この記事の概要を簡単まとめ!
- 頻発するイーロン・マスクのサイコパス行為と反発の鳥コーストの連続
- どこの意識高い系が言い出したかわからない「Misskeyがおすすめ」によるMisskeyの知名度上昇
- 鳥コーストの移住先=Misskeyはこれまでマスドが主だったのを大きく変えた
- Misskey記事更新に際し、最適なのは「のえすきー」と判断
- 登録に際し必要な情報はID・パスワード・hCaptchaのみである
- v13では公開範囲とプレビューがやりやすくなっている
- カスタム絵文字はMisskeyの要、リアクションでよく使う
- のえすきーで独自進化を遂げた「すあま」と食紅
- 二次創作で「のえすきーちゃん」と「SPAMくん」が存在する
- 独自文化を持つ結果ioミームの影響が最小限
- Misskeyの基本は共通、だが鯖が違えば細かい部分も違う
興味が行動の基準というのは、あり得ることだ。自分にとって興味が乗らないことであればそれに対して全く無関係でいることは普通で、逆に興味を惹かれるものなら全力で調査することが多い。その結果は過去記事が証明しているが、その最たるものがcleaちゃんである。これについては自分でも不思議なくらい、全力で取り組んだものである。そして今も、その特性が活用されている。
イーロン・マスクという、ジェフ・ベゾスやウラジミール・プーチンにも並ぶサイコパスがTwitterを独裁し、何かあるたびにユーザーの不満を爆発させるような改悪を行い、そうしてユーザーは反発して自主的鳥コーストが発生することがもはや恒例行事と化している。自分の名前を残したいのかどうかは知らないが、誤った自己顕示欲に基づいて行動するそれが生み出すものはゴミしかなく、同時に既存のものは破壊されていく次第である。内側からTwitterが完全に破壊される日も近い。
その危機を感じた人が行き着く先は、散々オワコンと罵られた分散型SNSである。だがどういうわけか、どこかの意識高い系の馬鹿がMisskeyを紹介したことによって、多くのホモガキの乱入が見られるようになり、特にioや某寿司といったところは急激な流入によって治安悪化と負荷上昇が懸念されていた。そんな中、分散型SNSの専門家とも言えるのえる氏によって提供されているプレーンMisskey、汎用鯖である「のえすきー」が存在した。Misskey記事のリマスターを行うために、この鯖を利用し、ついでに謎の文化が存在するらしいのえすきーを調査することにした。
鯖が違えば、文化だって違う
壊れるTwitter、溢れるFediverse
サイコパス、イーロン・マスクの暴挙
多くにとって、Twitterとは情報収集ツールであり、コミュニケーションツールである。この事実は現在も変わらないものである。これを単純にSNSというくくりで見た場合、他にメジャーなものを挙げるのならFacebook, Instagram, TikTok、あるいは特定目的に特化したタイプのSNSがある。だが規模にかかわらず、SNSで最も効果があるのは何かと問われれば、おそらく多くの人がTwitterと答えるはずなので、SNSの絶対的覇権を持っていることは昔も今も変わらないようである。
ただ、平穏で使いやすいSNSだったそれも、死のコロナウイルスを境に変貌する。2020年3月頃から始まった、言葉狩りによる第三次鳥コースト(武漢・コロナコースト)を機に多くの人がTwitterを離れることを決意し、その頃はマストドンが名前が挙がっていたこともあって、その代表鯖と言えるJ鯖に一気に流入が見られた。だがこの頃は少し時間をかければ解除されるなどリカバリーが効くものであったので、少し落ち着けば流入した新規の9割はTwitterに里帰りするというのが定番であり、定着することもなく帰るのがいつもの光景であった。また、この頃のJ鯖の運営元は合同会社分散型ソーシャルネットワーク機構であり、しかも500エラーが頻発することで不安定だったことも手伝っている。それでもTwitterではそれを機に、理由や原因を問わず継続して鳥コーストが発生していて、その度にJ鯖に流入することは恒例イベントと化していた。だが規模が小さいので、大したことはないというのがマスドにいた人の感覚であったようだ。
