【ゲームと仕事】ゲームのプレイスタイルと仕事の類似点を考える | Raven's Articles

【ゲームと仕事】ゲームのプレイスタイルと仕事の類似点を考える

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この記事の概要を簡単まとめ!

  • 現在のゲームの種類は多岐に渡る
  • 基本的には自分との戦い(自己ベストやWR)、対人戦の2つ
  • 自分の実力だけが重視されるもの、チームプレイが重視されるもの
  • ゲームと仕事は似ている部分がある
  • ゲームのプレイスタイル・傾向はそのまま仕事のスタイルに繋がる
  • 自分の仕事スタイルを知る上でもゲームは有用である

ここ最近ずっと無能政府を怒ってばかりであったので、正直なところ疲れたのである。しかし無能政府は何をやらせても怒る題材となり得るのはどうなのか。無能の極みだろうか。それにしても、政府でありながらやることが全て3アウトであり、一度もセーフ(政府)だった試しがないように思えるのだが。野球なら即放出である。

なので久しぶりにゲームの話をしよう。と言ってもただゲームを語るのであれば、普通すぎてあまり書く意味がない。なので今回は仕事と絡める。ゲーム×仕事というのは、意外と多い。ゲームを作るという従来の仕事、ゲームを攻略するという仕事、レトロゲームをひたすらやり続ける有野課長も仕事であり、ゲーム大会も仕事が関わってくる。昔はゲームをする側が仕事になるとは思わなかったものである。

しかし今回はそれらではなく、ゲームのジャンルと仕事の類似点を考えていくことにする。現在は様々なジャンルが存在し、その中でも細分化されるような形となっているものの、基本的にはシングルプレイ専用・マルチプレイ寄り・マルチプレイ専用と分けられる。これは仕事に置き換えれば、単独でできる仕事・一部チームプレイが必要な仕事・チームでする仕事となる。

もし、シングルプレイが好きでマルチプレイが全く好きでないとか、マルチプレイをやってみたがどうにも合わないと感じたり、逆にマルチプレイで能力が発揮できるものの、独りでは何もできなかったというパターンはあると思われる。だがこれは個人の感想に過ぎず、言ってしまえば「たかがゲーム」である。だが、同じような意味でいくと占いや診断も「たかが」である。似たようなものだ。

したがって、あくまでも参考程度とはしつつも、目を通していくと話のネタには使えるように、語っていくことにする。

現代におけるゲーム

現代のゲームの概要

現在のゲーム情勢といえば、携帯機一強の任天堂と、スマホでできる各種ゲームまたはレトロゲームのリメイク、移植等、そしてゲーミングPCによるSteamがメインである。据え置きコンシューマは、ゲーミングPCを好まない人や買えない人、そして子供向けという印象である。これらがそれぞれ目的別に分散している。

ゲーム機が進化するようにゲームそのものも進化している。それに伴って単純な操作をするゲームから複雑な操作や頭脳を要求するように進化していった。そしてゲームジャンルは1つだけから複合型になり、プレイスタイルもオフラインのシングルプレイまたは2人プレイから、オンラインで国境を越えて不特定多数との協力や対戦することが可能となった。同時にシングルプレイでも競争要素(TA・SAなど)が取り入れられ、自分との戦いであり世界との戦いも出来るようになっている。ゲームから国境を取り除き、一種の共通言語的存在となった。

そしてスマホの登場と基本スペックがかつての携帯機やコンシューマ機に匹敵するレベルとなったことと、ゲーム内容や進行データはサーバ保存、ユーザは動作に必要なデータのみをダウンロードする形式のゲーム(所謂ソシャゲ)が流行したことで、場所と時間を問わないでゲームすることも可能である。ソシャゲはシングルプレイ・マルチプレイどちらのタイプも多く、リリース数もコンシューマより多い。一部の人は色々なソシャゲを平然とこなすほどの腕前を持っているので、ある意味で適応能力は高いようである。



自分との戦いと対人戦の2分類

スマホゲームでない限りは、殆どの場合複雑に細分化されたジャンルの1つに属すると思われる。その場合でも、基本的には自分との戦いか、対人戦かの2分類である。自分との戦いでは、完全に敵がいない場合も対CPU・対AIも含める。対人戦は名前の通りである。対人戦の場合は完全な1vs1と、チームを組み、チーム同士で対戦することが代表的である。これは1つのゲームに両方入っている場合も、どちらか1つしか入っていない場合もある。

