一瞬だけ」見えてしまったが、しかし忘れることにした。何故なら私にはいちやちゃんはいちやちゃんであり、いちやちゃんからすれば私は私だからである。もっとも、実名を知ったところでそれを流出させることもなければ、呼び方を変えるつもりは毛頭ない。
「知識共有」の考え
そんないちやちゃんが、あらゆる時間の隙間を縫ってやっていたことがある。経過的に6月中旬からプロジェクトをスタートさせていたようであり、その時点で何かしらの鯖建てを行っていることは分かっていた。つまりサイトを作成していることになるが、しかしまだ構築段階であったので詳細は分からなかった。
7月4日、基本部分の準備が整って、暫定的な完成として公開された。サイト名は”Willadge“。サイト構築のベースはMediaWikiを使用し、ユーザーが各個に保有する配信関係の情報を記事としてユーザー自身に書きあげてもらい、Willadgeのデータベースの1つとする。その後完成した記事の情報を任意のSNSなどに流すことによって、SNS等の文字数制限があり情報が流れやすいものとは異なり、MediaWiki型であるのでサービスが継続する限りその情報にいつでもアクセスできる。つまり、各個に散らばった情報を1つのデータベースにまとめ、その情報共有の効率を最大化することで個人勢の配信の質を向上させることが目的となる。
いちやちゃんの想いは、『せっかくTwitterにいい素材や配信の情報があるのに、時間経過とともに沈んでいってしまうなんてもったいない!!』というところから来ている。そこから情報共有を行うためにいちやちゃんはそのサイトを立ち上げたわけだが、実際問題、手探り状態で始めているので、これから先のことが決まっていない状況である。ユーザー側の使い方もまだはっきりしていない。資料こそいちやちゃんが用意してくれたものの、やはり実例がないと使いにくいはずだ。
記事を作る、という点では私のブログとタイプは似ている。しかしあくまでもWiki形式である、長々とした前置きは不要で、必要な情報にダイレクトにアクセスできることをユーザーは望むはずだ。それを踏まえた上で、1記事を書くチュートリアルを元として使い方を書いていくこととする。
“Willadge”α2版調査
前提:アカウントは記事作成に必要
編集を行うためにはまずアカウント作成が必要になる。以下の手順で作成する。また、利用規約についてはここを参照すること。
- 利用者名:これが表示名になる。
- パスワード(2回入力):いちやちゃんなら管理が甘いということはないはずだが、とりあえず他で使っているのとは異なるものを使用するといい。
- メールアドレス(省略可):今後何かで必要になる可能性が高いので登録すべきである。
- 本名(省略可):著作物の帰属に使用するらしいが、現時点では空欄とした。ここの説明はいちやちゃんからそのうちあるはずだ。
- 認証:数式を解く形式である。これでは簡単に偽装で来てしまいそうだが、元々MediaWikiの機能である以上ガバガバなのは仕方ない。
アカウント作成後は認証メールが届くのだが、どうやらphpのmail()関数に異常があり、送信不可能になっている。ここはいちやちゃんに直してもらう必要がある。
記事作成の基本
ユーザー登録するからには、記事作成がメインとなる。半分はMediaWikiの解説になるが、その作成方法を解説する。
新規記事を作る
新規記事を作る前提で話を進める。ここではテストも兼ねて、「OBSのインストール」というタイトルの記事を作る。ログインした状態で右上にある検索から「OBSのインストール」と入力して検索する。当然のことながら何も手が付けられていない状況なのでそのページは存在しない。ログイン状態では下の方に「このページで『OBSのインストール』を新規作成しましょう」と表示されるので、赤く表示されているところをクリックして記事作成画面に移動する。
作成方法はWordPressなどで扱っているような、一般的な記事の書き方で殆ど通じる。だがMediaWikiはソースコード記述では装飾にMarkdownを使用しているので、基本記述はMarkdownを利用する必要がある。と言ってもHTMLが全く使えないわけでもなく、一部タグは利用可能となっている。もっとも、ビジュアルモードで書いていけば殆ど仕上がるはずだ。Wikiとつくからには必要な情報だけを書く方がよく、WordPress型ブログのように無駄に装飾する必要も然程ないはずだ。
記事作成において、自動セーブ機能は存在しないものと思われる。そのため手動で定期的な保存が必要になるものと考えられる。編集中にセーブしたい場合は画面右上に存在する「ページを保存」ボタンをクリックし、定期的なバックアップを取ることが推奨される。保存時は編集内容の概要を記載後、差分を確認し、最後に数式を解くことによって反映される。数式が必要なのは、MediaWiki標準の「スパム防止機能」である。これで新規記事の作成はできるようになるはずだ。
編集する
記事作成を再開したいときや、誰かが作った記事に手を加えたい場合は該当のページにアクセスして、上の方にある「編集」を行うことで編集を行うことができる。その場合はエディタがスライドしてそのまま編集モードになる。編集の場合も反映には右上の「ページを保存」で行い、以降の手順は新規作成時と全く同じである。
図や写真の挿入
MediaWikiでも図や写真が必要になることは多い。特にWilladgeならその機会は多い。MediaWikiの場合はストレージは使用せず、編集者各個がアップロードして貼り付ける形式である。貼りつけたい場所にカーソルを合わせた状態で上メニューから挿入をクリックし、「アップロード」タブからファイルをダイアログ形式で選択するか、ドラッグ&ドロップでアップロードできる。