それも世界最悪のサイコパスの1人、イーロン・マスクという巨悪がTwitterのトップに立ったことによって一気に悪化し、その影響で鳥コーストの規模も大きくなった。最も大きかった鳥コーストは2023年2月9日のTwitter APIの利用条件改定(改悪)で無料で使えなくなることになったことでサードパーティアプリが一気に締め出しを食らうことになったため、アプリデベロッパーとその利用者が強く反発した。行動としては自主的にTwitterを離れるか、万が一Twitterが使い物にならなくなってもいいようにあらかじめ任意の分散型SNS上に垢を作るようにしたのである。これが今まで観測した中で最大の鳥コーストであり、同時にサイコパスがSNSを運営してはいけないことの証明にもなった。それを知ってか知らずか、未だにそのサイコパスはのうのうと椅子に座ってはTwitterを内部から壊し続けている。もはやプーチンと同じ、知能が低すぎる幼稚な独裁者である。
キモい「意識高い系」によってMisskeyの知名度が上がり、流入先となる
ただ、その際の鳥コーストでは不思議なことが起きていた。通常鳥コーストが起きればマスドに流入することが多いのだが、どういうわけかMisskeyに大量流入していることが発覚したのである。鳥コーストが起きてもいつもマスドが話題になっており、Twitterでもマスドの方が良い意味でも悪い意味でも引き合いに出されるのが常であった。そのため、Twitter側でMisskeyに関する情報がMisskey関係者によって投稿され、それが広い範囲に行き渡ったのではないかと考えた。しかし内実は異なっていた。
MisskeyがTwitterで知れ渡ったのは、どこの馬の骨かわからない、キモい「意識高い系」が次世代SNSとか、そういう定番な煽り文句でMisskeyについて紹介した動画がYouTubeに挙げられていたのがきっかけであると分かった。こっちは前から書いてるんだよボケナス。直接運営に関わるMisskey関係者や以前から使っているユーザーではなく、明らかにPV数目的であろう第三者による情報で踊らされるのはいかにも「ジャップ」らしいが、これの影響は非常に大きかった。代表となるioと、創作系Misskey鯖であるdesign(一次創作)およびにじみす(二次創作)にかなりの流入が見られ、それ以外のMisskey鯖にもいくつか流入が見られた。同時にマスドとMisskeyについては鯖立ての情報が十分に揃っていたこともあって、自主鳥コーストと同時にどちらかをベースに鯖立てして自鯖を持つ人も増えていた。
これによって今後は鳥コーストが起きるとほぼマスドではなくMisskeyを選択するようになるわけだが、その外では元Twitterエンジニアによって作られたBlueskyが話題になるなどしていた。だがMisskey自体はしゅいろままの趣味から派生した国産SNSというブランドが影響しているようで、未だにMisskeyへの流入が見られるのである。逆にマスドは前述の関係によって流入が控えめになっているようで、相対的に安定してきている。
特定鯖への集中することへの批判
だが私は少し前に、分散型SNS全体に対する私見を更新した。分散型SNSと言いながら前述のioやdesign, にじみす、マスドならJ鯖に人が集まりすぎている状況は、非中央集権型を主張する分散型SNSという意味で考えれば失敗構造であることを指摘した。人が集まりすぎるのなら結局中央集権型であるTwitterやFacebookと何ら変わらない構造になってしまうはずだ。同時に人が集まりすぎることによってその鯖の動作が安定するために要求されるリソースも高くなるわけで、それによって運営費が高くなることが容易に想像できるはずだ。
その他にも、人数が増えすぎることによってユーザーを管理することが難しくなり、悪意の持った人間の姿をした蟲によって内部から破壊工作や他のユーザーに害を与えるようなことをしないとは言い切れなくなる。また往々にして分散型SNSは利益を生まない構造でありながら手がかかり、使用している技術も一般よりやや高度ゆえ、企業が鯖を建てて管理することは非常にまれで、多くは個人によって運用される。その個人の事情によっても容易に鯖が閉鎖されることがあり得るので、その意味では人の集中は不安定さを加速させる原因にもなってしまうのである。
