この記事の概要を簡単まとめ!
- 音を電気信号に変換して機械へ伝達する装置、マイク
- 基本はダイナミック型とコンデンサ型の2種類がよく使われる
- 簡単な構造で安価に作れるダイナミック型と、高精度で高音域もカバーできるが電源必須で高価になりがちなコンデンサ型
- 所謂”YouTuber”や実況者は殆どがコンデンサ型を使う
- 中国製にやはり、安価なのにコンデンサ型マイクがあるので使ってみた!
- マイク自体に音量調整やエコーがあり、イヤホンジャックもミュートボタンもある
- 指向性も音声も問題なし、耐久性はこれから検証だが普通に使える
- 1500円以内、安すぎる怪しさとは裏腹にちゃんとしているマイク
- アマチュアレベルならこれで十分と言ってしまえるものだった
同じジャンルのものであっても、形状・動作方式・サイズ・仕様等で全く異なるものになることは多々ある。例としてスマートフォンはOSを基準とすれば3つに分類され、次に仕様で分かれるといった感じだ。PCにおいては同じモデルであっても製造時期と採用するパーツによって、それぞれが別物として扱われることも多い。
その違いを最近実感したのはマイクである。マイクは2020年から始まった死のコロナウイルスの影響によりテレワークが急速に進んだことによって安価で粗悪なマイクですら一気に売れていったもので、現段階ではマイク需要は一定のラインを超えたため落ち着いている状態だ。その過程で、仕事用のマイクも多数が新規製造されていった。その多くはダイナミック型だ。安くて入手しやすいこれは私も知らずのうちに使っていた。
だが周囲の音を拾いやすいこれは、自分の声を正確に届けることやYouTube他の動画制作及び配信等で使用するには不十分なものである。その時に選択されるのがコンデンサ型である。コンデンサの片面に薄い振動膜を設置し、静電容量変化を電気信号に変換し、それを出力することでダイナミック型よりもクリアで指向性のある音声を届けられる。だがコンデンサ型は複雑な電子回路を有しているため、どうしても高額になりがちで手を出しにくいものになりがちだ。そんな中、またも中国が安くてちゃんと使えるコンデンサ型を製造していたのが判明したため、これを試すことにした。具体的な製品会社は不明だが型番はわかった。その型番は”M858″、購入時の価格はクーポンも使用して¥1,332だった。果たして本当に使えるのか、レビューしていくことにする。