アップロード時は「これはわたし自身による作品です」にチェックが必要である。これはMediaWikiの標準機能であろう。その後は名前・詳細・キャプション・ALT属性を設定することによって挿入可能である。デフォルトはWikipediaで見るような右側配置になっており、その場合文章は自動で折り返しがされる。また、大きさの調整と位置調整も可能であり、画像をドラッグすることで移動可能で感覚的に調整可能なところは嬉しい機能である。
そして調整を繰り返して完成した。といってもWilladgeのテストと、この記事のために作った記事であるので非常に簡素なものである。それでも見ている人にはわかりやすいものになるはずだ。
“Willadge”が成功するための熟考
いちやちゃんの方針
いちやちゃんが予定しているWilladgeでの方針について、簡単にまとめた。
- 投稿するナレッジ
- 映像関係:OBSおよびXsplitを中心に扱う。
- 音響関係:OBSの音設定、実際に使用している機材についての投稿。
- 外部プラグイン関係:OBSで利用できるプラグインなど。ゆかコネやわんコメもここに入ると思われる。
- 開発予定の機能
- タグ付け機能:検索精度の向上に使用する。求めている情報へのアクセスの容易性も上げられる。
- いいね機能:1記事に1つ付けられるようにし、その数に応じて人気記事として上位に表示する。
- Twitter自動共有機能:投稿時にURLをつけて自動で投稿する。Twitterとの紐づけが必須となることが考えられ、またイーロン・マスクによってTwitter自体がクソ化しているので要検討。
- 本格稼働以降に実装予定
- コンサルタント機能:実績のあるユーザーに対して一定額の報酬を用意し、別の配信者に対して配信のコンサルティングを行うサービス。
- マッチング機能:Mix師、絵師といったカテゴリのユーザをマッチングし、関わるユーザの最適なソリューションを提供するヘルプを行う。
- ライタープログラム:投稿でポイントを獲得し、他に信頼度を実績などで表示し、記事のヒットしやすさなどに寄与。ポイント数に応じて投稿者にメリットを還元する。
現時点で判明しているのはこの通りである。これらについて第三者視点から評価する。
熟考:それぞれはどう構築していくか
投稿するナレッジに関しては、現段階ではあくまでも仮の方針である。まずはテスト運用を行い、ナレッジをカテゴリ別に分類するように設定し、その他の枠も分類として作っておく。そして、その他の枠において似たようなカテゴリに所属するであろう内容が増えてきたときに、新カテゴリとして作って記事分類を移動する、という形でやっていくと情報整理がしやすいであろう。
開発予定の機能については、タグやいいねは実装しやすいが、Twitterに関しては少し考えるべきである。あまりにもイーロン・マスクが馬鹿やって壊しまくっていて、将来性は不透明を通り越してブラックホールである以上、費用対効果が上がらないことが予想される。経費で落とせるのであればまだしも、現段階では運用資金を無駄にしないためにもまだ手を出すべきではない。
本格的なサービスとして機能させる場合の金銭的に関わってくる部分については実装に際し、セキュリティと厳格性が求められるであろう。セキュリティに関しては私の方で色々と融通できるものがあるので、それをいちやちゃんのサイトに適合するように調整することで使えるはずだ。厳格性は個人情報による本人確認、二段階認証といった機能が必要になるだろう。これは今後の運営方針的に金が関わるからこそ重要であると考えている。通信の機密性についても強化を行う必要があり、当然外部からの「攻撃」への対処も必要になる。考えられる可能性を全て考慮し、対策しなければならないのが少々面倒であるが、そうでもしなければこの企画は成り立たないであろう。
だが時間はまだある。いちやちゃん単独で進めているプロジェクトではあるが、各分野において協力を頼めそうな人は多い。それらを利用すれば、成功する可能性は高くなるはずだ。
可能性があるからこそ、使って確かめていく
いちやちゃんは前々から、自身の興味のある事象については驚異的な集中力を発揮し、様々な結果を残している。趣味においてはバイク、ジャンク修理や本格的なキャンプの写真や動画、ゲームが多い。最近は料理をして、外に出歩くことも多く、食べ物の記録が多くなっている。いちやちゃんは本当に何でもやるようになった。
“Willadge”に関しては、いちやちゃんは現状の配信界隈について思うところがあったに違いなく、それで試験段階として始めたのであろう。このことについてはいちやちゃんと秋葉原で遊んだ時に、それに繋がるであろう話を聞いた。私は以前から配信界隈、特にVTuber方面に関しては、一般に語られている「常識」についてとても違和感を抱いていたわけで、この違和感についてはいちやちゃんも同意していた。
同時に、配信関係のナレッジは各個に保有し、その伝達手段は主にSNSであることから情報が非常に分散しやすく、それ故に良質な情報も、広すぎる情報の海に流されて消えていくことが多い。そうさせないためにも開始したWilladgeは、サイト構築の基本部分が完了し、これからどうするかという段階である。まだユーザーが全く存在せず、見本となる記事も少ないので、まずは見本とマニュアルを充実させることが重要だ。なので今回Willadgeに制作した記事と、ここに書いた「独自のマニュアル」は、プロジェクトを進めるための起爆剤になるはずだ。
以上、”Willadge”評価:手始めにどうするべきか、であった。成功は、誰かが積極的に使ってこそ始まるものだ。
KIBEKIN at 00:09 Jul. 28th, 2023
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