この記事の概要を簡単まとめ!
- 国内外問わずFPSの人気パブリッシャー”Electronic Arts”
- Titanfallシリーズの世界観を受け継ぐ最新FPS”APEX Legends”
- 基本無料かつマルチプラットフォームによりプレイヤーが非常に多い
- シーズン8からKIBEKINも参戦
- 基本が3人(2人)の部隊となり他の部隊を倒しまくる
- 特殊ルールを除いて現地調達で勝ち抜くバトルロワイアル形式
- 基本手順を紹介、これに沿えば大抵の流れが分かる
- 死んで失敗して学ぶ、それがAPEX Legends
ゲームの話をするときは、基本的にゲームそのものではなくゲームメーカーやそれまでの経緯と、元ネタや派生が存在する場合それに触れるのが私の場合の流儀だ。したがって、これまで書いたゲームの概要的な話はいずれもそのメーカーのお勉強的な話を書いている。幸い、私は歴史の勉強は嫌いではない。
流行を追うような体質ではない私でも、ネタの1つとして現在進行形で人気のゲームについて触れることもある。それは任天堂製ゲームか特定機器限定のゲーム以外であればできるので、気が乗らない場合はちょっとやって終わり、気が乗れば説明できるくらいにやって、後はプライベートで少しやるという感じである。ちなみにオンライン前提のゲームであれば、KIBEKINとしてプレイして名前を広める意味もある。
以前私は偽Clubhouseの話をしたときに、APEXの話を少しだけした。これはあくまで宇野がよくやっているゲームであり、歴戦の漢である加藤純一がよくペクスと省略していたという話だけをした。それから1ヶ月程度過ぎた日から、ネタの1つにできることとオンライン前提であるので必然的に名前が知れ渡るということから、APEXへの参戦を決めたのである。その時、既にシーズン8。遅すぎるであろう参戦に、KIBEKINが今更ながらこのゲームの中身について解説していく。
ブンブンハローEAの最新FPS、どうもKIBEKINです。
Electronic ArtsとAPEX Legends
はじめに:ゲーム販売会社”Electronic Arts”の概要
ゲームの話をするときは定番であるが、その大元となるElectronic Artsについて軽く解説する。
Electronic Arts Inc. は、アメリカ合衆国カリフォルニア州レッドウッドシティに本社を置くコンピュータゲーム販売企業である。1982年5月27日にトリップ・ホーキンスが設立した。設立から数年間はPCゲーム専門のパブリッシャーで、1980年代後半からは自社制作を開始する。1990年代から所謂コンシューマゲームの開発も行うようになった。ちなみに他企業との協力は、90年代前半がSEGA、90年代後半がSCE(現SIE)と北米市場において協力していた。
この企業は90年代にゲーム開発において映画製作などで使われるスタジオ方式を真似た方式を取り入れた。これにより優秀な開発者を獲得することに成功している。その後は1997年にマクシスを買収、2000年代前半に世界最大のゲームソフト販売会社となり、2005年3月31日の会計で31.29億ドルの売上高を記録したなど、ゲーム販売会社としてはかなり高い業績をあげていることがわかる。
日本進出は1990年のことで、当時日本ビクター子会社のビクター音楽産業と資本提携を行い、エレクトロニック・アーツ・ビクター株式会社を設立、オフィスを神宮前に構えた。その段階ではまだ米EAのゲームをローカライズして販売する仕事しかなかったが、1995年にはPlayStation, セガサターンのソフトに進出して、日本独自のソフトを作るようにもなった。ちなみにRPGの代表格スクウェアとも資本提携していた時期もあり、これは1998~2003年の5年契約であった。以降は途中色々とオフィス移転や提携先の変更もあったが、最終的に2019年3月26日を以って日本オフィスが閉鎖された。ただしサポートそのものは継続中である1)参照:エレクトロニック・アーツ – Wikipedia。
