【九州ラーメン総選挙1位】「ラーメン暖暮」をレビューする

この記事の概要を簡単まとめ!

  • 九州ラーメン総選挙2002年第1位「暖暮」
  • 平成12年(2000)に福岡県筑紫野市に1号店をオープン
  • エースコックとのコラボでカップ麺で登場
  • 注文スタイルは食券前払い方式、注文時に好みを設定
  • 豚骨は甘く、しつこさを感じずに食べられる
  • メニューも豊富に存在し、飽きない
  • 総評:☆5、何杯でもいける豚骨ラーメン

唐突だが、うざくて何もものを分かっていないのに偉そうに語る、J-WAVE81.3の金曜日の16:30-20:00の、通称「飯食い」がトイレの神様を冒涜するようにカメックスしていたことが明るみに出たことで干されたのは、既に懐かしい話である。他人の舌など所詮その程度であり、同時に何も分かっていないやつほどうるさいのだから、聞く側はたまったものではない。それはヘイトが溜まるものである。それがなくなった途端、少し生き生きしている人がいるようである。

世界にはまだ見ぬラーメンが多く存在する。だがそのラーメンを知るにしても、時間と金の制約は厄介なものであり、また実店舗における混雑時間帯や店舗までの経路といったローカル情報についての情報収集が必要であり、これを怠ると超時間待たされることは必然である。これは、冬はともかく夏の時期にそれをやっては食べる前に死ぬのがオチである。

それはともかく、九州の外からのイメージは豚骨ラーメンである。実際にはうどんの方が多いが。これまでは九州内でのみ店舗を出店・拡大することが殆どであったが、最近は少しずつだが全国展開を開始した。一部は海外にも出店している。今回は海外にも出店し、九州ラーメン総選挙2002年第1位を獲得した豚骨ラーメン、「暖暮」。偶然にも近くにあったので、これをレビューする。

豚骨ラーメン「暖暮」

九州ラーメン総選挙2002年第1位

九州という地域は、うどんをメインに食べる。だがラーメンも有名で、特に豚骨ラーメンが多い。特に福岡・熊本はほぼ豚骨ラーメンという印象である。また、同じ豚骨ラーメンでも博多・久留米・長浜といった系列が存在し、それぞれが独自の味と特徴を持っている。そのため、豚骨ラーメンという大分類は同じでも、小分類していくとそれらに分かれ、そこからさらに店1つ1つに分かれていく。店ごとに味と特徴があるため、それぞれを食べ比べることができるほど、豚骨ラーメンは奥が深い。

その中で、FBS福岡放送がおそらく毎年行っているであろう企画が、ラーメン総選挙と呼ばれる大々的なラーメンバトルである。検索してもイベント情報が出ないため詳細は不明だが、2002年に開催された総選挙では、ビッグネームを抑え、見事1位を獲得したのが、「暖暮」である。ちなみにビッグネームには、久留米大砲ラーメン(3rd)、博多一風堂(5th)、博多だるま(18th)、元祖長浜屋(19th)等の有名処がおり、年代の関係もあるがそれらよりも上をいったという、確かな実力を持ったラーメンである。



平成12年(2000)に福岡県筑紫野市に1号店をオープン

暖暮公式ホームページでは、平成12年(2000)3月にラーメン暖暮の1号店を福岡県筑紫野市に出店したのが始まりとなっている。暖暮が1位となったラーメン総選挙はその2年後となるので、たった2年で頂点を取れるまでの実力に上り詰めたということになる。

さて、1号店出店の約3年後である平成15年1月に飲食店経営のための企業として『有限会社ユニゾン』(平成31年3月に業務拡大につき『株式会社ユニゾン』へ商号変更)を設立し、同年3月に2号店を神田に出店した。ここから暖暮は広がり始める。出店先は九州・沖縄と東京・神奈川・静岡、海外はアメリカ・カナダ・ベトナム・オーストラリアである。北海道・東北・近畿・四国・関西は確認できない。ちなみに、今回レポートする店舗である川崎仲見世通り店は平成24年2月で、第13号店である1)参照:会社概要 | 飲食事業・店舗コンサルティング|株式会社ユニゾン。現在も4~5か月周期で店舗数を増やしており、展開は順調に行われている。

