この記事の概要を簡単まとめ!
- 宗教戦争並みに奥が深く闇も深いPCの世界
- タブレットPC(2in1)は性能を犠牲に携行性と価格が高い
- 法人向けは型落ちが中古市場に流れやすく価格もかなり落ちている
- NECのVersaPro J タイプVSのVS-5(VKT12/SG-5)を1万円で入手したのでレビューする
- Windows10の12.5型FHD、貧弱になりがちなスペックは最低基準を満たしている
- 単体で約879g、キーボード付きで約1,200g、業務や学校での使用はもちろん持ち出して使うにも最適
- 各種インタフェースを装備しておりUSB Type-CでUSB PDに対応する
- 専用スタイラスペン標準装備でタブレット側に格納でき、格納中は自動で充電される
- ゲームやクリエイティブな用途には使えないことを肝に銘じておく
- VKT12/SG-5、中古型落ちなら安くて実用的
ガジェットの複数持ちをするとき、コレクティングのために複数持ちするというのは愚行だ。使ってこそ意味があり、ただ持っているのは宝の持ち腐れだ。壊れる心配をして使わない人がいるようだがそれは勿体ない。使うために作られたのだから、臆せず使うべきだ。
殆どの人は何らかのガジェットを持つとき、通常は同じ種類を「1つ」しか持たないのが普通だった。だが今は事情が違い、用途別に同じ種類で異なるガジェットを、その人が欲しいだけ持つことが多くなった。PCがその最たる例であり、私の場合は現在はゲーム用のデスクトップと通常作業用の8570wを保有している。ただ、8570wはラップトップではあるがワークステーションのため、大型で重く持ち運びは容易ではない。常に座って作業できる場所が常にあるとも限らないので、外に持ち出すことが少ない。
そのため私は、所謂2in1とも呼ばれるタブレットPCが欲しかった。だが中古でさえ高額な割に性能が貧弱なことが多いので、私の満足するものはなかなか見つけられなかった。そんな中偶然手にしたのがNECはVersaPro JのタイプVS、それのVS-5をなんと1万円(+送料)で入手したのである。しかも調査すると、元々は法人向けに作られたモデルであった。つまり意図せずにまた、法人向けのPCを入手したのである。法人向けPCには個人向けPCとは違った魅力があるので、この2in1について詳しく見ていき、興味を持ってもらえるよう記事として書いていく。