そのため、負荷分散の実践として自分が分散すること、自分で鯖建てを行うことをその記事で書いている。よくよく考えれば、何もJ鯖やioだけが分散型SNSではなく、ほかにも多数の鯖が各地に存在するのである。だがそもそもの仕組みを理解していない人は、TwitterやFacebookと同じようなものであるかそれと似たものだと端的に考えるわけで、馬鹿の一つ覚えのようにそこを目指すことが多い。実際は全く異なるもので、しかも絶対にその鯖に所属しなければならないわけでもないことは少し調べればすぐわかることではある。むしろ、分散した上でJ鯖やioに関わった方が、負荷分散的には非常に効率が良く、各鯖の運営も安定するのだから、もっと真面目に別鯖に行くことを考えるべきである。
Misskey記事のリマスターにおいて選択した鯖
Twitterに関しては特に規制を受けていないことと、まだTwitterにしかいないユーザーが存在することから両方利用しているが、Twitterで交流のある一部のユーザーは対策としてあらかじめMisskeyに登録することが多くなった。その際はio以外の場所も選んでいることが多いようで、使用頻度は低いが存在していることは当たり前になった。最悪のサイコパスが居座って内部から壊しまくっている状況に危機感を覚えたようである。
その影響で、3ヶ月ほど前からかなり前に書いたMisskey記事の閲覧数が急激に増える現象が起きた。現在でこそ落ち着いているのだが、それでもたまに見る人がいる。だが昔に書いた記事ゆえに、情報が古く、現行のioやそれに並ぶ鯖のバージョンとは大きく離れている関係で、参考にならないものになってしまうであろう。だからといって今更ioにもう一度入って記事更新のために活動するのは、本意ではない。今のioは個人的に居たくない場所だ。そんな中で検証に向いているであろう鯖があった。のえる氏の運営する鯖であるプレーンタイプMisskey「のえすきー」である。
名前からこの鯖は、分散型SNSの専門家といえる存在の1人であるのえる氏が管理する鯖の1つとなる。他にもマスドに独自機能を盛り込んだ、もはや別物と言えるFedibirdと、おそらくプレーンPleromaであるのえろま、それらに加えて数々の分散型SNSを管理している。原則のえる氏の鯖はどれでもJ鯖、ioを含む他の鯖と接続しており、グローバルには接続されているものの、あまりにもタイムラインが早すぎることもあって殆どの人はホームかローカル、その結合であるソーシャル(Misskey系)を見ているのが殆どである。そのため、ローカルの速度があまり早くない方が解説に向いている。そしてそこは、無駄に与謝野晶子やレターパックに侵食されていないこともポイントである。寧ろ別のものによる侵食度が高すぎることもあったが。だが、Misskey記事更新の際の題材としては不足はないはずである。そう考え、のえすきーベースで解説を行うことにした。
なお、執筆時点でののえすきーのバージョンは13.11.3であり、これに基づいて執筆している。
「のえすきー」で解説するMisskey
外から見えるのえすきー
まずは外から見えるのえすきーはどうなっているか、その一瞬を切り取ったものが以下である。

エントランスからローカルTLを確認することができるようになっているのと、リアクションが多くついているものが流れるようになっている。そのため、雰囲気はなんとなくつかめる感じではあるが、とはいえこれらはほんの一部でしかないので、実際に登録して入ってみなければ詳細は分からない。なお、登録に際して必要な情報はID・パスワード・hCaptchaのみである。メールアドレスは後から任意で登録する形となっている。
まずやること:プロフィールを完成させる
まずはプロフィールを完成させる。プロフィールは自分のアイコンのところから自分の垢のページに飛ぶことができ、そこから以下の項目について編集できる。
- アバター画像・バナー画像:それぞれ任意のものに変更できる。
- 名前・自己紹介・場所:名称の通りである。Misskeyでもこの部分にカスタム絵文字を使用することができる。
- 誕生日:通常は誕生日をそのまま打ち込んでもいいが、Misskeyでは明らかにおかしな誕生日の入力も可能である。未来を誕生日に指定することもでき、その場合は年齢がマイナスになる。誕生日芸も可能であるし、怒られない。
- 言語:メインに使用する言語を指定する。
- 追加情報:最大16個まで情報を追加できる。ここもカスタム絵文字を入れることができる。
- 高度な設定
- にゃああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!:ねこです。Catモードのスイッチであり、猫耳が生えて、な(Na)は全てにゃ(Nya)に変換される。
