この記事の概要を簡単まとめ!
- 現実に最も近い世界、VR(=Virtual Reality)
- 体験には専用のVRデバイスが必須で、多くのデバイスは高額である
- 2019年、Facebookがスタンドアロン型VRデバイス”Oculus Quest”を開発
- 2020年にQuest 2が登場し、販売終了・型落ちにより中古品は安くなった
- 状態が良好なものを2万円以内で入手、中身を調査することに
- 最初の設定はスマートフォンを経由して行う現代的設定方法
- Facebookアカウントが必須、作成してからセットアップになる
- 現行Quest 2よりややスペックが低く一部ゲーム非対応以外は何ら問題のない性能
- 実際にVR専用のゲームやアプリを使ってみた感想は次回以降の解説
ゲームの進化はすさまじい。少し待てばすぐ新しいものが出てくる。そして1秒前まで「最新」とされていたものはあっという間に型落ちになる。そのスパンは既に行き着くくらいに短くなっており、1年感覚で新しいゲーム、デバイス、ハードウェアそのものが登場するような状態になっている。正直あまりにも早すぎるような気もするが、それだけ技術的進歩が進んでいる証拠でもある。製品のライフサイクルを考えると微妙なところもあるが。
昨今のVR事情は果たしてどうだろうか。私が見た中では、急激な盛り上がりこそないが着実に成長を遂げている分野であると認識している。これはclea氏がオノゴロ物語のアンバサダーとして体験版を見たとき、VRデバイスの特徴を十分に活かしたものとなっていたからである。VRデバイス自体は進化しているが、コンテンツがまだ追いつかないことが多かった中、そのVRゲームはVRの今後の可能性を与えた。
ではVRデバイスそのものはどうなのかと言われると、メーカー不問で総じて10万を超していた。残念ながら最先端技術の塊とも言えるVR、どうしても高額になるのは避けられないものである。そんな中、それを打ち破るVRデバイスがFacebook(現Meta)から登場し、性能は決して悪くないがうまい具合の価格になったことで、VR市場に新たな活気を与え、多くの人がVRを楽しむことができるようになった。その名は”Oculus Quest”。現在は”Meta Quest”と呼ばれるそれ、中古品で状態良好なものを安く手に入れたので、今更ながらこれをレビューしていく。