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【SNSが楽しい!】Misskey使ってみた!2 ~遊べるSNSを使いこなす!~

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この記事の概要を簡単まとめ!

  • (自分が)好評につきMisskey特集第2弾
  • 前回で紹介しきれなかった機能について解説
  • デッキでMisskeyのUIを自分流にカスタマイズ
  • 遊べる「ページ」をMisskey上に作れる
  • Misskey上で理想の部屋を作れる「ルーム」
  • Misskeyで遊べるゲーム「リバーシ」
  • 語りきれない、Misskeyの魅力

前回は勢いでMisskeyを使ってみた!という企画で書いてきたが、全てを1本の記事に収めるのは到底無理であると分かった。Misskeyは私が想像していたよりも洗練されていて遊べるSNSであったからだ。ほぼ事前知識なしで使ってみた結果、書くべきことがあまりにも多かった。中途半端に終わるのが好きではない私は、一旦はキリのいいところで終わらせ、第2弾を書くことにした。

第2弾となる今回は主に、前回で紹介しきれなかったことと、Misskeyでよく使われている機能とデッキ、遊べる機能について取り上げていく。第2弾と銘打っているものの、正直なところこれでも全部紹介しきれるかどうか怪しいものである。とはいえ何も書かないよりはいいというものだ、今回もMisskeyの魅力を語っていくことにする。

※aqz氏のjoinmisskeyの大幅リニューアルに伴い、解説に使用していたページが消滅しました。そのため脚注リンクを削除し、画像解説に切り替えています。

Misskey解説 第2弾

はじめに:第1弾記事紹介と概要

まずはじめに、いきなりこのページに来た面倒が嫌いな人向けに第1弾記事について軽く紹介する。第1弾記事自体を見たい人は直下にリンクを貼っておく。

第1弾記事では、Misskeyに登録することから始め、プロフィール設定、ノートの仕方とノートへのリアクション、その他1項目として書くことではないが放置するのも良くないので説明していない機能の要約、MFMの解説、改造自由と鯖建てについてを書いている。ノートのやり方は他のSNSと殆ど変わらないが、ノートに対するアクションとしてリノートとリアクション(絵文字)について解説している。それ以外のノートに対するアクションは解説しなかった。

MFMは適用範囲と何ができるかについて触れ、その方法をMisskeyで公開されているチートシートに預けた。オープンソースと改造、および自鯖建てについてはAGPLv3ライセンス下で自由に利用できることを書いている。建て方などについては書いていない。要するに、殆どMisskeyの事前知識なしで入った人が書いた、Misskeyの始め方のように仕上がっている。正確さはWikiに劣るが、画像付きであるのと実際に私が操作した結果を掲載しているので直観的にはわかりやすいであろう。



前回分で紹介しきれなかった基本機能解説

早速だが、前回分で紹介しきれなかった基本機能について、ここで解説する。デフォルトのモードでホームの時に見える、解説しなかった機能とノート関連が中心となる。

ノートの追加操作

ノートはリノート、リアクション以外の操作もできる。操作は自分・他のユーザーのノートに共通してできること、自分のノートのみできること、他のユーザーのノートのみできることがある。まずは共通事項を解説する。

共通事項

  • ノート内容のコピー・ノートのリンクコピー

ごく一般的な操作である。それだけなら敢えて説明する必要はないが、MisskeyではMFMが使用されているノートをコピーした場合、MFM構文も含めてコピーする。MFMで気に入ったノートがあればコピペしてすぐノートできる便利さがある。リンクのコピーはノートのリンクをコピーする。これの使い方はMisskey外部のサービスで何か書くときや引用する場合に使うことが多い。引用の場合、ノート作成時に貼りつけを行うことで引用にするかどうかを尋ねられるので、それにOKすることで引用としてノートできる。このとき、ノート文章の末尾にリノートを示す”RN:”が自動的につく。もっとも、そんなことしなくてもリノートボタンを押せば通常RNか引用RNか選択できるので、あまり使わない方法である。

