この記事の概要を簡単まとめ!
- ゆかりねっとコネクター、4周年を迎える
- イベントを前にゆかコネの1年を軽く振り返る
- 2月を目処に始まったゆかコネアンバサダー2期生募集
- イベントは4月8日午後8時、clusterで開催
- 前イベントに続き、cleaちゃんが主軸となり企画・進行された
- 2022年3月からの出来事や活動結果をcleaちゃんや第1期アンバサダーから報告
- 新たな2期生7名、さらに異なる分野で活動する人も増えた
- 今後の更新で2期アンバサダーイラスト追加、1期も更新される
- 配信の外では役職・観客が自由に交流する場となる
- 5年目のゆかコネ、字幕・翻訳エンタメはもっと盛り上がる
人生は不安定である。それは未来が分からないということ、今日隣で元気な人は明日には抜け殻になっているかもしれないという不測の事態が起きない可能性が0.1%でもあること。その人は、私とは直接的な関わりはあまりなかったものの、共通のコミュニティに所属していたのと、VRChatでは何度もそのコミュニティで互いに見ているので、決して無関係には思えなかった。明日は我が身、というのは単なる洒落でもないのかもしれない。
未来が分からなかったのは私も同じで、偶然に見つけたゆかりねっとコネクターから始まった、ゆかコネ関連、VTuber関連ツールの調査。ゆかコネ公式ガイドcleaちゃんを主軸とするVTuberとの交流。その後は代理という形の自分である無音烏を生成したがこれはうまくいかなかったので、後にKIBEKIN自身としてVTuberになり、ゆかNEOとわんコメを検証している。下手に取り繕ったり制限するよりも、そのままでやった方が楽しいとは実際にやってわかったことである。
ゆかコネはメインをゆかNEOにしてからも名称としては「ゆかコネ」で通っている。これの始まりは2019年2月1日時点では既に存在していたものであると確認できている。Nao氏の想いからから始まったこれも今年で4周年となり、3周年イベントもついこの間のように思える。今回は開催時期を上手く調整して4月8日に4周年イベントが開催されたので、そのレポートとその間に起きたことをまとめることにした。
ひとっ飛びできる目次
~5年目の字幕・翻訳エンタメに向けて~
ゆかりねっとコネクターのあゆみ
ゆかりねっとコネクターの登場
静岡福祉大学の非常勤講師である森直之氏、インターネット上での活動名でNao氏が制作した「ゆかりねっとコネクター」。今更このことについての解説は不要であろう。明確な配布時期は不明だが、FANBOXの投稿の最古が2019年2月1日である。この頃には既にリリースされていた。大学での研究成果をエンタメに使用するということはよくある話だが、音声認識精度が高いUDトークと組み合わせているので本格的に作られている。そこに翻訳機能を加えて任意の言語に翻訳できるようにしている。海外ユーザー向けの配信でも使いたいという要望に応えるために実装したもので、2019年頃は配信サービスの流行の兆しは既に世界規模で見えていたことになる。そしてその通りになった。
このアプリは登場後しばらくして、2020年6月20日からcleaちゃんが使用を開始するようになり、配信では常に使用するようになった。当時は積極的に使用するユーザーで最も目立っていたのはcleaちゃんであると推測され、その後は2020年12月9日に「ゆかりねっとコネクター」多言語字幕アンバサダーに任命され、ゆかコネ=cleaちゃんの図式が成立することとなる。また、cleaちゃんの活動方針である「1つのゲームを世界で楽しめる」「難聴の人や文字を必要する人達に楽しんで貰いたい」という部分とゆかコネとの相性は良く、これによりcleaちゃんのリスナーは世界中に存在するようになっている。
cleaちゃんがゆかコネを使用した活動を行うことによる宣伝と実証、Nao氏の本業の合間に行われる日々の改善、2020年頃からのVTuberの拡大を受けて、ゆかコネユーザーは次第に増えていった。その際、ユーザーからの要望も上がるようになってきたため、その要望にできる限り応える形で機能を実装していった。元々は字幕と翻訳に特化したゆかコネは、ユーザーのしたいことが可能な限り実現する、マルチエンタメツールとして進化していったのである。
アプリリリースから5年目を迎えたゆかコネの歴史
2019年にアプリがリリースされてから、2023年に入って既に4周年を迎えている。そこでこれまでのゆかコネの歴史を軽く振り返ってみる。
- 2019年1月頃:ゆかりねっとコネクターの提供を開始
- 2019年2月:有料版翻訳エンジンの提供を開始。FANBOXからの支援で利用可能になる。
- 2020年1月:キャラクター表示やルビの実装を行った。
- 2020年4月:コラボ機能、OBS流し込み機能が利用できるようになった。
- 2020年5月:Chromeの音声認識が利用可能になった。
- 2020年6月:DeepL翻訳に対応。
- 2020年6月20日:cleaちゃんが使用開始。
- 2020年8月:サポートのためにDiscordを開設。
- 2020年12月9日:cleaちゃんが「ゆかりねっとコネクター」多言語字幕アンバサダーに任命された。
- 2021年2月:VirtualCast向けにゆかりねっとコネクターVCIを開発。