EAの代表ゲームと言えば、”MEDAL OF HONOR“, “NEED FOR SPEED“, “BATTLEFILED“, “STAR WARS BATTLEFRONT“などの名作が数多く存在し、これらは根強い人気を誇るシリーズである。また、EAはスポーツゲーム、シミュレーションゲームも手掛ける。EAのスポーツゲームはEA Sports(エクストリームスポーツはEA Sports Big)、シミュレーションゲームはMaxisとなっている。人気スポーツゲームのFIFAシリーズ、シムシティなどはEAが販売元である。幅広いジャンルと数々の名作を打ち出してきた企業の名は伊達でないことがわかるものである。
EA, Titanfallシリーズを発売する
Respawn Entertainment(リスポーン・エンターテインメント)というゲーム開発企業がある。これは2010年にジェイソン・ウェストとヴィンス・ザンペラの2人によって設立された企業であり、2人はActivisionの子会社でゲーム開発企業のInfinity Wardの元幹部である。この2人は前の企業でやらかしたらしく、その後自分達でゲーム開発企業を設立して活動していたようだ2)参照:Respawn Entertainment – Wikipedia。
これがEAに買収されるのは2017年12月1日の話で、その前にFPSゲームを開発しこれをEAが販売していた。それが”Titanfall“シリーズであり、第1作目を日本基準で2014年4月10日(北米4月8日、欧州4月11日)、第2作目を2016年10月28日に発売している。内容の概要は、7m級の戦闘ロボット「タイタン」のパイロットとなり、巨大企業IMCと戦いながらサバイバルしていくというストーリーである(2基準)。要するに、未来系の戦争ゲームであるといえばわかりやすい。ただ、Titanfallだとそこにロボットも入ってくるということで、人vs人であり人vsロボットでありロボットvsロボットでもある。日本のゲームで言えば近いところがガンダムバトルオペレーションである。
これらには全く触れたことがないのでわからないのだが、割と日本人プレイヤーは存在したようである。しかしEA+リスポーンのFPSと言えばBATTLEFIELDシリーズ(BF)の方が正直なところ人気度が高く、同時にBFは変態プレイヤーの巣窟3)BFにおける変態プレイとは、通常はあり得ないことを平然とやってのけてしまうことである。代表例が、無誘導の無反動砲を使用して、軌道を人力で予測し命中させるというものである。これはAT教団として有名である。でもある。これを考えると、果たしてどれくらいのプレイヤーがいたか不明であり、BFと比較するとそれほど熱気があるわけではなかったのかもしれない。もっとも何も知らないので事実かどうか不明だが。
Titanfallの世界観を受け継ぐ最新FPS”APEX Legends”
そのTitanfallの世界観を受け継いだFPSが2019年2月5日(北米は2月4日)、コンシューマ向け(Switch除く)に先行で配信された。それが今回紹介する、APEX Legendsだ。これは基本プレイ無料となっておりダウンロード版しかない。またマルチプラットフォーム展開されており、PC(Steam)が2020年11月4日、Switchが2021年3月10日に配信開始となっている。PC版が意外と遅い。Switch版は視野角制限などがあって実質的ハードウェア弱者である。今後の予定ではモバイル版(iOS, Android)も予定しているが、モバイル版はSwitch版以上の地雷になりそうである。
設定としては、Titanfall2から18年後(ただし推測とされ、明確な時期が不明)の世界で、ミリシアvsIMCの所謂「フロンティア戦争」が終結した後である。フロンティア中の「レジェンド」が富と名声と栄光を懸けて戦うデスゲーム「Apex」でチャンピオンとなることが目的である。
APEXにおいて操作可能なキャラクターは「レジェンド」と呼ばれ、2021年2月3日時点で16人のレジェンドが存在する。ちなみに1人だけ参戦予定だったが暗殺された(という設定の)レジェンドが存在し、これは使用できない4)フォージというレジェンドが実装予定であったが、参戦前にレヴナントに殺害されたという設定になっている。これにより、代わりにレヴナントがレジェンドとして参戦している。。また、次の5月5日のアップデートで17人目のレジェンドが実装予定である実装され、レジェンド名はヴァルキリーである。このレジェンドは全てが特徴の異なる存在であり、それぞれが固有のアビリティ(スキル)とアルティメット(他ゲームの必殺技に相当、以下Ult)を保有している。これらと現地調達する各種武器と装備品を駆使して他の部隊と交戦しこれを撃破、最後の3(2)人1部隊になるまでこれを繰り返すというものである。要するに「撃ち合い」だ。
