【公式が仕事しないから】”Twitter Stress Reduction”使ってみた! | Raven's Articles

【公式が仕事しないから】”Twitter Stress Reduction”使ってみた!

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この記事の概要を簡単まとめ!

  • Twitterを利用するルートはブラウザと公式アプリが基本
  • 見たくないものを拒絶する方法はミュートとブロック
  • ワードミュートは実装されているが公式の機能は役立たず
  • PCブラウザならアドオン”Twitter Stress Reduction“が役に立つので使ってみた!
  • 正規表現を採用し、単語単位のミュートが非常に楽になる
  • 濃厚な見本が用意されており、面倒ならそれを使うと快適になる
  • ツイートそのもの以外にも公式のゴミ機能を抑制する設定もできる
  • IDはもちろん、名前のアイコンや言語に対してもミュート設定可能
  • 公式機能でデータセーバーON時畳む機能を有効にしていると動作がおかしくなるのを観測
  • TwitterをPCで快適に使うならこの自衛策が正解

公式クライアントは、多くのユーザーから望まれているものである一方で、いざ使ってみると残念な面が目立ちすぎて結局使わずにサードパーティを使う、ということは往々にして存在する。もっとも、公式クライアントの保証範囲は必要最小限ということが多いので、余計な機能は入れずに設計するのが一般的であろう。そもそもアプリ制作は本業の範囲外ということもよくある。

SNSの代表であるTwitterは、前々から開発陣が無能でお馴染みだったが、それよりも酷いのがトップに立つ人間が無能であったということ。これにより散々に翻弄させられてしまい、ユーザーはもちろん従業員すら困っている状況だった。かのAmazonのCEOジェフ・ベゾスは世界一有名なサイコパスだが、一時的なTwitterのCEOであったイーロン・マスクもまたサイコパスであり、独裁者でもあることを証明した。あれではプーチンと何ら変わりがない。

13歳以上なら理論上は誰でも利用できるが、当然のことながら自分とは合わない人、根本的な悪人も利用しているわけで、その場合はアカウントに対してミュートとブロックを活用すればいい。また、特定の話題に対してはワードミュートを使用すればいい。ただ、Twitterのワードミュートは正規表現非対応なので、ミュートしたいワードに対してあらゆるパターンを登録しなければならない。なので、ChromeやFirefoxならアドオンを利用してTwitterに干渉できるミュート機能”Twitter Stress Reduction”があるので、これを試すことにした。

公式がダメなら外部ツールを使うまでだ

Twitterの使い方

Twitterはどこから利用するか

現代においてSNS、特にTwitterを使用しない人はいないはずだ。ただ、現在のTwitterは「人の上に立つべきでない独裁者」が一時期Twitter全体を牛耳っていたせいもあって、またしてもオワコンSNSと言われてしまい、所謂「鳥コースト」1)Twitterにおいて改悪が発生したとき、Twitter以外のSNS、特によく比較対象として挙げられるマストドン方面へ移住することを、ホロコーストをもじって旧リンクス岐部時代に命名したもの。元々は2020年頃にTwitterで活動するR18系クリエイターが一斉に凍結された際に大量流入してきたことに対して命名したので、そのようなことが起きた場合のことを示していた。現在は大量移住そのものを示すことが多い。ただし、大抵の場合他のSNSに行ったとしても、数日で里帰りするのがオチである。が自主的に発生した。前々からの開発陣そのものは無能とは言われつつも真面目に仕事していたのでなんだかんだで許されていたが、それを超える無能で勘違いしまくった利己主義者イーロン・マスクがトップに立ったことで、流石に堪忍袋の緒が切れた人が多かった。最終的にそのプーチンと全く変わらない独裁者は、過去の日本の歴史上最悪の独裁者で、銃撃され殺害された男になる前に民主主義の結果に従って椅子を降りたので前よりマシにはなりつつある。引き際が分かっているだけ、無能なジャップの政治家よりまともである。

そんなTwitterを利用する時、どこから利用しているだろうか。PCを持っている人は多くはブラウザで公式サイトにアクセスして、普通に使用していることが殆どであるはずだ。或いは2つ以上のアカウントを保有する場合には、公式がサポートしている高機能版のTweetDeckを使用するというのもある。UI的にはこちらの方が便利ではあるが、API制限的な問題もあるので普通の人には実は使いにくかったりする。複数保有する場合は、誤爆の危険性があるので賢い使い方としては1ブラウザに対して1つのアカウント情報のみを登録し、それでログインすることである。そうすれば事故は起きない。

