この記事の概要を簡単まとめ!
- 毎年2~5月の名物、生協PC
- 生協が4年間の大学生活用にオーダーメイドしている「特注品」
- 特注品に加え独自の保証を加えるため高額になる
- 「Officeプリインストール」は購入理由にならない
- そのPC、自分の求めるスペックかどうか
- 比較:中古PCでも状態と性能が良ければ4年間使える
- 自分に合ったスペックと価格のPCを買うのが一番
- 大学生協PCを買う金をケチって好きなことに使うといい
PCは、ただ使う分には何も面白くない。ただ使うというのであればなんとなく動く程度でいいわけで、それこそIntelで言えばCeleron, Pentium, Atom, AMDで言えばAthlon, Sempronで、安くてスペックがなくてもOKということになる。CPU(APU)は、何がしたいかを目的で選ぶのが一番間違いがない。もし汎用作業(Officeを使う程度)であれば、スペックはそこまで必要ないだろう。
私は汎用で使うほかには動画視聴、動画編集に画像編集、マルチウィンドウ、ブログ編集を行う。その他、仮想マシンを時々、Windowsと同時に使用することもある。そのためある程度の性能は必要だ。それでいて価格は抑えたいわけで、そうすると市販のPCでは到底満足できるものではない。そこで私は一般ユーザーだが法人向けのもので中古で売られている、所謂「型落ち」を好んで使っている。この型落ち、性能に対して価格が大幅に下がっていることが多く、お買い得である。それ故未だに、「完全に新品の」PCを使ったことがないのである。
さて、死のコロナウイルス情勢の中でも学校関係、特に大学はメインが所謂オンライン講義がメインとなった以外は、いつも通りのようだ。PCが全学生に必須になった以外は。新入生が発生する2~5月からの時期においては、大学生協が新入生向けに4年間使えるPCと銘打ったものを新たに販売している。それは、4年間の保証をセットにして大学生協の特注品を販売している。およそ私立大学入学費の1/10くらいの価格(12~20万)である。クッソ高い。金のない時代に高すぎはしないか。
性能や保証は悪くはないものの、そこまでして果たして価値があるかといえば、それには首をかしげざるを得ないものがある。それに大学生という身分、金を使って「やりたいこと」は多数あるはずだ。そこで今回は、あらゆる方面から考えた上で、大学生協PCにツッコミを入れていく。私は中古PC派なので、大学生協PC vs 中古PCの記事となるであろう。
ひとっ飛びできる目次
大学生とPC
大学生の必須アイテム”PC”
スマートフォンが1人1台の時代が当たり前の今、PCも1人1台の時代である。或いは、用途別の複数台持ちもいる。それは、PCの価格が一般ユーザーにも十分手が届くようになったこと、機械化・自動化・デジタル化の流れに必須のアイテムとなっていることが大きいであろう。もっとも、インターネット・デジタル化周回遅れ無能国家日本においてその言葉は皮肉でしかないが。
さて、現在の大学は殆どが電子化の塊のようなもので、履修登録は勿論、課題提出も大学専用のポータルサイトを利用して、書式をMicrosoft Officeの拡張子にして(=Officeを使用して)提出ということも多い。単純にレポートを作成するほか、プレゼンテーションの資料を作ることや表計算課題もできるので、その意味ではPCでやる意味というのは大きいものである。その他、大学へ提出するための申請書類をポータルサイトからダウンロードして印刷やPCで記入してそのまま大学へ提出したり、各種の取扱説明書など(大半が.pdf)を参照する際にはPCでないと見にくいなど、何かと不便なことも多い。PCを持っていることはもはや前提である。
現在の大学生以下、つまり義務教育と高校生の事情については明確に知っているわけではないが、早いところでは小学生のうちから自分専用のPCを持っていて、中学生から持っているということも多いものと考えられる。高校生となれば、流石に持っている人の方が多くなるようだ。まれに大学生になるまで持っていない人がいるが、最近はスマホのやたらの高性能化が目立つため、PCでできることの一部がスマホに置き換わっていることもある。それを考えると、持っていなくても不思議ではない。
毎年2~5月の名物、生協PC
