【2つ目の闇】SNS第3勢力2号”Parler”を使ってみた!

この記事の概要を簡単まとめ!

  • Gabと並び表現の自由を最大限許可するSNS”Parler”
  • ここにも極端な政治思想を持つ者とトランプ支持者が多い
  • 1月10日にAWSホスティング停止でダウン、2月15日再開
  • 2月16日に復活を知ったKIBEKINが再度突入する
  • なんとなく、使いにくい感触
  • ざっと機能や項目は紹介しておく
  • 総評:わざわざ使う理由がどこにもない

なんかマストドンで宣伝してたらGab記事がすごい人気になってしまった。なにが起爆剤だったのかは正直分かっていない。ただ、その結果なのか、人気記事である仮想メモリとソフトバンク配送交換を越す勢いで追い上げている。ただ、これも一時的な現象に過ぎないと考えているので、そのうち収まるであろう。しかし一気に来たときは流石に驚いたものである。

さて、SNSの歴史にまた1つ、伝説が刻まれた。1月8日をもってドナルド・トランプはTwitterを永久追放(凍結)されたのである。原因は暴動の扇動や暴力行為の助長したことであり、またこれ以上の扇動を防止する目的もあったようだ。したがって、インターネットの表舞台からトランプの姿を見ることはできなくなるようだ。そんな中注目されるのが、言論の自由と表現の自由を最大限許可したSNSである。以前にGabについて取り上げたが、これ以外にもその場所がある。その名はParlerだ。

ここもまた、Twitterを追われた者達が集まっている。世間的にはトランプ支持者の集まっている場所として認識されている。また左翼化し共産主義に染まったオワコンSNSであるTwitterの独裁的・特定差別容認の加速によりTwitterを離反する者が増えており、その移行先としてParlerに参加する人もいる。このあたりの動き方についてはGabと同じ傾向がある。プラットフォームを鞍替えするという意味では分散型SNSとなっているのだろうか。

しかし、ここもGab同様、投稿内容に対する規制を殆ど行わないことによって内実が「無法地帯」とされ、これを良しとしない大手IT企業などが結託してParlerに囲い込みを行い、排除しようと試みている。しかし私には、それは企業規模の「いじめ」に思えるのと、力ある企業が何かを排斥しようとする構図はアーマード・コアを彷彿とさせるため、内実を知るべきであると考えた。以前行ったGabへの潜入と同様、今回も内実を調査し、これをレポートする。

※はじめに

本記事はParlerについて、いちユーザーの観点から個人的調査を行った結果についてまとめた記事であり、ヘイトスピーチや差別を推奨する記事ではありません。ご了承のうえ閲覧をお願いします。苦手な方はブラウザバックを推奨します。また、これは閉鎖前に仕上げる予定でしたが、その前にサービスダウンしたため、一部は古いParlerの情報を含みます。

SNS第3勢力2号”Parler”

Parlerの概要

Parlerは、アメリカ合衆国ネバダ州ヘンダーソンに本社を置く、(おそらく)Parler Inc. が運営するSNSである。Parler自体は2018年に設立され、SNSプラットフォームのリリースは2018年9月となっている。2020年11月時点で、総ユーザーは1,000万人、アクティブユーザーは400万人である。Parlerのソースコードについては、独自開発(マストドンフォーク等ではない)のようで公開されていない。なお、Parler創立者はジョン・マッツェ Jr., ジャレッド・トムソン, レベッカ・マーサーの3人で、うちジョン・マッツェはCEOである。従業員数は30人である1)参照:Parler – Wikipedia 英語版を参照。なお、2021年2月15日の復活の際、新CEOにマーク・メックラーが暫定で就任している。前CEOのジョン・マッツェは2月初めの取締役会で解雇されている。

Parlerの主なユーザーは、保守主義者および現行の主流SNSのファクトチェック2)fact check: 直訳すれば事実確認である。意味としては、ある文書内の記述ないし誰かの発言について、それが事実かどうかを検証することである。参照:fact check(ファクトチェック)の意味 – goo国語辞書=オワコンSNSTwitterやFacebookによる検閲を忌避する人である。あるいは、Gabと同様、TwitterやFacebookを追い出された人たちの行き着く先である。それと同時、ここもまたトランプ支持者が集合していることで知られている。ただし、トランプ自身はParlerを利用していない。やはりGabがメインのようだ。