  • お気に入り

ノートをお気に入りに登録する。リアクションとは異なる操作である。お気に入りしたノートはもっと!(三点リーダーマーク)から[お気に入り]をクリックすることで確認できる。Misskeyではブックマークのような役割である。

  • クリップ

ノートをクリップに追加する。クリップはTwitterにおけるモーメントのようなものである。既存のクリップに追加するか新規作成して追加するかを選べる。クリップの作成はもっと!から[クリップ]を選択し、その画面で追加か+マークをクリックすることで行える。クリップについては公開か非公開かを選択でき、後で設定も変更できる。他のユーザーが作成したクリップについては、公開されているものはユーザーページを開き、[クリップ]を選択することで見ることができる。クリップの方法について、下の画像で示す。

自分のクリップに追加
ノートのクリップ追加手順。新規または既存のクリップに追加する。今回は直接新規作成したものに追加する手順で行っている。身バレ防止のため、黒塗りしている。

自分のみ

自分のノートのみに行える操作は、ピン留め、削除して編集、削除である。このあたりは他のSNSやマストドンと変わらない。敢えて説明することもないであろう。

他のユーザーのみ

他のユーザーのノートに対して行える操作は、ウォッチ、リモートユーザーの場合リモートで表示、の2つである。通報についてはここでは解説しない。

  • ウォッチ

他のユーザーのノートの通知を有効にするもの。ウォッチを設定したノートは、そのノートがリノート・リアクションを受けると自分の通知にその旨が表示されるようになる。なお、公式説明によれば、自分のノートは常に「ウォッチ」になっており、その「ウォッチ」は切ることはできないとしている1)参照:ノートメニュー(joinmisskey) 画像解説

  • リモートで表示

自分の鯖以外の投稿のみ選択できる。対象の投稿を投稿されている元の鯖で表示する。例えば自分がmisskey.ioである場合、misskey.ioの以外Misskey鯖のノートまたはFediverseの鯖のトゥートを、発信元の鯖で見るということである。この方法を利用すれば、鯖独自の機能が適用されない場合でも完全な投稿で見ることができる。

ノートの追加操作については以上である。

グループ・リスト・チャンネル・アンテナ

これら4つの機能は、一部は他のSNSでも見られるものである。これらを個別に解説していく。

グループ:複数人でチャットする

グループは、チャットを複数人で行う場合に利用する。グループの作成はもっと!から[グループ]を選択し、所有グループから[グループを作成]を行うことでできる。作成したグループでチャットを行うには、機能欄からチャットを選択し、チャットを開始>グループでチャットから、作成したグループを選択してOKをクリックすることで開始できる。

グループにユーザーを追加したい場合、追加したいユーザーのページを開き、右上の操作から[グループに招待]を選択し、招待したいグループを選択してOKをクリックすることで招待できる。所有グループから直接招待を送ることができる。この場合はドメインを含むIDで指定する。なお、参加するかどうかは招待したユーザーに委ねられる。そのため、招待しても参加しないことがある。その場合は仕方ない。

所有グループについては、招待・名前を変更・譲渡・削除が行える。譲渡は所有者の変更であるため、よく考えて行う必要がある2)参照:グループ(joinmisskey) 画像解説




リスト:フォローしないけど見たい

リストは、フォローするのは億劫だが投稿は追いたい、という時に使う機能である。リストの作成はもっと!から[リスト]を選択し、リスト作成またはタイトルの右にある”+”ボタンのクリックで任意の名前を入力し、OKをクリックすることで作成される。リストにユーザーを追加したい場合、任意のリストのページからユーザーをドメインを含めて直接入力するか、追加したいユーザーのページを開き、右上の操作から[リストに追加]を選び、任意のリストを選択してOKすることで追加される。

Misskeyのリストは他のSNSとは違い、投稿を直接表示するものではなく、ストに追加したユーザーが列挙されるのみである。いちいちユーザーページに飛ばなければならないので、面倒さがある。まずはリストにメンバーを追加した上で、タイムライン(家のマーク)の一番右のリストから、作成した任意のリストを選択して見る方式となっている。もっと!>リストからは、あくまで設定が行えるだけである。

