【BTOか完全自作か】PCでゲームがしたいときに考える「ゲーミングデスクトップ」の選び方 | Kibekin BLOG.

【BTOか完全自作か】PCでゲームがしたいときに考える「ゲーミングデスクトップ」の選び方

自作デスクトップの写真

この記事の概要を簡単まとめ!

  • PCでゲームがしたいならデスクトップでやる
  • BTOと完全自作の2通りの選び方がある
  • どちらもやりたいゲームと性能と予算の相談で決める
  • 快適を目指すなら最低20万円は必要
  • ゲーミングラップトップは産業廃棄物

コンシューマはほぼ権利でぼろ儲け任天堂の独り勝ち、メインのプラットフォームはスマートフォンに移行する中、SteamをはじめとするPC勢は常に進化を続けている。PCパーツの進化と共に生きているのである。

PCでゲームをするならデスクトップ

これまでのゲーム機

これまでのゲームと言えば、各メーカーが開発・販売している「ゲーム機」や「本体」と呼ばれるハードウェアと、各ゲーム開発会社が開発・販売しているゲームそのものが入ったソフトウェア(通称ROM)のセットが一般的である。本体にROMを差して電源を入れるとすぐに遊ぶことができた。

そのため本体さえあれば、理論上は無限のゲームを遊ぶことができる。ただしROMか本体のどちらかが壊れれば、同じものをどうにかして見つける必要がある。現在旧世代の本体もROMも生産停止状態のため、尚更難しいのである。

デスクトップPCに似てくる本体

第7世代とされる、PS3/Wiiが発売された時期は2006年末期である。このころから本体の性能が急速に向上し始めた。しかしSONYは大型化し、任天堂は小型化と見事に分かれた。

しかしどちらも、単純なゲーム/DVD再生機能だけの頃から、標準でWi-Fiを搭載、インターネット接続が一般化、HDDやSDHCの採用によるメモリーカードの実質上の廃止、USBポートの搭載(PS2は標準で2ポートあり)といった進化を遂げた。

本体自体も、単純にシステム設定やセーブデータを確認するくらいだったのが、様々な設定が可能となり、音楽や動画も再生可能となり、メッセージも送れるとなると、ほぼPCと変わらない。

しかしながら、その頃のPCのパーツ性能は、ゲームプレイにはまだ遠かったはずである。GPUはGeForce 7シリーズが出現したが、メモリが256MB程度しかない世代のものであり、到底PCでゲームという考えには至らない。

またCPUも、その頃はCore 2 Duoが主流だった時代であり、力不足であることは明白だった。ゲームができる性能になるまで、もう少し時間がかかったのである。

※AMDのことは知らない。

CPUとGPUの性能向上がゲームを最高品質に仕上げる

その後何年か経過し、Intelはi7シリーズを、NVIDEAはハイエンドシリーズとなるGTXを展開する。2011年頃はi7-2600、GTX 560-Tiが登場している。それでもまだ力不足感は否めない。

2014年頃に、i7は第4世代、GPUはGTX 750-Tiの登場により、ようやくゲームをするための環境が整ってきた。この頃のメモリやストレージは十分な性能を持つため、そっちの方は完全にお好みとなる。SSDは必須だが。

そして今現在は、i7を超えるi9の登場や、現行最強のGPU RTX 2080-Ti(TITANは異常なので除く)の登場で、最高のグラフィックと処理性能を獲得することができるようになった。コンシューマ機以上の性能を実現できるようになり、ついに立場が逆転した。

