この記事の概要を簡単まとめ!
- 全ての物事は「アクター」と「ブレーン」で構成されている
- 仕事以外についてもその2つが基本構成であることは多い
- インターネットコンテンツは「アクター」が前面に出やすい
- 「アクター」になれる条件はないようで実際にはある
- 環境が整わなければ特定コンテンツのアクターの資格を得られない
- 配信者、やりたくても無理なら別のコンテンツをアクターとなるしかない
- 或いは「ブレーン」として活動するという方法もある
- こうしてKIBEKINはブレーンがメインとなった
- 環境を変えられないなら役割を変えるしかなかった、悲しい現実
親しき隣人がVとなって活動し始めて、おおよそ3ヶ月が経った頃。前々からかわいい有数のエンジニアとしてマストドンでは有名だったいちやちゃんはその活動舞台をTwitchに移し、元々一定数のファンがいたことによって収益化条件の達成に時間はかからなかった。社畜に片足を突っ込みながらも無事に生きているいちやちゃんだが、例えTwitchだけで生きられるとしてもエンジニアとして戦い続けるであろう。理由はいちやちゃんがそれを好きだからだ。
ところで話は変わって私自身のことになるが、現在主流とされている動画・ストリーミング型の稼ぎ方ではなく、おそらく従来型に分類されるであろうブログ等のコンテンツ型の稼ぎ方をしている。この稼ぎ方は既に「攻略パターン」が出揃っており、その方法は往々にして情報商材として出されているものであるが、どうにも胡散臭いものばかりで信用ならない。それはともかく、本来であれば古い方法であるそれよりも動画・ストリーミングを選択すべきだが、私はそれをやらなかったのである。
私の配信環境は不十分であり、動画を撮るにも編集技術とそのための機材は全く持っていない。それ故に取った手段はブログクリエイターしかなく、動画系は本業とはならなかった。本当のところは「アクター」になりたかったが、環境が整わない結果それは出来なかった。その代わりになったのが「ブレーン」だったのである。今回はそんな私KIBEKINの苦悩と、アクターになれる条件となれなかったときの他の道を考えていく。
ひとっ飛びできる目次
ブンブンハロー資格なきものの悪あがき、どうもKIBEKINです。
「アクター」と「ブレーン」
全ての物事は「アクター」と「ブレーン」で構成されている
愚かながらに人間は発明を繰り返して文明を築き上げてきた。その発明の多くは後に天才と呼ばれることになる者から誕生したものが多い。現代では流石に発明の限界に達しつつあるが、今度は逆に社会そのものに目を向けてみる。するとある事実が分かってくるのである。
社会の全ての物事は、大分類して「アクター」と「ブレーン」の2つで構成されている。アクター(Actor)は俳優・役者、ブレーン(Brain)は頭脳を意味し、それぞれは英語が由来である。ブレーンはブレインと書かれることもあるが、ビジネス用語や業界用語としてはブレーンが一般的である。なお、アクターは通常男優・女優を両方含めた言い方であり、女優に限定すればアクトレス(Actress)と呼ぶ。とはいえ無駄に性差別にうるさい時代にアクトレスとはもう言いにくいが1)参照1:brain(ブレーン)の意味 – goo国語辞書2)参照2:actor(アクター)の意味 – goo国語辞書。
会社を例に挙げるなら、最も一般的な形式である株式会社では、株主が株主総会において取締役を決め、その中から取締役会で代表取締役(所謂社長)を選出し、代表取締役が従業員を指揮監督する形で会社は経営されていく。この関係で言えば、まず株主は「金を出し、責任者を選出して自分達は経営には関わらない」点でブレーンであり、「代表取締役を筆頭に会社経営に関わる人物」はアクターであると考えることができる。もちろん会社内でも同じように考えれば、役職のある人はブレーンに近く、その下に就いている者はアクターとなる。さらに関連企業、下請けなども考えればその構造は無限に考えだすことができるものとなる。
仕事以外についてもその2つが基本構成であることが多い
仕事を例として「アクター」と「ブレーン」を挙げたが、それ以外のことについてもその2つが基本構成であることが多い。スポーツは典型的であり、それこそ仕事、つまり会社と全く同じ構造が言える。そもそもスポーツチーム自体がどこかの企業の名前がついていることが普通なため、会社そのものと言ってもいいくらいだ。ただしチームのファンは全く違う第三者の存在のためブレーンともアクターとも言えない位置にいる。あえて分類するのなら、ファンの存在によってチームの盛り上がりが変動するため、アクターになるであろうか。