Parlerのサービスは2018年9月からであり、Gabよりも遅い。割と最近に始まったSNSであることがわかる。しかしこれもまたGabと同様、ユーザーがユーザーなので日本で取り上げられることは全くなかった。取り上げるようになるのは、後に解説する襲撃予告についてと、それに伴ってApple, Googleから専用アプリが排除されたこと、そしてAWSのホスティングサービス停止による完全サービスダウンになってからである。それでも表立ってParlerが取り上げられている様子を私は見たことがない。Parlerが復帰したときも、毎回アクセスしていて偶然繋がって、それで自力で知ったのであり、その間にParlerが復帰したという情報が流れてきた様子はなかった。どうやら皆が思っているほど、日本では注目されていない様子である。

AWSのホスティング停止により「死亡した」

さて、ParlerがGabと同様「言論の自由」を最大限許可したSNSであることは既に多くの人に知られており、極右思想を中心とした極端な政治思想を持つ者が集まりやすいのは言うまでもない。それは同時に、過激発言を取り締まることが少ないということでもある。つまりはGabの時にも書いたが、特定民族・人種・人物或いは性的指向に対する批判、暴言、俗称(所謂ミーム)は勿論、極端だが前述の殺害予告などもParlerでは投稿することが許されるということだ。

これが仇となった。アメリカで2021年1月6日に発生した、2021年アメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件(原文:2021 storming of the United States Capitol)の際に、Parler上に襲撃予告と扇動を思わせる投稿があり、これを理由としてApple, Googleで配信されているParler公式アプリは排除された。Googleの対応は1月8日、Appleは事前に、問題のあるコンテンツ削除のために24時間の猶予を与えた後、Parlerはこれに従わず、結果削除された。

また、暴力的なコンテンツが蔓延していて、それらは全て違法であると判断したAWSによって、1月10日にホスティングサービスを停止することを発表した。これについて当時CEOのジョン・マッツェは『インターネットにおける、言論の自由の完全な排除の試みである』とコメントしていた。また同時に、Parlerのサービス再開まで最大1週間サービスが利用不可になることも発表した。そして1月11日、アクセス不能になり、完全にサービスが停止した。Parlerは一度、「死亡した」のである。

なお、AWSによって完全に死亡する前からも、所謂ビッグテックと呼ばれる企業からサービスを拒否されたという話がある。その企業の名前については明確にされていないが、ParlerもGabと同様に、インフラサービスを拒否されるほどに嫌悪されていることが伺える。

2月15日、ガイドライン改定のうえでParler再開

1月11日にダウンして以降は、おそらく1週間程度するとアクセス自体は可能だがサービスとしては稼働しない、ただ動かないページを表示するだけの状態になっていた。この時点で一応、体制は整っていたものと考えられるが、サービス復旧には時間がかかっていたようだ。色々と「調整が必要」であったようだ。完全に復活するのは停止から1ヶ月以上が経過した、2月15日である。私は調査のために既にParlerに垢を作成していたが、以前のParler既存ユーザーのIDとパスワードの組み合わせは保存されており、普通にログインすることができた。

このタイミングで、新しいサービス提供元が判明する。サーバーリソース等の提供元がSkySilk Cloud Services、ドメイン管理事業者はGabを助けたことで有名のEpik.comである。ここでもまたEpik.comが動いた。だがSkySilkの代表者ケヴィン・マトシアンの声明によれば、『SkySilkは、Parlerがプラットフォームをよりよく監視するために必要な措置を講じていると感じており、彼らが新しいコミュニティガイドラインをリリースしたことに拍手を送っています。』3)参照:Parler, social media platform popular among conservatives, reemerges online – ABC News 原文は”SkySilk feels that Parler is taking the necessary steps to better monitor its platform and applauds their release of new Community Guidelines,”とのことであり、Parlerが明確なガイドラインを制定し、監視体制を強化することを条件としてサービス提供を許可したものとみられる。それを裏付ける事実として、Parlerからいつでも読めるコミュニティガイドラインは2021年2月14日に改定されたものになっている。ただし常時更新可能性があり、更新されると当時の文章が読めなくなってしまうのでPDFはこちらに用意した。そのガイドライン中に以下の記述を確認できる。

Principle #1:
Parler will not knowingly allow itself to be used as a tool for crime, civil torts, or other unlawful acts. We will remove reported user content that a reasonable and objective observer would believe constitutes or evidences such activity. We may also remove the accounts of users who use our platform in this way.