同時にスマートフォン対応しているTwitterは、iOS, Android, (BlackBelly)の各種ブラウザアプリからのログインに対応し、公式からリリースされているクライアントアプリを使用することもできる。利便性は不明だが、文句を言いつつも使っている人が多いところを見ると特に問題にはなっていないものと思われる。結局はみんな公式が好きらしい。また、スマホの場合は公式より提供されているAPIを組み込むことでサードパーティ製アプリを誰でも制作可能である。ただし、APIを提供している割に公式側がガバガバ対応するせいで動作不良になり、公式クライアント以外の締め出しを行おうとしたりなど、考えが右往左往しすぎていることもある。この事情から、結果的にブラウザか公式クライアント以外での使用は少なくなるようだ。



見たくないものを拒絶する「ミュート」と「ブロック」

Twitterは利用条件の大前提として、13歳以上であることが必要である。この条件判定には誕生日を使用している。誕生日については登録時に必須であり、また、後で設定を間違えて凍結されたという話はよく聞くことである。規約はちゃんと確認しておくべきである。

基本的にはその条件さえクリアしていれば、理論上は誰でも使用可能である。もっとも、登録時には電話番号またはメールアドレスが必須なだけで、登録者自身についてとやかく問われるような項目は現状では存在しない。そのため、内面が超極悪人でも登録できてしまうわけで、しかもそれは善人の皮を被っていることも少なくない。或いはそうでなかったにしろ、自分の性格的に合わないタイプの人も絶対に使用しているわけで、人に留まらず企業もTwitterを使用しているので、嫌いだと感じている企業も中には存在し、プロモーションをかけている場合には嫌でも目に入ってしまうことはよくあることだ。

その場合、自分のタイムラインから存在をなかったことにしてしまえばいい。それができる機能が「ミュート」及び「ブロック」である。ミュートは対象のツイートをホームから非表示にして、ブロックは完全に遮断するものである。ミュートに関してはツイートのみ表示しなくなるもので、ミュート中の相手からのリプライや反応は、ホームからは表示されないが通知欄には表示されるようになっている。

一般にこれらの機能はあまりすべきではないとの意見も多いが、SNSに存在する情報はプラスの情報はあまり出てくることがなく、マイナスの情報がどうしても拡散しがちである。その理由は人間性の問題にあたるので解説は難しいが、通常はあまり気になるものではない。だが中には好んでマイナスの情報を、それも意図的、または恣意的にツイートしては拡散することを前提に行動する人間の屑もいる。それを視界に入れてしまうと、あまり気分がいいものではないはずだ。そんな思いをしてまでSNSをする意味はないので、公式で機能が用意されているなら積極的に使った方がいいというものである。

単語単位で指定できるワードミュート機能も、公式は役立たず

ミュートの有効範囲はユーザー単位である。ただ、この方式ではユーザーに対しては制限できても、ツイート内容に対しては機能しない。人によっては、ある話題は絶対に目・耳にしたくないと考えることは必ずあるはずで、その場合はツイート内容に対してミュートを設定する必要がある。公式もワードミュートに対応しており、その設定項目は「設定とプライバシー/プライバシーと安全/ミュートとブロック」内に存在する。設定内容は次のようになる。

  • 単語やフレーズを入力:ここにミュートしたい内容を入力する。1回の設定につき1個しか入力できない。単語、フレーズ、@[userID]、ハッシュタグが対象になる。
  • ミュート対象:大カテゴリ。どのタイプのツイートに対してミュートするかを決定する。
    • ホームタイムライン:ホームから設定した内容を含むツイートを非表示にする。
    • 通知:対象を「すべてのアカウント」と「フォローしていないアカウント」から選択する。デフォルトはフォローしていないアカウントになっている。
  • 期間:ミュート期間を設定する。「キーワードのミュートを解除するまで」「24時間」「7日」「30日」のいずれかから選択する。デフォルトはミュートを解除するまでになっている。時間制限の場合、設定を保存してからその時間が経過すると解除される仕組みである。
ワードミュート設定例
ワードミュートを設定する場合の例。設定内容は簡易であり、あまり細かく決めることができないようである。