エースコックとのコラボでカップ麺で登場

出店先が妙に偏っている暖暮である。そのため、暖暮の豚骨ラーメンを食べれる人はかなり限られているのが現状である。そんな中、7月20日にカップ麺メーカーのエースコックと手を組み、暖暮の基本形である「ラーメン」をカップ麺にしたのである。

暖暮×エースコック
暖暮監修のもとエースコックが7月20日から発売したカップ麺。220円。店舗で使える替玉無料券付きである。

このカップ麺は、暖暮でも取り扱っており200円であるほか、コンビニや薬局でも入れているところは入れており、特に薬局だと一番安く手に入る可能性がある。当然ながら実店舗にかなり近い味の再現をしているため、行動可能範囲内に店舗がない人でも、暖暮の味を知ることができる。とうの私も、ここから実店舗で食べに行った人の一人である。しかも調べたら近くに店舗があるという偶然である。

また、蓋にしれっと替玉無料券が付属している。暖暮の替玉は150円であり、これが無料になるのは大きいものである。行動可能範囲内に店舗がない人はともかく、近くに店舗がある人はこれをもって実店舗に行くといいだろう。なお、コラボ商品のため、突然生産終了する可能性があることに注意である。

実店舗の暖暮をレビューする

エースコックの暖暮の豚骨ラーメンを食べてから、実店舗情報を調査すると、川崎仲見世通り店に店舗が存在することが判明した。場所が場所なので手軽に食べに行けるのである。したがって、ここからは実店舗の暖暮についてレビューする。

注文スタイルは食券前払い方式

暖暮の注文スタイルは、食券による前払い方式である。券売機は屋内にあり、それぞれのボタンにメニューと金額が書いてある。指定以上の金額を入れて、食べたいメニューの書かれたボタンを押し、終了時はおつりボタンで返金するシステムである。松屋の券売機と同じタイプのものと思われる。

券売機と食券
左が券売機。メインのラーメンは大きいパネル、トッピングやサブメニューは小さいパネルである。ランチメニューは小さいパネルでも目立つようにしている。
右が食券。今回の写真はランチメニュー。単品の場合、ラーメンの項目がないものと思われる。

食券を購入したら、それを持って適当な空いている場所に座る。さて、後述するが私はランチセットを選択している。そのため、単品の食券の場合の写真はないが、単品の場合おそらく一番上の項目(ラー・ねぎごま・烈火)がないものと思われる。

オーダー時に、好みを指定する。点線より上の項目は通常のオーダーでは自由に指定できるものである。指定可能項目は麺の硬さ・スープの状態・ネギ・チャーシュー・辛味ダレである。辛味ダレの下の項目は、烈火ラーメンを選択した場合に選択可能な「辛さ」の指定である。これは烈火ラーメン以外でも「烈火」の食券を購入すれば可能だと思われる。

また、このタイミングでサブメニュー、トッピング、飲み物の食券を提示することで、同時に受け付けてくれる。なお、替玉に関してはおそらく替玉注文時に食券を渡すものであろう。なお、エースコックの替玉無料券は替玉オーダー時に渡した(体験談)。



暖暮のランチセットは「価格破壊」

また、11:00-15:00はランチセットが利用可能である。A・B・Cの3種類あり、全て¥850である。ランチセットで選択できるラーメンはラーメン(¥780)・ごまねぎ(¥830)・烈火(¥830)から1つで、全てに黒烏龍茶(¥100)が付属する。それぞれのセットの詳細は以下の通りである。

  • 日替わり丼(¥350) TKG、チャーシュー高菜丼、スタミナ豚ネギ丼がループする。
  • 博多一口餃子 8個(¥400)
  • ごはん(並 ¥150)+替玉(¥150) 替玉は麺を食べ終わった任意のタイミングでオーダーする

これらのものが、ランチセットでは標準となっている。普通に注文すれば1000円以上になるものが、ランチセットで注文すればたった¥850となる。これは大袈裟でもなく、価格破壊である。通常のラーメンはともかく、ねぎごま、烈火は20円をプラスしただけで大幅にボリュームアップとなるので、ランチタイムは専らランチセットを注文する人が多い。私もその一人である。