また当然のことであるが、リストに追加しても公開範囲がフォロワー限定以下のものは見ることはできない。Fediverseの殆どは公開範囲が指定できる投稿方式を採用しているため、フォローしていないユーザーの投稿を見るために使うのは、Fediverseではあまり意味のないことになりやすい。

なお、リストは追加したことについて相手に通知する機能はないが、リモートユーザーの場合自分の鯖の誰かがリストに追加した人をフォローしていないと投稿の取得ができない。その制約を回避するため、リストに追加した時点で自分の鯖のダミーユーザーが代わりにフォローしにいくシステムが鯖によって存在する3)参照:リスト(joinmisskey) 画像解説。misskey.ioは@ghostというダミーユーザーが稼働しており、これによって投稿が取得できるようになる。ただし、リストに追加したユーザーが認証制の場合この限りでない。逆にダミーユーザーからフォローされたとき、リストに追加されたのを暗に示していることになる。

Misskeyのダミーユーザー"Ghost"
ダミーユーザーの例。これはマストドンからMisskeyのダミーユーザーであるGhostを見ている。リストに追加されるとこのようにフォローされる。
リストについての追記事項

2021年1月31日追記

デッキモードでもっと!>リストを選択した場合、ウィンドウ表示では[リストの管理]がうまく動かないことが判明した。白い画面しか出ないのである。それを回避するには、ウィンドウのタイトルの上で右クリックし、[ポップアウト]または[新しいタブで開く]を選択し、ウィンドウ表示から変える必要がある。

チャンネル:特定の話題で集まって話をする

チャンネルは、特定の話題などをノートで話したい場合に使用する。これはチャットとは違うものになる。もっと!から[チャンネル]を選択すると、チャンネルの画面になる。ここにはトレンド・フォロー中・管理中の3つのタブが存在する。チャンネル作成は管理中タブから”+”マークをクリックするか右上に常在する”+”マークから作成できる。名前と説明、任意にバナーを設定して作成をクリックすれば、チャンネルを作成できる。

チャンネル向けのノートをするには、チャンネルページでノートを行う必要がある。これは以前のGabのグループ投稿に仕組みが似ている。なお、ノートの公開範囲はパブリックかつローカル限定に固定されている。そのため、チャンネルに参加できるのは自分の鯖にいる人のみであるようだ。

チャンネル作成は誰でもできるが、後から名前の変更・ヘッダー設定やチャンネル削除はできない。後から変更したりできない点は不便である。なお、チャンネルはフォローが可能であり、フォローすることでタイムライン(ホーム)右上にあるパラボラアンテナマークからすぐチャンネルページへ飛ぶことができる。

チャンネルは利用者が少ないと思われるのでこれくらいにしておく。

アンテナ:キーワードを購読する

アンテナは、キーワードを購読する機能である。公式解説ではエゴサしよう!とのことである4)参照:アンテナ(joinmisskey) 画像解説。もっと!から[アンテナ]を選択することで、アンテナの管理画面に入れる。最初は何もしていないので何もない。アンテナを作成するには、管理画面から追加または右上の”+”マークを押して新規追加を行う。名前、ソース、受信/除外ワードを指定する。オプションとして返信(リプライとメンション)を含める、大文字小文字の区別、ファイル付きノートのみ、新しいノートを通知するかどうかの4点がある。これは目的別に設定するといい。保存を押すことで設定は保存され、その瞬間からアンテナが投稿の収集を開始する。各設定は後から変更できるようになっている。

アンテナ新規作成画面
アンテナを新規作成する際の項目(拡大推奨)。

画像はスクロール式フォームの項目を全部接合したものである。キーワード設定は半角スペースをand, 改行をorと認識するので注意する。また、アンテナ作成前の投稿は拾わない。その場合は普通に検索するしかない。設定したアンテナの内容を見たい場合、タイムラインの右上から人工衛星マークをクリックし、任意のアンテナを選択することで見ることができる。そこで取得した投稿に満足いかないのであれば、いつでも設定し直せるのが便利である。