- Botとして設定:Botとして運用する場合、このスイッチをONにする。
- リアクションの受け入れ:値は「全て」「いいねのみ」「リモートからはいいねのみ」があり、デフォルトは全てになっている。
- タイムラインにノートへの返信を表示する:デフォルトでは他のユーザーに対して、自分のノートの返信は見えないように設定されている。これをONにすることで、外からもその返信が見れるようになる。ただし、反映には時間がかかる。

プロフィールの設定自体は、他のSNSとほぼ変わらないものになるので設定するのには困らないはずだ。しかしTwitterと単純比較すればその差は歴然である。プロフィールに書き込める量が160文字しかないTwitterに対し、Misskeyの場合は特に文字制限を設けていないようである。あまりにも多すぎると書き込めなくなることはあり得るが、よほどのことがなければそのような事態には陥らないはずだ。書きたいことがあるなら、ここに書き込んでおくといいだろう。
投稿=「ノート」の仕方
新規の最初の敷居である初投稿、Misskeyでは投稿をノートと呼ぶ。投稿フォームは呼び出し式か、設定によって投稿フォームを常に上に表示し、そこからノートできるようになっている。仕様は殆どTwitterと変わらないものになっている。また、ショートカットキーとして’N’でもフォームを呼び出すことができる。ノート作成フォームは、一般には次のようになっている。

Misskeyはv12系では残り文字数が表示されていたが、v13系では最初は表示されなくなっており、文字数制限が100文字以内になると右側に表示されるようになる。通常運用であれば文字数制限を越すことは殆どないので気にする必要はない。この文字数制限は、鯖にもよるがデフォルトでは3000文字となっており、マスドのデフォルトの500文字の6倍である。この多さは、カスタム絵文字を使ったノートアート対応が主な理由であると思われる。
ノートの範囲は、設定を変更していない場合はパブリック、連合にも流すのがデフォルトとなっている。この範囲は自由に変更することが可能であり、その範囲は「ホーム」(ホームのみに流す)、「フォロワー」(フォロワーのみが見える)、「ダイレクト」(DMと同じ機能)がある。また、連合なし(ロケットに赤い斜線を入れる)を有効にすると、そのノートは鯖の外には伝達されなくなる。鯖の外にあまり出したくないようなノートをする場合には使うことがある。通常はこれらの機能について理解していれば問題なく使うことができる。
カスタム絵文字とプレビュー
Misskeyの特徴はマスドよりも多彩なカスタム絵文字である、そう言っても過言ではない。マスドは基本的にカスタム絵文字を大量に使って何かするようなマイクロブログ・プラットフォームではなく、どちらかといえばTwitterに似た使い方になりやすい。だがMisskeyにおいてはカスタム絵文字の存在は重要であり、これを使ったMisskey独自の機能がリアクションになる。このことは後述する。
それとは別に、カスタム絵文字をノートで使用することも当然できる。ただ、投稿フォームでもカスタム絵文字はコードで記述する必要があり、そのままではノートするとどんな感じになるのかを確認することができない。そのため、投稿フォームの右下に目のアイコンがあり、これをクリックすることでプレビューが有効になる。先の画像では、テキストエリアはカスタム絵文字のコードで書かれているので見た目にはどうなっているかが分からないが、下に表示されるプレビューではカスタム絵文字そのものが表示されるので、ノート時にどうなるかが分かるようになっている。
以前はこの機能がなかったことによって、わざわざノートしないと完成状態を見ることができなかったというのがある。ノート後のそれを確認して、カスタム絵文字がずれているなどの異常がある場合はノートを「削除して編集」することを繰り返すことが多かった。ノートの削除は少しだが鯖に負荷がかかる操作であり、プレビューを使えば見ながら調整できるのでその回数を抑えられる。カスタム絵文字や後述のMFMで遊ぶときは必須の機能である。
ハートを送るだけじゃない「リアクション」
