【スマートに録画する】”EaseUS RecExperts”使ってみた!~使用方法&レビュー~ | Kibekin BLOG.

【スマートに録画する】”EaseUS RecExperts”使ってみた!~使用方法&レビュー~

この記事の概要を簡単まとめ!

  • 中国”EaseUS Software”のソフトウェアレビュー記事第4弾
  • 動画コンテンツの流行に伴って需要が上がる配信や動画投稿
  • 録画はOS標準機能でもできるが、PCに慣れていないと操作は難しい
  • 録画に特化したシンプルでスマートなレコーダー、EaseUS RecExperts“が新登場
  • ライセンスは永久版で8,390円(税込9,229円)、円安の影響はもろに受けている
  • 基本は全画面録画か、指定したウィンドウをその大きさに自動的に合わせて録画する
  • 録画中はスクリーンショットを撮ることができ、録画中に加工やお絵描きもできる
  • 音声だけの録音も可能、途中で止められてミュート管理もできる
  • ゲームキャプチャに対応し、この場合はツールバーが邪魔にならない
  • 録画したものはRecExpertsでちょっと編集もできる
  • 総合評価:撮りたいものは楽に撮れるし、操作も簡単、録画FPS値が不安定なのは気になる
  • “EaseUS RecExperts”はスマートな録画のスタンダードを作る

動画コンテンツは主に配信と動画投稿の2つに大分類される。現在のメインは配信に移行し、動画投稿はサブ、という動きである。また配信についても内容とやり方で分類することができ、映像と音声が基本であり、映像のみ、音声のみなど、やり方については細かいものも含めれば非常に多彩であるため、明確な分類は難しい。YouTuberでもVTuberでも、人によりやり方が少しずつ違うことが多いからだ。

ところで動画コンテンツ制作を行う際、配信ならOBSなどの配信向けソフトを使って画面構成を行い配信するが、純粋に録画を行いたい場合は、OBS自体にも録画機能はある。それを使えばいいのだが、録画に関しては設定が色々存在し、PCやソフトウェアの使い方に慣れていない人だと実は使いにくい。さらに、1つしか画面がないとOBS自体の画面が邪魔になり、録画しにくいということもある。

そんな問題を解決して、もっと簡単に録画やスクリーンショットを行えるソフトウェアがEaseUS Softwareから登場した。その名は”EaseUS RecExperts”である。単純に録画するだけでなく、録音についても設定が簡単に行えて、録画中はUIが最小化されて作業の邪魔にもならないという、誰でも使えるものだった。一体どうなっているのか、その中身を詳しく見ていくこととする。

普段使うものなら「簡単にできる」方がいい

EaseUS SoftwareとPC

前提:EaseUS Softwareについて

EaseUS Software(以下EaseUS)という、中国に本社を置くソフトウェアメーカーがある。本ブログでは既に3回、EaseUS製ソフトウェアレビューを行っている。該当記事を読んだことがあるならEaseUSについては知っているほか、実際に何かしらのソフトウェアを使用しているならどんな感じかは知っているはずである。それ以外の初めて知った人については、別記事で解説済みのため、詳細については次の記事の「前提:EaseUS Softwareはどんな企業か」の項を参照してもらいたい。

世界的となった「動画コンテンツ」

世界情勢はめまぐるしい変化を遂げる。その中で大きく動いたものの1つが動画コンテンツだ。これは大分類すると2つになる。1つがリアルタイム性を重視した、視聴者からのコメントで交流を行い、或いは参加型で同時に楽しむことを目的とした「配信」。もう1つがこれまでのやり方である、動画を収録後に編集を行って加工し、それを任意のサイトに投稿する「動画投稿」。2019年頃からを境にして、配信環境が一般ユーザー向けに整ってきたことやVTuberが増え始めて、配信が増えてきている印象である。しかし配信ではできないことは、これまで通り動画投稿によって行われている状況である。

動画コンテンツを作るにあたって必要なことは、まず動画そのものである。この動画については今は実写でもゲームの映像でも、最近ではVRの映像も使用できる。つまり何でもありである。特に制限はない。配信の場合は画面全体に取り込んで、画面内の邪魔にならない部分に独自の要素を配置する、あるいは画面自体は縮小するが、他の画像やコメント欄を表示するなどでそれぞれの配信において差異が出るようにしているのが一般的である。対して動画投稿の場合はリアルタイム性が失われる分、制作者の判断で要らない部分をカットして、或いは補足の動画などを差し込んで見やすさを向上させたり、エフェクトを入れて見栄えを良くすることができる。私見では、配信はVTuberに多く、動画投稿はYouTuberやテレビ出演者のYouTube入りしたパターンに多いようである。

PCで録画を行う方法:WindowsとMacで標準機能の場合

PCで録画を行う方法について考える。ここではOSはWindowsとMacの2つに限定して考えることとする。多くの人が一般・ビジネスで利用するWindowsは、現在は11まで出ているが、殆どの人は使い慣れている10を使っているはずである。その際、Xbox Game Barを利用する人が多いのではないだろうか。というのも、Windowsの開発元はMicrosoftなので、Xboxの開発元でもある。そのためOS標準でXbox Game Barがインストールされている。したがってWindowsで画面録画をしようと思うなら、特に追加のソフトウェアをインストールせずにこれを使うはずだ。