- 2021年5月:CeVIO対応。
- 2021年11月:ゆかりねっとコネクターNEOが新展開される。
- 2021年12月:Vket2021にゆかりねっとコネクターとして出展。
- 2022年3月25日:ゆかりねっとコネクター3周年イベントを実施。cleaちゃんは公式ガイドへ、1期アンバサダー8名が選定された。ここから主軸はゆかNEOへ移行することも発表された。また、わんコメとの連携を開始した。
- 2022年5月:わんコメとの連携によりわんコメテンプレをゆかNEOで利用可能になった。翻訳をわんコメで取得したコメントにも適用できるようになっている。
- 2022年9月:ゆかNEO2.0に向けてβテストを開始。
- 2022年10月26日:ゆかNEO2.0、わんコメ4.0が合わせて同時リリースされた(記事)。
- 2022年11月:VRChatにおいてVRC-OSCを利用して字幕と翻訳をVRChat内のチャットボックスへ送信できるようになった(記事)。
- 2023年1月:ゆかNEO、わんコメでVOICEVOXに対応(記事)。
- 2023年2月:ゆかコネアンバサダー2期生の募集を開始。
単純に字幕と翻訳だけの機能から始まったゆかコネは、この4年で様々なことができるようになった。その分ゆかコネそのものはサイズが大きくなり、負荷も決して無視できないものになってきた。そこで2021年11月から字幕と翻訳のみに特化したゆかNEOが誕生し、しばらくはゆかコネと並行して開発されていた。ただ、ユーザーが次第にゆかNEOに移行して利用するようになり、これに合わせてゆかコネを使っていたcleaちゃんも移行し、ゆかNEO用に解説動画を制作して本格的に移行するような体制になっていった。
2022年3月25日に開催されたゆかコネ3周年イベントでは、cleaちゃんの役割を公式ガイドに変更するとともに、第1期アンバサダーの制定によってゆかコネ自体の促進とサポート体制強化を図った。このタイミングで開発メインをゆかNEOに移行することを宣言し、同時にコメントビューアで人気になっていたわんコメとも公式に連携を開始することになり、ゆかNEO(ゆかコネ)ができることを外部アプリも含めて拡大していく形となった。ここ最近のゆかNEOはVTuberが使用することを想定し、いくつかの外部ツールとの連携もプラグインとして提供されている。そのため、VTuberが使うには必須になりつつあるアプリでもある。
ゆかコネ4周年に向けた動き:第2期アンバサダー募集
2023年時点でゆかコネが4周年を迎えるにあたってイベントを開催することは既に決定していたが、その前に行われたのが第2期アンバサダー募集である。前回のアンバサダー募集はDiscord参加者に限定していたが、第2期はTwitterからでもGoogleの申し込みフォームにアクセス可能であり、望む人なら誰でも選考に参加できるようにしていた。開始は1月30日で、終了は2月8日であった。これの内定者については3月中に連絡されており、詳細発表は実際のイベントで行われる。
公式役職としてcleaちゃん(公式ガイド)、あすまくん(イラストレーター)、その次に第1期アンバサダー8人であり、その他のアクティブユーザーがそれぞれで情報を出し合っている状態である。そこに第2期アンバサダーが加わることで、前回以上に広範囲にゆかコネを広められるようになり、サポート体制も強化されることになる。既に1期生はそれぞれ配信、VR、動画制作等のそれぞれで見せ方が異なっているため、cleaちゃんだけでは成し得なかった多方面へのアプローチが実現しているが、それがより拡大することになる。そこには同じような活動をする人もいるが、それぞれでどのように使っているかという微妙な違いが必ずあるはずだ。その差からアンバサダー同士での交流、Discordに参加しているユーザーへの使い方の提示にもなり、ポジティブな影響をより大きくできるはずである。
ゆかコネ4周年イベントの開催
ゆかコネイベントは、第2期アンバサダーの募集と選考に時間がかかること、Nao氏とcleaちゃん、あすまくん、各アンバサダーの時間調整を行い、開催が4月8日の20時に、clusterで開催することを決定した。前回と同様cluster会場に来られない人向けに、cleaちゃんのYouTubeで会場の様子を配信する形である。当日はcleaちゃんが企画運営進行となり、タイムスケジュール的に延長しても90分くらいになることを予定していた。しかし当日までのリハーサルは、cleaちゃんがαUで案内スタッフとしてアバターワークを行っていた関係で夜遅くに行われることが多く、時間的にもなかなか十分には行えなかったようである。そんな中での開催となった。
当日のcluster会場は開場が19:45から、開始が20時からとなった。前回の開催時間はあまりにも早すぎたことを考慮しての時間変更であり、これは多くにとって参加しやすい時間である。とはいえ全員が一堂に会することはどうしても難しく、その場合は前回も行われた動画出演も実施されることになった。そのような事情を経て開催されたゆかコネ4周年イベント、実際に会場に行きそのレポートを書くことにした。
ゆかコネ4周年 会場レポート
当日のプログラム
当日の進行プログラムは以下の通りである。