大学生といえば、大学生協だ。大学生活を送る上で、生協に頼った人は多い。大学で使うものの殆どがここに揃っているためである。大半の場合、生協は本館とは離れた場所に多く、移動に少し時間がかかることが多い。とはいえ場所は固定であるので、場所さえ覚えてしまえばいつでも行ける。
その生協では、大学によるが、新入生向けにPCを販売していることがある。所謂生協PCというものだ。これは大体が2月にモデルが公開され、その頃から申し込みを受け付けているようだ。ただ、某駅伝はシード権取れるが順位は大して伸びない大学の卒業生である私だが、自分の大学の生協PCについては全く情報を仕入れていなかったので、販売開始時期などの詳細は分かっていない。2014・2015年時点の資料は存在したが、それ以降の資料は不明だった。
他の大学の資料を見てみると、やはり2月頃にモデルを公開している。また、販売を事前の申し込み制としているようで、これはインターネットの入力フォームから申し込むか、新入生向けの資料で貰う申込書で申し込むかの2パターンである。そしてパソコンは店頭受け取りか配送の2種類の方法で受け取ることが以前はできたようだ。現在は死のコロナウイルス情勢下なので、配送のみのパターンが多い。そして見ていると、一定数の注文があるようだ。売れていることには売れているようである。
生協が4年間の大学生活用にオーダーメイドしている「特注品」
生協PCは、4年間の大学生活を想定してカスタマイズされたオーダーメイドの「特注品」である。カスタマイズは殆どが各大学の大学生協が独自に行うものであり、その意味では「大学限定モデル」という意味合いも含まれている。したがって、1つとして全く同じモデルは存在しない。
いくらオーダーメイドと言っても、当然ながら元となるPCのモデルは存在する。基本的に一般向けではない、所謂法人向けのPCをベースにカスタマイズされている。ただし、最近は個人向けの一般的なPCをベースとすることも多いようだ。選出されるPCのメーカーは国内にこだわっていることが多く、Panasonic(Let’s note)・東芝(Dynabook)・富士通(LIFEBOOK)が多い。国内にこだわらない場合、Microsoft(Surface)・ゲロボLenovo・Dell・HPなどである。特殊な場合として、Apple(MacBook Pro)が生協PCとして選ばれるが、これはグラフィック系の学科がある場合に選出されることがある。あまり見られないパターンだ。ただし性能は一般向けよりは低い。
基本的に選出される生協PCのベースは、発表後半年~1年以内のもの(その時点での現行モデル)が多い。そのため古いモデルを使うこということはあまりないようだ。基本的に限定生産となるため、現行モデルでないと数量確保が難しいというのもあるだろう。それに何か作るのに既存の生産ラインを利用した方が安いというのは、製造ではお馴染みの方法である。このようにして、生協PCは「特注品」となっているのである。その意味では面白いであろう。
生協PCにツッコミを入れる!
さてここからはお待ちかね、大学生協PCにツッコミを入れていく。ここからの突っ込みは私独自の視点から展開されるものであるため、単純な外部の意見として捉えてもらいたい。
ツッコミ1:特注品?既製品の流用じゃない?
前項では、生協PCは「特注品」と書いた。これは生協側の主張である。しかし、生協PCのベースはどれも既存のPCである。そこから低コスト化するには、「手を加えない」方が安上がりなことも多い。またいくら生協といえどボランティア団体ではない。当然、従業員もいるわけで利益を出さなければ営業していくことはできない。したがって面倒な特注品なんてことはしなくて、既存のPCにソフトウェアだけを追加したパターンが多いものと考えている。
生協PCはスペックが明示されている。また、型番も具体的な番号までは明示されていないことはあるが、大体はわかるようになっている。その型番をメーカーサイトで参照してスペックを確認すると、大抵が生協PCと同一のスペックである場合が多い。一部、確かに特注品で同じものがないパターンが少なからずある。その場合の比較は不可能であるので、本当の意味での特注品の可能性はある。
しかし、殆どのPCはメーカー公式のスペック通りであるとするならば、果たして買う意味があるかと言われると正直、首をかしげてしまうところはある。また、価格を下げるために、特にHDD/SSDとRAMを必要最低限のスペックまで削り、ディスプレイもHD(1366×768)の場合がある。もっともこのあたりは使い方に依存するため、一概に良い悪いを判定することは不可能である。ただ、特注品と言いながら殆どが既製品の流用なのは、安くするために行っていることなのかもしれない。