趣味レベルで言えば、1人で完結するものは難しいが、多人数が集まって何かをやるものもこの構成が成り立つはずだ。多人数でどこかに旅行するなどを想定したとき、表立って計画する人とその計画に対して準備を行う人の関係、あるいは実際に旅行中に何かが起きて計画変更などをしてそれに従う人の関係も、アクターとブレーンのようである。ただし旅行の場合は計画した人もまた一緒に行動するものなので、ブレーンも一緒に行動するのが殆どだ。つまりブレーンもアクターに含まれることがあるということを意味する。
ところであらゆるインターネット上のコンテンツについても、アクターとブレーンの構図は成り立つと考えている。その例がYouTuberないしVTuberだ。原則として個人で活動することの多いこれであるが、最近は所謂「事務所」に所属して活動する人が多くなっている。そして事務所という形態を取るのであれば当然、そこに所属する「役者たち」をマネジメントする役割を持つ人がいるはずだ。しかし活動内容の詳細についてはその個人に委ねられるものであるから、あくまでも金銭面の調整、外部向けの広報など個人では難しい範囲について担当するものと考えられる。ただし詳しいことは私はわからないので、合っているかはわからない。
なお、YouTuber/VTuberと配信者(=ストリーマー)は厳密には違うものとなるのだが、現在はその区別すらもはや曖昧な領域である。したがって本記事ではYouTuber/VTuberと配信者は同じものを指し示すものとして扱うこととする。
インターネットコンテンツは「アクター」が前面に出やすい
さて、これは私が勝手に思っていることであるが、インターネットコンテンツは「アクター」が前面に出やすいものであると考えている。というのも先の例で示せば、現在投稿及びストリーミングされているものを調査すると、実写系となるYouTuberは投稿者自身が被写体となり何かをするもの、非実写系となるVTuberは自身は写らずに何かをやっている画面を見せるものが多い。VTuberの場合は一定数がVCを使用していることもある。ただその場合であっても、明らかに主役は投稿者または配信者自身であるので、その意味ではYouTuber/VTuberはアクターであると分類していいだろう。
さて、それ以外のインターネットコンテンツで思い浮かぶものといえばブログとブログ形式のコラムであろう。個人経営のブログに関してはアクター=ブレーンの図式は一般的で、アクターとして活動する方が多い。ブログ形式のコラムは企業が制作・一般向けに公開しているもので、その場合企画者とライターの関係が成り立つことは多い。ただし制作内容はライター自身の持ち込みということもあるが、それでも上からのゴーサインを貰ってから動くことが基本であるので、やはりアクターとブレーンの構図が存在する。だが、実際にそのネタについて粗い「メモ」を作り、推敲と添削を繰り返して特定期日までに公開する「仕事」をするのはアクターの役目だ。また、大抵のコラム記事のクレジットはそれを書いた人であり、個人名を出さない場合は編集部などの部署名でクレジットされる。このことから、アクターが前面に出ることは間違いないはずだ。なおポータルサイト(特にYahoo!)のニュース・コラム記事への寄稿の場合は個人名が出やすい。
もちろん、今挙げた以外のインターネットコンテンツも、アクターが前面に出るものはある。だが特に表立っているのはこの2つのことについてであり、同時に構図もわかりやすいために説明によく使える。また今回の主題は特にYouTuber/VTuber寄りの話になるため、この後のことを書きやすくするために例として挙げたのである。
「アクター」になれる条件はないようで実際にはある
では1つ考えたいこととして、「アクター」になれる条件は果たしてあるのだろうか。私はその問いに「ある」と答える。そしてこのことについては例外は存在しないとも答える。現在様々に存在するコンテンツのアクター、それは外側から見たら簡単そうに見えるものでも、実際にはそのコンテンツのアクターになるための条件をクリアして初めてアクターとなれる、と考えている。つまりは何かしらのコンテンツのアクターになりたいと思ったとき、いきなりアクターにはなれず、そのコンテンツで必須の「準備」が必要である、ということだ。