一般にSNSでは投稿に返信したり、拡散したり、お気に入り登録できる。Twitterではリプライ・RT・いいね、マスドではこれが(おそらく)メンション・ブースト・お気に入りである。Misskeyの場合のそれはメンション・リノート・リアクションになる。リアクションは絵文字をノートに対して付けることができ、プラットフォームがMisskey同士であればリモートの鯖に対してもリアクションができ、お互いに見ることができるようになっている。この絵文字は当然カスタム絵文字も利用できる。以下はMisskey史において最もリアクションが付いたとされる、パン太の人間宣言ノートである。

パン太のノートはioのものであり、それをio内部から見た場合が一番左になる。こちらはリアクションが可能な限り表示されている。対して中央はのえすきー(=io以外の鯖)から見たもので、リアクションは一部省略されている。リアクションを付ける場合、対象のノートの下にあるプラスマークをクリックしてリアクションピッカーを開き、付けたい絵文字を選択することで完了である。このように、単にハートや星だけでなく、何でも付けることができるのがMisskeyの特徴である。ノート内容に応じてリアクションするのが一流のミスキストであると言われているようだ。
なお、これは原則としてMisskey専用の機能であり、リアクションの概念がないマスドはこれに対応していないので、Misskey側からマスドのトゥートにリアクションしても、マスドでは一括して星(お気に入り)として処理される。逆にマスドからMisskeyのノートに星を付けた場合、星またはハートのリアクションとして処理されるようになっている。ただし、のえる氏の管理するマスド鯖のFedibirdと、別の分散型SNSプラットフォームであるPleromaはカスタム絵文字とリアクションの互換性があり、完全ではないが互いにリアクションの表示やリアクションを付けることが可能になっている。
画像や動画は各個に割り当てられたドライブで管理する
当然、Misskeyでも他のSNSと同じように画像や動画をアップロードしてノートするはずだ。その場合、Misskeyでは各ユーザーに割り当てられたメディア専用領域を消費してアップロードする。これがドライブであり、メディア管理はここから行う1)参照:ドライブ | Misskey Hub。割り当てられる容量は鯖によって異なり、のえすきーの場合は10GB(実容量9.8GB)である。デフォルトのアイコンでは、雲のマークである。中身はこのようになっている。

一般的なSNSではアップロードできるものは特定の拡張子の画像と動画に限定され、その容量も一定値を超えるとアップロードできないのが一般的である。Misskeyではアップロードできるファイルの制限はないようで、基本的にどんなファイルでもアップロード可能である。フォローインポートなどもドライブへcsvファイルのアップロードが必要である。ただし、wavなど一部はアップロードしても再生や表示できないものがある。このあたりは実際に試さなければわからないものが多い。
ドライブでは次の操作を行うことができる。
- ドライブ自体の操作(右上の3点メニューから)
- オリジナル画像を保持:画像の場合、圧縮せずにオリジナルのままアップロードする。デフォルトでOFF。容量を圧迫するので基本OFFにしておく。
- ファイルを追加:方法は2つある。
- アップロード:PCからファイルをアップロードする。
- URLから:URLを指定してアップロードする。インターネット上から引っ張ってくる場合はこれを利用する。
- フォルダを作成:任意の名前でフォルダを作成する。
- ファイル単位の操作
- 名前の変更:ファイル名を変更する。
- 閲覧注意にする/閲覧注意を解除する:ファイルにNSFWフラグを付与する、または解除する。投稿フォームからファイルをNSFWにした場合、ドライブの該当ファイルもフラグが付与された状態になる。
- キャプションをつける:ファイルにAlt属性を付与する。画像の場合は下の方にキャプションが表示される。
- URLをコピー:ファイルを閲覧可能なURLを取得する。ブラウザにこれを入力することで閲覧することができ、これでファイルを共有することができる。
- ダウンロード:ファイルをダウンロードする。スマホ・PC間でファイルを転送する場合などに使用できる。
- 削除:指定したファイルを削除する。削除するとファイルを添付したノートも同時に削除される。
- フォルダ単位の操作
- フォルダ名を変更:フォルダ名を変更する。
- フォルダを削除:フォルダを削除する。ファイルが存在する場合は誤操作防止のため削除できないようになっている。削除したい場合はファイルを移動または削除して空にしてから実行する。