前回分で紹介しきれなかった基本機能の解説については以上である。




第2弾より解説する機能

第2弾で紹介するのは、ミスキストとして成長する一歩と、遊べる機能3点についてである。ここからはそれらについて解説していく。

MisskeyUI切替:デッキモード

Misskeyは、特に何も意識しなければデフォルトUIのまま使用することになる。このデフォルトUIは以下のようになっている。

MisskeyデフォルトUI
MisskeyのデフォルトUI。単一のタイムラインで構成されており、右にはウィジェットがある。この状態でも使用には困らない。身バレ防止のため、一部黒塗りしている。

特別こだわりのない人は、おそらくこのまま使用していることであろう。実際私がそうで、ここまではデフォルトUIのまま進めていたので、以前に書いたものはデフォルトUIで右側のウィジェットも一切弄っていない。特に弄る必要性を感じていなかったので、そのままで進めていた。これでMisskeyをやるには、十分対応できていた。

Misskeyに慣れてくると、TLの表示方法に不満が出たり、自分が見たいものを中心に構成したくなるようになってくるはずである。あるいは、デフォルトの配置を逆にしたいなどの欲求が出てくることもあり得る。そんな人達の要求に応えられるよう、Misskeyはデッキモードがある。

デッキモードに切り替えるのは簡単である。UI切り替え(ページマーク)から、デッキを選択するだけである。これでデッキを使用することができるようになる。ちなみにデスクトップ(β)とあるが、軽く確認してみたところウィジェットが追加できないようなので使い勝手は悪そうである。とはいえβ版なので使う機会は少ないであろう。

デッキモード開始:何もないところからカラムを配置する

デッキモードに初めてすると、真っ白のページになるはずである。まずは右クリックしてカラムを追加するところからである。カラムに追加できる項目は以下の通りである。

  • メイン:ホーム・(ローカル・ソーシャル)・グローバルと@・DM・チャンネル・アンテナ・リストが1つになっているもの
  • ウィジェット:デフォルトUIで右側にあったやつ
  • 通知
  • タイムライン:単体のタイムライン。後でタイムラインの種類を変更できる
  • アンテナ
  • リスト
  • あなた宛て
  • ダイレクト

これらのうち好きなものを選択して決定すると、そのカラムが配置される。例えば、「メイン」を追加すると、以下の状態になる。

デッキモード(メイン追加)
デッキでカラムを追加する手順。例としてメインを追加する。何もないところを右クリックで追加できる。基本はこのように追加していく。

このようにして、カラムを追加していく。カラムは必ず左から埋められていき、意図的に空白を作ることは、空のカラムを作成しない限り不可能である。また、カラムの幅はカラム名を右クリックして[編集]を選択し、幅の項目から変更できる。初期値は全て330[px]である。なお、flexibleオプションはウィンドウ幅に合わせて拡大または縮小する設定になる。この場合、ウィンドウ幅を最小にしてもカラムは指定した幅の値以下になることはない。ちなみに、カラムタイトルは任意に変更できる。

デッキ編集:カラムの結合と分離

通常、カラムは1列につき1つの項目のみである。ただしMisskeyは、あるカラム(A)の左に別のカラム(B)が存在する場合、そのカラム(B)の下にカラム(A)を結合できる。これはカラムを左に重ねるという動作になる。カラムを重ねると、次のようになる。

デッキのカラム結合
カラムを[左に重ねる]を実行した例。ここでは通知とウィジェットを重ねている。重ねると、それぞれの領域は1/2に分けられる。
カラムを重ねた結果、重ねる対象のカラムは左のカラムの下に結合され、元々のカラムは消える。また、重ねるとそれぞれの領域は 1/(1カラム内に入っている項目の数) ずつに分けられる。ここでは通知とウィジェットの2つなので、1/2に分けられる。領域は75:25のような割合分けはできない。ただし、各カラムは格納することができ、格納した場合はそのカラム内で展開されているものだけで再度領域を均等割りする。格納したカラムを再展開すると、展開中のカラムと含めて再度均等割りをする。カラムが単体の場合、格納することはできない。