- 20:00 全員の準備が整い、開始前の最終チェック
- 20:05 cleaちゃんのYouTubeで配信を開始し、これを合図にイベントスタート
- 20:06 cleaちゃんとNao氏の挨拶
- 20:08 ゆかコネ運用実績報告(Nao氏)
- 20:10 公式担当・第1期アンバサダー活動報告
- 20:11 公式ガイド clea
- 20:16 公式ストリーマ/イラストレーター あすまくん(メッセージ、Nao氏代読)
- 20:20 第1期アンバサダーが順次活動報告(ニコ→卯塚ウウ→わたあめ子→朝日ゆい1)当日はcleaちゃんの配信のカメラ担当もであり、その関係でデスクトップからclusterを利用していた。→猫入あこ(動画)→君友ゆるし(動画)→L*aura(動画))。この7名は続投。
- 20:51 第1期アンバサダー Inanaku Muu(ムウーちゃん)卒業報告
- 20:52 第2期アンバサダー発表
- 20:52 第2期募集概要をNao氏から説明
- 20:55 第2期アンバサダー7名発表(磯部もち→母上そらな→阿和音フィロ→あげヮラのぽよ麻呂→ヤタノ(会場には不在)→未知カケル(動画)→甘姉ミナ(動画))
- 21:20 ゆかNEOアンバサダー設定機能のイラスト追加・更新情報
- 21:22 総括と記念撮影
- 21:25 cleaちゃんのYouTubeは配信終了
- 21:26~ 自由解散形式で会場で自由に交流
- 会場BGM協力:L*aura(楽曲提供)
ゆかコネ運用実績報告
3周年イベントの時での発表では、支援者数は500人以上、フォロワー数は1000人以下とのことであった。それがこの1年の間で、支援者数627人、フォロワー数1295人を記録した。翻訳量については月平均量が1億5000万数、最低値が1億3500万前後、最大値が22年10月~11月の間の1億8500万前後であり、数値及びグラフ的な上下こそあるが、極端な上下はしていないことが分かる。そのため確実に利用ユーザーが存在することの証明になっている。
これは第1期アンバサダーを2022年3月に任命したこと、わんコメとの連携を開始したことで、ゆかコネ自体が多くの人に認知されるようになったことで利用するリスナー兼配信者が増えたこと、これまでわんコメのみ使ってきたユーザーもゆかコネを同時に使用するようになったことによるものであると考えられる。やはり実際に使用しているユーザーを見ること以上の見本はあまりないので、その意味では非常に効果的な方法であった。そしてその姿勢はこれからも変わらず続くものとなる。各々の使い方で色々な人にリーチをかけ、これまであり得なかったことをゆかコネで可能にする、より実践的で楽しい使い方が実現できるよう、「ゆかコネでやりたいことへの支援」も強化していく方針である。
公式担当・第1期アンバサダー活動報告
公式ガイド clea

2022年3月以降、cleaちゃんの外部メディアへの出演は増えており、これによりゆかコネも様々な人が目にする機会が増えた。また公式ガイドとして活動する中で、ゆかコネユーザーと話をする機会も増えている。これには現在進行形で使用中の人もいれば、過去に使っていた、導入を断念した人など様々である。使用ユーザーで気になる人にはcleaちゃんからアプローチをすることもあったようで、これは過去のcleaちゃんの配信でのコラボ相手にもみられる。
cleaちゃんは株式会社ePARAと連携して活動している。この詳しい内容はcleaちゃんを解説した記事を参照してもらうとして、ゆかコネからの関連で「情報保障」を学ぶ機会があるなど、文字を必要とする人に対してより広く届けられる機会が増えるようにもなった。同時にアバターワークを積極的に行うようになったcleaちゃんは、現実に限らずメタバース空間においても字幕が欲しいという要望も耳にするようになり、「リアルタイム翻訳字幕」の文化を広げてきた第一人者的存在として、cleaちゃんの自信に繋がっている。ちなみにイベント前にもアバターワークを行っている。
cleaちゃんからのゆかコネユーザーへの想いとして、コミュニケーションの補助輪でもいいので、楽しみの一つとして字幕コミュニケーションが増えていけるような手伝いをしていきたいという決意を語ってくれた。cleaちゃんとしてはメタバース空間で見かけたら是非とも声をかけて欲しいとのことであり、それ以外にも写真やコラボ依頼なども募集中で、これが「会えるVTuber」cleaちゃんの強みである。現在はαUで公式スタッフとして指定時間で活動しているので、そのタイミングで遊びに行くとcleaちゃんが喜ぶので気軽に遊びに行こう。cleaちゃんも言っているように、コワクナイヨー。
公式ストリーマ/イラストレーター あすまくん
ゆかコネの提供開始当初から協力している公式ストリーマ/イラストレーターのあすまくんは、当日は会場には来られず、YouTube配信の方でリスナーとして参加している。ここではNao氏にメッセージを預けている。初代ゆかコネアイコンに使用されていた赤い髪のキャラクターを描いたのもあすまくんであり、現在はアイコン担当でもあり、最近配信も積極的にするようになった。自費で3Dモデルを製作したことで、キャラクターデザインも名前も今後は安定するとのことである。