Parler Community Guidelines 2/14/2021

これを翻訳すると以下のようになる。一部省略ないし変更の意訳である。

  • Parlerは、故意に犯罪、民事不法行為、およびその他不法行為のために使用することは許可しない。私達は合理的かつ客観的なオブザーバーがそのような活動を構成している、または証拠と信じられるコンテンツが報告された場合、それを削除する。また、そのアカウントも削除することがある。

この記述から推測するに、単純なヘイトスピーチについてはおそらく規制されないが、ここにあの時のように殺害予告などが含まれている場合には対応するということになる。ただ、オブザーバーの申告によって動くので、オブザーバーの思想に左右される可能性があるのは正直否めないところがある。なお、ガイドライン全文を読めば、現在のParlerの立ち位置がよくわかるようになっている。実際にParlerを使わなくても1つの文献として一読しておくと面白い。




Parlerの中身を知る

自称SNSディープダイバーの私KIBEKINは、Gabの後にParlerの存在を知り、その内実を探るために既に登録していた。だが、前述の通りAWSホスティングサービス停止に伴い調査不可能になり、しばらくはお茶を濁していた。その私がParlerの復活を知ったのは2月16日である。毎日アクセスして、果たして復活しているかを調べていて、初めて復活していたのを確認したのがその日である。

したがって、しばらく執筆を止めていた本記事を進めることができるようになったため、実際にParlerを利用して、その中身がどうなっているかを調査し、その記録をここに記すことにした。なお、私は事前に登録してしまっているので、復活後の新規登録手順ではなく停止前の登録手順を書くことになるが、登録手順に関しては変更がないものと思われる。

スタート:Parlerに登録する

※ここは旧Parlerの情報です。

アカウント登録は、どのサービスでも必ず最初に通る道である。Parlerの場合は、やや利用技術や考え方が古いようで、旧式のCaptchaを使用しているのと、ここでも電話番号が必要という、開始が2018年にしてはどうも遅れているような感じである。なお、登録に際し、その手順をリスト化、手順画像をリストの下に示す。

  1. Parlerトップページにアクセスし、右側の[create new account]をクリックする
  2. プライバシーポリシー、利用規約、ガイドラインの3つのリンクが示される。これら3つについて同意する[i agree]をクリック
  3. メールアドレス、電話番号(頭の0を除いた残り10桁)、パスワードを2回入力する。この時点ではまだIDの編集はできなかった
  4. 旧式Captchaをクリアする。Googleに嫌われているのだろうか、reCAPTCHAは使わせてもらえないようだ。またこのタイミングでメールが送信されていた
  5. 経験をカスタマイズ、と言っているが要するに初期フォロー選択画面。これは無視しても構わない
  6. 色選択。正直Misskeyじゃないのでどれでもいい
  7. ようやく登録完了。これでParlerを始められる
Parler登録手順
Parlerに登録するまでの手順。普通のSNSとほぼ変わりがない。しかし電話番号要るか?

個人的には電話番号を要求する点で、Gabに劣る。Twitterでも同じように電話番号を要求するので、これだとGabに人が流れていきそうな感覚がある。Gabは電話番号を要求しないので、皆電話番号を要求しない方がいいに決まっている。

ホームTL:中央に1つのTL、周囲に色々配置

まるでTwitterを意識したかのような蛇足なチュートリアルが終わると、いよいよParlerを開始できる。Parlerにおいてホームはフィードという名称になっている。フィードは1つだけのTLを中心に置き、その周囲にメニューを配置するスタイルである。実際のページ表示は以下のようになっている。

Parler feedタブ
Parlerのホーム画面(Feed)。中央にTL、周囲にメニューを配置するスタイルである。投稿フォームが2つもある。

初期設定では、全ての投稿が流れるような状態になっている。また、UIはどことなく現在のWeb版Twitterを意識しているようである。それについては実際に確認してもらうとして、見たところ何の変哲もないというのが第一印象である。これだとわざわざParlerを使う意味はないように思える。

また、ParlerもGabと同様、TLの自動更新がされない仕様である。これは旧Parlerから固定されている仕様である。ただし、旧Parlerでは手動の更新ボタンが存在していたため、まだ更新するのは楽であった。しかし新Parlerになってからは、別の画面を呼び出してから再度フィードにするか、F5更新をしなければ更新されない。これはSNSを利用していく上では面倒なものである。ParlerはPCで片手間に使うSNSとしては向いていないようだ。

