この記事の概要を簡単まとめ!
- VTuber定番の動画ないし配信のネタ「歌枠」
- しかし個人的は全くそれを見たことがない
- 曲は完全に趣味が分かれるため、同じ曲を聞いていることはほぼない
- 知らない曲を聴いて楽しめるか?という疑問
- 私が歌ってもそれは単なる自己満足に終わる可能性
- 「VTuberのセオリー」的捉え方をされていることへの反抗心もある
- 歌わないVTuberがいてもいい
私はVTuberのセオリーからはかなりかけ離れたことをしている自覚がある。他のVTuberがやっていることを全くやっていないことがその自覚理由の1つである。もっとも私はあくまでも「実験」の延長に存在するVTuberであり、ゲームのついでの配信という意味合いが大きいのであまり気にしていない。
そんなVTuberのセオリーに「歌」があるが、残念ながら私はそれを見ることは全くなく、同時に私自身が歌うこともない。それには私なりの明確な理由があるからで、決して理由なき反骨精神ではない。そして1つ思うのは、歌わないVTuberがいてもいいじゃないか、ということである。
ひとっ飛びできる目次
VTuberのセオリーに従わなくてもいい
VTuberのセオリー
ショート戦略一般化時代
いつだかは明確には憶えていないが、YouTubeが「スタートライン」の条件を緩和したという話があった。私はメインの場所がTwitchである以上全く関係ない話であったが、その条件にYouTube Shorts、所謂ショートの視聴時間も対象となった。これを参考に私が記事もショート中心にするようになったのは、2度目の運営方針転換を行うことについて書いた記事にある。
この結果多くのVTuberがショートシフトするようになったのは、既に懐かしい話になっている。今も多くがショートを作っては投下するのが当たり前であり、もはや見ない日などない。コンテンツのカップラーメン化、悪く言えば使い捨てが一般化したというのは、ある意味で時代に沿ったものと言える。
そのショートの内容でよく見るのがMMDである。MMD自体は昔から存在するものであるが、ショートの一般化と誰でも簡単に作れるアプリの登場によってそれがより一般化している。そのため同じ題材ながら様々なVTuberによって踊っているものが多くみられる。それ以外はシチュエーション系のショートが存在していることを確認している。
VTuberの定番「歌枠」
ところでVTuberの定番のものとして、「歌枠」がある。簡単に言えば歌うことであるが、これは殆どは版権(主に著作権)であるので金になることはないため、単純なエンタメ、再生数稼ぎに使われるものだ。これが自作ないし自分の曲として作られたものであれば金にはなるが。
おそらくVTuberが100人その場にいたとすれば、そのうちの90%は何らか歌っているものであると考えていい。つまり歌わないVTuberのほうが珍しいということになる。歌っていない場合は、純粋なゲームなどの配信専門や作業系などに分類されるであろう。ちなみに私は動画と配信を含め、一度も歌ったことはない。
実は全く見たことがない
ただ、私個人としての話で、その「歌枠」を全く見たことがない。それは単純にタイミングが合わなかったということもあるが、それにどうにも「興味が湧かない」というのもある。どうしても他の内容の配信と比べると興味をそそられるものではなく、別にその歌や歌声を聞きに来たわけでもないということもある。私にとっては正直どうでもいいものである。
それゆえに現在VTuberで流行っている曲とは何か、歌とは何か。それを全く知らないのである。そしてそれを知ったところで、私の生活には左右しないであろう。それを知るくらいであれば私は別のことにその記憶領域を使うことになるであろう。
曲は完全に趣味が分かれるため、同じ曲を聞いていることはほぼない
趣味や趣向はおそらく4歳くらいまでに人の影響、特に両親の影響を強く受けることになるであろう。これが良い影響でも悪い影響でも、子供にとってはそれが世界のすべてのようなものであり、何でも吸収するためだ。その前提で言えば、私は「普通」から逸れたものである。もっとも4歳の時点で「曲」の意味を理解できるかといえばそれはほぼ不可能だが、だが少なくとも周りと同じものを聞いていた記憶がどうにも存在しない。
それが現在にも続いており、加えて極端に聞く曲のジャンルが狭くなっている。というより、あまり曲を聞く機会がなくなっているのと、BGMとしてかけていても逆に集中しにくいというものがある。また私の活動上、誰か1人以上は必ず配信しているような状況、今後の参考とするべくBGMの代わりとして見ている。その状態ではBGMをかけることは無理であり、稀に同時間帯に複数人が配信していることもあるので同時に見ることも普通である。ちなみにその関係で最近はドラマを見る余裕もなかったりする。