ゆかNEO2.0記事でも解説したこととして、オプションからアンバサダー(推し)の設定ができる機能があるが、これのイラストもあすまくんが制作した。2期生追加に合わせて継続する1期生も新規描きおろしとなっており、今後はこれが新規リリースされるバージョンに追加されることになる。それ以外の創作にも力を入れており、ゆかコネからグッズ展開される時の功労者として活躍することは間違いないものになるはずだ。なお、私のアンバサダー設定はcleaちゃんで変動はない。
第1期アンバサダー報告
第1期アンバサダーはプログラムに書いた通りの順で各自が報告していった。

01: ニコ
前回とは打って変わり、独自の3Dモデルでの登場である。イエティモデルは同じくアンバサダーであるあめ子制作である。背中にファスナーがあるが中に人はきっといない。活動は他のアンバサダーとのコラボ企画によって、ゆかコネの使い方を逆に教えてもらうということが多かったようである。配信ではシンプルに字幕と翻訳の機能を使用することが中心で、周りは色々な使い方をしているということで、勉強になることが多かったという。
ニコのメインプラットフォームはTwitchであり、海外ユーザーが多いそこではコミュニケーションサポートツールとして非常に役立っていて、ゆかコネによって海外の友人もできたほどである。また、英語勉強にも役立つ部分があり、以前よりも喋れるようになったとも語っている。単純に字幕と翻訳を目的に使用したとしても、言語が異なる誰かとも繋がれることや、言語学習の補助になることを証明している。言語学習については、もっと後にそのプロが控えているのでそこでも証明できる。
02: 卯塚ウウ
様々な「新しい物」に手を伸ばしては、いつも使っている風船のように自分のものにしてフル活用することでお馴染みのうーちゃん。ChatGPTをはじめとするAIを利用する研究が最近のトレンドで、実際にChatGPTをベースにうーちゃんが修正した台本を持っての登壇となった。内容が私の1記事相当なゆかコネに関すること、実際にうーちゃんが使っている例を詳細にまとめた、ゆかコネを触れるならまず読ませたい資料に仕上がっていた。詳細を語ると本記事がパンクするのでなくなく省略するが、この台本は公開中で、誰でも見ることができるようになっている。それほどまでに非常に良くできている台本である。
ゆかコネアンバサダーであると同時わんコメアンバサダー(=わんバサダー)であり、この2つを存分に生かしたものを配信でよく使用している。また、イベント中ではあまり触れなかったが、うーちゃんもマルチプラットフォーム配信しているため、わんコメの機能でどこからのコメントなのかが分かるようになっている。最近導入したAItuber、マイラ U-001もうーちゃんの最近の研究成果であり、これもゆかコネとわんコメの機能をフル活用して動かされている。また、各VR-SNSでも字幕と翻訳を持ち込んで研究と活動している姿を見ることができ、Vket等ではいつも制作しているバルーンアートについて出展していると同時、ゆかコネとわんコメについても宣伝している。そしてDiscordでは最も要望を出して様々な機能が追加されていくので、うーちゃんなしにゆかコネは「その先の進化」ができなかったと言えるほど功労者である。
ちなみに、各アンバサダーの持ち時間3分のところ、10分になっていた。しかしうーちゃんなので許された。完全版はうーちゃんの配信のどこかで行われるものとみられる。またその際は、同じ試みをしている人を呼んでどのようにやっているかをそれぞれ語る配信も予定している。
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03: わたあめ子
ニコの3Dモデルを制作したあめ子。モデルに限らず他の小物なども制作しており、Vketでも過去に何度か出展している。配信内容はゲームからモデリング等の創作作業、VR-SNS散策まであらゆるものを行っている。それまではユーザーは日本が多かったが、ゆかコネの利用によって海外ユーザーも増えたという。つまりゆかコネによって海外ユーザーもコメントしてくれるようになったということである。自身の活動を知ってもらうという意味ではゆかコネの存在が非常に助けになった1年であった。
あめ子的なゆかコネの便利ポイントとして、ミュート芸がある。マイクの音声をOBSで有効にし忘れたことで声が乗らないということはVTuberにありがちな話で、これでは「声では」何を言っているかは伝わらない。しかしマイク自体は有効であったり、音声認識経路を別で取っている(=スマホ版UDトークを経由する)のであれば、字幕と翻訳は表示されるので何を言っているかはなんとなく分かる。これによりコメントでミュートであることを伝えられるので、失敗を少なくすることができるようになる。もっとも、cleaちゃんのように実験のためあえて音声を切った例も存在するので一概には言えないが、少なくとも声はあった方がいいのは確かである。
04: 朝日ゆい
当日はcleaちゃんの配信のカメラ担当であるため、会場に入って右端のところで操作していた。またこの関係でデスクトップからのアクセスであった。腕の動きが綺麗で立っている時にぶれないのはそのためでもある。この1年でゆかコネDiscord鯖に人が増えたこともあり、字幕と翻訳の需要の高さを実際に体感できたという。また、ゆかコネ効果によって登録者数も2000人程増えたということで、ゆかコネに感謝している様子が見られた。
