【Plus Ultra!!】『僕のヒーローアカデミア ULTRA RUMBLE』やってみた! | Raven's Articles

【Plus Ultra!!】『僕のヒーローアカデミア ULTRA RUMBLE』やってみた!

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この記事の概要を簡単まとめ!

  • 堀越耕平原作、少年ジャンプ連載『僕のヒーローアカデミア
  • 現時点で原作漫画39巻、アニメ6期、スピンオフ作品と劇場版を多数制作
  • 原作登場ヒーロー・ヴィランの1人となり3人チームアップで戦う『MHUR』が開始
  • ヒーローになるために高速で本編履修して参戦してみた!
  • 初期解放:デク、お茶子、セメントス先生、Mt.レディ、死柄木、荼毘
  • 新キャラ解放はガチャかライセンスのスペシャルの特定レベル到達が条件
  • 1試合は8チーム24人が最大、3つの”個性”技と1つのスペシャルアクションを駆使して他のチームを倒していく
  • ダウンしてもセーフエリア内でダメージを受けず20秒経過で自力復帰できる
  • 1日3回まで未開放ヒーロー・ヴィランを使え、トレーニングでは無限に練習できる
  • インストールすれば、今から君はヒーローになれる

ある作品を知るきっかけは他人からということが多い。2022年の話ではコードギアスで、これはcleaちゃんの影響が強い。これは過去の記事を見れば分かるが、11月のあとから約1ヶ月で本編と劇場版、アキトも含めて完走した。捨て駒のように扱われたルルーシュがギアスを得てブリタニアに復讐する、その過程と心情、複雑な家族関係、結末を含め、まだこんな名作アニメがあったのだと感動した。

2023年も同じことが起きた。みーちゃんこと海乃みうがよくやっているのが、僕のヒーローアカデミア ULTRA RUMBLE。略称MHURで、ヒロアカに登場したヒーロー・ヴィランで3人1チームの8チームで戦い、ちゃんぽんになることを目指すバトルロイヤルである。初めて見たときはヒロアカは全く知らなかったが、これを機にヒロアカ本編を見て、そしてMHURでヒーロー(ヴィラン)になった。これは、人が少ないMHURへ新たなヒーローやヴィランを呼び込む広報活動としての記事である。

Plus Ultra!!

『僕のヒーローアカデミア』

原作:堀越耕平の漫画

週刊少年ジャンプの連載漫画、そこには現在進行形の人気漫画が多数存在する。その中の1つが、2014年32号より連載が開始されたのが、原作:堀越耕平の『僕のヒーローアカデミア』である。世界が超常能力、通称”個性”を持つことが当たり前になった世界で、無個性として生まれた緑谷出久=デクはヒーロー(特にオールマイト)に憧れていた。デクはヘドロヴィランの事件に巻き込まれてオールマイトと出会い、その後幼馴染の爆豪勝己=かっちゃんが、逃亡したヘドロヴィランに拘束されているところを無個性でありながら救おうと飛び出し、それを見ていたオールマイトからヒーローの素質を認められる。そしてオールマイトの地獄の特訓メニューをこなした後、”個性”ワン・フォー・オールを譲渡され、その後雄英高校試験に合格して入学し、ワン・フォー・オール9代目後継者、そしてヒーローとして幾多の経験を通して成長していく、といった形の物語である。他のヒーロー系漫画と比較すると、仲間や人を(たとえそれがヴィランであっても)救ける(助ける)ということに重きを置いている作品である。

これのアニメ化は2015年49号で発表され、初回放送は2016年4月3日である。現在6期まで制作されており、現在第7期制作中である。またアニメ化の後、劇場作品=映画版も制作されており、これらは漫画やアニメ本編の補完をするものとしても作られている。それ以外のメディアミックスとして、実写映画、舞台化、菓子付き玩具、ゲーム化、アトラクション化も多数行われている。またヒロアカ本編で登場する13号先生が作り上げた『嘘の災害や事故ルーム』、通称USJが存在するが、これにあやかってなのだろう、2024年3月1日~8月14日に「本物のUSJ」とコラボすることになった。このように幅広く展開されている作品だけに、その人気は留まることを知らず、今後の展開も期待されているほどである。



