この記事の概要を簡単まとめ!
- 絵の才能は全て消失したKIBEKIN
- 物体模写だけは何故か出来ていた
- ゲームやドラマにある特徴的なものを再現するようになる
- 背景が存在しないものは再現しやすい
- まずは正確な模写から行い、そこからVTuber素材へ拡張する
- 自分用に作ったSIREN模写、改造して素材化した
- 作れるのなら作ってみるのが一番いい
私はアンチイーロン・マスクなので、Xに変わったとしても絶対にTwitterと言い続ける。サイコパスはSNSを経営してはいけないということを証明した奴には人の上に立つ資格などないと考えている。プーチンや金正恩と同じで、この世に存在してはいけない、災いしかもたらさない「悪」である。
そんな「悪」が経営するTwitterで見受けられるのが、多種多様なVTuber向け素材だ。これはVTuber自身が制作しているもの、VTuberではない絵師や創作者によって提供されているが、私はこれを使ったことがない。規約やら何やらがうざいためだ。そこで、物体模写だけはできる私が自作で素材を作るということにチャレンジしていく。
ひとっ飛びできる目次
結局、何でも自分で作るようになる
絵の才能と物体模写
絵の才能の消失
絵師という存在は、今や無力で無職になることを最も恐れている業種である。AIは絵師の代替の存在となり得ないと思われていたこれが2022年になって急速に成長したためで、これによって無能な絵師が徒党を組んで反AIを掲げるなど、人間が無駄に抗う愚かさを目の当たりにしている。人間はいつになっても成長しないどころか退化している。
それはともかく、私は絵の才能は存在しない。その才能は全て姉に取られてしまったためであるというのは大袈裟だが、昔から美的センスは全くなく、こと絵に関してはまともなものを書いたことがないのである。まず描いたものが殆どないために出せるものが何もなく、下手だと分かっているのでこれから描くこともない。ダメだと分かっているものにあえて手を出すこともないからだ。
これは勝手な推測であるが、人を苦手としているのは、細部にわたって人間的特徴を再現することができないのと、私自身、人間を怖いと感じているせいであると考えている。
物体模写だけは何故か出来ていた
そうは言っているが、実は絵とは異なるものを描いたことがある。私はあくまでも「人」が描けないのであって、それ以外の「人」が関係しないものであれば描くことができていた。現実・空想のどちらでも、人ではない「物体」に関しては、その特徴を捉えて「模写」することができていた。模写としているのは、物体描写で0からの創造は殆どしたことがないためである。
模写の対象は物体かつ明確な資料が手元に用意できるものであれば何でも行えていた。現実の建造物やオブジェクトは実物が目の前にあればそれを眺めつつ描き、空想の存在であればその画像を常に表示しながら描く。PCを扱うことが少なかった時代はアナログで描いていたが、PCがまともに使えるようになるとペイントソフトを用いてデジタルで描くようになった。とはいっても本格的なものではなく、フリーソフトウェアで有名なGIMPを使用している。よって本格的な有料のペイントソフトを使うものと比較しても、中程度のレベルである。
しかしGIMPはどちらにせよ、使わざるを得ないものである。というのも、ブログクリエイターとして活動していく中で、ブログの顔となるロゴや記事のサムネイルが必要になった。前述の通り美的センスは皆無である、その「何もない」なりに文字と記号を駆使して作り続けて、そうして今に至っている。これがあるかないかで、事は大きく変わる。
ゲームやドラマにある特徴的なものを再現するようになる
人間とは不思議なもので、下手なりに使い続けると技術力が地道に上がっていく。このおかげで解説のための画像とサムネイルは、始めた当初よりも綺麗に見えるものになってきている。そうしているうちに、Twitterでよく見かける「あるもの」に気付く。VTuber向けの「素材」と呼ばれるものである。
これについては、広義のVTuberとして活動もしている私は全く使ったことがない。それの最たる原因は、使用するための条件・規約である。大抵の場合はその素材を提供している場所はTwitterで、その垢をフォローしたりRT/ふぁぼを前提とすることが多いが、それがどうにも煩わしく感じており、それ故に一度もそれを使ったことがない。もっとも、使ったところで宣伝することが殆どないが。
そんな中、GIMPを使い続けていることで、妙なことに画像加工の技術力が上がっていった。これを利用してやるようになったのが、ゲームやドラマにある特徴的なものを再現することである。これも一種の物体模写になるわけだが、元となるものがデジタルが多いのでアナログの模写よりもやりやすく、資料も集めやすい。やりようによってはそれを画像化してGIMP内に置き、それに合うように配置すればそれらしくなるであろう。今回はこれを利用して、ちょっとした「素材」を自作してみることにした。
