NTFS パーティション上のディレクトリ [ファイル] の暗号化を表示または変更します。 CIPHER [/E | /D | /C] [/S:ディレクトリ] [/B] [/H] [パス名 [...]] CIPHER /K [/ECC:256|384|521] CIPHER /R:ファイル名 [/SMARTCARD] [/ECC:256|384|521] CIPHER /P:ファイル名.cer CIPHER /U [/N] CIPHER /W:ディレクトリ CIPHER /X[:EFS ファイル] [ファイル名] CIPHER /Y CIPHER /ADDUSER [/CERTHASH:ハッシュ | /CERTFILE:ファイル名 | /USER:ユーザー名] [/S:ディレクトリ] [/B] [/H] [パス名 [...]] CIPHER /FLUSHCACHE [/SERVER:サーバー名] CIPHER /REMOVEUSER /CERTHASH:ハッシュ [/S:ディレクトリ] [/B] [/H] [パス名 [...]] CIPHER /REKEY [パス名 [...]] /B エラーが発生した場合に中断します。既定では、CIPHER は エラーが発生しても実行を続行します。 /C 暗号化されたファイルに関する情報を表示します。 /D 指定されたファイルまたはディレクトリの暗号化を解除します。 /E 指定されたファイルまたはディレクトリを暗号化します。後で追加 されたファイルが暗号化されるようにディレクトリをマークします。 親ディレクトリが暗号化されていない場合、暗号化されたファイルは、 変更されるときに暗号化を解除されます。ファイルおよび親 ディレクトリを暗号化することをお勧めします。 /H 隠しファイルやシステム属性のファイルを表示します。既定では これらのファイルは省略されます。 /K EFS で使用するための新しい証明書およびキーを作成します。この オプションを指定すると、その他のオプションはすべて無視されます。 注意: 既定では、/K によって現在のグループ ポリシーに準拠する 証明書とキーが作成されます。ECC が指定されている場合、 指定のキー サイズによる自己署名証明書が作成されます。 /N このオプションは /U を指定した場合にのみ動作します。 このオプションにより、キーが更新されなくなります。ローカル ドライブ上のすべての暗号化ファイルを探すために使用されます。 /R EFS 回復キーと証明書を作成してから、それらを .PFX ファイル (証明書と秘密キー) と .CER ファイル (証明書のみ) に 書き込みます。管理者は、ユーザーの回復キーを作成するために .CER の内容を EFS 回復ポリシーに追加し、個々のファイルを 回復するために .PFX ファイルをインポートすることができます。 SMARTCARD が指定されている場合は、 回復キーと証明書をスマート カードに書き込みます。 .CER ファイルが生成されます (証明書のみ)。 .PFX ファイルは生成されません。 注意: 既定では、/R は 2048 ビット RSA 回復キーと証明書を作成 します。ECC が指定されている場合、その後にキー サイズ 256、384 または 521 が指定されている必要があります。 /P 渡された証明書から、base64 でエンコードされた回復ポリシー BLOB を作成します。この BLOB は、MDM 展開用の DRA ポリシーを 設定するために使用できます。 /S 指定されたディレクトリと、その下にあるすべてのファイルと サブディレクトリに対して指定された操作を実行します。 /U ローカル ドライブのすべての暗号化ファイルを参照しようとします。 これにより、現在のユーザーのファイル暗号化キー、または回復キーに 変更があった場合、これらが更新されます。このオプションは /N 以外の他のオプションでは動作しません。 /W ボリューム全体で利用可能な未使用のディスク領域から、データを削除し ます。このオプションを選ぶと他のオプションはすべて無視されます。 ローカル ボリュームのどの場所にあるディレクトリでも指定できます。 ディレクトリがマウント ポイントである場合、または別のボリュームの ディレクトリを指し示す場合は、そのボリュームのデータが削除されます。 /X EFS 証明書とキーのバックアップを、指定された名前のファイルに 保存します。EFS ファイルが指定されている場合は、ファイルの暗号化 に使用されている現在のユーザーの証明書のバックアップが作成され ます。指定されていない場合は、ユーザーの現在の EFS 証明書と キーのバックアップが作成されます。ローカル PC 上の現在の EFS 証明書の拇印を表示します。 /Y ローカル PC 上の現在の EFS 証明書の拇印を表示します。 /ADDUSER 指定された暗号化ファイルにユーザーを追加します。CERTHASH が指定 されている場合は、この SHA1 ハッシュを含む証明書が検索されます。 CERTFILE が指定されている場合は、ファイルから証明書が抽出 されます。USER が指定されている場合、CIPHER は Active Directory ドメイン サービス内でユーザー証明書を検索します。 /FLUSHCACHE 指定されたサーバー上で、呼び出し元ユーザーの EFS キーのキャッシュ をクリアします。サーバー名が指定されていない場合は、ローカル コンピューター上の呼び出し元ユーザーのキー キャッシュがクリアされます。 /REKEY 指定した暗号化ファイルを、構成済みの EFS の現在のキーを使用する ように更新します。 /REMOVEUSER 指定されたファイルからユーザーを削除します。CERTHASH は削除する証明書の SHA1 ハッシュである必要があります。 ディレクトリ ディレクトリのパスです。 ファイル名 拡張子を伴わないファイル名です。 パス名 パターン、ファイル、またはディレクトリを指定します。 EFS ファイル 暗号化されたファイルのパスです。 パラメーターを指定せずに CIPHER を実行すると、現在のディレクトリとディレク トリに含まれるすべてのファイルの暗号化状態を表示します。複数のディレクトリ 名やワイルドカードを指定できます。複数のパラメーターはスペースで区切ります。