これを思うようになった理由は実に簡単で、現在は時代の最先端を行くであろう動画投稿ないし配信者になろうと親しき隣人であるいちやちゃんや伝説の男であるトロオドンなどから色々と見ながら情報を集めて自分でやってみようと思い、試してみたのである。だが配信は全てにおいてアップロード速度が大きく関わってくるのだが、私の環境では理想的なアップロード速度の1/100すら到達しない速度しか出ないため、高画質配信はおろか最低ラインである640×480すら綺麗に配信できないことが判明したのである。その時に、私には配信者になる資格は前提として存在しなかった、そう感じたのである。
本当のところは楽して金を稼ぐ手段の1つとしてはやりやすいものであるが、それができないとなると色々と諦めなくてはならないことがあると同時、代替手段についても策を講じなければならない。しかし個人的には収益手段となるなら諦めきれないものである。そんな苦悩と私が明確に配信者というアクターができないならブレーンとなるしかないという、その経緯を書いていく。
配信者になれなかったKIBEKINの苦悩
配信者としての「条件未達成」
配信者はある意味であらゆる人が憧れる趣味であり職業である。そのプラットホームは様々に存在するが、ゲーム配信に最適なプラットホームとして人気であるTwitchの収益条件は実のところYouTubeよりも緩く感じるものである。その条件ついては是非とも自分で確認してほしいものである。
さて、先程にも書いた通り、多くの視聴者が望むことの1つに1920×1080/60FPS高画質配信がある。要するに自分がプレイしているのと同じ環境でそれを観たいという考えになる。これはある種の前提条件となるところがあり、配信者の義務というところが微かに存在している。とはいえ最高品質の設定は流石にPCの負荷がかかりすぎる関係で、石油王並みの最強PCがなければ実質不可能であるから、それより少し低い1280×720/60FPSでも許されている。
とはいえ中程度のGPUを搭載しているならエンコード方式をNVENCにすることでこの問題は解決できることは多い。それよりも問題なのが、それをプラットホームに送信するための「アップロード速度」が重要である。これがなければいくら高性能で高画質であっても、データを送れないので意味がないのである。残念なことに私はこれがなかったので、配信者として条件未達成である。
アップロード速度以前の問題:人権のないインターネット回線
インターネット回線は存在していなければ現代で生活することはまず不可能と言うべきインフラだ。インターネット回線は通常ISP(=インターネット・サービス・プロバイダ)によって提供されるものであるが、最近は携帯電話会社もWi-Fi環境をサービスとして提供しており、スマホと共に契約することで割引を付与する方式でサービスが提供されている。高速通信の前提条件とも言える光サービスも最近は携帯電話会社も提供するようになった。なお、ISPはISP専門業者の場合はNTTやフレッツの既存の回線を「間借り」する形となるため、ISP事業者と通信会社の回線の2つを契約しなければならない面倒さがある。このあたりは本編とは内容が外れるため、詳しい解説は行わない。
上位配信者については当然の如く光回線だが、全員が全員光回線を契約できるわけではなく、居住地と居住形態によっては光回線がそもそも利用できない場合がある。その場合は無線ベースのルーターを使うしかないわけである。無線型ルーターの多くは設置工事が殆どで不要でルーターも多くで貸出対応しているので、契約を行えば契約したその日から使用することができるようになる。光回線については契約後に敷設工事を行ってようやく使用可能になる上に解約時は敷設した光回線を撤去する工事が必要という手間があり、その手間を嫌ってルーター型を選択する人も少なくないようだ。
私が使用しているのは、詐欺と不良品と無駄に高額でお馴染みのクソフトバンクダメダーSoftbank Airであるが、これのアップロードは人権なしレベルに低いのである。ダウンロードでさえ悪い時は1Mbpsすら出ないことがある上に、まれに謎のビジーを起こしてリセットをかけなければ通信が一切できなくなることもあって、今すぐボコボコにしたくなるくらいにはむかつくものだ。ユーザーが損正義とは毎回言ったものである。そこで以下にはGoogleが公式で提供しているスピードテストの結果を掲載する。なおFast.comはインターネットを使用する上で重要な平均速度は求めず最速だけしか求めない、指標としては最悪なものなので私は使用しない。

上記は、公表すること自体はばかれるほどに「人権のない」結果である。一般にダウンロード速度は100Mbpsあって当たり前で、理想は200Mbps以上、アップロード速度も同じレベルを求められることが多い。アップロード速度についてはYouTubeへ動画投稿する際にも使用するので、これがなければ快適に投稿できるとは言い難いものになる。
