この記事の概要を簡単まとめ!
- 中国製ゲームパッドのレビュー記事第2弾
- 余計なものがついていない「シンプルな」ゲームパッドを探す
- 中国にはまだまだゲーミングメーカーが多数存在する
- ゲーミングデバイス企業”GameSir”からゲームパッド”T2a”が出ているので使ってみた!
- 形状は完全にXbox Oneコントローラーと同じである
- USB micro-B(有線), 2.4GHz無線、Bluetooth接続の3つに対応
- 余計なボタンは全くない、非常にシンプルで使いやすい
- 「スティックをニュートラルで接続する」を徹底する必要あり
- スタイルに応じて有線と無線の使い分けができるゲームパッド
一般的にゲーム機を購入すれば、純正のコントローラーが必ず1つ付属する。無線接続ないしUSB接続になる前はそれ専用に設計されているわけで、使い勝手に関してはコントローラーによるが基本は使いやすいものになっている。それ故サードパーティ製は限られた企業しか作れなかったが、特殊機能を付けることで純正コントローラーとは差別化を図る形で売れていった。
そして任天堂以外のコンシューマは独自の接続規格を捨て、USB Type-Aをコントローラーの有線接続またはUSB Type-Aオスの周辺機器のポートとするように統一していった。その頃コントローラーは無線接続できるようになるのが一般的となり、特にMicrosoft製であるXbox360コントローラーは同社製OSのWindowsでも使えるようにドライバが用意されるほど使い勝手の良さで、これを知ったサードパーティゲーミングメーカーはXboxコントローラーの形状を基本としたゲームパッドを製作するようになる。このことは、以前にも書いている。
ゲーミングメーカーで有名なところになるとゲームパッドも高級品で、それ1つで上位のPCパーツのいずれかの部分の1個が買えるほどに高いことはよくある話だ。それに対して中国製は品質はまちまちではずれがあれば当たりもあり、純正コントローラーにはない追加機能をやたら装備している。当たりかどうかは実際に試してみないと分からないことが多い。それとは逆に、余計な機能は要らないので純正コントローラーに近いものが欲しい、そう思うこともあるはずだ。その気持ちがあって2つ目の中国製ゲームパッドを試すことにした。メーカーはGameSir, モデルはT2aである。見たところ余計な機能のないこれ、果たしてどうなのかを見ていく。