この記事の概要を簡単まとめ!
- 障害がある人向けの「就職に向けた訓練をする」場所
- 利用には役所から「障害福祉サービス受給者証」を発行してもらう
- 体験利用は受給者証が不要
- 1週間体験利用して分かった「マイナスになることはない」
- 文明社会に戻る「一歩」
日本の社会は残酷に出来ている。既定のレールが敷かれており、そこから脱線することや乗れなかった場合に戻るためのサポートが最低限のものしか用意されていない。それは何らかの障害を持っている人も例外ではない。残念ながらそういう人に社会は冷たい。復帰や活躍の場を与えないかのようである。それでいて仕事や生活に健常者と同じレベルを求めるのだから、尚更タチが悪いように思える。求めるものが「その人たちにとって」高すぎるものになっている気がしてならない。
それに対して国の打ち出す政策は微妙なのだが、少しずつ改正されてきてはいるようである。就労移行支援は、何らかの障害を持っている人向けのサービスの1つである。また、就労移行支援として1つにまとめられているが専門分野がそれぞれ違っており、身体・知的・精神(発達)のそれぞれ1つのみに特化している場合もある。
結局私は一時的な強いストレスによってADHD(不注意)的症状が出たもので、実際のADHDとは違うものであった。そのため普通の手段で復帰するしかなくなったが、その間に発達障害専門の就労移行支援を「体験」した。今回はそのことについて書いていく。