だが名前に”Game”とあるように、本来の用途はゲームキャプチャである。録画自体は確かにそれで行えるのだが、録画したいウィンドウをアクティブにしたうえで”Winキー+G”でXbox Game Barのメニューを呼び出してから「録画を開始」をクリックするか、その場で”Winキー+alt+R”を同時押しする必要がある。しかもアクティブにするウィンドウを間違えて、全く違うものを録画していた、ということもあり得る。具体的に何を録画しているのかを明示しないため、どうしてもわかりにくいのが難点だ。

またGame Bar自体もスクリーンショット機能を持つが、これも少々ややこしい。Game Barから呼び出して実行するほかに、コマンド入力では”Winキー+alt+prtscrn”で可能だが、キーボード配列によってはFnに割り当てされていることもあるので、即座に押すのは難しい。なのであまり使わない人の方が多いのではないだろうか。また、Windowsには”Winキー+shift+S”でもスクリーンショットが撮れる機能があり、どちらかというとこちらの方が早く、撮り方も変えられる。ただ、コマンド入力型なので使いこなすには慣れが必要であり、GUIから呼び出すのもスタートメニューから探す必要があるので、面倒である。

Xbox Game Barのメニュー画面
Win+Gで呼び出せるXbox Game Barのメニュー画面。シンプルだが、融通が利かないのかそれ以上のことはできないようだ。

次にMacの場合はどうかというと、こちらも標準でツールが存在する。「アプリケーション」フォルダに”QuickTime Player”があり、これがMacで画面録画する際に使用できるものである。Apple公式サイトの解説によれば、メニューバーから「ファイル/新規画面収録」の順に選択して呼び出せる。録画を開始する前に、設定を変更することもできるようである。録画開始ルールは、録画ボタンを押してから任意の場所をクリックで全画面録画、或いはエリアをドラッグして「収録を開始」で録画できるようである。停止する場合は録画停止ボタンを押すか”command+control+esc”で停止する。Macの場合は録画したものはそのまま編集に移ることもできるようである。

スクリーンショットについては、”shift+command+5(%)”の同時押しである。これで画面全体を収録するか画面上で選択した部分を収録するか画面の静止画を取り込むためのオンスクリーンコントロールが表示されるようになっている。また、全体のスクリーンショットは”shift+command+3(#)”、一部の取り込みは”shift+command+4($)”、ウィンドウやメニューを取り込む場合は”shift+command+4($)+space bar”で行える。標準機能でも対応していることが分かるのだが、これらの機能はPCに慣れている人でないとうまく使えないことが多い。この点で、どうしても微妙と言わざるを得ない。標準機能は所詮、標準以上のことはできないものである。




シンプルでスマートなレコーダー”EaseUS RecExperts”が新登場

では標準機能ではなく、OBS Studioのような配信系のツールを使用するのはどうか、ということになる。OBSには録画機能もあるので、それを使えば全画面ないしウィンドウの録画は確かに可能である。しかし設定は実は面倒で、普段から配信をしている人でも録画のために設定をいちいち変える必要があることはあまりしたくないはずである。また、1画面しかない場合、OBSでの録画は面倒である。ウィンドウの干渉が明らかに発生しやすいためだ。

そんな問題を解決し、PCやソフトウェアの設定に詳しくない人でも簡単に録画ができて、録画中は邪魔にならないように最小化してくれる、シンプルでスマートなレコーダーがEaseUSから登場した。それが今回解説する”EaseUS RecExperts“である。標準機能やOBSでは至らない部分を、RecExpertsが補う形で「ユーザーのやりたいこと」を簡単に実現してくれるものになっている。また、この手のソフトはWindowsだけ対応ということが多い中、EaseUSは”EaseUS RecExperts for Mac“としてMac OSにも対応したものをリリースしている。つまりEaseUSなら、両方ともサポートしてくれるのである。

今回はWindows版で、有料版となるPro版で解説する。執筆時のバージョンは3.1である。無料(試用版)でも基本機能は使用できるが、その分殆どの機能が制限されているので使うのであれば有料版を推奨する。ということで、次項からはRecExpertsを詳しく見ていき、できることや使い勝手、その良い点と悪い点を公平に見ていくこととする。

録画はEaseUS RecExpertsにお任せ

EaseUS RecExperts“をインストーラを公式サイトからダウンロードし、実際にインストールして使用方法とその結果を書いていく。なお前述の通り、ここでは有料版のPro版を前提として解説を行う。

前段階:ライセンス購入とインストール

まずは公式サイトをチェックし、インストーラのダウンロードと有料版のライセンス購入を行う。インストーラは先のリンクのページの[無料ダウンロード]からダウンロードし、ライセンスはそのページの左にある[今すぐ購入]から販売ページへ飛び、任意のものを購入する形である。ライセンスの期間とその価格は以下である。

  • 1か月間:2,390円(税込2,629円)
  • 1年間:4,790円(税込5,269円)
  • 永久ライセンス:8,390円(税込9,229円) 新しいバージョンが配布される度に無料でアップグレードが可能。
  • ※価格は2022年11月時点のものであり、為替レートによって変動する可能性があります。
RecExpertsのインストーラとライセンス購入ページ
RecExpertsのインストーラのダウンロードと、ライセンス購入ページ。ライセンスは圧倒的に永久版がお得である。