Web版UIはスマホ・PCの両者対応

使用している間に判明したことが1つある。過去の事件から公式アプリが両ストアから排除されたParlerは、復活するにあたり、WebUIしか使用できない状態である。スマートフォンからのアクセスも一般的なブラウザを利用してWeb版にアクセスして利用するしかないということである。専用アプリが使えないという欠点は非常に大きい。

それを見越してか、WebUIはスマホ・PCどちらで利用しても対応できるように、フレキシブルに変化するようになっている。これはウィンドウ幅の変化を監視し、その幅に応じてUIを変化させるようにできている。デバイス別に分けているというわけではないようで、例えばPCでParlerを開いているブラウザのウィンドウ幅を縮めれば、スマホのUIになる、という形になっている。

しかしこれが少々厄介であり、ある一定の幅がなければParlerを利用することができないのである。その幅について目測ではあるが調べたものを以下に掲載する。

Parler利用に必要な幅
Parlerを利用するにあたり、スマホUI及びPCUIで必要な幅を目測した。スマホUIはv=499px, PCUIはh=896px以下の場合利用できない設定である。

これらの値は、実際にウィンドウ幅を変化させて確認したものである。ユーザーフレンドリーな設計であるのはいいことに間違いないのだが、PCから利用する場合、これは少々面倒である。Parler公式アプリが出てスマホUIを考える必要がなくなるか、或いはUI設定にPC用とかデッキモードとかがあればいいのだが、Parlerにそれを求めるのは酷であろう。そもそも、Parlerを使用する機会などないので、無くてもいいのだが。



システムについてざっと解説

私にはマストドンやMisskeyをはじめとしたParlerよりも使いやすい分散型SNSがあるため、今回のこれは詳しく解説する予定は正直ない。利用するにあたり主要なものについて絞り、残りは概説で済ませる。

投稿:Parlerでは”parley”

Parlerの投稿は、”parley”と呼ばれている。投稿システムについて判明していることは以下の通りである。また、一部の内容についてはイメージの画像例を用意した。

  • 投稿フォームを開くにはTL中央の一番上の欄か左側の吹き出しマーク、スマホUIの場合は同様に存在する一番上の欄か右下に固定される吹き出しのボタン(ウィジェット?)をタップ(クリック)して開く。
  • 最大文字数は1000文字。マストドンの2倍であり、Misskeyの1/3である。プレビュー表示が標準で存在する。
  • 絵文字機能、センシティブ設定が存在。ただし何かの不良か、現在画像のアップロードができない。原因は不明。
  • センシティブをONにして投稿するとTLには何も反映されない。意味あるのかこれ。
  • 投稿されたparleyに対しては次のアクションが可能である。
    • コメント(Comment):リプライと同等の機能。
    • エコー(Echo):RT(Twitter), BT(マストドン), RN(Misskey), RP(Pleroma)と同等の機能。
    • 投票する(Vote Up):抜けるいいね👍ボタンと同等の機能。
    • 共有(Share):parleyの直接のリンクURLと埋め込みコードがコピーできる。コードはHTML形式。
    • その他のオプション:共通項目が共有、paeleyの詳細を見る。他者のparleyに対してはミュート・ブロック・フォロー解除・報告・購読解除・コメントのモデレーションが可能。モデレーションは後述。なお、フォロー解除・購読解除については非フォローであればフォローする、購読していなければ購読するに変わる。自分のparleyに対してはコピーと削除が可能。
  • parleyはその投稿が見られた回数が投稿時間の横に表示される。
  • Parlerでは下書き機能なし。フォームを閉じると無条件でクリアされる
投稿(perley)
投稿(perley)のイメージ。絵文字ピッカーはあるが独自の絵文字は存在しない。parleyするといちいち送った旨が出る。毎回出さなくていいから。
投稿されたparleyへのアクション
parleyへのアクションを画像でまとめたもの。できることは殆ど変わらないが、コメントのモデレーションが行える点については独自である。

よくわからない設定に、センシティブ設定がある。これをONにして投稿すると、TLに何も表示されないのである。この機能は何のためにあるのか不明であり、同時にこの仕様から意味があるとは思えない。Parlerは一体何がしたいのだろうか。

コメントのモデレーションは、コメント=リプライについて管理するものであるようだ。ただし自分のコメントについてモデレーションは不可能である。モデレーションレベルはApprove/Mute/Denyの3つとなっている。この機能について使用していないので詳細は不明だが、Denyが赤くなっているので相当強い「拒否」であり、おそらく通報関連になると思われる。しかしよくわからない、というのが正直な感想である。