ゲームシステム・ジャンルとしてはバトルロワイアルFPSであるが、既存のもの(PUBGなど)と比較すると初動の選択、地形や建物を生かした戦術、自分の部隊以外の敵部隊を他の部隊に押し付ける・交戦中のところに仕掛けて漁夫の利を狙う、そして各種アビリティとUltで不利な状況を覆すといった、これらの要素でFPS経験者は勿論のこと、あまり経験のない人でも意外なほどに遊びやすいことから多くのユーザーが参戦し、人気となっている。それはHIKAKINやSEIKINも参戦するほどである。だからってシーラでHIKAKINを蜂の巣にするのは可哀想だ、兄は殺意が強すぎる。
そんなあらゆる人に人気となったAPEXであるが、他のことに忙しかった私は参戦していなかった。しかし、マストドンでは不思議なくらいにAPEXに参戦する人が多かったのと、それまでやっていたソシャゲを捨てて身軽になったことでAPEXをする余裕ができて、無事に参戦することができた。その時、既にシーズン8。参戦するにも遅く、そして情報も出揃っているような状態である。そんな状況であるが、次項から”APEX Legends”について詳しく見ていく。
APEX Legends ゲーム全体解説
APEX Legendsで解説することは多岐にわたるが、今回はゲーム全体の解説を行う。現在は特定キャラを極める形でのプレイ中のため、そのキャラの立ち回り方などについては後日書く予定である。
基本:ゲームの始め方と流れ
ゲームを開始すると、次の画面に入る。参考画像が以下である。

この画面はロビーと呼ばれており、ゲームをしていない時の基本画面となる。ここでゲーム開始前の設定やフレンド管理、各種設定を変更することができる。ここで目に留まるのは上のタブとゲームモードである。これらについては後で解説する。
この画面でプレイするゲームモードを選択する。APEXを初めて起動した場合はまずは「トレーニング」モードでAPEXの基本について学ぶ。これについては実際にやってもらった方がいいのと、解説が面倒なので省略する。そのトレーニングをこなすことで、ランクマッチ(通称ランクマ)以外のゲームモードが解放されて本格的にAPEXを始められるようになる。とにもかくにも、まずはトレーニングを済ませてくることが重要だ。
実戦参加の前に:射撃訓練場へ行く
トレーニングを済ませたら、実際にやってみた方が早いというものである。ただ、戦場に舞う前に「射撃訓練場」に行っておくといい。このモードは(サバイバルアイテム以外の)全ての武器と装備が存在し、それらを全て試すことができる。通常は落ちていない武器で、練習する機会も非常に少ないケアパッケージ武器(赤)もここで装備して練習することができる。
全ての武器はそれぞれ独自の癖を持つ。それは実際に使用しないと分からないものである。特にL-スターやモザンビークといった、多くの人が口をそろえて微妙と呼ぶ武器(特にモザンビーク)は、実際に触っておいてその噂を確かめておいた方がいい。知っておいて損はない。
もちろん、それ以外の全ての武器を触っておき、その癖を知っておけば実戦でも困ることはないはずだ。ちなみにフレンドがいれば仲間の蘇生の練習ができたり、フレンドリーファイアを有効にすることで疑似的な戦闘も可能になるのでちょっと練習に付き合ってもらうのもいいだろう。なお、一部レジェンドは蘇生時のアクションが特定条件で異なり、それぞれ効果が違うものになっているのでこれも試しておくと便利である。
カジュアル:基本はトリオで実戦に参加
初期状態ではカジュアルのみ選択できる。ランクマは自身のレベルが10になって解放される。よって始めたての人は誰でもカジュアルでスタートすることになる。このカジュアルにはトリオ(3人)とデュオ(2人)の2つのモードがあるが、ランクマは必ず3人であり、自分が下手でも2人いれば何とかなることは多いので基本的にはトリオで参加することを推奨する。デュオは2人だけな分、確実に実力が影響してくるのであまりお勧めはできない。
ここからは実際の手順に従って解説をしていく。この解説において、一部の内容は省略している。
手順01:レジェンドを選択する