- フォルダの作成:フォルダの中にフォルダをさらに作ることができる。
- ファイルの移動は、移動したいファイルを移動先フォルダへドラッグ&ドロップする。上層に移動したい場合はフォルダの上のパスの、移動したい上層のところにファイルをドラッグ&ドロップする。
通常利用でオリジナルを保持しないのであれば容量がいっぱいになることはまずありえないので、容量の心配はしなくても問題ない。また、ドライブのファイルを削除すると添付しているノートは削除されるので、この関係からファイルを削除することはあまりしないはずである。もし容量が心配であるというのであれば、外部サービスに貼ってURLを貼るという方法がある。ただし、その場合はその外部サービスに登録していなければ見れないということが多いので、特に理由がなければ普通にアップロードした方がいいことになる。
ノートのお気に入りとクリップ
Misskeyにおいては、リアクションとは別にノートをお気に入りすることもできる。これはTwitterにおけるブックマークと同じ機能になる。登録方法は対象のノートの3点マークのメニューから「お気に入り」をクリックすることで完了である。お気に入りを閲覧する場合は、PCブラウザは左側メニューの☆マーク、スマホ版の場合は左下のメニューから同じメニューを呼び出すことができるのでそれでアクセスすることができる。逆に解除したい場合はお気に入り一覧から該当のノートの3点マークのメニューから同じ手順で「お気に入り解除」で解除することができる。
また、ノートの内容ごとに記録しておきたい場合は「クリップ」を使う方法がある。これも対象のノートに対して同じ方法で登録することができる。クリップの場合はタイトルと説明で個別に作ることができるので、系列ごとにまとめることも簡単になる。なお、クリップは特定時間内で一度に行える上限があるようで、クリップを行いすぎると規制されることがあるようだ。条件は不明であるが、とはいえ普通にしていれば規制されることはないはずなのでここも気にしなくても問題ない。
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Misskey全体として、新規ユーザーが使う際に覚えておきたいことは以上となる。他にも覚えることはあるが、これだけでも十分使うことができるはずだ。
「のえすきー」の内部に迫る
気になることと言えば、果たしてのえすきーとはどんなところなのかということだ。既に分かっていることが、のえる氏の鯖であるということ。エントランスから分かるのは、料理系のノートが多いことである。汎用鯖ではあるが料理系が強いのではないかという印象を持つが、その内実は普通ではなかった、というのが答えであった。
のえすきー/乃ヱ犂村の概要
のえすきーが建てられたのは、2019年5月4日。そのため、Misskeyのバージョンがかなり古い(リリースノートに書かれない範囲外)頃から存在していたことが分かる。Fedibird, のえろまも同時に動かしており、それらも割と古い時期から動かしているものと考えると、かなり長く安定して動かせていることになる。プレーンMisskeyであるので独自機能は存在しないものの、普通に使うには満足するはずだ。
確認できる範囲では、ユーザーの誰かが料理を行う様子をノートし、その様子を他のユーザーが実況することが盛んである。この場合は料理する側と実況する側でそれぞれ専用のタグを使用することが一般的である。この料理の系統は、しっかりとした食材と手順で美味しい料理を作る正統派と、食紅を使って特殊な色にする、見た目には食えるかどうかわからないものを作る食紅派が存在し、のえすきーでは何故か食紅派が多いのである。そしてこの食紅によって作られてしまったのが、色のついたすあまであった。本来のすあまは白とピンクであるのだが、これに多種多様な色の食紅を加えて全く異なる色のすあまが作られたのである。一部はカスタム絵文字化され、その情報が以下である。

私は食紅に頼ったことがなく、食紅を使う料理をしたことがないので実際の食紅の使い道が全く思い浮かばないが、まず最初にダニろ氏によって緑色のすあまが誕生し、これをもとに赤・青・黄に色を変更されたすあまの画像が作られ、その後に続く形で他の色のすあまが作られ、これらもカスタム絵文字となった。そのため、のえすきーにおいてすあまは特別な意味を持つものとなっている。