最早携帯機に媚を売った任天堂は論外として、PS4はPS4 Proという上位機種はあるが、それでもやはりフルスペックのデスクトップPCには勝てないだろう。

※MicrosoftはXboxがあるが、あれは中身がほぼPC/ATであり、日本ではあまり扱われないため除外した。

BTO vs 完全自作

さて、そうと分かったところでゲーミングデスクトップを建てようと考えたとき、店に頼むか、自分でパーツを集めて建てるか、の2つに1つで分かれる。

BTO(Built To Order)は、主にインターネット・ECサイトを展開している販売店に多い手法である。注文ページで、ある程度決まっているモデルの中から選び、そこでカスタムを選択して注文し、その注文に応じて販売店が組み立て、ユーザに出荷する販売方法。資金的に余裕があり、ハイスペックにカスタマイズしたい人や自作初心者におすすめである。

完全自作は、ATXケース・マザーボード(母板)・CPU・GPU・SSD/HDD・RAM・モニタ・周辺機器とその他必要な機能を全てを自分で集めて構成するやり方である。これは上級者向けで、PCに関するハードウェアとソフトウェア両面の知識を保有している、欲しいパーツが明確化しているといった人でないと、難しいだろう。私はこっち側である。

それでは、それぞれについての利点と欠点を考えてみる。

BTOの利点と欠点

見やすくするため、箇条書きにして書き出す。

利点

  • ネット上で注文可能であり、いつでも好きなときに頼める
  • 最新パーツの導入が早い
  • 周辺機器も同時に頼める(Officeソフトもオプションにあり)
  • サポートもオプションで付けられる

欠点

  • 基本的に高額(最低15万以上)
  • モデルがある程度決まっているため自由度は低い
  • あまりパーツが選べない(ATXケース・母板・GPU・SSD/HDD・RAM・電源のメーカー指定が出来ない)
  • 税別表示やめろ

評価

BTOの利点は、基本いつでも注文可能で、注文してしばらくすればすぐ届くということである。また、最新パーツの対応が早く、周辺機器やソフトウェアもオプションで付けられる。サポートはあまり必要ないとは思うが、これも付けられる。完全に初心者向けのサービスであると見受けられる。

しかし、基本的に1パーツの価格が(新品で)とても高いため、高額な買い物になる。しかも未だにイラッとくる税別表示をしているところが多い。最上位モデルなら50万くらいは余裕を見なければならない。

また、実はそこまで各パーツのメーカー指定ができないのである。特定のメーカーにこだわりがある人には、BTOは残念ながら勧められない。CPUはともかく、母板・GPU・SSD/HDD・RAMが選べないのは欠点である。某癌国製品を使いたくない人は、尚更である。正直、欠点のほうが目立ってしまうため、個人的には初心者以外はお勧めしない。

完全自作の利点と欠点

こちらも箇条書きで。長々書くより分かりやすい。

利点

  • 全てのパーツを好きなように選び、組み合わせられる
  • 複数の製品を比較しやすい
  • 安い店舗があれば安く手に入れることが出来る
  • 通常手に入らないパーツも入手可能
  • 中古品で意外な掘り出し物が見つかる
  • 個人間での取引では譲ってもらえることもある

欠点

  • 完成まで時間がかかる
  • パーツを探すのに苦労する
  • パーツによっては売り切れや入荷なしもある
  • 中古品はギャンブル性が強い
  • 偽物に注意
  • 全て自己責任

評価

完全自作の利点は、好きなようにパーツを組み合わせられることである。eスポーツのアスリートでどこかの企業に所属している場合、企業戦士をさせられるかもしれないが、そうでもない限りはそれぞれ自分の好きなメーカーで組める。特定のこだわりがある人にはもってこいである。

また、1つのパーツについて複数比較しやすく、同じパーツで安いものも見つけやすい。安い店舗があれば(実店舗・EC問わず)安く手に入れることも可能である。また、通常は出回らない製品を入手することが可能である。例に、私が好きなSSDであるCrucial M5501)Micron製のチップを採用。MLCのため、主流であるTLCと比較して割高である。Crucialで現行のTLCモデルはMX500である(2019/10/09現在) は、普通に探してもまず見つからない。大抵はC2Cで手に入れるものになる。