次の1年(2期目)での目標としては、アンバサダーとして様々なことにチャレンジし、楽しいことを積極的にしていきたいとのことである。ゆかコネは既にそのための機能が大量にあり、これからも追加されていくはずなので、今よりももっと楽しいことができるはずである。そして登壇後、カメラ担当のため再び定位置に戻った。VRモードでもドローン機能が使えればよかったのだが、残念ながらそれがないためclusterに要望をぶつけに行くのが最適解であった。
05: 猫入あこ(動画)
当日は予定が合わなかったため、動画出演となる。Twitchメインであり、ゲーム・歌・雑談のフリースタイル配信である。昨年はデビューと重なっての第1期アンバサダーだったこともあって、なかなか他のアンバサダーやそれ以外のリスナーや配信者とのコミュニケーションを取ることができなかったことが悔しかったようである。それをふまえて、2023年はコミュニケーション重視でやっていくという意気込みである。
夏頃から本格的な英語勉強を行うことを決めており、ゆかコネを利用して海外ユーザー(主に英語圏)と共にリアルタイムで発音練習(アクセント、イントネーション)や単語の習得を頑張りたいということである。また、具体的なことは不明だが大々的なイベント開催を予定しているようである。案はまだ出ておらず、1人で考えてもなかなか出てこないとのことなので、暇な時に声をかけてみると、良い反応が返ってくるかもしれない。
06: 君友ゆるし(動画)
エスペラント語といえば、バーチャルフレンド・君友ゆるし。動画出演時は字幕を含めた5言語2)上からEO=イクシードオービットエスペラント語、ES=スペイン語、EN=英語(米/英区別なし)、RU=ロシア語(キリル文字)である。で、ゆかコネアンバサダー随一の多言語ユーザーである。YouTubeで雑談や朗読を行っている。趣味が語学勉強であり、実際に喋ることで勉強になるのだが、現実における勉強方法=英会話教室や海外留学はかなり勇気のいるものである。その背中を後押した存在がゆかコネであった。
ゆかコネの基本機能である音声認識と翻訳は、言語を嗜むゆるしちゃんにとっては「万が一言葉が出てこない」という事態に陥ったとしてもテンポを乱すことなく会話を続けられて、さらに知らなかった単語も出てくるので学習にはもってこいである。字幕を出しながらの朗読、海外では知られていない・ゆるしちゃんが好きなゲームを楽しめることはとても感動することであったようだ。自分でも勉強を進めていく一方で、「語学学習」としてのゆかコネも普及することがゆるしちゃんの願いである。
最後にゆかコネの推し機能の紹介をしつつ、その推しを自分にするように強要宣伝するあたり、抜かりない。
07: L*aura(動画)
cleaちゃん生誕2周年配信で猫耳をそっと添えた犯人でもあるL*aura。当日の会場楽曲はL*aura制作のもので、Nao氏が許可を取って流しているものである。動画出演時は画面の1/2が字幕と翻訳という比率になっており、表示ルールは音声認識が確定してから全て表示する設定にしていたため、非常にゆっくりな喋り方になっている。普段はVRと歌を中心に活動しており、歌系のイベントに出演している姿を確認できる。ゆかNEOはゲーム配信時に使用している。
第1期アンバサダーの中でも字幕がとてもでかいと言われており、これはL*auraが「見やすさを重視すべき」という考えから来ているものである。それと比較する形で、アンバサダーによる使い方の違いを見るようにも勧めている。字幕がでかいことについては実際にその例の動画が会場でも流された。字幕が本当にでかく、ゲーム画面はおろかL*aura自身も覆ってしまうほどに表示するというものがあった。また、音声認識が確定してから全て表示する設定が影響し、字幕表示がめちゃくちゃになっていることもあり、誤認識とは異なる字幕芸を見せてくれる。そしてわんコメも使用している。
最近のゆかコネはVR-SNS関連の機能を強化しており、これとVRで活動するL*auraとは非常に相性が良い。イベント時のエフェクト起動にVRC-OSCやcluster Web Triggerといったものを使えば手放し、音声認識で起動させられるわけで、VR-SNSでイベントを開催する機会が多ければデバッグタイミングも多い。なので今後のVR関連機能の強化には欠かせない存在となるはずだ。
第1期アンバサダー Inanaku Muu 卒業報告
第1期アンバサダーでは唯一の海外アンバサダーであったInanaku Muu(ムウーちゃん)。アメリカ・テキサス州在住である。これが1期生卒業ということになった。cleaちゃんから得た情報によれば、ムウーちゃんはVTuber事務所を立ち上げ、それが大規模になりつつある状況であるという。マネジメントなどが本業となる以上、ゆかコネを宣伝できる時間が無くなってしまっているというのが現実である。とはいえこれは大きな成長であることは間違いなく、前向きな卒業である。
cleaちゃんを先輩と慕っていたムウーちゃん。いずれはどこかで個人、あるいはグループとして携わる日もあるかもしれない。その時にはゆかコネでまたお互いに話せる日も来るかもしれない。