通知:購読もここに通知される

通知は5つのタブに分かれている。フォロワー・コメント・購読・投票がそれぞれ存在し、これらを1つにまとめたAllタブがある。このあたりについては特記すべき事項が特にない。強いて言えば、Parlerからインフルエンサー認定されているアカウント(金のバッジ)については、フォローすると自動的に購読がONになり、仕様がわかっていないとうざいくらい通知が来ることくらいである。使いづらい。

発見(discover):見つけると同じ役目

発見は、ユーザーや話題を見つける時に使用する。3つのタブが存在し、parleys(投稿)・affiliates(ニュース)・people(おすすめユーザー)の3つが存在する。旧Parlerではparleysは機能していたが、新Parlerではこのタブはどうやら機能していないようだ。何も表示されないのである。

affiliatesは列挙される内容から推測するに、ニュースである。何故affiliatesなんて名称にするのかは不明である。このニュースについてはアメリカの基準に基づいているものと思われる。日本人が見ても何のことかさっぱりである。Peopleは他のSNSと然程変わらないので、特記すべきことはない。

発見のaffies
発見(discover)からaffiliatesタブを見たもの。素直にニュースと書かないと何のことかわからない。

設定:全部は解説しないので要点だけ

設定はどのSNSでも存在する重要なものであるが、全部を解説するのは正直気が乗らないので、私が重要だと思うところのみを取り上げる。なお、設定の項目の全ては以下のようになっている。

設定全集
設定の全ての項目。

設定>プライバシー

ここで設定できるのは、プライベートアカウント(非公開)・Eメール通知・プライベートメッセージ(DM)機能を停止するか、の3つについて有効にするかどうかである。デフォルトは全て無効である。Eメール通知に関してはメールマガジン的な要素を含むようだ。もしメールマガジンを受けたいのであれば有効にするであろう。DMについては、これは任意である。

設定>通知

通知設定は非常に設定項目が多い。各項目を立てて説明するのが面倒なので、画像でざっと説明する。

設定(通知)
通知で設定できる内容。何のアクションを受けると通知されるかを簡易に書いている。

デフォルトはこのような設定となっている。右列についてはデフォルトがOFFになっている。右列の内容については、わざわざ通知するほどでもない内容であるため、余程メインで使おうという予定がある人以外、これらはデフォルトで変える必要はないであろう。そもそも使う人いるのか。




設定>セキュリティ

セキュリティで変更できるのはお馴染みのパスワード変更である。他、電話番号を変更、2ファクタ認証の設定、メールを登録されているアドレスに再送信するボタンがある。疑問点としては、メールアドレスの変更について詳細に書かれていないことである。変更する手段が不明であるので、カバーの効きにくいキャリアメールの使用は推奨されない。

設定>規定

ここではユーザー規約・プライバシーポリシー・コミュニティガイドラインの最新版がPDFで読めるようになっている。ユーザー規約のみ、執筆時点で2020年11月27日のものであり、他は2021年2月14日に改定されたものとなっている。Parlerの今後の体制として、何かあれば随時更新していく運営スタイルに変化しているはずであるので、暇な時に見るといいだろう。なお全文英語なので、適当に翻訳機を使った方が早い。

また、一番下にアカウント削除がある。飽きたら、削除してしまうといい。少なくとも、「遊べる」SNSとは言えないからである。

モデレーション:節度ある利用を

おそらくParlerの最大の特徴であると思われるモデレーション。ここについても、重要だと思うところに絞って解説していく。なお、モデレーションの全ての項目は以下のようになっている。

モデレーション全集
モデレーションの全ての項目。

コメントモデレーション

コメントをモデレーションする。これは自分のparleyの、自分以外からのコメントについて行える。自分が自分のparleyに対してコメントを行った場合、モデレーションの対象にならない。

モデレーションは5つのタブがあり、review/approved/denied/spam/mutedの5つがある。うちreview以外はコメントに対してその処理を行った場合に追加されるものと思われる。ただし、検証する相手がいないので、詳細は不明である。

ワードフィルタ

この機能はどこのSNSでも存在する機能である。単純にフィルタするだけであれば特別取り上げることはないのだが、Parlerでは指定したワードがフィルタされる時、その時に行う動作を決定できる。その際複数の指定したワードが含まれる場合、「最も強い動作」で処理される。その動作は細分化されているので、それを画像で示す。