それが、後に説明する「歌わない理由」に繋がるのである。
私が歌わない理由
理由1:知らない曲を聴いて楽しめるか?という疑問
まず歌わない理由の1つは、「知らない曲を聴いて楽しめるか?」という疑問である。結論は「難しい」である。無理あるいは不可能と断言できないのは、その知らない曲を歌っている人に影響されるからである。つまりここに「推し」や「知名度」の概念が関わってくるのである。この判定基準に関しては個人の価値観に委ねられると言ってしまえばそれまでであるが。
リスナー側の視点から、「人」を基準に楽しんでいる場合は、おそらくは知らないことはデメリットにはならないであろう。これが「内容」を基準に楽しんでいる場合は、その逆になることは容易に想像できる。ではその私は果たしてどうなのかといわれると、実はどちらでもないという判定になる。基本的に人を基準に見ているのだが、配信内容や状況によってはそれを無視して自分のやるべきことをやることがあるので、内容で見ていることにもなる。そう考えれば、私にとっては「歌枠」はさして重要ではないし、ここから導き出される結論は「私には楽しめない」ということになる。そうだからこそ見ていないのだが。
私が歌ってもそれは単なる自己満足に終わる可能性
その逆に、私が歌った場合はどうかを考えると、それもまた無いものになるだろう。私が歌ったとしてもそれは単なる自己満足に終わる可能性を考えたからだ。まず前提として、私が聞いていた曲は非常に偏りがあり、特に幼少期からの影響である80’sはヒットした時期は今から40年以上前になるもので、しかもまともに歌えるものも限定的であったりする。私の周りの年齢層は推定20~30代と仮定すると、80’sを知っているのは非常に少ないであろう。そんな中で歌ったところで、周りが楽しめるとはそもそも思えないのである。
その周りが楽しめていない状況を無視して歌ってしまえば、それは本当にただの自己満足で終わってしまうであろう。それでは果たしてやる意味があるのかと問いたくなってしまう。またそもそも、私は歌うことについては力を入れておらず、人前で歌うことは全くしたくないことであるので、そもそもやる予定がない。したがってこのことは問題にならないはずだ。
理由2:「VTuberのセオリー」的捉え方への反抗心
周りからは私はひねくれものに分類されるであろう。それは今に始まったことではないのだが、それゆえに歌うことがさも「VTuberのセオリー」のように扱われていることが個人的に気に入らないというのもある。それ以前の当たり前とされているようなこと(ex:自己紹介動画等)すら私はどうにも好かないことが多く、嫌いであり、労力に対する成果も十分でないと考えている。
世界は広いようで狭いが、同時に狭いようで広い。矛盾しているが、周りを見てみると実はそのVTuberのセオリーに従わず活動している者が少数ながら確認できる。単に面倒でやっていない、Twitchなどの配信寄りの活動をしているといった場合は、VTuberのセオリーに従っていないとみることができる。これについてはそもそもVTuberではないという指摘が飛んできそうだが、そうしてVliverだとか分類するのは非常に面倒なので広義のVTuberとして扱っているが。
その活動内容はともかくとして、セオリーに従わずともその人がそれでいいとすれば、そのやり方はその人にとってのVTuberのセオリーであると言える。そして最終的にはどうやっても、経路が違くとも、目標に到達できるのならセオリーなど単なる「惑わせの指標」に過ぎないのではないだろうか。
歌わないVTuberがいてもいい
前々からVTuberに関して疑問に思っていたことは多い。列挙すればきりがないが、その1つは「歌う」ことだ。これは「現在活動中の」VTuber全体を母数とすればその9割がやっていることになるであろう。あくまで仮定だがこれが事実であれば、やっていない方が珍しいといわれることになるであろう。さも歌うかが当たり前のような感じは、どうにも気に入らない。
それにVTuberにも多様性を認めるのであれば、VTuberではすべきこと、あるいはしてはいけないことの制限を取り払うことも重要である。先に挙げた歌うことはもちろん、自己紹介動画なども別になくて問題ないはずだ。あった方がいいとは、無くてもいいということの裏返しであるとも思っている。そもそも作る技術や時間がないのなら無理してやる必要もないだろう。
もっとも、個人の活動方針に左右される以上、やるかどうかなどその個人の自由でしかないが。
以上、私が歌わない理由~知らないものは、楽しめない~であった。歌うなら、せめて心の中でだけ歌っておけばいい。
KIBEKIN at 00:00 Nov. 22th, 2023
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