RecExpertsは3種類のライセンスを用意しているが、永久版はアップグレードも無料になるので、総合的に考えれば圧倒的に永久版がお得である。それは1年間の2回分、つまり2年分より安い。ともかく、任意のライセンスを購入すると、ライセンスキーがメールで送られてくるはずなのでそれを控えておく。次にダウンロードしたインストーラを起動して、インストールを進めていく。

インストールに際し、インターネットへの接続が必須である。これは最新のインストーラを自動でダウンロードし、それを使用してインストールするためである。そのためオフラインインストールが不可能な点に注意すること。インストール中の状態が以下である。

RecExpertsインストール
RecExpertsをインストールする。インターネットに接続している状態だと自動でインストーラがダウンロードされ、それが実行される。待っているだけで完了する。

ライセンス有効化手順

インストールが完了したら、起動する。起動時は管理者権限での起動を推奨する。メニューは横長のウィンドウになっており、既にスマートである。その右上に、「フルバージョンにアップグレード」という表示があるので、これをクリックしてライセンス認証を行う画面を呼び出す。その画面の上側にライセンスキーを入力する欄があるので、そこに先ほど控えたライセンスキーを入力してから「アクティベート」をクリックする。正しいものであれば、アクティベートされた画面が表示され、無事Pro版になるはずだ。その手順の画像が以下である。

ライセンスキー入力とPro版のアクティベート
ライセンスキーを入力してPro版のアクティベートを行ったところ。これで全ての機能を使用することができるようになる。

この状態になれば全ての機能が有効となり、再生時間制限も撤廃される。これでRecExpertsを使用する準備が整った。

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RecExpertsで出来ること

RecExpertsで出来ることについてまとめておく。Pro版では以下のことができる。

  • 画面録画:使用中のPCの画面を録画する。
    • フルスクリーン:画面全体を録画する。複数のモニタで拡張表示している場合、対象のモニタを選択できる。
    • エリア:録画範囲を縦・横を1px単位で決定する。自分で録画したい範囲を決められるほか、録画したいウィンドウに合わせれば自動でその大きさに合わせてくれる。また、1920×1080, 1280×720, 640×480, 640×360, 320×240のプリセットからも選択できる。範囲は後から拡大縮小・移動することができる
    • カメラとオーディオ:Webカメラ、システムサウンド、マイクの管理が同時に行える。これらは任意にON/OFF及びデバイスの設定が可能で、詳細設定も可能である。なお、マイクの設定で「マイクブースト」「ノイズリダクション」はPro版専用機能である。
  • オーディオ:音声のみの録音をする。システムサウンドとマイクのみの設定である。音声入力をモニタ出来るグラフが左側にある。両方ともOFFの場合、録音ボタンは押せないようになる
  • ゲーム録画:ゲーム録画に特化したもの。ゲームとあるが、ゲーム以外のものでも割と多く選択可能である。画面録画との違いは、画面録画の場合は録画中に「加工」ができるが、ゲーム録画の場合はそれができない。その代わり、ウィンドウを動かしても録画位置がずれることがなく、表示の邪魔も少ない。ただしウィンドウサイズを変更すると汚くなってしまうので注意。カメラとオーディオは画面録画の場合と同じである。
  • ウェブカメラ録画:Webカメラの録画に特化したモード。このモードのみ画面が専用のものに変化する。任意のWebカメラに設定し、サウンドも任意のものを選択できる。解像度はWebカメラに依存する。映像の回転ができ、クロマカットアウトによって背景画像を設定できるなど、できることが多い。
  • オンラインビデオ録画:オンラインサービスのビデオ、特に録画制限のあるプレミアムサービスの録画に特化している。正常に動作させるために、RecExpertsからブラウザの再起動が必要になる。いずれのプレミアムサービスに加入していない場合、使いどころはない。なお、実際に使用する場合は法律に従って利用すること。
  • 録画の再生・編集:録画やスクリーンショットの結果を閲覧したり編集できる。Pro版の場合再生制限はなく、ちょっとした編集も可能である。また、動画からスクリーンショットを撮ることができ、収録したデータは直接操作することもできる。
  • 自動分割:Pro版専用機能。一定時間または一定容量に達した場合にファイルを分割する機能である。ファイルシステムで制限がある場合に有効である。
  • 自動停止:Pro版専用機能。終了条件を日時指定、レコーディング時間、ファイルサイズのいずれかから選択し、自分でその条件を設定できる。また、録画の自動停止後の動作も設定することができる。
  • タスクスケジューラ:Pro版専用機能。タスク形式であらかじめ録画を「予約」できる機能。テレビ系の録画で使う機会があるはずだ。

見た目が非常にシンプルなのに、できることはそれ以上というRecExperts。それでいて視覚的にもわかりやすく、初心者でも上級者でも満足するような機能が揃っているようである。今回は上記から太字で示した部分について、詳しく見ていくこととする。

機能1:画面録画

画面録画は、RecExpertsの最も基本となる使い方である。画面録画の領域は、フルスクリーンか指定したエリアの2つがある。フルスクリーンの場合は難しい操作はないので、ここでは指定したエリアを録画する場合で使い方を解説する。