なお、結合の際のカラムの幅は幅の大きい設定に合わせられる。幅を調整したい場合、全てのカラムの幅の設定を同じにする必要がある。或いは、1つだけに幅を設定して残りは0にしておくという方法もある。また、結合したカラムを分離したい場合、分離したいカラムタイトル上で右クリックし、[右に出す]を選択することで可能である。また、右クリックからカラムの上下左右移動も可能である。上下移動はカラム内での移動、左右移動は結合カラムも含めた水平方向の移動となる。邪魔だと思ったら最後は削除もできるので、満足いくまで何度でも構築できるのである。これを繰り返して、自分だけのデッキを作っていくといい。デュエリストではないが。




その他デッキの出来ること

カラムを作成し、結合と幅調整を繰り返していくのが基本であるが、デッキのできることは他にもある。デッキに追加可能なカラムは、同じものであっても何個でも追加することができる。そのため、同じカラムを作成して機能・目的別に表示したり、ウィジェットを1個または2個の複数のカラムに分けて、微妙に高さを調整していくこともできるのである。ちなみにウィジェットは以下の項目を作成できる。

デッキのウィジェット作成可能項目全部
デッキのウィジェットで作成できる項目の全てを表示したもの。一部用途不明なウィジェットも存在する。

作成できるウィジェットは意外にも多い。カレンダーや時計、オンライン数などの情報を表示する「飾り」や「遊び」のためのウィジェットや、投稿や付箋等の実用的なウィジェットまで何でもありである。ちなみに、ウィジェットを作りすぎて画面からはみ出ても、ウィジェットのカラム内が上下にスクロール可能なのでいくら作っても大丈夫である。また、全てのカラムの幅の合計が(現在の)ウィンドウ幅を超えても、左右にスクロール可能なのではみ出ても問題なく、幅上限はないようだ。だからと言って幅を過剰に広げるのは良くないが。

デッキモードでも、左のメニューは問題なく使用できる。ただしデッキモードではデフォルトUIと挙動が異なり、ノート・検索・UI切り替え・もっと!以外はウィンドウとして開く。このウィンドウは更新したりUIを切り替えると破棄される。そのため、一時的に表示するために使用することが多くなるであろう。更新すると破棄される関係から、これをメインとして使用することは不可能である。

デッキは、プロファイル別に分けることができる。これは設定>全般>デッキ>プロファイルから、任意の名前を入力しOKをクリックすることでデッキが更新され、新規のプロファイルとしてデッキを構築できるようになる。初めてデッキを構築した際のプロファイル名は”default”であり、それまで構築したデッキデータはこのプロファイルに保存される。また、default以外の名前で作成した後、別のプロファイルを作成した場合、それまでのデッキデータは以前のプロファイルに保存される仕組みとなっている5)分かりづらいので例で示す。現在DeckAというプロファイルでデッキを作成および使用していて、新たにDeckBというプロファイルを作成すると、それまでのデッキ情報はDeckAに保存される、という仕組みである。。これにより、デバイス別のデッキをプロファイルで管理するといったことができる。

なお、保存したプロファイルを呼び出すには、設定>全般>デッキ>プロファイルから保存したプロファイル名を手入力かつ完全一致で入力しOKを押す必要がある。できればプルダウン選択式にして欲しかった。ちなみに、どのプロファイル名で保存したか忘れてしまった場合、設定>その他>レジストリ>”client/deck/profiles”から、作成したプロファイルのキー一覧を見ることができるので、そこから名前を指定して呼び出すようにするといい。

デッキの解説については以上である。最後に、私のデッキを例として掲載する。

私のデッキ例
私の場合のデッキ構築。身バレ防止のためモザイク処理を行っている。実は右にスクロールすると連合とトレンドがある。

ページ:スクリプトを使って遊べるページ

「ページ」は、Misskey上に作成できる、遊べるページである。簡単なスクリプトを利用して色々と遊ぶことができるというものらしい6)参照:ページ(joinmisskey) 画像解説。おそらく、Misskey版診断メーカーといったところであろう。しかし行えることはページの方が(説明の限りでは)上である。