ワードフィルタ
ワードフィルタを設定する画面。右がフィルタに一致した際の動作の一覧である。

正直取り上げるのが面倒すぎて、画像で省略した。また、実証する相手がいないので、効果の程もわからないのである。実際に使ってみるしかわからないであろう。

モデレーション設定

モデレーション設定はここで細かく設定できるようである。面倒が嫌いなので画像で設定内容について示す。

モデレーション設定
モデレーション設定の全項目。画像内で解説が済むように記述している。

Parlerはユーザー自身でモデレートすることを重視しているのであろう。他のSNSでは過剰だともいえるほどに設定できる項目が多い。だが、逆にそこまでしてSNSをしたいかと言われると、それには首を傾げざるを得ない。それは流石にSNS依存症っぽく感じるものである。利用ユーザーも思想が偏っている傾向があるので尚更である。

現在の違反

これはParlerによって違反とみなされたparleyがある場合、ここにその情報が記録されるものであると思われる。というのも、違反するようなことは何1つしていないので、何もないからである。おそらく今後も違反行為はしないので、この機能については一生お世話になることはないであろう。なお、違反になるものについては、Parlerがガイドラインを用意しているのでわかるようになっている。最後にそのページの画像を掲載する。

現在の違反
違反行為の記録についてここから見れる。とはいえ、何もしていなければ何も違反にならないので問題ない。

フィードバック:Parlerにバグなどを報告

Parlerに何らかのフィードバックを送りたいときは、ハートの入ったメッセージマークをクリックすることでそのフォームを呼び出せる。そのフォームは実に小さい。以下がその画像である。

フィードバックフォーム
フィードバックフォーム。項目選択式である。

フィードバックは報告または提案したい内容について、該当する項目を選択してテキストボックスにその内容を記述していく。該当する項目がなければ、Otherを選択して記述する形式である。もっとも、何もフィードバックしたいことはないと思うが、何かあればここから連絡できることは知っておくと楽である。

Parlerのシステム解説は以上となる。解説するのが実に面倒だった。

総評:わざわざ使う理由がどこにもない

ここまで、Parlerについて独自調査した結果を書いてきた。Parlerもまた現在の中央集権型SNSの過剰な検閲を嫌い、言論の自由を謳って誕生した、しかし分散型SNSとは立ち位置の違うSNSである。タイプとしては、マストドンフォークでありながら連合が確認できないGabと同様のものであろう。

しかし皮肉にもAWSのホスティングサービス停止を受け、所謂ビッグテックからのサービス拒否を受け、一度死亡した結果、規約をそれなりに規定し、暴力表現などにも対応しなければならなくなった。結局、言論の自由の名の下に好き放題させていた結果、自社サービスに影響を及ぼしたので道を変えざるを得なかったという、何とも間抜けな道を歩んでいる。リソース提供を行ったSkySilkもまた「悪化」すればおそらくリソース提供を中止する可能性もある。正直、運営は不安定であるという印象だ。

だが、私を含め多くの人は、わざわざParlerを使う理由はどこにもない。何故なら、分散型SNSがあるからだ。それを考えると、Parlerは別になくても困らないであろう。同様にGabもなくても困らないが。なので、運営が不安定でも何ら問題はなく、規約がいくら厳しくても問題ないのである。使わないからだ。

では何故使ってみたか?それは殆ど誰も使っていないために内実についてのレポートが全くないからである。私はいつも通りマストドンやMisskeyで活動するが、もしParlerを使いたければ、「自由」にどうぞ、というスタンスだ。しかし、つまらなくても私は責任を取らない。

 

以上、SNS第三勢力”Parler”を使ってみた!であった。それでは、次回の記事で会おう。ン、バァーイ!

 

KIBEKIN at 16:20 Mar. 3rd, 2021

 

補足

2021年2月14日時点での各ガイドライン等はここから閲覧可能である。


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脚注

脚注
本文へ1 参照:Parler – Wikipedia 英語版を参照
本文へ2 fact check: 直訳すれば事実確認である。意味としては、ある文書内の記述ないし誰かの発言について、それが事実かどうかを検証することである。参照:fact check(ファクトチェック)の意味 – goo国語辞書
本文へ3 参照:Parler, social media platform popular among conservatives, reemerges online – ABC News 原文は”SkySilk feels that Parler is taking the necessary steps to better monitor its platform and applauds their release of new Community Guidelines,”
KIBEKIN
会社員という働き方が合わないのに会社員になってしまってから、半ば自分からリタイア後ブログクリエイターとなり活動してきた社会不適合者。今後の活躍の約束とHIKAKINリスペクトの意味を込め、リンクス岐部からKIBEKINに改名した。

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