他にも、のえる氏の好物であるカレーに何故かプリンが乗ったものがあったり、鉄道の駅ナンバリングで利用されている記号や各種アイコン、アルコール類、決済関連、テトリスの落下物があったりと、カスタム絵文字も多彩に存在している。
のえすきーちゃんの存在
Misskey全体ではしゅいろままが考案し制作された「藍」、それとは別にれいすきー由来の「藍」のリバースネームである「衣亜」がいるが、のえすきーでは独自のキャラがカネヲ氏によって制作された。それが「のえすきーちゃん」である。のえる氏はこれについて、二次創作・同人誌・グッズの全てを許可している。のえすきーのちゃん自体はのえすきーの二次創作ということになり、カネヲ氏がその原案であるので、これのファンアートは三次創作にもなるようだ。基本的な設定は、専用のページから確認できる。
設定によれば、髪色が黒ベースの緑アクセントのメカクレ長髪で、黄色を主体としたニットの帽子とチャックで分離するパーカーとショートパンツを着用し、ニーハイとブーツが基本スタイルとなる。パーカーの背面はのえすきーのカスタム絵文字であるVery Sadが描かれている。一応カネヲ氏の原案に従うのであればメカクレが基本となるが、目が描かれる場合の色は外が赤、瞳がオレンジで垂れ目となっている。ただしこれはあくまで1つの案であり、他のユーザーによって描かれる場合はそれぞれ異なっているようである。その場合はイメージカラーが黒と緑であるためか、目も緑で描かれることが多いようだ。
のえすきーちゃんを含むカスタム絵文字は執筆時点では10個存在する。カスタム絵文字の導入は、ユーザー側で申請するものを、コードと画像を揃えてまとめてのえる氏に一括申請する形で定期的に行われるため、そのタイミングでイラストが作られていると、そのカスタム絵文字も増えるものと考えられる。
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派生:SPAMくん
分散型SNSにおいてスパム垢が登場することはもはや当たり前のようになったが、それが何故か派生してキャラ化している。原因は2023年3月2日深夜に発生した「トロントの清掃会社のスパムくん」であり、その場に居合わせたユーザーによってのえる氏のもとに情報が届いて粛清された。その次に今度はカナダの運送会社としてスパムが再登場して、これが何故か歓迎されつつも通報されるという動きがあり、結局これも消滅した。この動きはこのページにまとめられている。また、この騒動の後にカスタム絵文字が生成されている。
同時にこれをもとにして(おそらく)二次創作となったのがSPAMくんである。これはすあまさんが考案したもので、トロントとカナダから来た例のスパムがもとのため、のえすきーちゃんに会うために渡航してきたという設定になっている。スパムというところを反映したのか、何かとあればのえすきーちゃんに燃やされるようになっている。ただ、制作者自身がのえすきーでは活動休止である関係で、あまり更新がされていないようである。カスタム絵文字も少ないあたり、のえすきーちゃんよりマイナーであったようだ。
あけおめはのえる氏の普段の投稿に由来
鯖によっては時報機能を藍や衣亜に持たせていることがあるが、のえすきーではユーザーが日付が変わるタイミングで時報を行う。その際の時報は新年を迎えるわけでもないのに何故か「あけおめ」である。その理由は簡単で、のえる氏が日付が変わるタイミングで時々「あけおめ」と投稿していたことに由来するもので、その影響により日付が変わるタイミングであけおめを実施するのである。
あけおめではノートの送信ラグも考慮すると、送信タイミングは0時を迎える0.5秒前が理想であり、この時に送信を押すことによって0時にあけおめノートをすることができる。当然これを狙うのが普通の動きであるが、時々これに失敗して前日の23時59分59秒にあけおめしている人がいる。許容される誤差範囲は大抵+2秒ほどであると推定され、この瞬間だけのえすきーの負荷が高くなる。その後、各あけおめノートにクラッカーのリアクションが行われる。これが終わると平常運転に戻るようになっている。それがのえすきーの日常でもある。
逆にioミームは最小限
ところで私が未だに謎に思っているのが、ioで流行った「与謝野晶子」「レターパック」「力道山」のくだりのミームである。これが一体どこから始まったのかも定かではないうえに、知ったところで後悔しかしない可能性を考えてあえて追及する気もない。ioから始まった関係でMisskey系ではこれに関連したカスタム絵文字が導入されていることがほぼ当たり前になっているのだが、のえすきーではそもそも独自の文化とカスタム絵文字が存在する関係で、それらのミームの影響は最小限に留まっている。