ツッコミ2:余計なもの、付いてます
生協PCが新入生向けにPCを販売しているもう1つの目的として、大学生活の4年間、そのPCを使用することを想定して様々なサポートを付与している。これが生協PCが高額である理由である。そのサポート内容は大学により少々の差異はあるが、サポートデスク・修理保証・代替機貸出・講習会がセットでついてくることは共通している。保障については4年間のメーカー保証と生協PCのみに付随する動産保険と呼ばれるものであり、自然故障についてはメーカー保証、過失事故及び故意の破損については動産保険の対応となっている。
サポートデスクについては、本当の意味でPC初心者向けである。今までPCを1回も触ったことない、発生しうるあらゆる不測の事態に対応できない人には重宝することであろう。そして自分で対処することができない、または他の不測の事態を起こしそうで怖いという人は、これがないと何もできないレベルでPCを扱えないことであろう。そんな状態で果たして大学生活やっていけるのだろうか。
また、大学でも家でも使用するにあたり、持ち運びするという関係から、PCが損傷する確率は高くなる。とはいえ精密機器の塊であるPCを、保護ケースにも入れずに持ち運ぶような無能は流石に居ないうえ、大学生協もそれを分かっているため、付属品にインナーケースがあることが多い。これは理解できるものだ。使用中の破損についても、「本当にちょっとしたことで」破損させることが多いらしい1)参照:オリジナルパソコン|受験生・新入生応援サイト|金沢大学生活協同組合 このページでは自転車から落とした、踏んだ、ペンを挟んだなどが代表例として挙げられている。ただこれは流石にずぼらと言わざるを得ない。普通はあり得ない壊し方である。。そんな人には動産保険は必須であろう。
ただ、それ以外の余計なもの、多くはソフトウェア関係が多い。スマホで言う三大キャリアの消せないプリインストールアプリのようなもの(PCなのでアンインストール可能)が入っていて、これ使う?これ要る?という事態がよくある。このあたりは各大学生協のPC情報を参照してもらいたい。もっとも、大学が提携により全学生が無償利用できるセキュリティソフトはWindows10以外であれば入れておく方がいい(10はWindwos Defenderが優秀すぎるので好みによる)が、それ以外は余計なように思える。現在は原則Windows10なので、セキュリティソフトすら余計な可能性もあるが。
「Officeプリインストール」は購入理由にならない
生協PCのよくあるおまけとして、Microsoft Officeの最新版がプリインストールされている。多くは面倒なサブスクリプション型のOffice 365で、まれに便利なライセンス認証型のProfessional Plusがプリインストールの場合もある。なお、Professional Plusについてはこの記事で(本来はあり得ない)非正規のライセンスキーの販売について検証している。Officeが最初から使えるということで、インストール作業の出来ない人にはある意味での選択理由となるだろう。
ただし、Officeは通常、大学がMicrosoftと包括ライセンス契約をしている関係から、どのPCでもインストールできるように大学または大学から付与されるMicrosoftのアカデミックアカウントのメニューからインストーラがダウンロードできるようになっている。それを利用すれば事実上、どのPCでも在学中はOfficeが無料で使用できることになる2)ただし、インストール可能上限が設定されていることあり、多くの場合2台までとなっている。3台目以降にインストールする場合、以前にインストールしたPCでアンインストールするか、アカウントメニューからOfficeの無効処理を行うことで可能になる。。場合によっては丁寧にインストール方法について解説した説明書も用意されている。それでいて出来ないのなら問題だが、大抵の人はできるはずである。以上のことを考えると、Officeプリインストールは購入理由にならないと考えることができる。
ツッコミ3:大学推奨、それは自分にとって推奨か?