手順1:エリアを決める

まずは左側のメニューから「画面録画」(モニタのアイコン)をクリックしてそのモードにする。次に録画したい範囲から「エリア」をクリックする。するとスコープみたいなマークがマウスの代わりに表示され、録画したいウィンドウの上に乗せてクリックするか、右クリック後そのままドラッグすることで自分で範囲を指定できる。楽なのはウィンドウを選択する方法で、この方法では何も意識しなくてもRecExperts側で自動で範囲を設定してくれる。同時に複数モニタがある場合、設定したウィンドウのモニタに自動で設定を変更してくれる。設定した後のイメージが以下である。

エリア(ウィンドウ)決定後の状態
録画するエリア(ウィンドウ)の決定と、その後の状態。まずはこのようにしてウィンドウを指定する。

手順2:入れる音を決める

次に入れる音を決める。画面録画ではWebカメラも同時に映すことができる。音声はシステムサウンドとマイクで、これらは任意に設定することができる。ただし、録画開始時にOFFにしている場合は(Webカメラも含めて)録画中に有効にすることはできない。なので入れる場合はあらかじめONにしておく。音量についてはRecExpertsから制御可能である。これらは録画中でも調整可能であり、音量のバランスがおかしいと感じた場合にはこれで制御できるようになっている。

RecExpertsの音量調整項目
システムサウンド及びマイクの音量調整やテストを行える設定画面。録画前にテストできるのもポイントの1つとなる。

手順3:録画の実行

設定が完了したら、実際に録画する。録画環境はWebカメラをOFF、マイクをOFFの、システムサウンドのみ有効な状態で行った。これで実験として、YouTubeの録画を試してみる。その実際の録画が以下である。動画は個人情報に関わる部分のみ加工している。

 

被験者検証のためにclea氏の直近の配信を利用して録画を行った。時間にして45秒だが検証には十分であるはずだ。録画開始後は画面内にツールバーが入ってしまうこともあるが、このツールバーは任意の場所に動かすか、最小化することができる。また、ホットキーがF9に録画開始/停止、F10が録画の一時停止/再開、F11にスクリーンショットが割り当てられている。そのため最小化しても操作できない心配はない。なお、ホットキーはどの操作よりも優先される関係で、文字入力でカタカナ変換やローマ字変換の場合に干渉してしまうので、その点では注意が必要である。必要な場合は設定で任意のファンクションキーに変更するか割り当てを解除することもできるので、心配しなくていい。




録画中のツールバー:録画中に「加工」ができる

録画中のツールバーは、録画時間・容量が常に表示され、一時停止/再開、停止ボタンといくつかのメニューが存在する。メニュー内容は以下のようになっている。

  • スクリーンショット(カメラ):スクリーンショットを撮る。F11で同じことができる。
  • 自動停止(時計):自動停止設定をする。Pro版限定機能。
  • 加工ツール(ペン):録画中に加工を行うことができる。本項で解説。
  • 設定(ナット/六角形):音声についての設定を開く。
  • 最小化(右下のやつ):最小化する。最小化するとタスクバーの通知領域に格納され、再度呼び出す場合はそのアイコンをダブルクリックする。

このうち、加工ツールが録画中でも使用できる機能であり、他の録画システムにはないものである。具体的に何ができるかというと、以下の動画のようなことができるのである。次は動画は領域を調整して個人情報が関わる部分を見えないようにし、無加工で済むようにしたうえで、もう一度YouTubeの録画を試した。

 

動画では様々な加工ツールを一気に使っているが、これは解説のためである。これらの加工ツールはシンプルかと思うと、意外にもできることが満載である。図形や直線を使ってハイライトをしたり、矢印で具体的に示したり、ペンで書くことも可能である。また、文字入力やナンバリングが可能で、これは図解説明でも使えるものになる。ホワイトボードはクリックする度に切り替える方式で、録画中の画面に白い背景を映し出し、そこに自由に入力できるものとなる。説明向きのものである。これらは使用すると、録画にも反映されるようになっている。

この機能は一見、「そんなことしている暇はない」と言われそうだが、実はそうでもない。解説系動画の収録においては、これは役に立つ機能である。システムサウンド・マイク共に有効で、先に録画した動画を再生・一時停止を駆使しながら説明のためにこのツールを使えば、完成した動画はまるで配信していたかのような仕上がりにもなる。後からAviUtl等の編集でどうにかするということも不可能ではないのだが、こちらを利用する方がよりそれっぽいのが利点であると言えるだろう。

機能2:オーディオ

大抵の録画ソフトは、画面録画のみサポートしていて、音声録音についてはサポートしていないのが殆どである。RecExpertsは音声録音のみについてもサポートしている。これはシステムサウンドもマイクも同時に録音できる点で、標準機能や他の録音ソフトと違うものとなる。また、収録中の一時停止と任意のサウンドに対する音量調整もできるので、その意味では普通に録音するよりも「制御しやすい」ものになっている。

音声しか収録しないので、動画がない。そのため、収録中の画像を参考として掲載する。

音声録音中の状態
音声録音のイメージ。非常にシンプルになる。音声・ミュート制御も録音中に可能で、ミュート状態でも録音できる優れものである。

一般に音声録音は、デスクトップ音声を何らかの形で出力している場合にしかできないものである。とはいえ毎回音声を出せる環境にあるわけがないので、そうなると録音は難しいものになる。しかしRecExpertsはミュート状態での録音も可能である。これにより、PCから音を出せない状況でもシステムサウンドを録音したり、マイク音声を録音できるわけである。これを有効にするには、録音中にナットマークをクリックして設定メニューを開き、その一番下にある「無音録画」をONにする。これを有効にすると(音声が出ている場合)強制的にミュートになる。音声が出ているかどうかは波形が常に表示されるので、それで監視するといいだろう。