新作バトルロイヤル『僕のヒーローアカデミア ULTRA RUMBLE』

ヒロアカはバンダイナムコエンターテインメントでゲーム化されており、既販でバトル・フォー・オール、One’s Justice1/2, JUMP FORCEが存在する。元々の作品だけに対戦系のゲームとなることは100%確定しており、それぞれの”個性”を生かしたバトルになることは想像に難くない。ただしゲームとしての情報はWikipediaにはJUMP FORCEしかなく、他の作品についてはなかなか少ないようである。

ところで伝説のレジェンド(A P E X L e g e n d s)をはじめとする世界的なバトルロイヤルゲーム流行時代、バンナムは2023年9月29日にヒロアカを題材に新たなバトルロイヤルゲームをオンライン前提のゲームとして配信開始した。『僕のヒーローアカデミア ULTRA RUMBLE』(MHUR)は、執筆時点で最新のヒロアカのゲームとなる。PlayStation4/Xbox One/Nintendo Switch/Steamで提供されているもので、ただしクロスプレイ非対応という最大の欠点を持っている。そのためすべてのプラットフォームを含めたプレイヤーは多いものの、プラットフォーム別での人数にばらつきがあり、時間によっては人がいないということもしばしば起こりがちである。皮肉にもバンナムなのでアーマード・コアVIのパブリッシャーでもある。

基本は3人チームアップを基本とする8チーム24人によるバトルロイヤルであり、現在戦えるフィールドは(ヒロアカの)USJのみである。フィールドに配置されたアイテムを回収して”個性”を強化、アイテムで回復して特殊アクションを駆使して敵を倒し、最後の1チームとしてちゃんぽんすることが目的になる。そのため流れは他のバトルロイヤルゲームと殆ど同じで、銃撃系と異なるのは”個性”バトルなので最初から殴り合いできることである。元がヒロアカなのでバトルロイヤルゲームに抵抗がある人でもある程度は入りやすいものであると思われる。

海乃みうの影響を受けて本編履修して参戦

海乃みう、愛称でみーちゃんと呼んでいる、最近キャラが迷走していると自覚しているVTuberがいる。元々ヒロアカ自体見ていなかったのだが、MHURはみーちゃんがやっていることから知ったものである。普段はあまりアニメを見ない(見る機会が少ない)私も気になったため、急遽アニメ本編を履修することに決めたのである。これを書いている時点で既に本編6期まで全て見終えて、残すは映画等のみになっている。#みーちゃんかわいい

みーちゃんのシーン切り取り
海乃みう(みーちゃん)。見た目に反して鼓膜破壊絶叫で「素人」案件持ちの実力者である。みーちゃんかわいい。

実のところ、伝説のレジェンド(A P E X L e g e n d s)に飽き飽きしていたことと、新しいことを始めるには丁度いいタイミングだと考えていたこともあり、おおよそ必要なところである2期の半分くらいまで見てからの参戦となった。開始時は既にシーズン1の終わり頃であったため、本格的に戦うことになるのはシーズン2以降からとなる。まだ開始から日が浅く、クロスプレイ非対応ゆえに人が少なく「自動追加」もある中で、新人ヒーロー(ヴィラン)誘致も兼ねて、MHURがどんなものかをここで解説していく。

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『僕のヒーローアカデミア ULTRA RUMBLE』やってみた!

※前提として、ここではPC(Steam)版を解説しています。それ以外のプラットフォームの場合は、キーアサインをそれぞれのプラットフォームで読み替える必要があります。

MHUR概要

MHURはシンプルなバトルロイヤルゲームである。世界線はデクが黒鞭を取得していることを考えるとアニメ5期あたりと推測される。戦闘の舞台は現時点ではUSJのみで、新マップの登場は未定である。登場ヒーロー・ヴィランは現時点でヒーロー16人、ヴィラン4人で、内訳は雄英高校1年A組9人、1年B組2人、雄英高校教師・プロヒーロー5人、ヴィランは現時点で全員敵連合である。

ゲームモードはカジュアルとランクマが当然のように存在し、シーズン2からカジュアルのみデュオが存在する何故か1人で他23人と戦うシングルが存在する1)最初は2人12チームのデュオだったが、中間アップデートでシングルに変更された。。また練習用として対CPU戦もある。トレーニングもあり、これは自由に設定して戦闘できるようになっている。他のバトルロイヤルゲームに存在する各種カスタマイズメニューやショップでの装飾品購入、ガチャやライセンス(=バトルパス)が存在する。チャレンジはデイリー、ウィークリー、シーズン、スペシャル、イベントで分けられており、それぞれを達成することで各種アイテムや称号を獲得できるようになっている。なお、原則としてチャレンジはカジュアルないしランクマでのみ達成可能である。