オンライン環境が途上であったPS2・GC・XBOX時代はダイヤルアップ接続、ADSLがインターネットへの接続手段であり、利用できるのは一部の人に限られた。そのため殆どのゲームはオフラインでも楽しめるように作られていることが多い。その結果、1人用ゲームとなることが多く、後は2~4人が画面分割で楽しむ程度である。

これがPS3・Wii・XBOX360になると、Wi-Fiが流行り始めた頃もあってゲーム機にWi-Fiモジュールが搭載されるようになり、この頃からオンライン環境が整う人が増え始めた。同時にオンライン対応ゲームが増え、かつ多人数対戦型も増えた。無論、シングルプレイも同じように増えており、これもオンライン対応が多い。シングルプレイの場合であれば所謂ワールドレコードのような要素で、世界と戦うことがあるだろう。その意味では対人戦のようなものだが、直接対人戦をするわけではないので結果的に自分との戦いとなる。

このタイミングで、やはりシングルプレイの方が気楽と思ってシングルプレイに没頭する人がいれば、大勢でゲームをやりたかったりチームプレイをしたい人はオンラインのマルチプレイをやるものと思われる。マルチプレイでも自分以外が敵であり、相手も同じであるということもあるが、対人戦であることに変わりはない。

自分の実力だけが重視されるもの、チームプレイが重視されるもの

先に挙げたように、シングルプレイは殆どの場合が自分との戦いである。マルチプレイは往々にして、チームプレイが重視されるものが多い。これはFPSで顕著である。FPSでゲーム大会が開かれるくらいであるが、個人戦より団体戦がよく行われているように感じる。これにより、シングルプレイは100%自分の実力が左右し、逆にマルチプレイでチーム戦ならチームプレイが個人の技量よりも優先されることは確実である。後者の場合、たとえ自分がよくても、結果が出るかはチームメンバーの技量次第であり、そしてメンバー間の連携もスムーズにできるようにする必要がある。

したがって、他者と連携することを煩わしいと思う人、自分が頑張っても正当に報われないと思う人は、チームプレイが重視されるゲームをすることはないだろう。それでもやりたいゲームがあるときは、チームを全員CPUにするくらいしか方法がない。もっとも、そこまでしてそのゲームをやりたいかと考えると、微妙である。逆に一人でやることに飽きてしまった喜びを共有したいとかいう勘違いした人は、チームプレイが重視されるゲームを好むものと思われる。




ゲームと仕事

仕事のスタイル

いきなりだが、仕事のスタイルを考える。大まかに仕事は、1人で行えるものと、誰かと共同及び協力して進めるもの、の2つに分けることができる。データ入力などの簡単なオフィスワーク、ライターやデザイナー、クリエイティブ系、工場系や清掃系といった肉体労働のうち高度なものではない仕事は前者、事務作業、金や人の動きが絡むオフィスワークなど、大型のプログラミング、肉体労働で怪我の危険性があるものは後者となることが多い。

仕事が1人で行えるのか、共同・協力作業なのかは仕事を選択する上で重要な判断材料となる。自分のスタイルとして1人のほうがやりやすいのに共同・協力が必要な作業を選んでは、仕事のパフォーマンスに影響することは間違いない。逆に共同・協力が得意な人が1人で行える仕事をすると、これもやはりパフォーマンスに影響する。前者は誰か人がいることで、後者は誰もいないことで、それぞれの利点はそれぞれのマイナス要素となる。なお両者間において「やりたい仕事である」かどうかは、論点の対象外とする。

これら仕事のスタイルにうまく合致できなければ、どんな仕事であっても自分の能力を発揮できず、最終的には退職することになる。今の言葉で「ミスマッチ」とされるこれは、1つの社会問題として挙げられることもある。

ゲームと仕事は似ている部分がある

仕事は1人で行えるもの、共同・協力するものがあり、ゲームはシングルプレイで自分との戦い、マルチプレイでチームプレイが重視されるものがある。言葉は違うが、前述のように分類できることからゲームと仕事は似ている部分がある。