この状態で無理に高画質をしようとすると起こる弊害
このような結果であるので、その事実を無視して無理にでも高画質配信をしようものならどうなるか。それは簡単だ、配信はすぐに切断される。アップロード速度の限界が2Mbps=2000kbpsであるとき、それを超えるレートで配信すれば、超過分のパケットはドロップする可能性が高くなって受信側でデータ欠落が発生しやすくなる。そして配信レートが速度限界の2倍以上になるとき、もはやまともに配信はできない。数秒もすればプラットフォーム側で強制切断が実行されて、配信が停止するという結末しか待っていないのである。
また、これは私だけの現象であるのか不明だが、巨大なファイルをアップロードして回線を占有しているとダウンロード速度にも影響が出ることが何度もあった。このブログに容量の大きい動画ファイルをアップロードしている最中は他のページをロードすることができなくなったり、他の端末のページのロード時間が長くなるという弊害が起きる。つまりアップロード回線を占有してしまうと、他に何も出来なくなってしまうということだ。その状況ではオンラインゲームはできたものではないし、ましてFPSは死亡確定だ。少なくともまともではない。
このことを考慮したとき、配信は実質不可能であることが分かる。実に残念なことであるが同時にこれは事実であり、どうしようもないことである。したがって私には配信者となる資格はないことが分かるのである。本来は誰にでも門戸が開かれている配信者という趣味(という名の実質的収益手段の1つ)、実際には環境が不十分であるとまともにはできないため、現代のスラングをあえて用いるなら「環境ガチャ」でもあるのだ。
配信者になれないならどうするべきか
配信者になれないという残酷な、それこそ死刑宣告に等しい事実を突き付けられた私であるが、だが嘆いている暇はない。配信者になれないのであれば別の方法か、あるいは別のコンテンツのアクターになるかを考える方がいいというものだ。それを考えることとする。
方法1:別のコンテンツのアクターとなる
最も簡単でわかりやすい方法が別のコンテンツのアクターとなることだ。この場合、Google等の広告を配信することが可能なコンテンツをやり始める、iOSやAndroid向けのアプリケーションを自分で制作しそれを有償で提供する、といったことが考えられる。アプリケーション制作についてはAppleないしGoogleの配信プラットフォームの開発者利用のための登録が必要になるが、実のところGoogle Playの方が登録も配信もしやすい関係から、安定なのはAndroid向けアプリケーションである。言語的にもJavaないしKotlinを使用できることを考えれば尚更だ。とはいえ脱Javaしたいが。
これらのうち、現在私が採用している方法なのがブログクリエイターというものである。これが執筆時点で既に2年目に突入している。収益は相変わらず月平均で1000円にすら満たないものでしかないのだが、この方法は私には合っていたのである。配信者と比較するとアップロード速度が影響しにくく始めるのが非常に簡単であるが、本格的収益を目指すのであればWordPressを使用すること、独自ドメインを取得することはほぼ必須事項であり、それだけで一般的社畜の額を稼ぐには相当に長い期間の「努力」を必要とする。また、結果を得るためには例え十分な収益が得られる状況でも継続が必須であるのと常にネタとなる「話題」を追い続ける必要があるため、結局走り続けなくてはならないという制約がある。とはいえどの分野でも同じであるが。
しかし趣味が多種多様になった時代であるので、コンテンツは様々に存在する。それは「作品」を作って売るという従来型のやり方も存在するわけで、気になったらどれでも好きなことをやってみるといいだろう。或いは別に好きではないがやるとできることをしてみるのもいい。基本的な考え方としては好きなことかそれなりにできることであれば、それなりに長続きするからである。そういう私は別に好きなことではない「執筆」という活動は、できることであったので長続きしている事実となっている。
方法2:ブレーンとして活動する
もう1つはブレーンとして活動するということだ。これは配信者という「アクター」になれなかった分、ブレーンとして誰かのサポートを行う形である。とはいえこのパターンではそうそう収益を得ることはできないものであり、有料素材の提供・事務所経営などの「本格的なブレーン」とならなければ、ブレーンとしてずっと活動していくことはまず難しい。素材に関しては制作のための機材と導入資金、それを使いこなすための技術、最後に売る相手も必要であるので人脈も求められる。つまり考えるのは簡単だが、収益化するにはアクターとは違う部分で必要な物が存在し、それが収益手段によっても変わってくるということになる。