キーアサイン

PC版準拠で、キーアサインは以下の通りである。

表1 キーアサインデータ(PC版準拠)
操作 KBM コントローラー(Xbox系基準)
決定 左クリック A
選択 マウスオーバー 十字キー
移動 WASD 左スティック
視点移動 マウス移動 右スティック
ジャンプ Space A
ダッシュ Lshift 左スティック押下
回避 Lctrl A(2連打)
しゃがむ/立つ C 右スティック押下
格闘 V X
インベントリ Tab メニューボタン押下
設定/メニュー Esc メニューボタン長押し
チャット U ビューボタン長押し
オートアクション F B
ミニマップ拡縮切替 M ビューボタン押下
レベルアップカードショートカット G 入手後LT
ADS 右クリック LT
“個性”技α 左クリック RT
“個性”技β Q RB
“個性”技γ E LB
スペシャルアクション R Y
アビリティ1使用 1 十字キー左
アビリティ2使用 3 十字キー右
回復アイテム使用 2 十字キー上
回復ホイール呼び出し 4 十字キー上長押し
回復アイテム要求 (対象にカーソルを合わせて)マウスホイール押下 (対象にカーソルを合わせて)RB
ボイス呼び出し 5 十字キー左長押し
アピール呼び出し 6 十字キー右長押し
マーカーを打つ マウスホイール押下 十字キー下
緊急連絡選択 マウスホイール長押し(だと思う) 十字キー下長押し
Plus Ultra!!/Plus Chaos!! X LB+RB

 

デフォルトのキーアサインはそれぞれ上のようになっている。コントローラー操作においては一部操作はボタンの押し方の違いで分けているほか、ピンが刺しにくいということもある。そのため押しやすいように変更している人もいる。コントローラーは背面ボタンがあるモデルの方が操作しやすいであろう。

初期解放ヒーロー・ヴィラン

初期解放で使用できるヒーロー・ヴィランは次の通りである。

ヒーロー

  • デク/緑谷出久 タイプ:Assault “個性”:ワン・フォー・オール(黒鞭発現まで)
  • ウラビティ/麗日お茶子 タイプ:Rapid “個性”:無重力(ゼログラビティ)
  • セメントス/石山堅 タイプ:Support “個性”:セメント
  • Mt.レディ/岳山優 タイプ:Assault “個性”:巨大化

ヴィラン

  • 死柄木弔/志村転弧 (※ネタバレ反転) タイプ:Strike “個性”:崩壊 ※時期的に強化手術前
  • 荼毘/轟燈矢 (※ネタバレ反転) タイプ:Technical “個性”:蒼炎

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6人の総括

初期解放ではこの6人のみが利用可能であり、本作はエイムアシストはPC版はコントローラー操作でも機能しないようで、他のバトルロイヤルゲームに比べると遠距離攻撃を当てにくい感じになっている。そのためコントローラープレイヤーには大きなハンデを最初から被ることになっており、射撃系であるデク、マウントはKBM操作前提となるだろう。セメントス先生はαのセメント弾がかなり落ちやすいため、遠距離には不向きである。他のセメント攻撃も慣れないと難しいのだが、しかし最近見直されているようで使用者が増えている。

お茶子は最初こそ扱いが難しいが、αは空中で使用すると、命中した敵や障害物に向かって一気に移動することができる。敵に命中した場合はダメージも与えるもので、そこからβで追撃するのがお茶子の定番コンボとなっている。ダウン復帰対策としてγを範囲内に敷いておき、当たらなくても行動抑制をするというパターンが多くなっている。特殊アクションは無重力(ゼログラビティで、味方にも付与できる。慣れるとかなり攻めやすい。死柄木は地上戦最強とも言われており、直線状に崩壊を発生させるα、自身を中心に崩壊させるβ、移動兼掴み攻撃のγ(命中時直接ダメージ)で攻めていく。特殊アクションはコラプスハンド、敵命中時は防御力を落とし、破壊可能な障害物は一撃で破壊する。敵が空中戦主体であったり射撃系を持っていると非常に弱いため、距離を詰める意識が必要である。