生協PCは大学が推奨しているPCであり、スペックも大学4年間でずっと使用できるように調整されている。そのスペックは以下のようにされていることが多い。なおスペックは2020年12月時点の情報で整理している。
- CPU: i3(8th Gen)以上
- Storage: SSD(NVMe) 256GB
- RAM: 8GB(LPDDR3-1600)
- Battery: 10h以上
- WLAN: IEEE802.11a(W52/W53/W56)/b/g/n/ac/ax
- Interfaces: USB3.0(Type-A)x2以上、USB3.1 Type-C(Thunderbolt 3, USB Power Delivery)x1、HDMI out x1、VGA out x1、mic/earphone φ3.5 jack(各x1)
- Type-Aポートについてはうち1つがUSB sleep and charge3)PCの電源がOFFであってもUSB接続した機器が充電可能な機能。これは東芝の名称で、メーカーによって名称は異なるが同じ機能のことを示している。対応であることが多い。
- Camera: 内蔵インカメラ(画質問わず) … 死のコロナウイルス情勢下のオンライン講義などを考慮
- Weight: 1000g以下
まとめると、大半がこのようなスペックで、価格は大体が12万、上位グレードがある場合(主にCPUとモニタの性能差)それが18万程度である。なお前述の通り生協独自の保証も価格に含まれているため、単純に本体価格だけを考えれば10万円程度となるだろう。なお、現状は死のコロナウイルス情勢もあってオンライン講義が一般化しているため、内蔵インカメラも要求されるようになってきている。これがないPCは、別途安く買えるUSB接続可能なカメラが要求されている。授業用であれば安いので十分だ。
ただ、上記のスペックは人によっては足りないことも、ちょうどいいことも、過剰なこともある。これに関しては個々の価値観に依存するため一概に言うことはできない。ただ、大学に持ち込んで使うというのであれば、そこですることは軽いネットサーフィン、レポート作成、動画視聴であろう。そう考えれば過度に高額で高性能でなくても問題ないはずである。それに、無駄にスマホの性能が高くなっていることを考えれば、動画はスマホで観るとしてしまえばPCで動画視聴をするスペック分を削れる。そうすれば別にCPUは古くてもよく、RAMもマルチウィンドウを前提としなければ(仮想メモリをうまく使いこなせば)、4GBでも十分事足りるであろう。仮想メモリについてはその方法は過去に書いたので参照してもらいたい。
また持ち運ぶ関係から、置き引き・置き忘れ・盗難のリスクを考えると、折角高額なPCを買ってそんな被害に遭ったら笑い話では済まないところもある。なお、盗難被害に対しては動産保険が適用されるが、補償額<購入額であることが多く、購入額まで補償してくれないとは、購入する意味はあるのだろうか。購入する人からすれば、それを期待している人もいるわけで、これは優しくない。
このように捉えると、生協PCは推奨といえど、一度立ち止まって考えた方がよくなる。自分がPCでしなくてはならないことまたはPCでしたいこと、そしてPCのセルフマネジメント(=物理的に破損させない、ウイルス対策等PCを自分でしっかり管理すること)ができるか生協PCの性能を照らし合わせ、果たしてそれで満足するか、或いは満足しないかを自問自答するといいだろう。おそらく、価格的に満足しないと思うが。
実体験:大学4年間は中古PCで生活していた
私もかつては大学生であった。が、無事に社会不適合者になってしまい、社畜にはなれなかった。そんな私が自分用のPCを持つのは、大学生になってからだった。ただ、それ以前から共用のPCは一台あったので、PCはそれなりには使える状態であった。ただ、高度な技術を習得するまではいかなかったが。
その私がPCを初めて買いに行ったのは、中古PCに定評のあるドスパラである。生協PCは無視した。ただ、当時は生協PCの存在を知らなかっただけかもしれないが。そこで買ったのは、新品の一般ユーザー向けでなく、中古の一般ユーザー向けでもない、中古の法人向けのPCだった。それも富士通である。FMV-R8250、法人向けでは軽量の機種である。

価格は憶えていない。2万円くらいはしただろうか。少しだけ「不具合」があって、それで安くなっていたようである。CPUはCore 2 Duo SL7100, RAMは最大4GB, 画面は1280×800。これでも「課題」を行うにはそれほど困らなかった。別にゲームをやるわけではないので、性能は必要なかったからである。ただ、初代のこれはちゃんとしたPC用バッグを使わなかったために物理破損がひどくなり、次第に使えなくなってしまった。およそ1年くらいは使ったと思われる。次に2代目となるのだが、これが以前持っていたHP EliteBook 8440pである。これは2年生あたりに買ったものだろう、正確には憶えていない。価格もやはり2万円だっただろうか。