機能3:ゲーム録画

PCで録画する人の殆どは「ゲームを録画したい」はずだ。しかし前述の通り、標準機能では少々心許ないことが判明している。なのでゲームを録画したい場合もRecExpertsの出番だ。ゲーム録画のメニューを開いた後の設定手順は以下のようになる。

  1. 「ゲームウィンドウまたはゲームプロセスを選択」の下にあるプルダウンメニューをクリックし、録画対象としたいゲームをウィンドウ(イメージ)またはプロセス(一覧表示)から選択する。一覧にない場合はリフレッシュで更新する。選択後はOKをクリックして反映する。
  2. 選択したものがゲームである場合、そのゲームの左上にFPS値とホットキーの情報がオーバーレイする。これを消す場合はF8(デフォルト)を押す。なお、これはデフォルトでは表示したままでも録画には反映されないようになっている。録画中はこの表示は赤色になる。
ゲーム録画の設定と設定後のゲーム画面
ゲーム録画のメニューと録画対象を設定する方法、及び設定後のゲーム画面のオーバーレイのイメージ。Steamのオーバーレイのようなイメージを持ってもらえばわかりやすい。

メニューではゲーム以外のものも選択可能であるが、それがゲームではない場合はオーバーレイは表示されず、ゲームである場合は左上にオーバーレイが表示されるようになっている。録画待機中はFPS値とホットキーが表示されており、録画を開始すると表示が赤になり、先に加えてストレージ残量、記録時間、記録ファイルサイズも表示する。今回は実際にこの機能を使用して、検証としてBVE Trainsimで少し運転したのを録画した。

 

この録画では録画時のフレームレートを60としたうえでの録画である。ゲーム録画での場合はゲーム自体のウィンドウを動かしても録画が崩れることはなく、ウィンドウ上部のバーも非表示で録画できる。ただしウィンドウサイズを変えると画質に影響するので、原則録画中は変更しないことである。ホットキー制御ができる関係で、Windowsの場合Xbox Game Barで録画するよりもコントロールしやすく、スクリーンショットもホットキー制御ができるので、一瞬を逃すことも殆どないはずだ。ただしゲームによってはファンクションキーにも何らかの割り当てがあるはずなので、その場合はRecExperts側のホットキー変更か、ゲーム側のキーアサイン変更で対応することで干渉が起きなくなる。



録画中に気になったことといえば、録画完了後、それを再生してみると動画がどうしてもカクついていることだ。先の動画で言えば、それは60FPSで録画したのだが、それ以下のFPS値になっているように見えるということである。これについては録画したデータをプロパティから「詳細」タブを開き、ビデオのフレーム率を確認することで理由が判明した。設定したFPS値よりも低い値であった。その値は51.12FPSで、明らかに9FPS消失している。この原因については正直なところ不明である。というのも、CPU, GPU使用率はさして高くなく、録画先にはUSB接続で外部ストレージ扱いのHDD(3.0Gbps)を指定しているので、FPS値が低くなる原因があるとは思えないためだ。この部分については解決方法を調査していく次第である。

機能4:RecExperts内での動画編集

通常、録画ができるソフトウェアは、録画以外のことができない。つまり、そのソフトウェアでは録画結果の再生や編集ができないということだ。これは別に珍しいことではなく、OS標準機能もそれである。対してRecExpertsでは、録画結果をその場で再生して確認することができ、ちょっとした編集も可能である。なお、試用版では1分しか再生できず、編集はPro版限定機能であるので、使用するならPro版でなければならない。

録画結果はメインメニューの左下のフォルダをクリックすることで移動でき、録画完了後は自動でフォルダに移動する。ここでは記録は右側にあり、デフォルトで新しい順に並べられている。記録タイプごとに、次の操作が行える。

  • 動画への操作
    • 切り貼り:動画のトリミングをする。トリミング結果は元の動画とは別で保存され、保存時に名前を付けることができる。
    • オープニングタイトル/クロージングタイトル:動画の前後3秒間にタイトルをつける。片方だけつけることもできる。オープニングはフェードアウト、クロージングはフェードインのエフェクトになっている。これも元の動画とは別で保存される。
    • 音声ファイルを抽出:その動画から音声を抽出する。名前は任意に変更でき、対応フォーマットはMP3, WAV ,OGG, WMA, FLAC, AACである。
    • スクリーンショット:動画からスクリーンショットを撮る。任意の場所で撮ることができるので、録画中にうまく撮れなかった場合でも後から撮れる便利機能である。RecExpertsの機能で撮影するので、画質が綺麗な状態で撮れる。
    • 再生速度:デフォルトを1.0として、2.0, 1.5, 1.25, 0.75, 0.5に変更できる。
    • ボリューム:プレイヤーのボリュームを操作する。
    • フルスクリーン:全画面モードにする。
  • 音声への操作
    • 切り貼り:音声のトリミングをする。機能は動画の時と同じで、インデックスは波形になる。
    • 再生速度・ボリューム・フルスクリーン:動画の時と同じ。
  • 画像への操作
    • フルスクリーン:全画面モードにする。
  • 共通操作(ファイル操作)
    • 名前の変更:名前を変更する。
    • ソート:ソート順を変更する。名前・サイズ・作成時間・持続時間(=再生時間)の4つがある。
    • ファイル:そのファイルがあるディレクトリをエクスプローラで開く。
    • 削除:そのファイルを削除する。このとき、一覧から削除するか、ファイルそのものを削除するかを選択できる。
    • インポート:RecExpertsにファイルをインポートする。ファイル単位かディレクトリ単位かを選択できる。
    • ファイルの管理:ファイルを一覧で表示し、削除や移動について一括操作できる。
RecExperts内で編集・加工の例
RecExpertsで録画再生・編集・加工をする例。音声抽出やスクリーンショットの撮り直しができ、さらに前後にPowerPoint風のタイトルを挿入することも可能になっている。元データを残す形で出力するので、加工に失敗しても安心してやり直せる。