初期解放の中では癖が強い方だが、カジュアルでもランクマでも人気なのが荼毘である。実装ヒーロー・ヴィラン全体を通しても決して特別強いわけではないが、主力のαは射程が短いものの推定探知角度60°以内の最も近い敵に自動追尾で向かっていき、βは敵が近付くか攻撃が当たると燃える地雷、γは自身を中心に円形状に炎を放ち、弾消しの効果があるものとなっている。特殊アクションはダウン時に1発だけγに似た強力な炎を発生させることができ、これを知らずに近付いて確殺する相手を最後に嫌がらせできる”個性”となっている。知っている相手には通用しない。

基本的には被り想定で使えるヒーロー・ヴィランを2人作っておくといい。特に荼毘は組み合わせ次第で対応できる状況が増え、お茶子もβ先行で強化すると近接で最強クラスになる。このあたりを頑張っていけば問題はないはずである。

新キャラ解放:ガチャかライセンスのスペシャルの特定レベル到達

しかしMHURにおいてこの仕様は果たしてどうなのかと思うことがある。新キャラ解放のルールが厳しいようで、自分で好きなヒーロー・ヴィランを選んで解放することのハードルが高いのである。現時点での解放手段はガチャ、シーズンライセンスのスペシャルを特定のレベルまで上げる、ヒーローソウルで引換チケットを交換し、それを使う3つである。だがヒーローソウルの入手自体、ガチャの被りから生成されるものであるため実質的な手段は前の2つに限られる。ガチャは完全に運任せであり、シーズンライセンスは解放できるのが固定されているので、選択権が殆どない。これは自由度の観点から問題であると考える。

このことはみーちゃんをはじめとする他のヒーロー・ヴィランも疑問に思っているようで、解放ルールを緩和した方がいいと考えている人が多い。またこのことが新人ヒーロー・ヴィランの誘致が進まない理由であると考えている人もいる。伝説のレジェンド(A P E X L e g e n d s)形式にした方がいいとは思わないものの、それに近いような何かを導入した方が誘致は活発になると思われる。

実戦:プロの世界

ゲームルールと1試合の流れ

ここからはいよいよ実戦である。適当にマッチングした他2人と共に出撃し、USJ外で待機状態になる。8チーム24人が出揃うまで待機することになるが、時間帯によっては揃わない場合があり、その場合は数合わせとしてbotが自動追加される。これはカジュアルでもランクマでも同様である。人がいない時間帯というものはプラットフォーム毎に異なり、Steamでは昼がこの状況になりやすい。



全員が出揃うとUSJのマップ上の任意の場所を出撃地点として選択する画面になる。物資量としては左側の方が多く右側が少ないというのが傾向であり、その代わり右側の倒壊、土砂ゾーンは要救助市民が多い。また毎試合異なる位置に初期配置のアイテムボックス(大)がマップ上に表示されており、その周辺もスタート地点の1つとなる。スタート地点の人気度は左側とアイテムボックス(大)が一般的であるが、試合によってどこに集まるか、あるいは綺麗に分散するかは毎回異なるのでこればかりは始まらないと分からないことである。

MHUR出撃地点選択
出撃地点選択画面。毎回アイテムボックス(大)がランダムに配置される。一般的な人気は左側だが、試合によっては右側に集結することも少なくない。

出撃後は3カウントダウンの後、戦闘開始である。スタート時は共通で、このゲームのシールドにあたるGPが125の状態で開始される。この時既に敵がいるか、敵がいないかで行動が変わってくる。敵がいる場合は戦闘しながらアイテムボックス(赤)と各地点に置いているアイテムを拾い、敵がいない場合はアイテムボックスを目印に移動、探索、回収を行い、これを最後の1チームとなるまで繰り返す形となる。アイテムボックスの種類は赤、金があり、赤はすぐ開けることができ、金は時間がかかるが上位のアイテムが入っている。それぞれ3個必ず入っており、金の場合はレベルアップカードが高確率で1~3枚入っている。これを入手できるとタイプと種類に関係なく任意の”個性”技を強化できるので、これを優先して入手すると戦いを有利にできる。その他は回復アイテムとタイプの色2)Assualt=黄、Strike=赤、Rapid=青、Support=緑、Technical=紫。VC等ではもっぱら色で表現される。に合ったカードを拾って”個性”を強化していくのが基本戦法となる。