マッチングに関しては多少の時間がどうしてもかかるのでそれは我慢してもらうとして、マッチングが完了するといよいよゲームが開始される。フレンドとプレイしない場合、部隊の仲間は全てランダムに選出される。その後、レジェンド選択画面となり各々がレジェンドを順番に選択していく。この順番も部隊内でランダムである。なお、同じレジェンドの選択は不可能であり、先着制でもあるため使いたいレジェンドがいるならカーソルを合わせて主張しておく。もし先に選択されてしまったら、別のレジェンドを選択しなければならない。
レジェンド選択が完了すると、部隊メンバー及びチャンピオン紹介が行われる。このタイミングで部隊メンバーの簡易経歴を見ることができる。カジュアルの場合は自分の実力(レベル)に関係なく部隊メンバーが決定されるため、自分のレベルが低くても高レベルのメンバーと当たることがあれば、逆に高くても低レベルのメンバーと当たることもある。もっとも、ランクマではないのでそこまで気にすることはない。

まれに、部隊メンバーが補充されず2人だけ、最悪の場合1人で戦うことになることがある。マッチングミスなのかは不明であるが、その場合はカジュアルの場合に限り即抜けしても問題ないと考えている。1人だけの場合はさっさとロビー画面に戻ってしまう方がいい。
どうしてもそれがしたくないのであれば、意図的に落下自殺して事故に見せかけて抜けるのもいい。その状態で戦っても勝てる見込みは低い上に楽しくないことも確定的だからである。EA仕事しろ。
手順02:降下 ジャンプマスターになるか任せてついていくか
一通りの紹介が終わると、降下態勢となる。敵部隊も含めたすべてのレジェンドがドロップシップに乗った状態で、降下まで7秒のカウントダウンが開始される。降下先となるマップは現在KINGS CANYONとOLYMPUSが一定時間毎に切り替わる仕様となっていて、WORLD’S EDGEは現在プレイできない。
このときにジャンプマスターが先頭となって部隊が降下する。現在の仕様はレジェンド選択時に「手動で」レジェンド選択を行ったメンバー(複数いる場合最後に手動で選択した人)がジャンプマスターとなり、誰も選択しない(=時間切れでお気に入りに登録したレジェンドが選択される)場合は完全にランダムでジャンプマスターになる。
プレイして間もない頃であれば、ジャンプマスターを誰かに任せ、降下の動きを見ておく。カジュアルの場合でもメンバーの最低1人はAPEXを長らくプレイしている人であることが多いので、余程でなければ他の部隊がいないか、いても距離が遠い最適な場所に降りることであろう。激戦区に降りたがる馬鹿もいるが、その場合はもう仕方ないものと思って割り切るしかない。
ある程度学んだら自分がジャンプマスターとなって、降りてみるといい。詳細は専門のWikiに預けるが、自分が降りたいところに目星をつけておき、その場所へ向かってダイブしていくといい。当然のことだが他の部隊もいるので、降下地点が被りそうだったら別の場所へ飛ぶか先に降下して武器を何でもいいので回収し迎撃するという方法がある。が、後者は正直お勧めできない。

手順03:初動 武器と装備を漁っていく
着地したらまずやることは武器と装備をとにかく拾いまくることである。それらは地面に置き去りにされた状態であるほか、サプライボックスと呼ばれる1人用カプセルホテルみたいなオブジェクトの中にも入っている。このサプライボックスは2種類あり、オレンジが普通、青が拡張サプライボックスである。色による違いは基本的にないが、青のみライフラインで開封すると追加アイテムが入手できる5)これは該当のサプライボックスに対しピン刺しすると聞ける各レジェンドの台詞から、拡張パートと呼ばれている。この部分については誰かが先に開けていても後から開けられる。このことを知らないプレイヤーは割と多いようだ。。ライフラインを使用するプレイヤーは覚えておくといい。
また、全てのアイテムはシグナルを送る(=ピンを刺す、とも)ことができる。コントローラー操作(Xbox One基準)ではRBで行える。ちなみにアイテムにトリガーが合っていないときはその場所に向かうシグナルを送れる。アイテムのシグナルを送ることで、メンバーに対しそのアイテムの位置と内容を通知できる。自分は使わないがメンバーの誰かに使えそうなものは送っておくといい。また、メンバーからのシグナルに対して自分が使いたい場合はそれに合わせてシグナル送信ボタンを押すことで欲しい意思を伝えられる。探索時に便利なのでマスターしておくといい。