録画したら再生はOS標準で、なんてことが多い中で、録画ソフトでそのまま再生できるので、ビデオカメラのようにすぐに見返せる便利さがある。また、本格的な加工こそ無理なものの、動画の前後にPowerPointのスライドで入れるような感じのタイトルを簡単に挿入できるようになっている。背景は任意に変更可能である。これは大学の講義の録画などでも使えるものになるであろう。

録画した動画からある瞬間だけを抜き出すスクリーンショットを「後から」撮りたい場合、OS標準機能で撮ると大抵画質が劣化している。RecExpertsなら録画を再生できる上に、そこでもスクリーンショットを取ることが可能だ。そして驚くべきは、RecExpertsに他の動画や音声ファイルをインポートすることができるということだ。これが意味するのは、ここで録画したものでなくても音声抽出、トリミング、スクリーンショットを行うことができるということだ。今までしたくても出来なかったそれらが、RecExpertsに持ち込めば出来るのである。この機能のためにRecExpertsを使う意味があると言える。この点を考慮してもPro版は検討に値するはずだ。




設定項目について

メインの機能については全て解説を完了したが、ここでは設定についても触れておく。設定は録画をしていないメインメニューの時にナットをクリックすることで呼び出せる。設定できる項目は以下である。

  • ファイルパス:作成した録画・音声・スクリーンショットの保存先を指定する。フォルダマークはそのフォルダを開き、右のマークが参照形式でフォルダを指定するものである。
  • ビデオ:録画に関する設定を行う。
    • 出力格式:MP4, MOV, FLV, MKV, AVI, GIFから選択する。デフォルトはMP4。
    • 画質:標準(軽量)、高画質(デフォルト)、元の画質(劣化なし)から選択する。この設定は容量に影響する。デフォルトは高画質。
    • フレームレート:144, 120, 90, 60, 50, 30, 25, 24, 20, 15, 10, 5, 1から選択する。デフォルトは24。ただし現状では、録画結果のフレームレートが指定したフレームレートと合わないことが多い。
    • 録画中に余分なオーディオファイルを保存する:音声ファイルを別で保存するかどうかの設定。デフォルトはOFF。保存拡張子はオーディオで解説したものに準ずる。
  • オーディオ:オーディオに関する設定を行う。
    • 出力格式:拡張子を指定する。オーディオで解説したので省略。
    • ビットレート:単位はkb/s固定。256, 192, 128, 64, 32, 16, 12から選択する。この値が高いほど音がクリアになる。デフォルトは128kb/s。
    • サンプリングレート:所謂サンプリング周波数。単位はHz。48000, 44100, 16000, 8000から選択するが、一般に人間の可聴領域は20kHz前後であり、44100Hz未満にする意味はない。デフォルトは44100Hz。
  • 録画:録画時の細かい設定を行う。
    • 録画開始前のカウントダウン:RECを押してから実際に録画を開始するまでの間隔。デフォルトで3秒。
    • 録画促進音を有効にする:録画前や録画開始時に鳴るカメラ音を有効にする。デフォルトでON。
    • キャプチャ中に記録領域を移動する:画面録画時に記録領域を任意の場所に動かせるようになる。OFFにすると録画中は固定される。デフォルトでON。
    • 録画の境界線を表示する:録画エリアを表示する。録画時はこの境界線が常に表示されるようになる。デフォルトでON。
    • フローティングツールバーを非表示にする:録画時に操作パネルのやつを非表示にする。非表示にした場合、ホットキーとトレイで制御することになる。デフォルトでOFF。
    • デスクトップアイコンを隠す:録画中にデスクトップアイコンを隠す。デフォルトでOFF。
    • タスクバーを自動で非表示にする:録画時にタスクバーを隠す。デフォルトでOFF。
    • GPUハードウェアアクセラレーションを有効にする:リソース削減と画質向上に使う。デフォルトでON。
  • ホットキー:ホットキーを設定・変更する。全てのホットキーはファンクションキーに割り当てされ、或いは割り当てないことができる。ここではデフォルト値を表示する。
    • 録画の開始/停止:F9
    • 録画を一時停止/再開する:F10
    • スクリーンショットをキャプチャする:F11
    • ゲーム録画中にオーバーレイ情報を表示する:F8
  • マウス:マウスカーソルを表示するかどうかの設定のみ。ONにするとマウスカーソルも表示され、録画に反映される。デフォルトでON。
  • ゲームオーバーレイ情報:ゲーム録画の場合に表示される情報を設定する。
    • オーバーレイ情報を表示する:デフォルトでON。ONにした場合、表示する内容も選択できる。
      • フレームレート:FPS値
      • ストレージの残量:GBで表示
      • 記録時間:秒単位で表示
      • 記録ファイルサイズ:サイズが上がるごとに単位が変化する
      • ホットキー:ホットキーの割り当てを表示する
    • オーバーレイ情報を録画に保存:オーバーレイ情報も録画に含める。デフォルトでOFF。
  • 開始:起動時の挙動を設定する。
    • スタートアップ時に起動:OSの電源を入れてホーム画面に到達したときに起動する。スケジュール録画を行う場合はこの項目にチェックを入れる。デフォルトでOFF。
    • 常に管理者として起動:管理者モードで起動する。これによりディレクトリ変更が可能になる。デフォルトでON。
  • もっと見る:終了するときの挙動について設定する。
    • メインパネルを閉める:×ボタンをクリックした場合の動作を設定する。システムトレイを最小化するか、プログラムを終了するかを選択する。デフォルトはシステムトレイを最小化する。
RecExperts設定画面(全項目)
RecExpertsの全設定項目。項目によっては右に説明があるため、初心者でもわかりやすくなっている。