公式がちゃんと用意しているので、これを使えば安心、とは残念ながらそうはいかなかった。設定できるミュート内容は1つの枠に対して1つのみで、しかもいちいちこの画面から1つずつ登録していかなければならない。とはいえ他のサービスでもおそらく同じはずなのでこれは許容するとして、大抵この手のミュートは正規表現が使えるはずなので、正規表現を使えば1発で登録できるはずだと多くの人は考える。

だがさらに残念なことに、正規表現非対応である。つまり、あるミュートしたい単語があるとして、それがひらがなとカタカナの2パターンあるとすればそれを全て登録しなければならない。当然、略称も個別で登録が必要になる。正規表現を用いて1つの枠に収めるということができない、なんとも不便なシステムになっている。一致パターンは部分一致であるとは思われるが、正規表現が使用できない時点で「形だけのミュート機能」と言わざるを得ない。おそらく負荷的な問題で実装していないと思われるが、だとしても不便である。




サードパーティやアドオンでミュート機能を実装する

そんな無能な公式に代わり、スマホで使用可能なサードパーティ製Twitterクライアントは高機能のワードミュートを提供している。公式のものとは違い、アプリ内で処理する形になるため、正規表現は使いたい放題である。ただ最近の更新でサードパーティアプリの殆どが締め出しを食らっているという報告が上がっているなど、Twitterの方針は本当にガバガバである。一部は無事であるようだが、それもいつまで持つかは不明である。

問題はPCの方で、基本的にブラウザから利用することになるそれは、標準機能しかないため対応のしようはない、と思ってしまうはずだ。だが殆どのブラウザにはアドオン機能があり、これを利用することでブラウザに特殊機能を搭載したり、特定のサイトに作用する機能を追加することができるようになっている。ブラウザの人気はChrome, Edge, Firefoxである。EdgeはChroniumベースであるためChromeと同じアドオンが使用でき、FirefoxはChromeのアドオンを使用できないが、一部はFirefox用に調整されて使用可能になっている。これを利用すれば、公式の役立たずなミュート機能を改善できるはずだ。

そうして探してみると、実際に作っている人がいて、ChromeとFirefoxの両方に対応する形で、それぞれのアドオンセンターで配布されていた。白水啓章という人物が制作した、”Twitter Stress Reduction“である。Twitterはストレスの原因・温床であるという前提のもと、そんなストレスを削減するという、作者の皮肉を込めたであろうアドオン。全Twitterユーザー必須とも言えそうなのに有効ユーザー数はChrome, Firefoxの両方を合わせても2万人行くかどうかというレベルで、あまり使用されているような感じではない。そのため、この機能を詳しく解説して、これを導入するだけで「快適なTwitter」を手に入れられることをこれからプレゼンしていく。

“Twitter Stress Reduction”使ってみた!

前提:対応するブラウザについて

まず使用するにあたって、このアドオンが対応するブラウザを確認する。公式サイトではChromeとFirefoxのみ対応していることが分かっている。ソースコードは公開されているので、非対応のブラウザでも自分で最適化した上で本家ソースに対してフォークすることで、他のブラウザのアドオンとしても利用可能にはなるであろう。もっとも、殆どのブラウザはChromeないしChroniumベースかFirefoxベースかの2種類にしか分かれないが。

なお、安全性の観点からここではアドオンの直接リンクは掲載しない。先の公式サイトから該当する方のブラウザのリンクから飛ぶか、それぞれのアドオンセンターで”Twitter Stress Reduction”(以下TSR)と検索すれば簡単に探せるはずである。また使用にあたり、アドオンのインストール方法は非常に簡単なためこれは省略する。

設定方法:記述ルールに従って追加していくだけ

アドオンの有効/無効切り替えは、アドオンのアイコンをワンクリックで可能である。それくらい楽に使えるこれの設定方法は、まずはオプションを開いてTSRアドオン独自の設定ページを開く。最初に開くと次のようなページになっているはずである。

TSRのオプション画面
TSRのオプション画面。既に濃厚なサンプルを用意してくれている親切設計である。

設定自体は上のテキストボックスにミュートしたい内容を、下のサンプルを参考に入力していく。サンプルの下の方にはチェックボックス式のオプションと、便利な構文例が掲載されている。具体的には次のような記述例になるようだ。