ちなみに、一部のアタッチメントや装備品については、フィールド上に「出現しない」ものとしてウィークリー枠およびデイリー枠に2つずつ、合計4つのものが毎回ランダムに選出される。所謂クラフトローテーションだ。それらが欲しい場合、レプリケーターというアイテムを生成する機械を使用して生成するか、マービンルーレット6)Titanfallシリーズで登場する汎用作業ロボットで、Mobile Robotic Versatile eNtity=M.R.V.N.という名前である。そこからマービンまたはマーヴィンと呼ばれている。屋内施設にたまにマービンがいて、ルーレットが行える。白→青→紫の順で回っていて、ボタンで止める方式。白が出たタイミングで止めると紫を出しやすい。ちなみに、レジェンドのパスファインダーもマービンの一個体である。で出現するのを祈るか、或いは敵を倒してそこから分捕るという方法が必要になるのである。この情報はマッチング後のレジェンド選択開始前の画面の右下に現れるほか、マップを開くと表示されるので、その日の初戦に確認しておくことが必要である。

手順04:敵部隊を倒す 別部隊に注意
ある程度装備を整えたら、敵部隊と遭遇しても応戦できるほどにはなっているはずである。通常は部隊メンバーと常に一定距離の範囲で行動するので、殆どの場合3vs3で戦うことになる。まず、敵を見つけたら相手に気付かれないように自分達の間合いまで接近するか、或いは気付かれないように動いて敵をスルーするという2つの方法がある。前者は装備が揃っていて相手よりも優位な場合、後者は周囲に別部隊がいるか装備に不安がある・戦闘直後で色々消耗している場合と、自分達の置かれている状況で使い分けるといい。なお、シグナル送信ボタンを2回連続で押すと敵発見のシグナルを送れる。敵を発見したときはまずこれを送るといい。間違えたときは◆マークに合わせてシグナル送信ボタンを押せば取り消せる。これは他のシグナルでも同様である。
交戦する場合、自分の持っている武器と相手の持っている武器を分析し、戦い方を瞬時に見極める必要がある。遠距離でショットガン系でスナイパー系に挑む馬鹿はいないであろうし、逆に近距離でスナイパー系でショットガン系に挑む馬鹿もいない。つまりは敵との相性を考えながら戦わなくてはならない。また、レジェンド固有のアビリティとUltも駆使して、戦況を有利に進めたり不利から脱するように戦っていく。一部レジェンドのものはうまく使えれば、一発逆転ができる可能性も秘めている。
さて、戦闘時に覚えておくといいことが1つある。APEXでは進化シールド(所謂アーマー)の耐久値を削り、体力も全部削ってもすぐ死亡ではなく、ノックダウン(出血)という状態になる。これは通常、味方に起こしてもらうしか復活する方法はない。またこの状態で出来るのが敵の位置を味方に通知することと、ノックダウンシールドを使って生存中の味方の盾になるくらいである。何も出来ないのと同じなのでダウンした人は敵からは放置されることが多い。また復活のルールの関係から、全員ダウンさせれば全員倒すことができるので、必ずしもとどめを刺す必要はない。例外として自己復活できるノックダウンシールドLv4持ち(金色バリアですぐわかる)だけはとどめを刺す必要がある。これを覚えておくといい。
さて、なんやかんやで敵部隊を無事全滅させると敵がデスボックスを残して消滅する。このデスボックスは敵が持っていた全ての武器・装備・アイテムが入っており、これを漁って色々貰っていくことができる。これにより戦闘で消耗した弾薬や回復アイテムを補充したり、上位のアタッチメントを回収して装備すればより優位に戦闘を勧められるようになる。漁る際は別部隊の接近に注意しながら、取れる物は全て頂いていくといい。また、メンバーに中身を通知したい場合は、通知したいアイテムに合わせてシグナルを送れば通知できる。

手順05:リング内への移動
APEXの舞台となるマップは広いようで狭い。それはリングというシステムがあるためで、最初はマップ全域がリング内となるが、時間と共にリングが縮小していく。これはマップで次のリングのエリアが確認できるほか、リコン型レジェンド(ブラッドハウンド、パスファインダー、クリプト、ヴァルキリー(5月5日追加))で調査ビーコンをスキャンすると次のリングの場所がわかるようになっている。