第2期アンバサダーの情報
イベント開催の約2か月半前に立ち上がったのが、第2期アンバサダーの募集である。Discordのログでは1月30日に申請フォームが開かれ、2月8日の終日まで募集していた。元々はDiscord参加者のみを対象にする予定ではあったが、今回はTwitterからも申請できるようになっていた。これについて、応募総数は25名で、Nao氏としては全員を採用したい気持ちを抑えつつ、申請時の資料をもとに7名に絞って、イベント時に正式発表という形になった。今回アンバサダーとならなくとも、第3期以降の募集は予定しているため、今後もアンバサダーは増えていくものと思われる。以下は、そのアンバサダーの情報である。

Gen2 No.01: 超マルチプラットフォームゲームストリーマー 磯部もち
磯部もちは、6プラットフォームへの同時配信を行っている、あまりにもVCn3)ボイスチェンジャーのKIBEKIN的名称。が完璧すぎて全く違和感が感じられないVTuberである。日曜日以外は毎日ゲームをしている。実はわんバサダーであり、これによりうーちゃんと並んで兼任は2人目となる。ゆかコネ×わんコメで出来ることを積極的に使用しており、6か所へ同時配信していようとも、どこからのコメントでどの言語であっても表示できて、ゆかコネの翻訳機能を適用するので全て読めるようになっている。
中国系プラットフォームのbillbillでも配信している関係で、中国人リスナーが多い。これは当日のcluster会場で中国語のコメントがあることからも分かり、しかもそのリスナーが来ているということがあった。また、その資料もちゃんと持ち込んでいる。翻訳先は前述のことから中国語がメインである。ゆかコネとわんコメの両方を使っているため、より連携の部分で捗ることが期待できる。アンバサダーの中では最もアグレッシブである。
Gen2 No.02: 戦業主婦 母上そらな
母上そらな(愛称:そらなママ)は、成人した子供が3人いるリアルママVTuberである。おっとりした感じに反してゲームなどの、その世代から見て若者の間で流行する文化にも理解のある、話の分かるお母さんである。メインはYouTubeで、その際にゆかコネを使用している。定期が水・木の午後4時が料理しながらの配信であり、このとき80%前後が海外ユーザーであるということで、主に英語・インドネシア語・韓国語を使用している。それ以外でもゲーム配信やVRChatでの配信も行っている。子供たちの間で流行っている最新ゲームをやっているようで、世代を超えてトレンドについていけるタイプであるようだ。
英語を勉強しており、少し理解できるがそれでも語彙力が足りずにうまく言えない時がある。その場合でもゆかコネで翻訳した結果を見て、表現方法を理解する辞書替わりでも使用しており、海外ユーザーに意思を伝えると同時、自身の勉強にも役立っている。ゆかコネはまだまだ機能を勉強中というところであり、いずれは使いこなして楽しんでいきたいとのことである。VRなどの最新技術については一応扱えるのだが、詳細な部分はやはり難しく感じるところもあるようで、困っているときはママを手伝う子供になって教えていくとスムーズにできるようになるはずだ。
Gen2 No.03: みんなの弟になりたい海産物 阿和音フィロ
阿和音フィロ(愛称:あまえびちゃん)は、弟になりたいが、どうやったら可愛くなれるのか模索中の小エビVTuberである。第2期アンバサダーになっていきなりの誓いとして、ゲーム配信の全てにゆかコネを使用するという、自身のハードルを急に上げることをした。しかもこのために大量にゲームを買ったということである。とはいえゆかコネは難しくないものなのでおそらく大丈夫ではあろう。最初の目標は海外ユーザーと交流できるようにして、一緒に楽しくやっていくことである。
あまえびちゃんはVRChat, clusterでイベントを開催・参加したり、ゲストを呼んで一緒に探索する配信を行っているので、メタバース(VR-SNS)系VTuberでもある。ゆかコネ導入によって朗読なども今後する予定であるという。Nao氏としては、アンバサダーの任期が終わったとしても使い続けるような状態にしたいとのことで、期待の新人として注目株である。ところでゆかNEOは字幕のコラボ機能を有し、VR-SNS配信で誰かを連れていく場合には誰が発言しているかを明確化できて便利なので、今後絶対に手放せなくなるはずだ。
あと、ショタ系は貴重である。
Gen2 No.04: ギャル公家 あげヮラのぽよ麻呂
あげヮラのぽよ麻呂は、ギャル公家であり、自己申告でPC初心者のVTuberである。OBSもゆかコネもなんとか使えている状態で、そのためにやりたいことはできなかったりと躓きがあるようだ。その分、初心者の視点からゆかコネの「使いづらい部分」を見つけることができる第2期アンバサダーとして、うーちゃん並みにNao氏にツッコミを入れられる存在になることが期待される。