Crucial M550。右がCrucial、左はMicronから販売されている同じSSD

そんなレアパーツが入手できる可能性があるのも、完全自作の魅力である。皆が知らないものを使っているということを自慢したり発信したい人は向いている。

また、中古品を使えるのが大きいだろう。最近の中古品は、使用期間が1年未満であったり、SSDは書き込み量が十分に残っているまま出品しているパターンも増えてきた。そのようなものは狙い目である。また、同じように自作している人がいるとき、稀に中古品を譲ってもらえることがある。これはSNSでよく見られる光景である。

ここまで利点を挙げてきたが、もちろん欠点もある。完全自作のため、全てのパーツを自分で集める必要がある。そのため完成までに時間がかかる。また、探し方次第でパーツ集めにも時間がかかる。売り切れ、入荷なし、取り扱い終了は良くある話である。そのため地道な作業が苦手な人は途中で投げ出してしまうことだろう。

中古品は安い分、本当に使えるかどうかの問題もある。中には廃棄するしかないものを売りつける輩もいる。ビジネスの観点から強ち間違ってはいないが、そこは見極める必要がある。さらに、新品でも中古品でも「偽物」には注意する。これは寧ろSDXC等のSDカードに多いようだ。

結局、これらのことも含めて、全て自己責任にて管理することになる。何か問題が発生しても、自分で解決できるようにしておかなければならないため、上級者向けと言ったのはこの理由もある。

やりたいゲームに要求される性能と予算で決める

やりたいゲームから要求性能を逆算

BTOで注文するにも、完全自作で建てるにも、まずはやりたいゲームを挙げるといい。PS4系のゲームをやりたいのであれば、GPUはGTX 1060-6GBで基本足りる。それ以上はFPSに要求されるので、FPSプレイヤーはGTX 1070-TiやGTX 1080も選択肢である。CPUは最低4C/4Tを達成しているものなら動く、さらに快適にやりたければi7は必須である。i5は中途半端なのでやめておいたほうがいい。詳しいスペックは、Steamで調べると載っている。例えばHITMAN(2016)は以下の通りである。

HITMAN(2016)の必要スペック from Steam https://store.steampowered.com/app/236870/HITMAN/
Steamより、HITMAN(2016)の必要スペック。Steamは親切にも載せてくれている。

システム要件
Windows
最低:
OS: OS 64-bit Windows 7
プロセッサー: Intel CPU Core i5-2500K 3.3GHz / AMD CPU Phenom II X4 940
メモリー: 8 GB RAM
グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 660 / Radeon HD 7870
DirectX: Version 11
ストレージ: 50 GB 利用可能

推奨:
OS: OS 64-bit Windows 7 / 64-bit Windows 8 (8.1) or Windows 10
プロセッサー: Intel CPU Core i7 3770 3,4 GHz / AMD CPU AMD FX-8350 4 GHz
メモリー: 8 GB RAM
グラフィック: Nvidia GPU GeForce GTX 770 / AMD GPU Radeon R9 290
DirectX: Version 11
ストレージ: 50 GB 利用可能

私はi3-8100、GTX 1060-6GBだが、DDR4-2400 8GBx2だが、高画質にしたりしなければ問題なく動作している。画質や動作速度を重視しない人には、これくらいでも十分動作する。それ以上に高画質60fpsでやりたい人は、もっといいのを使うようにすれば間違いはない。

快適を目指すなら最低20万円は必要

それでも人はいいものを追い求める。そうなれば必然と性能のいいものを使うことになる。FHD(1920×1080)と60fpsを同時に達成するなら、やはりi7の第8世代以降とGTX 1070-Ti以上のGPU、DDR4-2666のRAMは絶対であり、さらにSSDもM.2 NVMeが前提となることだろう。少しの遅延も許さない、うるさい日本人にはぴったりだ。

そうなると、最低でも20万は必要になると予測できる。自分の予算とやりたいゲームと相談して、自分が満足するものを選べば問題ない。楽しむために買うのだから、妥協はしなくていいのである。