通常、行動はこのリング内で行う。というのも、リングの外にいる場合、ダメージを受けるからである。このダメージはラウンドが少ないうちは軽いダメージで済むが、ラウンドが進むとこのダメージが大きくなり、リング外にいることは即ち「死」である。ちなみにダメージは体力に対しての直接ダメージになる。シールドに対してはダメージを与えない。
したがって、部隊は原則リング内で行動する必要がある。当然、他の部隊もリング内で行動することになる。そしてリングの縮小率もラウンドが進むごとに大きく縮み、接敵する確率も高くなる。そのため、装備品を揃えるのはもちろん重要なことであるが、あらかじめリング内に先回りして他の部隊を迎撃できる体制を整えておく必要がある。特にラウンドが進んでいる状態ではリング外ダメージの関係から重要である。リング外からリング内に向かおうとしているタイミングで攻撃されることほど嫌なことはないためだ。この場合大抵逃げ場がないので死しかない。
手順06:手順04~05を繰り返す
後は手順04~05を繰り返して、敵を倒しつつ消耗した物資を補充していく。リングの状態によってはサプライボックスに全く手が付けられていない場所があり、運よくサプライボックスがあれば既に漁られた場所から残った物資を補充するよりも効率がいい。また、リングに向かう際中に別部隊と交戦して死亡したであろうデスボックスも残っているので、そこから漁るのもいい。ある意味死体漁りだが勝つためには手段は選ばない。
また、ゲームが進行していくとケアパッケージが何回か降ってくる。これは多くの場合高レベルのアタッチメントや回復アイテムが入っており、運が良ければケアパッケージ武器が入っている。この武器に関しては相手に使われるのは厄介であるので、誰も持って行かないのであれば自分で使いきれなくても練習のつもりで持っていくといい。クレーバーはスナイパー系の練習量がものを言う。
手順07:死かチャンピオンか
全てのプレイヤーの個人単位の練度と武器の組み合わせ次第で敵部隊との相性が良い・悪いがある。また、位置取りの関係(高所vs平地or低所)、その時の動き方、アビリティとUlt次第で、同じような状況でもどちらが勝つかというのは全く分からない。あるいは、別部隊を押し付けられてうまく身動きが出来ないところに襲撃されて全員やられるといったこともあり得る。したがって、運も1つの要素になりがちなところがある。
さて、画面右上には常に残り部隊が表示されているが、これは自分の部隊も含まれている。つまり残り2部隊となったとき、敵部隊は後1つだ。このタイミングになると、残り人数が隠されるため敵部隊の人数については実際に遭遇するまで分からない。大抵3人部隊であるので気を抜かずに戦っていくこと。この相手に勝てるか、或いは負けるかのどちらかしかなく、負ければ当然GAME OVERだ。残念と言うしかない。
だが、その敵部隊を無事に撃破し、真に最後の1部隊となったとき、APEXのチャンピオンとなる。チャンピオンになったら素直に喜んでいい。それが勝者の特権である。

リザルト画面は普通に死亡した際にも表示されるが、大抵はその画面を見ないでロビー画面に戻ることが多いはずだ。このリザルト画面は、自分と部隊メンバーのキル/アシスト/ノックダウン数、ダメージ数、生存時間、味方復活回数、リスポーン回数が表示される。自分や味方がどれくらい活躍したかをここで見ることができる。直接的な貢献で考えるとキル数であるが、実のところノックダウンが実質的にキルとなるAPEXでは曖昧なものになる。
ダメージ数は敵のシールドと体力、ノックダウン状態の敵の体力に対して与えたダメージの累計になる。ノックダウンシールドに対するダメージは対象外である。ダメージ数は数値化されるので貢献度という意味では分かりやすい指標である。自分が倒されない範囲で、どんどん攻めていくといい。
余談:1ゲーム中に2000ダメージを与えるということ
1ゲーム中に与えたダメージが2000ダメージを超えると、次のバッジを獲得できる。

死んで失敗して学ぶ、それがAPEX Legends
