この記事の概要を簡単まとめ!
- USBケーブルはあらゆる電子機器の必需品
- USB Type-Aと、それとは異なるコネクタで多くのケーブルが設計されている
- ケーブルの弱点は抜き差しによる両方のコネクタの損傷
- コネクタをつけたまま、ケーブル自体を分離できるマグネット式が登場する
- 安いものは充電専用が多く、データ通信可能モデルは高額になりがち
- なら中華製の出番、KIBEKINが検証する
- YHOC!にあった明らかに中華製、値段の割には作りがいい
- データ通信もちゃんとできる、コネクタも3種類ある、なのに安い
- 真面目な中国人も存在することの証明、十分高レベルの製品
人生とはコードまみれの生活、とも言える。家は電化製品に電源を供給するためのコードを筆頭に、映像出力、コントローラーのためにコードが存在する。会社に行けばPCは殆どがコードに繋がれ、サーバーは大量のLANケーブルが接続されていて、会社によってはコード(プログラミング)を書く。外に出れば、上は電線が通っており、地下には電話線や光ファイバーが通っている。そして宇宙でさえ、船外活動ではコード(命綱)に繋がっている。ある意味コードに「縛られている」ようだ。
ところで現在の電子機器の殆どはUSB接続が基本である。それはスマートフォンでもウェアラブルデバイスでも採用するほどであるので、もはや使わないことは不可能なレベルである。それらはUSBケーブルを使って充電や他の機器との接続を行うが、そのケーブルは多くがUSB Type-A+いずれかのコネクタで一対一対応のケーブルとなっているものが多い。全てが全く同じ規格で作られていれば楽なのだがそうはいかず、当時の技術限界等から古い規格を使わざるを得ないなどもあって、現在はUSBのコネクタ規格が乱立状態である。また、抜き差しの多いUSBケーブルは、その繰り返しでコネクタが破損することもあって面倒なものとなっている。
それを回避する方法を考えつくのも人間の唯一いいところである。コネクタとケーブル本体をマグネットで分離と結合ができるようにしたモデルが考え出され、それが市販されるようになったのである。だが総じてそれらは高額になりがちで、充電専用ということが多かった。そこで、安心と信頼と低価格の中華製でも同じものが存在し、しかもデータ通信が可能なものが多数製造されている。今回はその中から1つを選出し、果たして「使える」かどうかを見ていく。