  • ## 文頭にこれがある場合コメントアウトになる。解説を入れるために使用する。
  • ? 正規表現で開始。この場合はハッシュタグ、邪魔なプロモーションツイート、検索の際に出てくる要らないトレンド情報などが対象となる。
    • 使用できる正規表現は、一般的なJavaScriptで使用可能なものになる。もっともこの場合、他の言語の正規表現とほぼ同じものが使えるのであまり気にする必要はない。
  • ??正規表現で開始、かつ名前(ID含む)とツイート本文に対しても適用する。こちらの方が使用機会が多くなるであろう。

これらのルールがあり、これに従って記述していけば何でも設定することができる。設定後は記述ルールが合っているかを判定することができるチェックシステムがあり、”Check”をクリックして”OK”と出ればその構文は問題ないのである。

設定とチェックOK例
設定後にチェックしてOKである場合の例。このような形で好きなように追加していくのが基本の使い方となる。

ところで、そうはいってもいちいち入力するのが面倒だと考える人も少なくない。その場合は既にオプション内に綺麗なサンプルが用意されている。これをそのままテキストボックスに入れた後、チェックすれば次回のTwitterを開いたとき(またはリロード時)に適用される。そこにはよく見るうざったい単語・文章群を綺麗にまとめてくれており、これらを適用すれば8割のゴミをすぐに片づけることができる。また、Chromeの場合、このアドオンが消滅させた情報を知りたい場合は開発者ツールを開き、コンソールで”tw_”と入力するとその結果が出てくるようになっている。

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オプション項目:公式のゴミ機能を抑制できる

Twitterがしでかした闇は深く、未だに多くの人が邪魔だと思っている残骸はそのままで掃除されないことが多い。そんな仕事しない公式に代わってTSRが掃除をしてくれる。具体的には次のことを行ってくれるのである。

  • いま何してる?を非表示にする:ウィンドウ幅が十分に大きい場合に右側上に表示されるやつ。縦長で使っている人には縁がないが、邪魔なら消しておくといい。
  • おすすめユーザを非表示にする:ウィンドウ幅が十分に大きい場合に右側下に表示されるやつ。これも縦長で使っている人には縁がないが、これはフォローボタンが表示されるタイプなので誤爆が厄介なので消しておくべきである。
  • おすすめトピックを非表示にする:タイムラインが「ホーム」の場合に発生すると思われる邪魔なやつ。タイムラインを「最新ツイート」にしている場合はあまり縁がないと思われるが、いきなり出てきても邪魔でしかないので消しておくべきである。
  • トレンド画面(#)で認証ユーザを非表示にする(=広告枠エントリが消えます):日本語では「話題を検索」のページ。これの中で認証ユーザ(バッジ付き)を非表示にする機能。往々にして広告を打っていることが多いことを利用したものであると思われる。検索以外の用途で使うかどうかすら怪しいページで、あまり見ない部分でもあるのでチェックは任意である。
  • プロモーション表示を減らす:最新ツイートを取得すると高確率で付随する邪魔なツイートを減らす。必須オプションである。
  • ショートカットを無効化します(‘F’で「いいね」が付く等を抑止):全ユーザー必須の機能。ショートカットの無効化で意図しない動作を防ぐことができる。そもそもクソみたいなショートカットを実装する公式が悪い
  • 画像折り畳みボタンを有効に:画像は通常、展開された状態で投稿されるが、これに独自で画像を折り畳むボタンを、各ツイートの最右端に追加する。展開状態が○折り畳み状態が×となる。この項目には追加オプションが存在する。
    • 画像をデフォルトで折り畳み(画像折り畳みボタン有効の場合のみ):デフォルトで折り畳んだ状態になる。タイムラインが荒れなくなる。
    • トレンド画面(#)の上部画像をデフォルトで折り畳み(画像折り畳みボタン有効の場合のみ):「話題を検索」ページでよく一番上に出てくるクッソどうでもいい画像を折り畳む。そもそもあまり使わないページではあるが。
  • ツイートを直接開いた場合は非表示にしない:非表示のパターンにマッチしていても、ツイートを共有リンクなどで直接開いた場合は表示される。
  • 右下メッセージタブを非表示にする(特殊):ウィンドウ幅が十分に大きい場合、右側最下端に「メッセージ」(=DM)のタブが潜んでいる。これはクリックすると飛び出る仕様である。その存在そのものを消す。これも縦長運用の人には縁がない。