もっと!から[ページ]を選択することで、「ページ」の基本ページを開く。基本ページには人気・自分のページ・いいねしたページの3つのタブがある。当然のことながらページは誰でも作成することができるのである。また、気に入ったページはいいねして、ここからすぐにアクセスすることができる。なお、「ページ」を作成している場合、ユーザーページの「ページ」タブに作成した「ページ」が掲載される。

ページ作成:手順のみ

実際にページを作成する場合、どのような手順になるのかを確認していく。ただし今回は作成しない。あくまで手順を確認するだけである。手順は以下のようになっている。

  • ページ設定:タイトル・ページの要約・URL・中央寄せ(ON/OFF)・フォント設定・タイトル表示設定・アイキャッチ画像
    • URLは/pages/以下のランダムな数値を任意のURL名に変更できる
    • フォントはセリフ(明朝体)かサンセリフ(ゴシック体)を選択可能
    • タイトル設定はピン留め時にタイトルを非表示にするものである
  • コンテンツ:ブロック単位で様々な要素を追加可能。画像参照のこと
  • 変数:任意の変数を追加できる。変数の内容(型など)を詳細に設定可能
  • スクリプト:AiScriptを記述できる
ページ作成の際の項目
ページを作成する際に設定できる項目の全集。多彩な設定ができる分、作成にはMisskeyを熟知していないと出来ないことも多いようだ。

文字だけではわかりにくいので画像でも示している。設定できる項目、自由に作れる内容が多いだけに、これら全ての機能を使いこなすのは難しいものである。スクリプトに関してはAiScriptをある程度履修しなければ使えない。なお、AiScriptに関してはしゅいろがGitHubで構文や仕様を解説している。とはいえ、初心者がいきなりやってできるものではないが。詳細が気になる人は、実際に作ってみることをお勧めする。

ところで、実際にどのようなページが作られているかは、もっと!>ページ>人気 のタブ見るとわかりやすい。また、開発者系は様々なページを作成していることが多いので、それを参考とするのもいいだろう。簡単な物でも気軽に作ってみてはどうだろうか。



ルーム:理想の部屋を作って遊ぶ

「ルーム」は、Misskey上で作成できる自分の部屋である。好きな家具を配置し、床の色を自由に変えられる。作成したルームはURLを共有することで公開することもできる7)参照:ルーム(joinmiskey) 画像解説。理想の部屋を作って遊ぶものであるようだ。

もっと!から[ルーム]を選択することで、自分のルームの作成画面を呼び出すことができる。ただしデッキモードではウィンドウで呼び出すことができないので、[ルーム]で右クリックし、ページで表示か新しいタブで開くをして開く必要がある。そこで初めてルームを呼び出したときは、画面手前2面の壁がない部屋が現れる。この部屋を、床の色を変え、家具を自由に配置して楽しむというものである。以下はその参考画像である。

ルーム作成画面(例)
ルーム作成画面の例。この何もない部屋に、右の家具一覧から家具を自由に配置して自分だけの部屋を構築していく。

家具の配置時、XYZ移動および回転が可能で、色が一部変更可能な仕様である。移動や回転に関してはMMDに似ている所がある。家具の操作については慣れるまでかなり時間がかかると思われるが、うまく操作できるようになれば任意の位置に色々置けるはずである。暇な時に少しずつ触ってみるといいだろう。

リバーシ:Misskeyで遊べるゲーム

リバーシとは、リバーシである。挟んでひっくり返ってポン!な、誰でも知っているあのゲームである。Misskeyでは標準機能として搭載されている。リバーシはMisskeyユーザーであれば誰でも対戦することが可能である。また、MisskeyのAIbotである藍8)Misskey公式キャラクターであり、AI。misskey.ioに常駐する。機能についてはGitHubの解説を、人物(?)としては藍.moeを参照するといい。と対戦することが可能となっている。

