この記事の概要を簡単まとめ!
- ゆかコネ、流行っています
- 前から多かったゆかコネのAPIについて仕様が公開されるようになった
- 本体、プラグイン、わんコメの3つでAPIが分かれている
- 辞書プラグインの利用を便利にする外部ツールの自作に挑戦することにした
- プログラミング言語は任意だが、最も使いやすいPythonで構成する
- 設計時はChatGPTを調教し、そのコーディングをベースに設計する
- 1つで統合・切替を実現し、ディレクトリやドライブの相違に対応
- CSVファイルのみ全て同一ディレクトリに置く必要がある
- 実用レベルにするには課題はかなり多い
- ちょっといじれば、案外作れるので作ってみるのも面白い
自作の概念を持っている人は少しずつ増えてきているように思える。自作は既存品では満足できない人、あるいはサポート終了によってこれまで使っていたものが使えなくなったので、それを補うために似た物を作るというパターンになる。今まではそれらは技術力を要求されるものであってその技術を会得している人しか扱えなかったが、ChatGPTの一般化によって雛形は簡単に作れるようになり、後は少しの調査力と何回かの試行で完成するようになった。
これによってさまざまなツールを任意の言語で作れるようになったということが多くなり、その代表例がうーちゃんこと卯塚ウウである。既に様々なものをPythonで作っているということをTwitterで公表しており、ゆかコネユーザーかつアンバサダーで最も研究していると言える。ゆかコネ関係のものもうーちゃん自身で作ったものを使用していることが多く、困ったらうーちゃんに聞けはより一層確かなものになった。
うーちゃんは言語学習はそれまであまりしたことがなかったはずで、そんな人でも色々と作れるようになっている。そこで自分でも作ってみようと考えた。ゆかコネは長らくAPIの公開がされていなかったが、要望が多かったことでついに公開され、この情報をもとにやりたいことをまとめていけば、うまくツールを作れるはずである。今回はそのAPIを利用し、手始めにゆかコネ標準搭載の辞書プラグインを操作し、手軽に辞書を変更できるシステムを作ってみることにした。