APEX Legends。FPSに強いEA(開発元はRespawn)の最新のFPSであり、マルチプラットフォームで多くのユーザーが参戦し、私の周りでも参戦者は多い。ソシャゲに飽きて手放したタイミングで、久しぶりに自作デスクトップPCでゲームがやりたくなったのとKIBEKINの名前を広めたいこともあって、丁度いいタイミングであったので今更ながら参戦した。もう少し早めに参戦していればまた事情は変わっていたことであろう。
実のところ私はFPSは然程好きというわけではない。APEXをやる前にやっていたFPSも、コンシューマ(PS3)で約4年前にやっていたのが最後である。それも全くのド下手であり、到底まともにできるものではなかった。もっとも、その頃はシングルプレイヤーであったので、オンラインでの不特定多数とのプレイが前提となるFPSをやることは自分のスタイルに合っていなかったので、やることは殆どなかった。何も変化がなければ、今後も全くプレイしないジャンルになっていたと思われる。
それもまた、KIBEKINに名前を変更し、そのKIBEKINとして活動開始したことで「転換期」を迎えたわけで、ひっそり活動するよりは「目立つように」活動した方が閲覧数的には正しいものとなる。そういうわけで、FPSで最もホットな戦場に出向いたということである。
FPS自体久しぶりであったが、APEX自体はFPS未経験者や長らくプレイしていなかった人でも導入は優しく、うまく立ち回れば死ににくく、同時に倒しやすいゲームであるように思える。何より、複雑そうに見えてシンプルなゲームシステムも人気の要因にあると思われる。とはいえネット上に存在するWikiという名の取扱説明書を読んだだけでは分からないことは多い。そのため、互角に戦えるようになるまで、そしてチャンピオンになるまで何回も死に、何回も失敗した。その積み重ねをして、今は割とまともに戦えているのと、チャンピオンになる回数も増えている。もっともゲームモードが「カジュアル」だからかもしれないが。
APEXをやろうか迷っている人は、これを見てやぁりましょう!の気持ちになれば、迷ってないで参戦するといい。ゲームは大抵、3時間やればとりあえず理解でき、3日やればゲームの半分を理解し、3週間やれば殆どを理解し、そして3ヶ月経つ頃には、もう初心者とは言えないくらいになっていることであろう。未知の領域へ、一緒にダイブしないか?
以上、”APEX Legends”今更参戦してみた!~ゲーム全体解説編~であった。それでは、次回の記事で会おう。ン、バァーイ!
KIBEKIN at 13:00 Apr. 26th, 2021
追記情報
2021年5月5日 アップデートに伴い、17人目のレジェンド「ヴァルキリー」が参戦したので文面を若干変更。ライフラインの拡張サプライボックスの脚注説明を追加
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脚注
本文へ1 | 参照:エレクトロニック・アーツ – Wikipedia |
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本文へ2 | 参照:Respawn Entertainment – Wikipedia |
本文へ3 | BFにおける変態プレイとは、通常はあり得ないことを平然とやってのけてしまうことである。代表例が、無誘導の無反動砲を使用して、軌道を人力で予測し命中させるというものである。これはAT教団として有名である。 |
本文へ4 | フォージというレジェンドが実装予定であったが、参戦前にレヴナントに殺害されたという設定になっている。これにより、代わりにレヴナントがレジェンドとして参戦している。 |
本文へ5 | これは該当のサプライボックスに対しピン刺しすると聞ける各レジェンドの台詞から、拡張パートと呼ばれている。この部分については誰かが先に開けていても後から開けられる。このことを知らないプレイヤーは割と多いようだ。 |
本文へ6 | Titanfallシリーズで登場する汎用作業ロボットで、Mobile Robotic Versatile eNtity=M.R.V.N.という名前である。そこからマービンまたはマーヴィンと呼ばれている。屋内施設にたまにマービンがいて、ルーレットが行える。白→青→紫の順で回っていて、ボタンで止める方式。白が出たタイミングで止めると紫を出しやすい。ちなみに、レジェンドのパスファインダーもマービンの一個体である。 |