ミームの影響を調べるのであればカスタム絵文字を検索すれば早い、その考えでカスタム絵文字を調査してみた。カスタム絵文字コードでyosanoakiko
, letterpack
, rikidozan
などの名前で打ち込んで検索しても、独特な字体の与謝野晶子しか存在せず、このことからのえすきーはミームを跳ね返したようである。逆に一部取り込んでいるとも言えるが、この様子から推測するに、おそらくioミームは今後も取り入れられる可能性が低いとみることができる。もっともな話、ioミームを使いたければioに行け、が正解であり、別になくても困らないので不要である。
のえすきーの調査は以上となる。まだまだ謎はあるが、私には追いきれないものが多かった。そのため残りの真実は自身の目で確かめてもらいたい。1つの警告として、のえすきーの門に入る汝は一切のすあまの既成概念を棄てたり、Misskeyの常識を棄てて先に進むことになるであろう。
Misskeyの基本は共通、だが鯖が違えば細かい部分も違う
イーロン・マスク、SNSを運営する器を持たないサイコパスがTwitterのトップに立ったことによって悪化するTwitter、それに伴って頻発する鳥コースト。鳥コーストは1年に1回か2回発生するくらいがちょうどいいくらいだったこれが定番イベント化したことによって、Twitterが今より良くなることは絶対になくなり、悪化の一途をたどっているのでいつかは完全に使い物にならなくなる日が来るとも考えられている。それを恐れて多くの人は分散型SNS、その中心にあったマスドに垢を作り、臨時の避難場所とした。大抵はTwitterに里帰りするのが定番であったが、一部は定着することもあった。
その流れがいつしかマスドからMisskeyになると、まず代表的な鯖となるioに人が殺到した。そのうえ由来が謎のミームまで流行し、微妙に治安が悪化していることが気がかりであった。それとは別に鳥コーストの影響で古いMisskey記事の閲覧数が上がっていたので、この記事をリマスターすることによって現在のMisskeyの情報に合わせたものとして活用できると考えた。だがioは色々と検証するには懸念材料が多いということで、新たに検証する鯖としてのえる氏の「のえすきー」を選択した。鯖によっては独自機能があるので解説の基準にならないことが多いが、のえすきーに関してはプレーンで運用されているのでMisskey全体で共通する機能を解説するには十分であると判定した。v13になってからの基本機能は、おそらくこの記事で十分のはずだ。
のえすきーそのものは独自文化が構築されており、特にすあまが食紅の影響により異常なまでに発達している。ほか、のえすきーちゃんとSPAMくん、のえる氏を発端とするあけおめ文化により、Misskey全体に広がっていた「与謝野晶子」「レターパック」「力道山」などのio由来のミームは殆どなかった。このことから分かったのが、鯖が違えば細かい部分も違うということである。その依存度は主に鯖缶に依存するが、自分の考えや雰囲気を大事にする人や周りに飲まれないで運営できる人ほど、独自文化を構築しやすいものと考えられる。
これを読んでいる人は、おそらくMisskeyのことが全く分からないで読んでいるものと想定している。ここに書いていることは私の主観であるが、少なくともここに書いてあることを実践すれば、とりあえずMisskeyを使うことができるはずである。あとのわからないことは、周りに訊くか実際にやってみればそのうち分かるようになるであろう。その上で、この後どうするかを決めていけばMisskeyを楽しむことができるはずだ。
以上、Misskey使ってみた!Remasterd:のえすきーで検証編、であった。MisskeyもTwitterと同じ、使っていればそのうち使えるようになる。
KIBEKIN at 00:00 May 10th, 2023
分散型SNS情報に恩を感じたら、私に寄付してどうぞ。
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脚注
本文へ1 | 参照:ドライブ | Misskey Hub |
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