VTuber素材を自作する
制作の基準
制作するにあたって、何を題材とするかを決定する。最もやりやすいのは、背景が存在しないようなものである。それは元々背景が存在しないことを前提に作られるようなものが多いためで、その場合は文字の配置やオブジェクトの大きさと形のみを意識すれば簡単に模写できる。
ただし、Web上の画像を拾う場合、その解像度が問題になることが多い。画像検索で取得できるものは大きさも鮮明度もバラバラで、サイズは大きいが、小さいのをただ拡大しただけの画像が紛れ込んでいることもある。この場合はまともには使えない。もし使うのであれば、位置関係と形とサイズのみを目視で参考にして細かく調整しておくのがセオリーであろう。しかし目視は間違いが発生しやすいのが難点である。
制作の題材:SIRENの「あれ」をベースにする
制作に着手するとしても、まともにそれを行ったことがない。参考資料もない。よって手始めに何を題材とするかというのが最初の壁であった。これは8月8日に決まった。初配信が異界入りという実に攻めた構成のVTuber、丑刻ころすけ(YouTube)がSIRENをやっているところを見たことがきっかけである。8月3日~5日がSIRENの時系列で異界入りした時間であり、現実世界ではこの日にSIRENイベントが毎年開催される。この日を避ける形でSIRENを進めていき、8月8日がその最終日となった。その時のことである。
SIRENはシナリオ選択後は独特の形式で名前・場所・時刻が表示され、ムービーの後にゲームクリアの行動について「終了条件」として各シナリオの開始前に表示するが、これらは背景が黒いところに文字だけで表示しているため、非常にシンプルで再現しやすい。そこで私は、これを再現することに着手した。抑えるべきポイントは文字サイズ、フォント、位置関係のみで、それさえ分かれば簡単に再現できる。また、制作するにあたってフォントの一部分のみ、使用に適したものに変更することも検討した。
また、終了条件達成および終了条件未遂も黒背景に文字のシンプルなものだ。終了条件は2が表示されていない状態の「終了条件」と、2が解放された後の「終了条件1」「終了条件2」の3種類であり、終了条件未遂は下にTry Again/Give upの選択が追加される。これらも全て再現することとする。
素材はSIREN: NTも含める
SIREN、SIREN2は形式は全く変わらない。だがSIREN: NTのみ、その形式はやや異なっている。背景は黒一色ではなく、古い映画のフィルムのような色味で、右側に「み」が大きく書かれて見切れている。名前・場所・時刻と終了条件の表示はその1つで行われる。SIREN: NTは一本道化したため終了条件2はなくなっているが、終了条件未遂の場合の選択肢はCheck Point/Restart/Give upになっている。非選択項目はぼやけて表示されるため、その部分の再現も必要になる。
加えて終了条件のフォントは、一部だけ太くなる形式になっている。したがってフォントは太字が標準ではないものを選択する必要がある。これは実際に制作する際に終了条件の内容をどうするかによって変わるものとなる。ただし編集する場合はGIMP経由からではないと難しいので、内容を変更する度に出力する必要があるのが面倒なところとなる。しかし一度テンプレートを作ってしまえば、再利用は容易となる。
制作物の成果
制作の本格的な開始は8月9日で、それから4日間ほど遊びながら作っていた。そうして完成したのが、次のものである。
ここまでは単純な再現、模写であるが、これが完成したことによって誰でもSIRENの世界に落とし込めるようになった。このベースデータは現時点で私だけが持っており、公開予定は一切ないため、完全に個人用のデータとなっている。
終了条件は目標と捉えることもできるわけで、これを達成できたかどうかで終了条件達成や終了条件未遂を並べることによっても面白さが増す。もっとも、データは私のみが持っており、私の独断と偏見と好みと暇と気力次第で作るため、全員が全員、異界入りするとは限らない。
制作物の拡張:VTuber専用素材として
模写が成功したら、次にやりたくなってくるのが改変である。これは制作している時にTwitterに流れる「素材」を見たときに思いついたものである。改変に使えそうな部分は終了条件未遂であり、これのSelect MenuをTwitter向けに内容を変更し、見やすくすると同時に「私が素材を制作した証拠」を必ずどこかに描いておく。これにより素材提供と同時に私の知名度を上げることもできるようになるはずである。