リバーシは、もっと!>HIKAKIN GAMES Misskey Gamesから入れる。Misskey Gamesと言いながら実質リバーシ専用である。通常のユーザー同士の対戦であればそのページにある[招待]ボタンをクリックし、Misskeyユーザーを指定し招待を送信する。招待に対して相手が承諾すれば、リバーシが開始されるシステムとなっている9)参照:リバーシ – Misskey Wiki ただし、この解説では鯖を超えて対戦できるかどうかについては明記されていない。

misskey.ioにて:藍とリバーシで対戦

misskey.ioにおいては、藍と対戦できる。藍と対戦する場合、招待に藍を指定するか、藍にリバーシのリプライを送るか、藍のユーザーページの「ページ」タブに藍とリバーシで遊ぶための招待を送信できるボタンの「ページ」があるのでこれを利用する。3番目の方法はページをいいね登録しておくと楽にアクセスできる。3番目の方法の場合、藍からリバーシの招待が送られる。招待はリバーシのページから受け取れる。

リバーシを開始する前に、設定を変更できる。盤面・先行・ルール変更・藍のオプションの4点について変更可能である。詳細はリストで示す。画像はその下に掲載する。

  • 盤面:8×8をデフォルトとする。初期配置、形も変更可能
  • 先行:どちらが先かを決定できる。或いはランダムにする
  • ルール変更:デフォルトでは全てOFF
    • ロセオ:少ない方が勝ちになる
    • ループマップ:上下左右が繋がる
    • どこでも置けるモード:クソゲーと化す
  • Botのオプション:藍と対局する場合のみ表示される
    • 藍が対局情報を投稿するのを許可:藍が誰と対局するか、結果がどうなったかをノートすることを許可するか否かのもの
    • 強さ:接待(Lv1)~最強(Lv5)から選択。殆どの人は中(Lv3)で対戦する
  • 設定が完了したら[準備完了]をクリックし、両者が完了状態になれば開始する
  • 補足:対局中に降参したくなったら、盤面下の投了ボタンで降参できる
リバーシ設定(全項目)
リバーシで対局する前に設定できる全項目。最後の項目のみ、藍と対極する場合に設定できるものである。藍が中(Lv3)でも相当強い。

進行中の対局については、もっと!>Misskey Gamesから、みんなの対局で見ることができるものと思われる。が、通常のユーザー同士の対戦は滅多に行われないようなので、検証することは全くできなかった。皆藍としか対局していない。なお、藍との対局は(ノートを許可している場合のみ)開始されるとノートで知らせてくれ、その際観戦できるリンクが同時に貼りつけられる。藍をフォロー中ならすぐ観戦できるというわけである。

ちなみに、対局は1日程度アーカイブされるようで、対局の再生ができる。藍の動きの研究や、自分でリバーシAIを作成したい場合には役に立つ機能になるであろう。

2021年1月25日追記:実際は対局は無期限にアーカイブされる。ただし表示上限の関係で、直近のものしか表示できないとのことである10)参照:しゅいろ(@syuilo) 2021/1/25 21:55:48

ちょっとだけ解説:スクラッチパッドとは?

ここまで来て、まだ解説していないものがある。それがもっと!にある、スクラッチパッドである。スクラッチパッドを開いたときに表示される簡易説明には、「AiScriptの実験環境を提供」と書いてあるので、AiScript用のTerminalのようなものである。だが実験環境とあるので、別にMisskeyの何かを弄れるというわけではない。それができてしまったら大変なことになる。

スクラッチパッドの使い方は、「ページ」においてリンクを貼った、AiScriptを記述して実行し、その結果がどうなるかを確認する、という使い方が一般的である。実験環境はコンパイラ型のようで、複数行にわたって記述されたコードが実行時に全て実行され、その結果が出力される。この際、コード記述に問題があればエラーを返す。ただし具体的なエラー内容までは表示されない。とはいえ、記述ミスなどはすぐにわかるものであるが。