周りの手を借りつつも、こんな方法で自分で解決したという情報発信を行う予定で、これはゆかコネを初めて導入しようと考えている人の助けになることは間違いない。また、現役でDTPデザイナーの仕事をしており、紙媒体のデザインを扱っているので、ゆかコネ向けの配信素材を制作することも予定している。登壇時、デザイナーという視点から早速メスが入り、画面における文字占有比率が多いことを嫌う人に対して、デザインの力で両方が楽しめる画面を作りたいという想いを語ってくれた。ゆかコネ自体のデザインについても昔から多々指摘が入っているとNao氏談であるが、そのデザイン性はぽよ麻呂の手が入ることでスタイリッシュなものになるのではないだろうか。より期待がかかる。
キャラ的に口調は古風なものになるだが、ゆかコネはこれを上手く認識してくれないという。その部分の修正や、エンタメとしての口調縛りも兼ねて、将来的には「ぽよ麻呂口調プラグイン」なるものが追加されることになるだろう。
Gen2 No.05: 仮想空間を旅する九尾の狐 ヤタノ
ヤタノは、バーチャルFOXであり、Meta Questアンバサダーである。実はヤタノについては、VRChatユーザーなら知っている人は多い。それは『#ヤタノの漫遊記』でVRChatのワールド紹介をしている人物だからである。この情報にお世話になったVRChatユーザーは多いはずだ。当日は会場にいるはずであったが、多忙のため欠席だったようだ。詳細はこの時点ではあまり取得できなかったため、後日改めて紹介する形となる。情報が取得できた場合、この項も更新を行う予定である。
Gen2 No.06: おっちょこちょいの武将 未知カケル
未知カケルは、アンバサダーになる前からゆかコネを利用しており、この度第2期アンバサダーとなった武将VTuberである。当日は動画での出演である。実はアンバサダーになる前に、持ち込み企画でイベントで使用するためにNao氏に直接許可取りを行った経験があり、行動力が高い武将である。ゆかコネを使用する以前から海外リスナーが多かったようで、その際は適当に返していた。しかし話が続かないことも多く、それへの対処としてゆかコネを導入した経緯がある。
ゆかコネの導入でコメントも翻訳できるようになったと話しているので、Nao氏開発の同系列のツールであるTwiChaDashや、わんコメの連携機能も導入しているものとみられる。プレイするゲームは多く、中でもRUSTは自分で鯖立てを行い、グループを作って運用している。このことからPC関係にも強いとみられ、キャッチコピーに反して「強い」かもしれない。
『公家もいれば武将もいますね!』――cleaちゃん
Gen2 No.07: あまねく知られるみんなのお姉さん 甘姉ミナ
甘姉ミナは、おいしいで世界中に友達を作ることが夢のお姉さん系VTuberである。まず、でかい。料理・ニチアサ・ASMRをメインとし、活動場所はYouTubeである。インドネシア発のVTuber事務所に所属しているようで、この関係で東南アジアをはじめとして世界中にリスナーがいるので、それらとの交流にゆかコネを利用していくとのことである。また、これを機にジャンルを超えて様々な人と交流していきたいとのことで、ゆかコネを利用した活動に積極的な姿勢である。また、自身のアクセサリはもちろんワイヤレスヘッドホンといった実用的なものまでグッズ販売しているので、(事務所が)商売上手の可能性も高い。
cleaちゃんと同様、(地域こそ異なるが)VTuber事務所に所属しているので、今後は箱推しがそれぞれゆかコネアンバサダーも見に行くということが増えるはずである。つまり海外へのアプローチの機会も増えるわけで、いっそう字幕と翻訳が重要になってくるはずだ。ゆかコネからグッズ展開をするときは皆さんがミナさんの力を借りることになるだろう。コラボしてくれるクリエイターや企業を募集中である。
以上で2期生紹介は終了である。これによりNao氏を除いて公式役職が1+1+7+7で16人体制となる。活動も本業もスタイルも全く異なる16人が集まることで、ゆかコネの5年目はより盛り上がることは間違いないはずだ。
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ゆかNEO更新情報
公式からの更新情報として、ゆかNEO2.0の時点で実装された「アンバサダー(推し)の設定」は、今後の更新で2期メンバーを新規追加し、同時に1期メンバーもイラストを更新することが発表された。あすまくんのイラストは発表時点で仕上がっていて、イベント開催時はゆかNEO本体が調整中の段階であり、様子を見て追加していくことのことである。
しかし何度も言っているように、私はcleaちゃんから変えない。
総括と記念撮影
話すべきことを話した後、今回会場に来ている役職全員が並び、記念撮影を行った。この時に撮ったのが以下である。

この撮影をもって、cleaちゃんの配信は終了となり、イベント自体も終了となった。その後は自由解散となるわけだが、これだけで終わらないのがゆかコネであった。
EXTRA STAGE: 配信終了後の会場
配信が終了しても会場は盛り上がっていた。配信終了後会場に来ていた観客もマイクが解放され、自由に交流できるようになっていた。この時に特に積極的だったのが磯部もちであり、会場に来ていた中国人リスナー達はもちろん、その場にいた殆どの人を巻き込んで撮影会をしていた。その上で磯部もちからフレンドを飛ばしていたので、アンバサダーの中では最もアグレッシブであったと思われる。