もっとも高くなる組み合わせの、ごまねぎまたは烈火+餃子は¥1230を¥380割引きであり、また餃子も決して量は少なくないので、¥850なら相当満足できるランチとなるだろう。餃子をご飯ものにすれば、それだけで十分な昼食である。

ラーメンの味

さて、肝心のラーメンの味はどうか。まずは今回紹介する、注文したラーメンの写真を掲載する。既に何度か行っているが、今回はCセットのねぎごま(硬普通有有普通煮玉)を掲載する。

暖暮 ねぎごまラーメン
ねぎごまラーメン。煮玉入り。ねぎとごまでかなり覆われている。豚骨の色は普通の白である。チャーシューは色は濃くない。赤いのが辛味ダレである。少し辛めで、スープのコクを引き立たせる存在になる。

まず、ねぎとごまのその多さに驚くものである。暖暮の豚骨は色は白く、油が適度に入っているという一般的な豚骨のスタイルである。チャーシューは色が濃くない、白めのものになっている。そして辛味ダレが乗っている。これは一味唐辛子をベースに中国薬味や漢方を配合した暖暮独自のもので、これを溶かすと適度な辛味がつき、スープのコクが引き立つものとなっている2)参照:とんこつラーメン 暖暮  ここにラーメンに使用している素材について、簡単な説明が書かれている。

まずはスープから。スープの味は、豚骨で油があることから、「男っぽい」味を予想していた。だがその味は、甘かった。甘くてさっぱりして、飲みやすいのである。最近の九州豚骨ラーメンは「見た目の割りにさっぱりしていて飲みやすい」が多いのだが、暖暮はさらに甘みがあるという、一歩上を行っているものである。

麺は、全ての硬さで旨く食べられるようにした麺を使用している。九州豚骨ラーメンの場合、私はいつも硬めで頼むのだが、その際の麺の小麦が香ばしく、これが豚骨と絡んで旨いのである。この香りは、どの硬さで食べても感じることができる。また小麦の甘さがあり、辛味と合わせるとちょうどいい感じになるのもポイントである。ちなみに替玉も同じ麺であるが、ごま油がかけられており、麺がくっつかないように考慮されている。油はそのままラーメンに入れてしまえるので、風味を増すことができる。普通の油としないところがよく考えられている。

チャーシューは、一般的な豚バラ肉を煮込んだものを使用している。よって製法自体はおそらく普通なのだが、このチャーシューはしっとりしていて柔らかく、肉も油も口の中でとろけるというものである。一般的なチャーシューは肉がパサパサしていて、油は口で溶けないので、その意味ではいいチャーシューである。そのため、普段チャーシューを要らないとしている人でも全く重く感じることなく食べることができるものとなっている。

煮玉子は、おそらくチャーシューの煮汁であろう、それで煮込んだ半熟玉子である。半熟のとろっとした食感と、しっかり染み込んだ煮汁で玉子がしっとりしていてぱさぱさにならず、煮玉子特有の臭みもない、おいしいサイドメニューである。箸休めにもいい。煮玉子が苦手な人でも食べられる。そして私もその1人である。

辛味ダレは、見た目的には混ぜるといい感じに色が赤くなる。といっても極端に赤くはならない。一味・中国薬味・漢方を配合したこれと豚骨自体の甘さが見事に合わさって、スープが旨辛になる。辛いのが先に来て、そして甘さが来ることで、豚骨の甘味がよりわかるものになる。また辛味ダレの配合は薬膳にも似ているので、食べた後で自然な汗をかくことになるだろう。本格的インドカレーに似たものである。もし辛味を多くしたいのなら辛味ダレを多くして、辛いのが苦手なら少なめに調整できるので、お好みの辛さに調整することができる。これで自分の好みを探すといい。

個々の具材について一通り見ていった。これらを含めたラーメンの総合評価は、それぞれの食材および調味料の旨さが合わさって、完璧な一杯の豚骨ラーメンとして旨い、という評価である。1つ1つの食材を丁寧に扱っているからこそ、旨いラーメンができるのだろう。九州ラーメン総選挙第1位の実力は本物である。