余談:ゲーミングラップトップは産業廃棄物

ここまでゲーミングデスクトップのみを扱ってきた。察しのいい人はゲーミングラップトップの存在はどこに行ったのかと思うことだろう。もちろん存在するが、これは正直勧められない。

割高なわりに、性能は据え置きである

例えばASUSは、ラップトップのシリーズでROGを出しており、このような製品がある。

ROG ZEPHYRUS S GX531GWR(GX531GWR-I7R2070Q)

※2019/10/09現在の情報

このラップトップはi7-9750H2)完全にモバイル用のCPUであり、一般販売されていない。6C/12T、ベースクロック2.60GHz、ターボブースト4.50GHzのため性能は決して低くはない。詳しい情報はインテル公式HPを参照のこと → i7-9750H Specs、RTX 2070 Max-Qを搭載している。どちらもモバイル用に設計されたCPUおよびGPUであるため、性能はデスクトップの同型およびそれ相当のパーツよりも低くなっている。

そのため、同じネームだからと言って、デスクトップと同じようにプレイできるわけではない。寧ろ、画面が小さいため、プレイに苦労することであろう。また本格的にプレイをするならコントローラーも必要であり、長時間プレイするならACアダプターも必須になる。ここまでしてしまうとラップトップである意味がなくなってしまう。

また現行のラップトップは、デザイン性重視のためか、ネジが存在しないことが多々ある。拡張性に関しても、そもそも開けることができないため、固定のスペックでやりくりしなくてはならない。SSDやRAMの交換をしたくてもできないのは、いかがなものか。

アップグレードができないことは、買ったその瞬間から古くなるということである。2年もすれば、また上位のラップトップが登場し、今使っているものでは十分な性能を発揮できなくなるということもザラである。デスクトップなら開けて交換ができるので、非効率的である。

持ち運べるのでどこでもゲームができるというメリットはあるものの、それを差し引いてもデメリットのほうが強い。なので、物好き以外はわざわざ使う理由はない。中古で出ていても考えたほうがいい。

 

ゲームの世界は、一度入り込むとゲームそのもの以外に、ゲームをするための要素についても注目するようになる。気になったら調べてみるのも面白い。新しい発見が待っている。

 

以上、ゲーミングデスクトップの選び方であった。それでは、次回の記事で会おう。

 

リンクス岐部(LINKS-KIBE) at 17:00 Oct. 9th, 2019


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ゲーミングデスクトップを買いたいと思っている人はいても、初心者だと色々面倒だと思っている人は多い。

なので、最初はやはり誰かに頼んでやってもらったりするのが一番いいだろう。

例えば、BTOでモデルを選び、そこから知識を付けていく、といった形である。

そこで、代表的なBTO販売店を紹介するので、そこで試してみてほしい。

実は格安モデルも用意しているため、資金に余裕がない人でも、ある程度いいのは買えることだと思う。

どんなPCがほしいか、熟考してから買いにいくといい。

 

私からは以上である。

 

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↓ ゲーミングBTO マイニングベース ↓

マイニングベースのゲーミングPC

マイニングベース

脚注

脚注
本文へ1 Micron製のチップを採用。MLCのため、主流であるTLCと比較して割高である。Crucialで現行のTLCモデルはMX500である(2019/10/09現在)
本文へ2 完全にモバイル用のCPUであり、一般販売されていない。6C/12T、ベースクロック2.60GHz、ターボブースト4.50GHzのため性能は決して低くはない。詳しい情報はインテル公式HPを参照のこと → i7-9750H Specs
KIBEKIN
会社員という働き方が合わないのに会社員になってしまってから、半ば自分からリタイア後ブログクリエイターとなり活動してきた社会不適合者。VRやVTuberに触れる機会が増え、今後はリスペクトだけではなく自分を作る意味を込め、VTuberならぬVBlogCreator"KIBEKIN"として新しいスタートを切る。


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