法人向けであるため、性能も抑えられている。だがCPUはi5-520M(後に560Mへ換装), RAMは最大8GB, 画面は1366×768で前よりは戦える性能であった。実際、これを卒業間近までは使っていた。使えなくなった原因は自分で壊してしまったのだが、それは完全分解したときに失敗してしまったためである。なので事情が特殊である。とはいえ8440pにはかなり無理な運用をさせて、何度も耐熱限界で停止させたことや画面左側に液晶が内部損傷しかけて縦に線が現れて使い物にならなくなっていたことを考えれば、まあ頑張った方である。そして3代目のHP EliteBook 8570wになり、現在に至る。これは状態のいい中古をYHOC!で合計4万円である。ただし、クーポンとポイント差額で¥32,000まで落とした。
私の場合、途中2回の再調達を挟んでいるが、大学4年間は中古PCだけでこなすことができている。しっかりした保護ケースを調達して使用していれば、最初のFMV-R8250でも4年間使うことができたかもしれない。
結論:中古PCは状態と性能が良ければ4年間使える
私の実体験から言える結論としては、大学4年間で使うPCは中古でもOK、ということだ。ただし、1つのPCを4年間使い続けるという意味では、状態が良く性能もそれなりでなければ難しい。逆に言えば、好条件の中古PCなら長く使える。もちろん、PCを保護するためのケースは必須だ。あれだけ言っておきながら、在学中は保護ケースを使用していなかったので物理破損し、中身よりも外装で使えなくなるという馬鹿なことをした。勿体ないことだと振り返って思う。
また持ち運びをする以上、どんなPCでも物理破損、盗難など様々なリスクに晒されるということである。その意味では、「使えなくなってもいいPC」として安くてそれなりの中古PCを買い、それを持ち運ぶのがいいだろう。またも経験談で申し訳ないが、最悪Core 2 Duo/RAM 4GB(DDR2-667)でもレポート作成をするには足りるであろう。実際私はそれでこなしていたので、PCに贅沢を求めなければ十分行けるものである。ゲームがしたければゲーム用に、デスクトップPCを置いておく方がいい。大学に来てまでPCでゲームはちょっと意味がわからないし必要ないことだ。
この例は極端なので流石に参考にはしづらいが、最近の中古PC市場は展示品・デモ機を整備し、状態のいい中古として売る、所謂新古品も多い。それらは小さな傷と汚れがついていることが殆どであるがそれを妥協できるのであれば、大学4年間のPCとして選んでも損はないだろう。あとはどのPCでもそうだが、定期的に清掃してやれば大丈夫だ。
以上で、生協PCへのツッコミは終了である。他にもツッコミたいことを発見したら、追加する予定である。
結論とまとめ
さて、最終的な結論とまとめである。
結論:
自分に合ったスペックと価格のPCを買うのが一番
結局のところ、これに尽きる。この結論だと結局自分次第かよ、と逆ツッコミが起きそうだが、それは仕方ない。人の価値観は千差万別である。何に重きを置くか、それを誰かが決めたりするのはナンセンスだ。したがってこれから社畜訓練する備える大学1年(予定)がこれを読んだとして、それでも生協PCを選択する人はいるだろう。私はそれについて、批判も賛美もしない。それは意味のない行為だ。
ところで、生協PCを買わず、家電量販店の新品PCも買わず、中古PCを買う理由としては、安いのに性能がそれなり、はずれなら中古だし仕方ないで解決し、当たりを引けば長く使えていい買い物をした、ということがあるからだ。そして適切な取り扱いをすれば、自然故障によって使用できなくなるまで使えるというもの。そして金の節約にもなる。
私は、せっかく大学生なのだから、PCにばかり金を使わないでもっと他のことに金を使うべきであると考えている。所詮PCは壊れ物であり、持ち運びをする前提なら尚更壊れやすい。だったら安くてそれなりのものにして、本来生協PCを買う分で余った金を、遊びやら他の必要なものやら食事やら、好きなことに使うべきだ。
もし、これを読んでいるのが4月に大学生になる人であれば、自分にとって何が大事か、何に金を使いたいかを考えてほしい。もし生協PCよりも優先したいことがあるなら、あえて生協PCにしないで中古の自分が気に入ったPCにして、そっちに金を使うといい。生協PCでなくても大学4年間は乗り切れると私自身が経験済みだからである。
以上、大学生協PCに物申す!~そのPC、高すぎです!~であった。それでは、次回の記事で会おう。
リンクス岐部(LINKS-KIBE) at 00:41 Jan. 10th, 2021
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脚注
本文へ1 | 参照:オリジナルパソコン|受験生・新入生応援サイト|金沢大学生活協同組合 このページでは自転車から落とした、踏んだ、ペンを挟んだなどが代表例として挙げられている。ただこれは流石にずぼらと言わざるを得ない。普通はあり得ない壊し方である。 |
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本文へ2 | ただし、インストール可能上限が設定されていることあり、多くの場合2台までとなっている。3台目以降にインストールする場合、以前にインストールしたPCでアンインストールするか、アカウントメニューからOfficeの無効処理を行うことで可能になる。 |
本文へ3 | PCの電源がOFFであってもUSB接続した機器が充電可能な機能。これは東芝の名称で、メーカーによって名称は異なるが同じ機能のことを示している。 |