MHURレベルアップカード使用
レベルアップカードを使用するシーン。各ヒーロー・ヴィランの重視される”個性”技は異なるため、優先して上げたい技に使うことで有利になる。

ダウンと復活のルール

MHURではダウン時のルールが独特である。殆どのゲームは他人の力が無ければ立ち上がれないが、MHURはセーフエリア内でダメージを受けず20秒経過すれば自力で立ち上がれる。もちろん助けてもらうこともでき、一部のヒーローはダウンした味方を背負ったりすぐに復活させることができるスペシャルアクションを持っている3)該当するヒーローはデク、梅雨ちゃん、委員長、茨、セメントス、オールマイト。執筆時点で味方を復活させるスペシャルアクションを持ったヴィランは存在しない。。したがって他のゲームとは異なり、確殺することが重要にもなっている。いずれの場合も復活すると最大体力の1/24)最大体力は個々のヒーロー・ヴィランそれぞれで異なる。例えばかっちゃんは300、お茶子は250、荼毘は350といった具合である。を回復する。なお、1度ダウンして復活し、再度ダウンして復活した場合、1/2が重ね掛けされていく。その場合は往々にして戦闘中なので、回復している余裕はないであろう。つまりまたダウンする。

しかし不幸にも死んでしまった場合、死亡時に落とすメダルを入手した後、「復活カード」を使用することで復活できる。このカードはアイテムボックス(赤)からは低確率でしか出現しないが、確実な入手手段が用意されている。マップ内各所に初期配置として存在する、あるいは建物を破壊することで出現する要救助市民を救ける5)ヴィランは脅すとなっているが、救けると同じである。服の色に応じた全体回復アイテムと復活カードの1/3枚をドロップする。これを3枚集めて1つの復活カードとなる。また、アイテムボックス(大)には復活カードがすぐ使える状態で1つ入っている。復活後は出撃時と同様、GP125で復活する。また”個性”技は全てLv1に戻っているので、まともに戦うには色カードかレベルアップカードが必須である。大抵は復活したところでまともに戦えないことが多く、また死ぬことが多いが。

しかし復活ルールとしてはカードさえあればどこでも復活できるので、複数枚持ってメダルを回収していれば何度でも復活できるということでもある。復活させられる方はたまったものではないと思われるが。

MHUR復活カードゲットと使用
復活カードのゲットとそれを実際に使用しているシーン。使わないに越したことはないが、持っておくと意外な場面で役に立つことがある。

Plus Ultra!!

ヒロアカの作中での雄英高校の校訓がPlus Ultra!!であることはヒロアカを見ている誰もが知っていることである。伝説のレジェンド(A P E X L e g e n d s)のオクタンとは関係がないが、画面真下にそのゲージがある。このゲージは時間経過、被ダメージで増加する。また、味方が倒されている場合その数に応じて上昇率も高くなる。このゲージが100%になると発動準備が整い、Plus Ultra!!を発動するとズームカットインと共に青いオーラをまとい、GPが全回復する。この際に近くに居る敵はダメージを与えないが吹き飛ばす効果がある。発動後は全ての”個性”技が即時リロードされてレベルが最大になり、表示はLv.PUとなる。これはゲージが0になるまで有効で、0になると発動前のレベルに戻る。GPはそのまま引き継がれる。



殆どの場合、発動タイミングは終盤に追い詰められた際の悪足掻きということになるであろう。発動時は大抵1vs3であったりするので、これだけでは戦況を覆すには至らないのが現実問題である。だが運よく味方も復活させることができて、最後の最後でGPが無くなって危ないと思ったら、やられる前に発動してしまった方がいい。よくPUゲージがMAXでありながらもったいぶって使わずに死んでいる悪手を見ているため、どうせ死ぬなら最後に発動した方がスッキリするだろう。なお、味方に即復活できるスペシャルアクション持ちがいる場合はこの限りでない。

ちなみにヴィランの場合はPlus Chaos!!である。死穢八斎會がヒーロー・警察により強制監査を受けた際、八斎會側で内部工作していたトガちゃんが呟いたものに由来する。効果は同じだが、ちゃんとヴィラン用に合わせているのは流石である。