ゲームは殆どの(クソゲーでない)場合は起承転結構成である。起は往々にして問題提起であり、承でなんか色々やって、転でいい方向か悪い方向かに流れて再度承に戻るか結に行き、結で1つの章が終わるか、或いは全体の終わりとなる。これを何回でも繰り返す

そして仕事の場合は、BtoBを想定して、取引関係のある企業から依頼を受けて、自社で何か作って、見てもらって、問題があれば作り直し、問題がなければ納入し、報酬を得るという形である。ただし、携わるのはその流れの一部であると思われる。フリーランスで仕事をしている場合、殆どは取引前~取引完了まで全て1人で行うことが多いので、必然的に全ての工程に携わる可能性が高い。わかりやすさでいえばフリーランスである。

こうして考えると、ゲームと仕事は似ている部分があると思えないだろうか。具体的には以下のリストで考えるとわかりやすい。

  • ゲームの起=仕事の依頼を受ける
  • ゲームの承=仕様とかを決めて作成に取り掛かる
  • ゲームの転=進展、或いは作り直しなど。承と転は繰り返すことが多い
  • ゲームの結=仕事の完了、報酬や名声を得る

実際にはもう少し複雑であるが、大まかに考えればこのようになるだろう。




ゲームのプレイスタイル・傾向はそのまま仕事のスタイルに繋がる

さらに踏み込んでみる。先に挙げたゲームのプレイスタイル・傾向と、仕事のスタイルを考えると、ゲームのそれはそのまま仕事のそれに繋がると考えられる。シングルプレイで自分の実力だけ重視され、誰かと組むことを煩わしく思う人は、仕事でも1人でできる仕事を求めるのであろう。その逆も然り、チームプレイが重視され、色々共有したい人は、仕事でも共同・協力作業で行うものを選ぶであろう。

この際、「たかがゲームで判断する」というような反論があるだろう。確かに、たかがゲームである。ただ、自分の好きと嫌いは普段の生活で影響を与えるように、ゲームのプレイスタイル・傾向も普段の生活に影響を与えるものであると考えている。例えば、友人との付き合い方にその傾向が現れるだろう。今はインターネットがあるため然程差はないが、シングルプレイヤーは友人がいても自分の予定を優先することが多いであろう。逆にマルチプレイヤーは友人の予定に合わせることが多いのではないだろうか。生憎私はシングルプレイヤー故、あくまで予測である。

普段の生活で影響を与えるなら、仕事にも影響を与えるとは考えやすい。また、プレイするゲームの傾向もまた仕事のタイプを決定する要素の1つとなると考えられる。ただし判断に使用できるのは一部のジャンルのみで、それ以外はあまりあてにならない。この場合はあくまでも参考程度にしたほうがいいだろう。

自分の仕事スタイルを知る上でもゲームは有用である

正直なところ、ゲームと仕事をクリエイターやe-スポーツ、有野課長以外で結びつけるというのは、かなり無謀な話のようにも思える。今回は仕事のスタイルと結び付けてみたが、このことに同意する人はなかなかいないと想定している。ゲームと仕事は、それを生業としている人以外は分けて考えるのが大方の普通だからである。

したがって、自分でも少々ガバガバな話になってしまったように思える。書くのに適切なネタがないと、どうしてもこうなってしまうようだ。しかし面倒だが、たとえそういうネタでも書かなければやっていけないのだが。

ただ、今回の話は未来の社畜となる新卒とか、社会復帰を考えている勢には有用だと考えている。それは自分の仕事スタイルを知る上でのヒントとなるからである。無論、職業の合う合わないは存在するので、それを考慮したうえで自分の仕事スタイルをゲームから読み解き、それに合った仕事を選択するのもありである。少なくとも、巷に蔓延する意識高い系のアドバイスよりはあてにしていい。真面目に考えても所詮は仕事、それならゲームと仕事を結びつけるのもありである。そのほうが面白くていい。

 

以上、ゲームのプレイスタイルと仕事の類似点を考える話であった。それでは、次回の記事で会おう。

 

リンクス岐部(LINKS-KIBE) at 16:00 July 29th, 2020


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RA管理人
RA管理人。名前は時にない。かつてこのサイトを管理していた前任者はどこかへ消えてしまった。


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