さて、ここで私の持っているものを客観的評価で考えてみると、イラスト能力0・3Dモデリング能力0・つよつよPC33・変なことを考える能力100・人脈-30・実行力33であると考える。つまり配信者のアクターの「金銭的取引を伴うレベル」の支援となるような特出した能力は全くもって存在しないことになる。これでは活動するだけで毎秒赤字は確定である。もっとも、その方面については元から考えていなかったのもあって技術的なものは何も持っていないのは当然のことではあるが。よってこの方面でのブレーンは残念ながら無理そうである。
ただし、金こそ出ないがちょっとした部分におけるブレーンにはなっている。伝説の男ことトロオドンのTwitchでは私にモデレーター権限が何故か付与されており、稀に存在するスパム処理や荒らしをトロオドンが手が離せない状況で行うことを担っている。トロオドン曰く私は「信頼できる人」らしいが、そう見られていたとは驚きである。また現在親しい隣人として何度か取り上げているいちやちゃんについても、何かあったときの相談役として色々と話をしたことがあり、今後も変わらずその役割を担っていく予定である。
ここまで読み進めるとおそらく1つの疑問が湧いてくるはずである。「金が出ないのに何故それをやっているか」ということだ。それは簡単で、「親しき隣人」だから。結局そういうことである。これが親しくもない他人であるならコンサルタント料として金を取っていることだろう。もっとも知名度のない私には誰も声をかけることはないので、収益のための「出来」について心配する必要は全くないことではあるが。
こうして私は配信者という分野ではアクターに成りきれないために、ブレーンという役割になったのである。しかし実のところ諦めきれないので、無駄なあがきをこれからも続けていくことであろう。しかし環境が変えられないため、進展はないだろうが。
環境を変えられないなら役割を変えるしかなかった、悲しい現実
現在人気の配信者、現在はYouTuber/VTuberもまた配信者と同義であることが多く、もはや区別することすら無意味となった時代。死のコロナウイルス情勢下によって趣味と娯楽として人気を博したと同時、収益手段としてもまた人気である。しかし収益手段としてそれを確立するには前提として快適な配信可能な環境が必要である。その上である程度の知名度が存在することか、知名度が上がるように常識の範囲内で周りとは「少し」違ったことをすることが必要なわけで、前提条件がクリアできなければ配信者のアクターとはなれない。したがって配信者以外の道を目指すか、ブレーンとなるかを迫られるわけだ。
こうして私は役割を変えた。アクターを諦め、ブレーンとなった。アップロード速度が全く出ないこと、ダウンロード速度ですら人権の無い速度であること。これらの事実は環境要因となり、簡単には変えられないことである。このあたりは親ガチャに似た「自力で変えようと努力しても難しい事象」である。結局、与えられた状況で戦うしかないというのはどのことでも言えたことで、このあたりは「運」である。運も実力のうちとはよく言ったものである。
そのような悲しい事実を否定したいが、これは受け入れるしかない。否定したところで何も変わらないからである。否定するくらいなら、逆にその環境下で出来ることを探し、その範囲内で全力で取り組むことが重要だ。そのできることこそ限られているかもしれないが、できないことを嘆いて何もしないより、何も変わらないかもしれないが何かできるならやる方が圧倒的に意味のあることだからだ。こうして今日も私はブログを書きつつ、誰も見ないであろう配信をなんとなく続けているのである。その目的はたった1つ、金が欲しい、ということを思いつつ。
以上、アクターとブレーン~配信者というアクターになれなかった者の独白~であった。それでは、次回の記事で会おう。ン、バァーイ!
KIBEKIN at 00:04 Nov. 24th, 2021
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脚注
本文へ1 | 参照1:brain(ブレーン)の意味 – goo国語辞書 |
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