これだけの機能があり、ON/OFFはチェックボックスをクリックするだけである。殆どの機能は多くのユーザーにとって邪魔な機能でしかないが、それらを簡単な操作で画面から一気に消し去ってくれる。公式で実装されている機能故に除去が難しいものすら片付けてくれるという点では、このアドオンの優秀さが見て取れる部分である。もっとも、JavaScriptを理解していれば設計は簡単なのかもしれない。

上位設定:ID, 絵文字、言語にも対応

既に本文に対しての正規表現によるミュートができる時点で高機能という評価になるが、上級者向けの設定として??の形式を利用して、ID, 絵文字、言語そのものに対するミュートを行うこともできるようになっている。この機能の解説はオプション内で「便利な構文例」として書かれており、それによれば次のようになっている。

  • アカウント名による非表示化:@[ID]形式で、ユーザーIDを指定する形で非表示化する。このパターンでは、リプライなどに含まれる@[ID]も非表示化する。
    • ??^(@user|@user2|@user3)$
  • ユーザ名横のアイコンによる非表示化:名前に使われる絵文字を対象に非表示化する。アイコンUNICODE文字とALT名を設定することで対象とすることができる。
    • ??^(レインボーフラッグ|️‍️‍|虹|)$
      ??^(アメリカ国旗|)$
      ??^(日本国旗||交差旗|)$
      ??^(中国国旗|)$
      ??^(韓国国旗|)$
      ??^(18歳未満禁止|)$
  • 文字種による非表示化:文字そのものを指定して非表示化する。UNICODEブロック内の最初&最後の文字を指定することで対象とすることができる。
    • ??.*[가-힣].* ... ハングル文字を含むツイートを非表示
      ??.*[Ѐ-Ꚛ].* ... キリル文字を含むツイートを非表示

これらは一例であるが、このサンプルを利用すれば様々な「うざいもの」を自由に指定して非表示にできるわけである。@[ID]指定はユーザーミュートと同じ効果になるが、こちらは同時に@[ID]を含むツイートについても非表示にできる。また、同時に複数指定できる点で、明らかに公式の機能より勝っている。公式のミュート機能とは一体何だったのであろうか。



絵文字を指定してミュートするというのは、他ではあまりない機能である。時たま見かける勘違いアカウントには、どういうわけか変な絵文字を使いがちであり、それは往々にしてヤバイ垢であることが多い。サンプルでは国旗だったり「主張」を意味する絵文字だったりR18系コンテンツだったりを挙げているが、それ以外の「嫌悪感を抱くような絵文字」に対して、UNICODE文字とALT名をセットで設定することで、どちらかでヒットすればそれが含まれるものを消せるというのは大きい。便利な機能である。

文字種による非表示化は、これも他ではあまりない。文字種はUNICODEブロック内からその文字の最初と最後の文字を正規表現の記述形式である、”[]”と’-‘を使った範囲指定の方法で記述してやることで、その文字種がいずれか1つでも含まれていればミュートされるようになる。英語の場合は、??.*[A-Za-z].*になると考えられる2)UNICODE(UTF-8)では、A=U+0041, Z=U+005A, a=U+0061, z=U+007A となっている。。UNICODEについては検索すると分かるので、コンピュータの基礎が分かっていればおそらく設定できるはずである。このあたりも網羅しているのはレベルが高いので、是非とも公式には見習ってほしいものである。

バグレポート:データセーバーON時、畳む機能有効だと動作がおかしくなる

ここまで全ての機能を試しているが、いずれも特段問題となるようなことは発生しなかった。ただ、発見したバグがあり、それは画像を畳む機能で、これが公式機能のデータセーバーをONにしている場合、動作がおかしくなることを発見したのである。

データセーバーは「設定とプライバシー/アクセシビリティ、表示、言語/データ通信量」にあり、データセーバーはチェックボックス式である。ここには動画の自動再生の項目もある。データセーバーを有効にすると自動再生はOFFになり、画像は必ず「画像を読み込む」の状態になる。これをクリックすることで画像が初めて読み込まれるようになる。これが画像1枚の場合は問題ないが、複数の画像と動画の場合に何故か勝手に閉じてしまったり小さい画面のまま再生してしまうのである。その症状を動画に捉えた。

 

これは公式のデータセーバーをONにしている場合に発生するものなので、解決手段はデータセーバーをOFFにするだけである。もっともTSRはモバイルのアドオンには対応していない3)制作者の説明では、Firefox Nightly buildでは使用可能である。ただし手順が面倒で動作も遅い。ので、PCでの使用が前提となる。2-in-1ならともかく、普通に使用する場合はデータセーバーは不要なはずなので、TSRを使用するなら切っておくのが前提である。そもそもこの機能を用意しない公式が悪い