AiScriptの今のところの使い道としては「ページ」でスクリプトを作成する場合に使う程度である。とはいえ、実際に作る前に動作を確認し、不具合ややりたいことに実現しない場合は都度修正するということは、たとえ遊びのプログラミングでも必要なことである。その意味で、スクラッチパッドの存在意義はあるというものだ。

Misskey第2弾、解説項目は以上である。

語りきれない、Misskeyの魅力

前回記事”Misskey使ってみた!”から続いて、前回には書き切れなかったことを解説する第2弾として、今回書いてきた。2部構成となったMisskey使ってみた!のレポートは、元々は思いつきから書いたものである。だが、前回分と今回分の2つを読めば、Misskey新規がMisskeyの大部分について理解するには十分であろう。これを書いた私自身が、Misskey新規であったからだ。

しかし、ここまで書いておいてあれだが、正直これだけではMisskeyの魅力は語りきれない。実際にやってみないことにはわからないことが多いためである。可能な限りの文章と画像で構成したこれも、果たして伝えきれているとは言い切れない。しかし、多くの人は未知の体験を恐れる。それはトリセツがないせいか、或いは過去と未来の狭間今の場所に慣れてしまっているせいか。どちらにしても、なかなか手を出してくれるものではないのである。

だがこうして、私が2回にわたって書いたMisskeyについての記事。ほぼ事前知識なしで飛び込んで、書いてきた「使ってみた!」レポート。その上で私はこう言う。

 

君もMisskeyに来ないか?

 

Misskeyは新規を歓迎していて、そしてmisskey.ioに来れば藍が歓迎してくれる。当然ながら私も待っている。だが、私の正体は隠している。自力で探しあててほしい。

 

以上、Misskey使ってみた!2であった。それでは、次回の記事で会おう。

 

リンクス岐部(LINKS-KIBE) at 16:05 Jan. 25th, 2021

 

分散型SNS情報に恩を感じたら、私に寄付してどうぞ。

 

特別追記:Misskey第3弾記事

2021年3月5日追記

よくよく考えると第3弾記事を公開したのに大きなリンクを貼っていなかったので追加。一応、次の記事がMisskey使ってみた!シリーズの最終弾となる。

 

追記情報

2021年1月25日 しゅいろの情報訂正のノートを見たので修正

2021年1月31日 リストの管理がうまく動かないことの追記、リストの使い方がようやくわかったので修正

2021年3月5日 Misskey第3弾記事リンクを今更追加

2021年4月14日 aqz氏のjoinmisskey大幅リニューアルに伴って消滅した解説部分を画像解説に置き換えて対応


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脚注

脚注
本文へ1 参照:ノートメニュー(joinmisskey) 画像解説
本文へ2 参照:グループ(joinmisskey) 画像解説
本文へ3 参照:リスト(joinmisskey) 画像解説
本文へ4 参照:アンテナ(joinmisskey) 画像解説
本文へ5 分かりづらいので例で示す。現在DeckAというプロファイルでデッキを作成および使用していて、新たにDeckBというプロファイルを作成すると、それまでのデッキ情報はDeckAに保存される、という仕組みである。
本文へ6 参照:ページ(joinmisskey) 画像解説
本文へ7 参照:ルーム(joinmiskey) 画像解説
本文へ8 Misskey公式キャラクターであり、AI。misskey.ioに常駐する。機能についてはGitHubの解説を、人物(?)としては藍.moeを参照するといい。
本文へ9 参照:リバーシ – Misskey Wiki ただし、この解説では鯖を超えて対戦できるかどうかについては明記されていない。
本文へ10 参照:しゅいろ(@syuilo) 2021/1/25 21:55:48
KIBEKIN
会社員という働き方が合わないのに会社員になってしまってから、半ば自分からリタイア後ブログクリエイターとなり活動してきた社会不適合者。VRやVTuberに触れる機会が増え、今後はリスペクトだけではなく自分を作る意味を込め、VTuberならぬVBlogCreator"KIBEKIN"として新しいスタートを切る。


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