アンバサダー同士の会話、観客との会話が見られる中で、私は相も変わらずcleaちゃんと話をしていた。それはある意味でいつもの光景である。それ以外ではやはりうーちゃんである。とはいえ、個人的にVRやαUで遊んでは初対面とも割とそつなく話せるようになっているため、話せないということはない。むしろこのような場所だからこそ、自分とは全く異なる人とも話ができるわけで、それを意識すると話せることも多いのである。
clusterではまだVRでカメラのドローンモードがないこと、字幕と翻訳の送信機能がないということで、次のイベント会場はゆかコネを生かせるようにVRChatにするかどうかという候補の話も挙がった。とはいえ1年が経つ頃にはclusterもその機能が利用できるようになっている可能性もあり、イベント開催の手軽さを考えたとき、5年目もclusterで開催されるのではないかと考えられる。その頃にはVR-SNSにおける字幕・翻訳表示は完璧で、Web Triggerもだいぶ制御が楽になっているはずなので、会場ではエフェクトも飛び交っていることであろう。
この後は会場レポートという形で記事を書くことは確定している。開催が土曜日であったので、定期公開日である水曜日までは中3日で仕上げる必要がある。とはいえ、記事の下準備は完了しており、毎日書いている私には余裕なことである。このことを連絡した際に、これを聞いていたゆいちゃんがどういうわけか私の足下で土下座した。これに続いて周りが土下座するというカオスが発生し、とんでもない笑いを誘った。Nao氏も3点トラッキング土下座を行っており、ゆいちゃん曰く、「VR世界の土下座は安い」とのことであった。

制作者のNao氏をはじめとして、ゆかコネユーザーは皆、それぞれが独自の使い方によって世界中のユーザーと交流し、プラグインでより快適で面白く最先端な使い方を実現し、わんコメをはじめとした多くの外部ツールとの連携で、「したいことが何でもできる」状態になっている。そんな人が多いからこそ、ここまで連携がとれた面白いことができるのだろう。折角使うなら、面白いことを一緒に楽しんで、さらに面白いことができるようにしたい。そんな気持ちが伝わる時間であった。
5年目のゆかコネ、字幕・翻訳エンタメはもっと盛り上がる
ゆかりねっとコネクターが登場してから4年が過ぎた。最初は「字幕・翻訳エンタメ」という部分で考えたとき、そんなものは流行らないと殆どの人が思っていたかもしれない。だが同時に、難聴にとっては字幕の必要性が高まり、海外リスナーを考えたときには相互の言語の理解の限界が考えるべき問題として浮上してきた。最初はNao氏とあすまくんで活動していたこれが、cleaちゃんが使用するようになってからは多言語字幕アンバサダー(初期役職)として加わり、主に3人体制で活動していた。これが2022年3月25日に3周年イベントを開催して1期生が+8人で11人体制、そして今回2023年4月8日の4周年イベントで、ムウーちゃんが卒業する代わり、2期生が+7人で、Nao氏を除いて16人、全員含めれば17人体制となる。事情により少し減ることはあっても、ゆかコネユーザーは増え続けているので、それも含めれば個人開発ツールの中では熱量の大きい盛り上がりを見せているはずだ。そこにわんコメをはじめとする外部ツールとの公式連携で、さらにユーザーが増えていくのである。
とはいえ、ゆかコネができることは多いが、全ての要望には完璧に応えられていないという認識であるようで、今後は「ゆかコネでやりたいこと」についても積極的に支援していく方針である。しかしどんなものが欲しいと言われてもなかなか想像はつかないはずなので、そうであればDiscordで最も要望を出しているうーちゃんと相談してみると、うまい具合に文章化してくれるかもしれない。それ以外の要望についても、Discordで受け付けているうえ、ほかにも多くのユーザーが参加しているので、色々聞いてみるといいアイデアが出てくるはずだ。
ツールも人も推せるときに推せとは、誰かが言って様々な人のもとに行き渡っている。それはゆかコネもそうである。ゆかコネはそんな推しの声が多かったからこそ今日まで継続して運用され、そして様々な機能が追加されて、単純な字幕と翻訳からマルチエンタメツールとなった。その推しの声は新たなゆかコネ推しの人を増やし、その中でも特に熱意ある人はゆかコネ推しを積極的に宣伝する側にまわり、共に盛り上げていく。
だが決して公式役職だけが宣伝する側というわけではない。それ以外でも、連携しているツールの開発者とその利用ユーザー、動画や文字と画像での機能解説者、そしてゆかコネユーザー。ゆかコネに携わるすべての人が、ゆかコネを宣伝できる。ゆかコネの使い方が十人十色であるなら、宣伝の仕方だって十人十色だ。使いたいと迷っているなら、まずは何も考えずにゆかコネ(ゆかNEO)をインストールすればいい。そしてDiscordに行けば、あたたかく出迎えてくれる。
そしてこの瞬間から、君はゆかコネを推す1人のユーザーになる。
以上、ゆかコネイベントレポート~4周年とこれからのゆかコネ~であった。ゆかコネは、これからもっと盛り上がるはずだ。
KIBEKIN at 00:00 Apr. 12th, 2023
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