この記事の概要を簡単まとめ!
- 現在の達成すべき目標「ゲーミングラップトップ」の入手
- ゲームではないがクリエイティブ作業にはGTX 1050-Ti(M)以上が理想
- 状態のいいものは競争になり、一部破損したジャンクでも3万超えで入手困難
- 日本ではほぼ無名の中国のPCメーカーに目を付けた
- 中古で状態は悪くない「神舟精盾 KINGBOOK T65」を入手、検証することに
- 外観は素朴だが中身はゲーミング要素を持つ
- 基本スペックが多くのエントリー向けゲーミングラップトップと同等
- ベンチマークは高成績ではないが並以上、十分な性能
- 主目的の配信・録画でも必須ソフト・ツールの同時使用に耐える
- ゲーミングラップトップを安く手に入れるならマイナーな中国製を狙え
安さへの挑戦は、身を削る努力とも言える。安くするためには何かを犠牲にしなければならないというのが常であり、できることをできる限り行った後でさらに身を削れと言われると、正直やりたくないことである。無理をすれば品質と価格の両方が維持できなくなることは容易に想像できる。それでもなお、補償の1つもなしにあらゆるところから安さへの挑戦を強要されるとなれば、辞めたくなるに違いない。
その苦しみとは無関係というべき状態で安さを極める国といえば、中国。中国共産党は相変わらずクソだが、IT・ゲーム関連の企業などはその狂気の独裁の縛りをうまくかわしながらものづくりを続けて、中国国内はもちろん一部製品は世界展開もしている。これまで私は有名・無名に関わらず中国製品レビューを行ってきているが、いずれもちゃんとした製品であることを自身の体験で実証している。もはや「中国だから」とは馬鹿にできないレベルの品質だった。
PCについてはどうか。巨大かつ有名なのはやはりLenovoだ。だがそこだけが絶対的覇権と言うわけでもない。世界展開していても目立たない企業は多く、中国名で神舟、英語名でHaseeもまた例外ではない。度々価格破壊で業界に衝撃を与えてきたここがゲーミングに手を出したときも、やはり価格破壊が起きていたようだ。そんな中で偶然入手できたのが、精盾 KINGBOOKシリーズから、i7-7700HQ+GTX 1050-Ti(M)を採用するT65。状態は良好であるので、どんなものかを見ていくこととする。