必要に応じてこれらの設定を弄ることによって、最適な録画・録音・スクリーンショットが可能になるというものだ。人には人の好み、スタイルがあるわけで、それらを細かく、しかし決して難しくなく変えられる。EaseUSのユーザー目線に寄り添った設計が生きていると言える。

以上で、メイン機能及び設定についての解説は完了である。これだけの多機能性を持ちながら、シンプルに仕上がっているところは誰でも使いたくなるものに違いないはずだ。

実際に使用しての感想とレビュー

EaseUS RecExperts“について、実際に使用してその機能についての解説と結果の説明を行った。それではここから、それぞれの機能について公平に審査していく。

機能1:画面録画

良い点

  • エリア選択時、録画したいウィンドウを指定するだけで自動調整してくれる

RecExpertsの基本となる画面録画で、フルスクリーンの他にエリアで録画範囲が指定ができるこれ。領域は自分で範囲を決められるほかに、録画したいウィンドウに合わせてクリックするだけで自動でその大きさに合わせてくれるというのがポイントである。大抵の場合、領域を大雑把に決めてから少しずつ手動訂正が必要というのが一般的だった。その煩雑さを一気に解消してくれるのがこの機能で、細かい修正に時間を取られることもなくなる。ストレスフリーで録画する準備ができるので、結果的にクオリティ向上になるだろう。

  • 録画中に加工ツールで色々加工することができる

おそらく、RecExperts以外の録画ソフトで、録画中に加工ができるソフトウェアは他にないと思われる。本ソフトの目玉機能とも言えるもので、録画中に説明のために図形や矢印やペンを使ってハイライトをすることができ、テキスト入力にも対応し、必要に応じてホワイトボードを呼び出して説明することもできる。ナンバリングのスタンプも押せるので、解説動画を作る場合には非常に実践的な機能であると言える。なお、失敗した場合はやり直しができ、不要になったらゴミ箱アイコンをクリックして全消しもできる。後で編集するのとは違った「編集の仕方」である。

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改善点

使用時に問題となるような点は見られなかったため、この機能については問題なしと判定する。

機能2:オーディオ

良い点

  • 録音中もRecExpertsから音量コントロールが可能、無音録画(録音)にも対応

大抵の録音ソフトは、録音中は音量のコントロールは不可能か、できてもOSから制御することしかできない。またOSからの制御の場合、音量を変更するとシステム音が鳴ることも多いので、それで「余計な音」が入って撮り直しになることはたまにある。また、マイク音声収録の際、システムサウンドが大きすぎるので調整したいということもあるはずだ。RecExpertsではその悩みを解決できるように、収録中でもボリュームを制御することができるようになっている。これはマイクでも同じで、収録中はそれぞれの波形によって「どれくらいの大きさ」かという情報が視覚的にわかるため、より調整しやすくできている。

また、通常は録音は無音ではできない。つまり、PC上(の任意の音声出力インタフェース)から音が出ていなければ、録音しても音が入らない。だがこのソフトは無音録音に対応しており、これをONにするとPCから音が出ていなくても録音してくれる。人がいっぱいいて音が出せないような場所で録音したい場合には、これは非常に役に立つ機能である。

改善点

使用時に問題となるような点は見られなかったため、この機能については問題なしと判定する。

機能3:ゲーム録画

良い点

  • 録画とスクリーンショットがホットキーで制御できるため、ゲーム中でも安心

Windowsの場合、ゲーム録画は面倒だった。Xbox Game Barで指定されたコマンド入力で録画やスクリーンショットを取れるが、ゲーム中に悠長にそんなコマンドを入力している暇はない。もっとも、標準機能なのだから仕方ないことではある。そんな標準機能に代わって、RecExpertsは録画対象のゲームウィンドを指定して、ホットキーで簡単制御できるようにしてくれる。ホットキーについては、ゲームによってはファンクションキーが何かの割り当てで使用されていることもあって干渉する可能性はあるものの、RecExpertsで割り当てを任意に変更可能なので意外と何とかなる。標準機能に悩んでいた人は、これを使えばその快適さにプレイ体験も向上するはずだ。