1日3回まで「おためし」できる仕様

初期解放ヒーロー・ヴィラン以外について、実は解放していなくても使用することができる。その場合は1日3回まで使用することができる。これは通算で3回であり、例えば同じのを3回でも違う3人を1回ずつでも3回という扱いである。解放するかどうか迷っているヒーロー・ヴィランがいる場合、それを回数制限こそあるが試すことができるというのは大きいものである。

もっとも、そのおためしにおいて期待しているような組み合わせ、あるいは得意・苦手な相手との相性を測るということは難しく、あくまでもトレーニングでは分からない対人戦での動きを確認する目的の方が強いであろう。また毎回そのおためしでいい結果が出たり、あるいは悪い結果になったりするというのは不確定要素の多いバトルロイヤルゲームにおいて毎回結果が異なる。そのため、おためしの結果だけで開放するかどうかを決めるのは軽率であると考えている。また、今後の調整次第ではバランスが大きく変わる可能性があり、特にエンデヴァーはそもそも強すぎなので弱体化の可能性が非常に高く、轟も凍らせた後の追撃で通常より明らかに高いダメージレートを誇るためにこれも弱体化の可能性がある。あくまで推測の範囲を出ないものの、常に調整によって変わることを考慮すればおためしだけでとどめておくのも1つの手である。

トレーニングでは無制限に試せる

その分トレーニングでは、非実戦形式ではあるが無制限に試すことができる。基本的に1人で各ヒーロー・ヴィランの動きを確認するために使用するものであるが、見る限りではチームアップ状態でも試せるように見える。しかし実戦形式で試すことは難しいであろう。あくまでも立ち回りの練習、アイテムの効果を確認する、”個性”技のレベル別の違い、スペシャルアクションの使い方を学ぶ、コンプレスの場合はデクやかっちゃんを相手に反射を試すといったことが試せるであろう。

一応”個性”の解説はメニュー画面からでも分かるのだが、実際に使用しないと分からないということは多い。同時に味方ないし敵として遭遇したときに使われたとして、自分で使うときはどうなっているのかを知ることができる。また、敵を知れば対策も立てやすくなるので、苦手意識のあるヒーロー・ヴィランを使い、その穴を探すのも悪くない使い方である。

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余談:ゲーム中で知っておくとお得な事

次のことを知っておくとお得かもしれない。

  • 自分の色以外のカードはアイテム扱いとなり、また装備枠として1・3ないし十字キー左・右にセットできる。この場合はアイテム枠を消費しない。また、色別にα・β・γでそれぞれストックすることができ、味方に該当する色があればインベントリからドロップしてそれを渡すことで一気に強化できる。これは基本戦術として成り立っている。
  • 全体回復アイテムはダウンしていない味方のHP, GPを回復できる。この時飲んでいることを示すために該当する回復アイテムを要求する形で伝える。後のアップデートで味方が箱を開けていたり回復アイテムを使用している場合はヒーロー・ヴィランアイコンにオーバーレイする形でボックス解錠中、アイテム使用中の表示がされるようになった。ただ、不完全で表示が消えることがあるために使う機会があり、習慣付けた人は今でも使っている。
  • 非常にレアな要救助市民として、草むらの中や建物の隙間に出水洸汰(洸汰くん)が居ることがある。これを救けるまたは脅すことによって必ず”個性”技強化ドリンク6)チーム全員の全”個性”技を1レベルアップする。アイテムボックス(大)に必ず1個入っている。を3個貰える。発見することは容易ではないが、居たら必ずアクションを起こしておくこと。
  • ログインボーナスのプレミアムはガチャ1回分のチケット(10枚)である。クリスタル100個で7日間有効であり、7回分を100個で貰えるというお得である。通常はかなり高額であるので、「待つ」のが得意ならこの方がよりお得である。
  • 事務所はゴールドや経験値のブーストに使用できる。ちなみにみーちゃんが事務所を開いたようである。