利用条件についてはTwitterで見るやり方をそのまま使うのが最も楽で、一定の書式に沿っているであろう。ノークレジット版の提供については、そもそも簡単にコピーできるインターネット環境を考えてもすべきではないと考え、行う予定はない。5000兆円出してくれるというのであれば考慮に値するが。
その上で、元々のものと比較してほぼ大幅改変と言ってもいいほどに手を加えて完成した。そのサンプルが以下である。
詳細な解説
Twitter向けのVTuber専用の素材として提供するつもりであるので、タグロック的に”#異界入りVTuber”と固定して右上に記載済みの状態で置いている。また、日付と時刻はSIRENのエンディングデモにならい、4を並べている。左側が空いているが、これは名前とロゴを入れるスペースとして用意している。基本的にロゴを想定している。
終了条件未遂の場合はメニューが出るが、これをTwitterにおけるフォロー/RT/FAVとし、加えてYouTubeないしTwitchのチャンネル登録を意識してSubsを入れた。カーソルはフォローに固定しているが、要望があれば各カーソルを合わせたバージョンを制作する予定である。
右下には私自身のロゴとクレジットを表記している。クレジット表記はどうせしてくれないという性悪説・人間不信論に基づいての対策であり、おそらくこれがあることで使わない奴は一定数存在するはずである。そんな奴には逆に使ってもらわなくて結構だが。自分の証拠を作っておくというのは、おそらく今後の制作物の放流では必須になるであろう。
なお、使い方であるが、これは原則GBとして配布する予定である。そのためクロマキーが使用できるペイントソフトに取り込んで、素材を中心レイヤとしてその下位レイヤに2Dないし3Dモデルを置き、左側にロゴや名前を置く。カスタム背景が欲しい場合はその下位レイヤに背景を追加すればいい。上位レイヤには何も置かない。これが基本の使い方になる。
利用条件
当然のことながら、利用条件を設ける。まず配布方法は、この記事に直接のZIPファイルのリンクを置くか、Googleドライブに置くかの2択である。直リンクの禁止を求める場合、.htaccessを併用してブログ内に置くのが最も安全である。ただしこの方法を用いた場合、一般的な素材とは配布方法自体が異なるので、利用条件にフォロー/RT/FAVの形式は使えなくなる。
ただしこの場合でも、記事リンクを付与したツイートにその旨を記述することや、ZIPファイル内にReadme(どうせ読まない)を置き、二重ZIP構造で解凍してさらに存在するZIPファイルにパスワードを設定し、そのキーをそこに記載することで必ず読むはずである。ちゃんと見ない奴をふるいにかける意味では必須の対策である。
利用条件に関しては制定こそするが、これはおそらく守られないことが前提である。だが書かないことには何も始まらない。そのため様々な「配布されているもの」のReadmeを参考に、かなりきつめに設定した。これをどう捉えるかは人次第であるが、やることはやった。そう考えている。あとは静観してどうなるかを見るだけだ。
作れるのなら作ってみるのが一番いい
以前から私は、VTuber向けの素材を煩わしく感じていた。それは規約であったり、使用条件であったり、素材そのものが私の雰囲気に合わなかったり。そんなことが多かったために、実のところ1度も使ったことがない。これは過去にいた「妹ちゃん」の時代を含めてである。もっとも、もう存在しない以上は確かめようはないが。
一方、ずっとブログクリエイターとして活動している関係でGIMPを使い続けることになり、それにより画像加工技術(主に文字や物体)が上昇した。そこに広義のVTuberとしての活動と、cleaちゃんをはじめとする他のVTuberとの交流で多種多様な活動を見ているときに、ネタを書きつつも画像編集などで遊んでいるという状態である。
そんな中で、できそうだということでSIRENとSIREN: NTの「あれ」を作ってみたが、それが案外綺麗に仕上がり、さらにそこから終了条件未遂を改造してVTuber素材にできそうだということを見出した。これは私には新たな試みとなると同時、自分の価値を上げるための一種の勉強のようなものも含んでいる。現時点ではこれがどのような価値と効果を生むのかは未知数であるが、しかし何もしない、あるいは同じことばかりするよりかは何か新しいものが生まれるはずだ。よって臆せず、何事にも飛び込んでいくことが大事になる。
今回はSIRENの素材を意外にもうまく作れた。なので他の素材もできるのではないかと考えている。
以上、素材屋KB’~人は描けないが物体を再現するのは得意~であった。もしかしたら暇を持て余すとき、自分用の素材から発展して何か作るかもしれない。
KIBEKIN at 00:00 Aug. 16th, 2023
素材提供
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