改善点

  • 設定したフレームレートと録画後のフレームレートが一致しない

唯一ソフトを使って気になったのが、録画した動画を見返すと、どういうわけかカクカクするということ。フレームレートはゲームに合わせたはずが、まるで合っていないかのような動画になってしまっているのである。というのも、録画した動画のフレームレートは、設定したフレームレートを大きく下回っているということが分かったためである。解説で使用したBVETSは60FPSが標準であるので、それに合わせて録画設定も60FPSで設定したのに、実際のフレームレートは50FPS近くだった。CPU, GPUリソースは十分であったし、ディスク速度が影響しているような感じもない。なのでシステムの問題であると推定している。これはウィンドウで録画する場合にも起きたことなので、この部分が改善できると、良質な録画がもっとできるはずである。

機能4:RecExperts内での動画編集

良い点

  • 録画したらそのまま再生できて、スクリーンショット、トリミング、前後タイトル挿入ができる

録画ソフトの役割は、録画するだけ。それが今までの常識でもあった。その常識を破壊したRecExpertsは、録画後はそのままそのソフト上で再生でき、スクリーンショットを撮り直すこともでき、加えて簡単な編集も可能である。トリミングは他のどこでも出来そうな機能だが、前後にタイトルを挿入することは、私の知る限りこれだけができる機能であるはずだ。なので5分もあれば、YouTubeに投稿しても違和感のない動画がすぐ作れるのである。

  • インポート機能で他の動画・音声を取り込んで編集できる

先の編集機能は便利なので、他の動画や音声でも使いたいと考えることはあるはず。しかしこの手のソフトは「そのソフトで録画されたもの」だけを対象に使用できることが殆どで、それ以外に対しては使えない、というのがオチだ。しかしRecExpertsはその制約がない。インポート機能を有し、これを使って任意の動画・音声をファイル単位、またはディレクトリ単位で読み込めば、そこで再生してスクリーンショットを撮り、トリミングして、前後タイトル挿入もできる。既存の動画や音声に対しても編集機能が使えるので、そのために使う価値が十分にある。素晴らしい機能だ。

改善点

使用時に問題となるような点は見られなかったため、この機能については問題なしと判定する。

総合評価

  • 総合評価:4.9

コメント: FPS不一致問題さえ解決できれば、完璧な録画ソフトウェアである。

以前にレビューした3種のソフトウェアとほぼ同様に、改善点は殆ど見られない。それはEaseUSによって入念に開発がされていることの証明である。唯一の指摘点として、FPSが設定と録画で異なることを挙げたが、これは後に任意の動画編集ソフトを使って編集する際に、編集を難しくする要素の1つとなるはずである。なので、今後の動画コンテンツの発展を促進するためにも、このソフトウェアの強みを推しつつ、この問題点を解決することができれば、RecExpertsは初心者でもプロでも、誰でも使える録画ソフトになるはずだ。

“EaseUS RecExperts”はスマートな録画のスタンダードを作る

EaseUS RecExperts“, データ復旧・バックアップソフトウェアでお馴染みのEaseUSが新しく作った、録画に特化したソフトウェア。これの初版は2020年7月に発売となっており、実はかなり新しいソフトである。”EaseUS RecExperts for Mac“についても同年12月に発売しており、2021年を迎える前に両方のOSでのサポートが始まったのである。PCの「中身」に詳しいEaseUSなら、画面録画をするソフトウェアでユーザーが求めているものを理解していて、その解決策として今回の自信作を発売したと考えられる。実際、標準機能で使いづらいと感じる部分をこのソフトで解決すると同時、標準機能よりもさらにできることが多いので、通常の画面録画はもちろん、ゲーム録画に使用するにも最適である。

高機能にするとありがちなことが、UIが複雑化する、何の機能を示しているのかわからないといった、使用時の混乱を招くことである。これはPC初心者はもちろん、ベテランユーザーでさえこの手の問題には頭を抱える事案である。だが心配はいらない。EaseUSはいつでもユーザー目線である。シンプルに仕上がったUIでありながら、できることは多くて、まさしく「スマート」である。まだ出たばかりということもあってユーザーは少ないようであるが、しかしこのレコーダーは録画の常識を塗り替えることができるものになるはずだ。その時、”EaseUS RecExperts”はスマートな録画のスタンダードを作ることとなるだろう。

そして1度使えば、もう標準機能では満足しなくなるはずだ。なぜなら、RecExpertsに満足できるからである。もし迷っているのなら、まずは使ってみるべきだ。それから買うかどうするか、決めればいい。それが新時代のやり方だ。

 

以上、”EaseUS RecExperts”使ってみた!~使用方法&レビュー~、であった。次は何の記事で会おうかな?

 

KIBEKIN at 11:55 Nov. 16th, 2022


謝辞

本記事を書くにあたり、製品版の提供をしてくださいました、有限会社イーザスソフトウェア(EaseUS Software Co., Ltd.)様にはこの場を借りてお礼申し上げます。


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KIBEKIN
会社員という働き方が合わないのに会社員になってしまってから、半ば自分からリタイア後ブログクリエイターとなり活動してきた社会不適合者。VRやVTuberに触れる機会が増え、今後はリスペクトだけではなく自分を作る意味を込め、VTuberならぬVBlogCreator"KIBEKIN"として新しいスタートを切る。

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