メニューも豊富に存在し、飽きない

ラーメンは先に挙げたもの以外にも存在する。煮玉子が標準の半熟煮玉子ラーメン(¥880)、背脂がたっぷりの背脂ラーメン(¥880)、チャーシュー6枚になったチャーシューメン(¥1,000)、フルトッピングのDanbo MAX(¥1,100, 内容:ネギ・木耳・煮玉子1個・チャーシュー4枚・海苔4枚・辛味ダレ、写真から推測)がある。それぞれは単品のトッピング食券を購入することでも同じものができるが、特定のトッピングを味わいたい場合はこっちの方が実質的に安くなる。これらはランチセットの対象外のため単品のみである。替玉やごはんものと一緒に食べるといいだろう。

また、ごはんも普通のごはんに加え、チャーハンと丼があり、明太子ごはんもある。丼はAセットで日替わり丼として出るので、丼を食べたいときはランチセットで食べるといい。このあたりの組み合わせも自由であり、気分や食べたいラーメンに合わせて選択できるのはいい点であると言える。ノーマルラーメン+チャーハンで、ちょっとしたラーメン定食である。特に、夜の時間帯ならおすすめである。

単品でも決して高くない価格と、ランチセットの圧倒的な安さ、そして意外に豊富なメニュー。トッピング次第で同じラーメンでも別物になり、新しい味として楽しめる。その意味では、暖暮は飽きないラーメンである。

総評:☆5、何杯でもいける豚骨ラーメン

今回の暖暮の総評:☆5

最初に食べたエースコックのカップ麺版暖暮、豚骨ラーメンは、実店舗とは少し味が違うとはいえ、その味に驚いたものである。そしてそれに付属していた替玉無料券から、店舗を検索すると実に近いところ(川崎仲見世通り)に存在していた。そこで実店舗の暖暮の豚骨ラーメンを食べたらこれが見事に旨く、こうして書くに至るまでのはまり具合である。久しぶりにラーメンで美味しいものを見つけたと感じたものである。

実店舗の暖暮に行くと分かったのが、ラーメンの旨さとランチセットの破格値。ラーメン総選挙2002年第1位の功績を持つこと。トッピングやごはんメニューが充実していること。旨いうえにメニューが割と多く、ラーメンの種類、トッピングのパターンも自由度が高いため、飽きることがない。それに、例え同じラーメンでも、何杯でもいける旨さがある。同じラーメンを食べて味をとことん追求するもよし、毎回違うラーメンにしてトッピングも変え色々な味を楽しむのもよし。どんなスタイルでも、暖暮のラーメンは楽しむことができるだろう。

また、店舗ごとに独自サービスを提供していることがある。今回取り上げた川崎仲見世通り店では、この店舗限定のスタンプカードがあり、10杯を1枚としている。特典として5杯で煮玉子が無料、10杯でラーメン(ノーマル)が無料となる。他の店舗に関しては不明だが、何かしらの特典があると思われるので、その場合はしっかりチェックするといい。

唯一の問題として、出店先が非常に限定的であるということだ。関東は東京・神奈川・静岡、九州は熊本・佐賀・長野を除き、沖縄にも出店している。そして海外はアメリカ・カナダ・ベトナム・オーストラリアである。そのため、関西方面は全滅であり、東北・北海道も全滅である。タイミングとしては仕事で東京に出張とか、あるいは九州旅行とか、そのくらいしかないのが現実である。なので、偶然にも遠出した先にあったり、自分の住んでいる地域に新店舗ができたのであれば、是非とも試してほしい。

暖暮には、それだけの価値がある

 

以上、ラーメン総選挙2002年第1位、ラーメン暖暮のレビューであった。それでは、次回の記事で会おう。

 

リンクス岐部(LINKS-KIBE) at 10:00 Aug. 16th, 2020


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脚注

参照:会社概要 | 飲食事業・店舗コンサルティング|株式会社ユニゾン
参照:とんこつラーメン 暖暮  ここにラーメンに使用している素材について、簡単な説明が書かれている。
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会社員という働き方が合わないのに会社員になってしまった、自称社会不適合者。自力で稼いでいくために奮闘中。PCとラーメンとXperia 1をこよなく愛する、自由になりたい人である。ゲームやガジェット、仕事中心に書いていく。

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