TwitterをPCで快適に使うならこの自衛策が正解

これまでずっと散々にオワコンと言われ続けながらも、結局はそれに勝るSNSが存在しないことによって、事実上のSNSの頂点に君臨するTwitter。現代の情報社会を生きる上ではやっていなければ話にならないほどの存在であると同時、悪意を持った人間の姿をした蟲によって傷つけられることも少なくない話である。それによってストレスが溜まるのはある意味で当然で、だがそうはいっても使わなければならないのが悲しい運命である。

私としてはストレスを抱えてまでもSNSをしなければならない現代の社会構造こそ欠陥であると指摘したいが、残念ながら私のブログがSNSに代わることはおそらく一生ないことである。それは情報のリアルタイム性で圧倒的に劣るためだ。ならばやるしかないとなるわけだが、堂々巡りをしないためにも対策を取る方が安全だ。そんな中で、制作者自身がストレスを無くすために作ったであろうアドオンを今回発見し、実際に試したわけである。「Twitterにはストレスがつきものだ」という皮肉な前提と、それを削減するという名前で”Twitter Stress Reduction”という、とても洒落の効いた名前はTwitterで生きる全てのユーザーが使うべきアドオンであると、自信を持って推せるものである。

理想はそんなことをさせなくても公式が機能を充実させてくれることだが、無能な開発陣とトップに立つ「独裁者」に振り回されすぎるせいで、残念ながらそれは叶わない話である。ならばユーザー自身が自衛手段を構築するまでである。現在はアドオンの性質上PCのみの対応だが、モバイルでも対応すればTwitterでストレスを感じることはほぼなくなるはずだ。Twitterでイライラしている画面のそこのユーザーも、騙されたな!と思ってまずは使ってみるといい。余計なものが消える感動を、一緒に味わおう。

 

以上、”Twitter Stress Reduction”使ってみた!であった。次はどんな余計なものを消そうかな?

 

KIBEKIN at 13:25 Jan. 19th, 2023

 

特別追記:サイコパスの暴挙の最後の砦へ

自己顕示欲と承認欲求の塊で、ケツの穴が小さく、日本版安倍晋三というにふさわしい程独裁者なイーロン・マスク。その暴挙の究極系として、長年のTwitterの歴史を全て否定する行為に踏み切った。あのTwitterの青い鳥を完全に排除し、究極にダサい「X」に変更してしまったのである。この行為は多くにとって許されざるものである。それでいて平気でいるのだから、イーロン・マスクは他人を不幸にする、この世に不要な存在である。

この流れに、TSR開発者は当然良しとしない。この状況になってから早速対応に取り掛かり、1日もするとこのクソダサ「X」を元の青い鳥に戻す機能が入っていた。また、全く価値のないゴミ「コミュニティノート」についても非表示化する機能を追加しており、どんなにTwitterがゴミになろうともこれがある限りはまだ使えることを証明してくれた。そのためTSR開発者には非常に感謝している。寧ろこのゴミをちゃんと見てくれているという部分で、本当に開発者として尊敬するものである。

 

追記情報

2023年7月25日 イーロン・マスクの暴挙に対しすぐさま対応。ロゴの差し替え機能を実装し、コミュニティノートの非表示化にも対応した。


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脚注

脚注
本文へ1 Twitterにおいて改悪が発生したとき、Twitter以外のSNS、特によく比較対象として挙げられるマストドン方面へ移住することを、ホロコーストをもじって旧リンクス岐部時代に命名したもの。元々は2020年頃にTwitterで活動するR18系クリエイターが一斉に凍結された際に大量流入してきたことに対して命名したので、そのようなことが起きた場合のことを示していた。現在は大量移住そのものを示すことが多い。ただし、大抵の場合他のSNSに行ったとしても、数日で里帰りするのがオチである。
本文へ2 UNICODE(UTF-8)では、A=U+0041, Z=U+005A, a=U+0061, z=U+007A となっている。
本文へ3 制作者の説明では、Firefox Nightly buildでは使用可能である。ただし手順が面倒で動作も遅い。
RA管理人
RA管理人。名前は時にない。かつてこのサイトを管理していた前任者はどこかへ消えてしまった。


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