現時点で思いついたのはこれくらいである。あとは自らで切り開け。

マイナス要素

次の事項については苦言を呈さざるを得ないであろう。

  • 動物園から逃げ出したチーターの蔓延:正直なところ、伝説のレジェンド(A P E X L e g e n d s)以上に酷いと感じる。対策は行われているであろうが見事に穴抜けされているため、MHURの普及にはこの対策が絶対である。動物園から逃げ出したチーターはクソみたいな公開オナニーして楽しいのか?
  • クロスプレイ非対応:執筆時点でクロスプレイに非対応である。所詮バンナムなので仕方ないとは思いつつ、プラットフォーム間での差を無くす、人がいない時間帯をなるべく無くすためには必須である。噂では対応を進行中とのことである。どうせならACVIもクロスプレイ対応しろ。UBISOFTもクロスプレイ対応しろ。
  • ヒーロー・ヴィランの解放手段が厳しすぎる:解放には原則ガチャか、あるいはヒーローソウルの交換で入手できるチケットを利用する。しかしヒーローソウル自体ガチャの被りにより生成されるものであり、その意味では実質ガチャしかないことになる。ライセンスのスペシャルの経験値を貯めると一部ヒーロー・ヴィランが解放できるが、解放されるのは固定であり、経験値を貯めるのも気の遠くなる話である。もう少し自由度を広げるべきである。

MHURの問題点、マイナス要素と言えばこれになるであろう。これが解決できれば、もっと良くなるはずだ。

インストールすれば、今から君はヒーローになれる!

バトルロイヤルゲーム飽和時代、既にPUBGや伝説のレジェンド(A P E X L e g e n d s)といった成功確定のものがある中で、次に作られるのは原作の存在する漫画・アニメをベースとしたバトルロイヤルゲームであるというのは分かりやすい話である。もうやっているのではないかと思うと実はそうでもなかったということが多く、今回題材としたMHURもその1つになるであろう。正式なサービス開始日はSteamの日付で2023年9月29日となっているので最近できたゲームである。

パブリッシャーがバンナムであるため思うところは色々あるにしろ、MHURをきっかけにヒロアカ本編を観るようになったのは私の1つの変化と言える。ヒロアカの「人」を主体にしたヒーローとヴィランの物語は、所々で泣かせてくる展開がとても多く、ハンカチなしで6期は観られないと思ったほどである。おそらく7期もハンカチが無ければきっとまともに観ることができないと予想している。あとは映画もコンプリートしたいところである。

さて、それはともかくとして、MHURが開始されて既に3ヶ月が経過している。現在はシーズン2、新しくエンデヴァーが登場してはUSJを荒らしている。この先の弱体化調整は避けられないものとして、次に待っているのはアニメ7期に合わせた企画や新しいキャラ(おそらくヴィラン)の追加であろう。動物園から逃げ出したチーターが蔓延し、クロスプレイ非対応で人がいない時は本当に人がいないという状態であるこれを無理矢理でも良い意味に変換するなら、これから良い方向に変わるチャンスを多く残しているという意味にもなる。だが成長させるも潰すも結局はバンナムに委ねられている(ただし開発はByking)ことを考えると不安要素はそこにあるのだが。

しかしそれは私達には干渉できない部分であるので、そんなことを考えるよりも安直にインストールして実際にMHURすればいいだけだ。インストールすれば今から君はヒーローになれる!ということで、やっていけばきっと答えが見つかるはずだ。

 

以上、『僕のヒーローアカデミア ULTRA RUMBLE』やってみた!であった。MHURも更に向こうへ、Plus Ultra!!

 

KIBEKIN at 00:00 Dec. 20th, 2023


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脚注

脚注
本文へ1 最初は2人12チームのデュオだったが、中間アップデートでシングルに変更された。
本文へ2 Assualt=黄、Strike=赤、Rapid=青、Support=緑、Technical=紫。VC等ではもっぱら色で表現される。
本文へ3 該当するヒーローはデク、梅雨ちゃん、委員長、茨、セメントス、オールマイト。執筆時点で味方を復活させるスペシャルアクションを持ったヴィランは存在しない。
本文へ4 最大体力は個々のヒーロー・ヴィランそれぞれで異なる。例えばかっちゃんは300、お茶子は250、荼毘は350といった具合である。
本文へ5 ヴィランは脅すとなっているが、救けると同じである。
本文へ6 チーム全員の全”個性”技を1レベルアップする。アイテムボックス(大)に必ず1個入っている。
RA管理人
RA管理人。名前は時にない。かつてこのサイトを管理していた前任者はどこかへ消えてしまった。


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